航空システム工学科3年 小玉隆之介さん。
全日本学生室内飛行ロボコンで、KIT金沢工業大学 夢考房小型無人飛行機プロジェクトが2部門に出場。ユニークデザイン部門では「折鷲」チームがSkyDrive賞を手にしました。「折鷲」は、翼が上下に折れ曲がる設計やアホウドリの特性を模倣した技術を採用、またプレゼンテーションでは火星での飛行にも触れ、その設計思想が評価されました。機体設計を担当したのは小玉隆之介さん。昨年の大会では、セルロースナノファイバーを初めて複合材として使用するなどアイデアを夢考房でつぎつぎと形にしています。
KITチームが作り上げたまさにユニークな機体を、小玉さんのインタビューとともにご紹介します。
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大学院機械工学専攻博士前期課程2年 大賀竜平さん。
8月、三重県でジェットエンジン固定翼ドローンの飛行試験が行われました。これは、KIT金沢工業大学大学院の授業の一環として実施され、新型エンジンの飛行特性の取得と、学生が作成したプログラムによる初めての自律飛行試験を目指したものでした。離陸から着陸まで全工程の自律飛行プログラムを作成したのが、大学院2年 大賀竜平さんでした。ドローンに高い関心を持ち、静岡県からKIT航空システム工学科に進学。学部1年次の秋からは、実運用をめざしたドローン研究に取り組む赤坂研究室に通い始めました。今回のテスト飛行では、機体のトラブルで自律飛行の実証までは至りませんでしたが、大賀さんは飛行シミュレーションを重ね、実現に向けた研究を続けています。
飛行試験の様子とともに、ドローンへの思いを話す大賀さんをご紹介します。
大学院機械工学専攻博士前期課程1年 井口小太郎さん。
千葉県からKIT航空システム工学科に進学しました。学科の学びにいかせるような活動がしたいと、学部1年次から夢考房人力飛行機プロジェクトに参加。コロナ禍で活動の制限を余儀なくされましたが、3年次には、飛騨エアパークでの飛行が実現しました。森合研究室所属後は、ロケットと極超音速ジェットエンジンを組み合わせた航空宇宙用の未来型エンジンについての研究に熱心に取り組んでいます。
充実した日々を送る井口さんの姿をご紹介します。
大学院機械工学専攻博士前期課程1年 吉永翔哉さん。
この春からKIT金沢工業大学大学院に進学した吉永翔哉さん。宇宙開発に関わることを学んでみたいと静岡県からKITに進学しました。学部1年次から学生が開発した人工衛星の打ち上げと運用をめざす、夢考房人工衛星開発プロジェクトに参加。学科や学年を超えた仲間とのものづくりは貴重な経験になったと言います。そして卒業研究は、念願だったロケットと流体力学に関するテーマに取り組んだ吉永さん。
大学院ではさらに研究を発展させていきたいと話す吉永さんをご紹介します。
大学院機械工学専攻博士前期課程2年 齊藤寛泰さん。
子どもの頃から鳥や昆虫が好きだったという齊藤寛泰さん。鳥たちが空を飛ぶしくみを学んでみたいと福井県からKIT金沢工業大学航空システム工学科に進学を決めました。学部4年次からは、赤坂研究室でヘリコプタの騒音低減について取り組み、大学院進学後は、主翼付きタンデムロータヘリコプタ機の空力特性について数値流体解析を用いて進めていきました。空飛ぶクルマなどにも応用可能なテーマです。
社会に出てもいろいろなことにチャレンジを続ける技術者になりたいと話す齋藤さんをご紹介します。