大学院電気電子工学専攻博士前期課程2年 鈴木啓太さん。
電気について学んでみたいと愛知県からKIT金沢工業大学に進学を決めた鈴木啓太さん。6年間の学びの集大成として取り組んでいたのは、降雪地域での太陽光発電量の正確な予測・最適な運用をめざした研究です。天候などに左右される再生可能エネルギーですが、それをミックスすることで安定的な供給が可能になります。鈴木さんは気象データだけでなく、カメラの映像情報をもとにパネル上の積雪率を予測することで、より精度の高い発電量予測や検討を行いました。その成果を国際学会などで発表してきた鈴木さん。
KITでライフラインとしての電力の重要性を学び、社会人として新たな一歩を踏み出す鈴木さんをご紹介します。
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大学院電気電子工学専攻博士前期課程2年 光内雅己さん。
北海道からKIT金沢工業大学電気電子工学科に進学した光内雅己さん。入学した当時は自己肯定感があまり高くなかったと振り返りますが、友人の言葉をきっかけに学びに対して前向きな姿勢に変わっていきました。手始めはTOIECの勉強。そして横谷研究室所属後は、学会発表はもちろん、KITコーオプ教育プログラムへの参加や科学技術振興機構(JST)のプロジェクト活動を通した他大学の教員や学生との交流など、その活動範囲は大きく広がっています。
様々な経験が自身の大きな成長につながり、めざす道も見つけた光内さんをご紹介します。
電気電子工学科3年 熱田夕波さん。
およそ3円分の電気エネルギーで車がどれだけ走れるかを競う「ワールド・エコノ・ムーヴ」が秋田県大潟村で開催され、今年もKIT金沢工業大学夢考房エコランプロジェクトが出場しました。大会側から支給される同一バッテリーで2時間の走行距離を競う省エネカーレース。新車輛での参加2年目の今年は車輛などに大幅な改良を加え、電装班リーダーで大会エネルギーマネジメントを担当した熱田夕波さんを中心に挑みました。しかし初日の公式練習は想定外の気温上昇によるカウルの結露、翌日の本選では前輪にトラブルが発生。チームは対処に追われました・・・。
今大会での悔しい経験は、秋に茂木で行われるガソリンエンジンの省エネカーレース全国大会で必ずいかしたいと話す熱田さんを、大会映像とともにご紹介します。
大学院電気電子工学専攻博士前期課程2年 関戸大聖さん。
大学では好きな物理の考え方をいかすような学びがしたいと、KIT金沢工業大学電気電子工学科に進学した関戸大聖さん。学部2年次の終わりからコロナ禍となり、思うような学びがなかなかできない中、資格の勉強をスタートさせました。4年次に電験3種、大学院1年で電験2種に合格しました。現在、6年間の学びの集大成として取り組んでいる研究テーマは、地球環境に優しい、空気を用いた高電圧絶縁法の開発です。国内外の学会にも積極的に参加した関戸さん。春には、エネルギーソリューション事業を担う企業で第一歩を踏み出します。
いつの時代であっても社会が求めることに応えられる技術者を目指したいと話す関戸さんをご紹介します。
大学院電気電子工学専攻博士前期課程2年 廣瀬裕也さん。
KIT金沢工業大学伊東研究室で、ワイヤレス電力伝送の研究に取り組む大学院電気電子工学専攻2年の廣瀬裕也さん。昨年、マイクロ波から直流への電力変換で世界最高の変換効率を達成して、国際学会でStudent Awardを受賞しました。廣瀬さんは、スマートフォンやドローンの充電に十分な大電力の整流回路を設計。世界記録に達成感を感じながらもさらに改良を重ねて、より効率のいい整流器をつくりたいと先を見つめます。世界トップの研究を学んでみたいと国際高専からKITに編入を決めた廣瀬さん。
無線電力伝送の社会実装をめざし、日々熱心に研究活動を続けている様子をご紹介します。