大学院電気電子工学専攻博士前期課程2年 林秀幸さん。
目には見えないけれど、ものを動かしたり世の中を便利にしたりする電気について深く学びたいとKITに進学した林秀幸さん。学部時代は、夢考房プロジェクトで自律型二足歩行ロボット開発の活動に熱中。電気系に加え、加工やプログラミング技術も身につけることができたと振り返ります。そして4年次から所属する牧野研究室では、金属面に設置できるメタマテリアルアンテナや、一つのアンテナで二つの周波数をカバーできるアンテナの研究に取り組みました。
製品の小型化・薄型化につながる大きな成果を胸に、パナソニックで新しいスタートを切る林さんをご紹介します。
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大学院電気電子工学専攻博士前期課程2年 関戸大聖さん。
大学では好きな物理の考え方をいかすような学びがしたいと、KIT金沢工業大学電気電子工学科に進学した関戸大聖さん。学部2年次の終わりからコロナ禍となり、思うような学びがなかなかできない中、資格の勉強をスタートさせました。4年次に電験3種、大学院1年で電験2種に合格しました。現在、6年間の学びの集大成として取り組んでいる研究テーマは、地球環境に優しい、空気を用いた高電圧絶縁法の開発です。国内外の学会にも積極的に参加した関戸さん。春には、エネルギーソリューション事業を担う企業で第一歩を踏み出します。
いつの時代であっても社会が求めることに応えられる技術者を目指したいと話す関戸さんをご紹介します。
大学院電気電子工学専攻博士前期課程2年 廣瀬裕也さん。
KIT金沢工業大学伊東研究室で、ワイヤレス電力伝送の研究に取り組む大学院電気電子工学専攻2年の廣瀬裕也さん。昨年、マイクロ波から直流への電力変換で世界最高の変換効率を達成して、国際学会でStudent Awardを受賞しました。廣瀬さんは、スマートフォンやドローンの充電に十分な大電力の整流回路を設計。世界記録に達成感を感じながらもさらに改良を重ねて、より効率のいい整流器をつくりたいと先を見つめます。世界トップの研究を学んでみたいと国際高専からKITに編入を決めた廣瀬さん。
無線電力伝送の社会実装をめざし、日々熱心に研究活動を続けている様子をご紹介します。
大学院電気電子工学専攻博士前期課程1年 吉田喜貴さん。
現在、KIT金沢工業大学大学院1年の吉田喜貴さん。学部4年次から電気電子工学科平間研究室で取り組んでいる研究の対象は、本わさびです。栽培期間が長く、難しいとされるわさびを、学内にある工場で試験栽培を行いながら効率的な栽培方法を探っています。昨年は、植物の健康状態を表すクロロフィルの計測装置の小型化、多機能化に成功し、日本生物環境工学会から高い評価を得ました。
わさびも人間と同じ、個々に特徴があってとても興味深いと話す吉田さんを、ご紹介します。
大学院電気電子工学専攻博士前期課程2年 坂根弥樹さん(2023年3月修了)。
兵庫県出身の坂根弥樹さん。モータに興味をもち、学生主体でものづくりに取り組む夢考房活動にも惹かれてKIT金沢工業大学電気電子工学科に進学しました。1年次から夢考房エコランプロジェクトに参加、EVエコランのモータ班で活動し、ドライバーとしても大会に出場しました。研究活動でもモータに取り組んできた坂根さん。学びの集大成のテーマは、既存モータの構造を簡略化し、省資源で製作可能な産業用モータについてです。
課外、研究とKITで大好きなモータ製作に取り組んだ力をいかして、恩師のような技術者になりたいと話す坂根さんの学生生活を振り返ります。