工学部 電気エネルギーシステム工学科
平間淳司 研究室
光が生物に及ぼす影響を探り、食糧危機を救う技術へ反映させる
電子回路の設計・実装技術や最新計測技術を駆使して、生物の「ことば」である微弱生体電気を特殊技術で計測し、生物が「住みやすい」光や周囲環境の状態を調べている。研究成果はワサビの人工栽培や光線利用の害虫防除光源装置の開発、食糧危機を救う植物工場の環境設計に役立てることが可能。超高感度磁気センサの開発、小型MRI装置の開発など、生物との新たな会話手段も検討している。
キーワード
- 計測制御などの電子回路の設計・製作
- 生物との会話
- 植物(ワサビ)工場の生育環境制御
- 光線利用による害虫防除
- 小型MRI装置や超高感度の磁気センサ開発
ニュース&トピックス
- 2024.03.08大学のシーズを社会実装したコンテナ型水耕栽培方式の中規模ワサビ工場が完成
- 2023.12.16『文藝春秋』2024年1月号の「KITキャンパスレポート」に武田雄太さんが紹介されました
- 2023.08.30「物語の始まりへ」に吉田喜貴さんが紹介されました
研究紹介
環境変化が植物体の生体電位に与える影響
植物(わさび)工場の至適環境調節
研究内容
わさびの人工栽培の高効率生産を目指した植物工場の研究
光刺激による舞茸の子実体の生体電位反応と形態形成との関係
茸工場の環境調節
常温動作の小型磁気線センサ(フラックスゲートマグネトメータ)や小型MRI装置の開発
教員紹介
平間淳司 教授・博士(工学)
略歴
専門分野
専門:電子計測、電子回路、生物・生体工学
学生へのメッセージ
秋葉原のジャンク屋の散歩が大好きで「ガラクタ収集」の愛好家の先生。いつもニコニコされ、やさしく冗談にもすぐ応じるが、怒ると怖い。学生の面倒見が良く、講義の進め方は熱心で情熱的だが、良く「脱線」する先生。主要な研究は、生き物系「植物(ワサビ工場)、昆虫(光線利用の害虫防除)」で種々の生体電磁気信号から生体情報を収集して多くのことを学んでいます。また、小型・超低磁場型のMRI装置や小型・超高感度型の磁気センサ(FGM)の実用化に向けた開発も行っています。日本生物環境工学会の会長補佐・理事、全自動植物工場部会長、北信越支部長として多忙な毎日です。でも、好きなことが出来て幸せです。電子工作(電子回路の設計・製作)がとても得意ですので、興味ある方は遊びに来て下さい。趣味は、カラオケとLF帯からSHF帯までの自作派のアマチュア無線(de:JA9SNG)です。
担当科目
プロジェクトデザイン入門(実験)(電気電子工学科) 電子回路Ⅰ プロジェクトデザインⅢ(平間淳司研究室) 電子回路Ⅱ 電気電子計測 プロジェクトデザイン実践(実験)(電気電子工学科) 専門ゼミ(電気電子工学科) 電気機器・制御工学研究(平間淳司) 電気電子回路特論