工学部 電気電子工学科

野口啓介 研究室

NOGUCHI Keisuke
LABORATORY

モバイルコミュニケーションの基盤技術を築く:移動通信システム用アンテナと電波伝搬の研究

スマートフォンやタブレットPCなど、モバイルコミュニケーション(移動通信技術)が目覚ましく発展している。その発展を支える様々な技術の中で、移動通信システムを構築する上で重要なアンテナ技術と電波伝搬の把握に着目している。また、近年注目されているエネルギーハーベスティング(環境発電)を効率良く行うためのレクテナ(電力再生器)に用いるアンテナの研究を進めている。

キーワード

  • 小形アンテナ
  • 移動通信・5G
  • 環境発電
  • 無線LAN
  • 電波伝搬

研究紹介

RESEARCH

移動通信用小形アンテナに関する研究

研究内容

あらゆるものをサイバースペースにつなげるIoTに向けた取り組みが進められており,様々な機器の移動通信を可能とする無線化,モバイル化が必要となっています.モバイル化に必須なハードウエアにアンテナがあり,その小型・高性能化が重要です.その要望に向けた移動通信用小形アンテナの高性能化に取り組んでいます.
アンテナの小型化には電波の送受信に重要となる放射機構と回路特性の解明が重要です.使用周波数の波長に比べてアンテナを小さくしていくと放射に寄与する放射抵抗が小さくなり,アンテナの特性劣化につながります.これを解決するためにアンテナ内部に整合機構を設け,効率よく送受信できる小形アンテナを研究しています.

エナジーハーベスティング用アンテナに関する研究

研究内容

地上デジタル放送(地デジ)や携帯電話の基地局からの電波を受信し電力再生を行うレクテナ用アンテナの研究を行っています.レクテナの整流効率を高めるために,アンテナのインピーダンスをkΩオーダーまで高め,さらに広帯域に渡る周波数に対応して動作するよう,工夫しています.そのような工夫により,日本全国の地デジの85%以上のチャンネルに対応するアンテナなどを研究しています.

教員紹介

TEACHERS

野口啓介  教授・博士(工学)

略歴

1986年
3月
山形県立鶴岡南高等学校 卒業

1990年
3月
金沢工業大学 工学部 電子工学科 卒業

1992年
3月
東北大学大学院 工学研究科 電気通信工学専攻 修士課程 修了

1992年
4月
株式会社日立製作所 中央研究所 

1995年
5月
金沢工業大学 助手 

1998年
4月
金沢工業大学 講師 

2002年
4月
金沢工業大学 助教授 

2009年
4月
金沢工業大学 工学部 電気系 情報通信工学科 教授 

2012年
4月
金沢工業大学 工学部 電気系 電子情報通信工学科 教授 

2018年
4月
金沢工業大学 工学部 電気電子工学科 教授 

専門分野

専門:ミリ波、マイクロ波、アンテナ、スマートフォン

学生へのメッセージ

金沢工業大学電子工学科を1990年に卒業しました。その後、「杜の都」仙台の東北大学大学院に進学して“超伝導小形アンテナ”をテーマにアンテナについて学び、1992年に前期博士課程を修了しました。その4月から日立製作所の中央研究所に勤務し、アンテナとは全く異なる大容量光ファイバ通信システムの研究開発を行いました。1995年に金沢工業大学の助手に就任以来、再びアンテナ工学の分野で研究を進めています。出身地である山形県から離れて石川県で長く生活していますが、石川県金沢市は日本海側で食事もおいしく、住み心地が大変良いところと感じています。「守破離」「脚下照顧」を信条として、アンテナと電波伝搬を大きな研究テーマに掲げ、外部との共同研究を進めています。学生の皆さんと共に学び、共に発見の喜びを分かち合いたいと思い、毎日の教育研究に努めています。研究対象として移動通信用小形アンテナ、ウエアラブルアンテナ、車載用アンテナ、電力伝送レクテナ用アンテナなどがあり、B5Gや6Gなど、次世代のシステムに向けた取り組みを進めています。意欲あふれる学生さんがきてくれることを期待しています。

担当科目

電気回路Ⅳ(電子工学)  電気電子工学専門実験B  プロジェクトデザインⅢ(野口啓介研究室)  電子回路Ⅱ  専門ゼミ(電気電子工学科)  通信・電波工学研究(野口啓介)  通信・電波統合特論  コーオププログラム(電気電子工学専攻)  コーオププロジェクト(電気電子工学専攻)  

オリジナルコンテンツ

ORIGINAL CONTENTS