工学部 情報工学科
山本知仁 研究室
YAMAMOTO Tomohito
LABORATORY
コミュニケーションのメカニズムを解明し、より使いやすいインタフェースを創る
コンピュータのような人工システムが、人間が行っているような柔軟な情報のやり取りを実現できれば、それらは飛躍的に使いやすいものになります。その実現をめざし、人の対話などを解析することで、コミュニケーションのメカニズムを明らかにしようとしています。またその結果を応用し、人とのコミュニケーションに近い形を人と人工システム(対話システム、3D視聴覚ディスプレイなど)の間で実現しようとしています。
キーワード
- コミュニケーション
- ヒューマンインタフェース
- VR・AR
- ユーザエクスペリエンス
- AI・データサイエンス
ニュース&トピックス
NEWS & TOPICS
- 2022.03.09杉山顕人さんが「第22回計測自動制御学会 システムインテグレーション部門講演会」で優秀講演賞を受賞
- 2022.03.08山本教授が、岡山県の3高校の生徒・教員を対象として「AI基礎」特別授業を遠隔で開催
- 2018.08.23「物語の始まりへ」に坂本昌輝さんが紹介されました
- 2018.04.15山本研究室のグループが第14回ヒューマンインタフェース学会研究会賞を受賞
研究紹介
RESEARCH
複数台のモバイル端末を用いた高臨場感ディスプレイシステム
研究内容
本研究では,簡単に高い臨場感を提示することができる視聴覚ディスプレイの開発を行っています。具体的には,ネットワークに接続されたモバイル端末をリアルタイムに制御し、任意の3次元視聴覚空間を提示することができるシステムを開発しています。これまで、このようなシステムのコンテンツの作成には高い技術を要していましたが、本研究ではコンテンツをWeb ブラウザ上で簡単にデザインできるシステムの開発も行っています。これらのシステムを用いることで、失われつつある地方の風景や、自宅など個人的に重要な空間などを高い臨場感で保存することが可能になると考えています。
教員紹介
TEACHERS
山本知仁 教授・博士(工学)
略歴
専門分野
専門:ヒューマンコンピュータインタラクション、ヒューマンインタフェース、ヒューマンコミュニケーション
学生へのメッセージ
私の専門領域は、ヒューマンコンピュータインタラクションと呼ばれるもので、人とコンピュータや、人と人工物一般の関係をより良いものにしていこうとすることを目的としています。具体的な研究としては、複数台のスマートフォンを用いることで、仮想現実(VR)や拡張現実(AR)のコンテンツを簡単に提示できるディスプレイシステムを構築していたり、同じくスマートフォンのセンサを用いることで、アクティブラーニング中の学生の学習状況や、フットサルなどのスポーツ活動を計測・推測し、適切にファシリテーションを行うAIシステムの開発などを行ったりしています。研究室において学生さんは、これらの研究を実施しながら、スポーツなど様々なアクティビティにも参加し、より充実した学生生活を送っています。研究内容や研究室での活動について質問があれば(他にも修学全般の質問でも大丈夫です)、メール等で気軽に質問してもらえればと思います。
担当科目
コンピュータグラフィックス 情報工学専門実験・演習B プロジェクトデザインⅢ(山本知仁研究室) 修学基礎B 専門ゼミ(情報工学科) 進路セミナーⅡ 知能情報メディア研究(山本知仁) インターフェースデザイン特論 コーオププログラム コーオププロジェクト グローバルイノベーション特論
研究業績
RESEARCH RESULTS
論文
- 金沢工業大学におけるPlus-DXの取り組み-教育ビッグデータを用いた学びの支援-
- Prototype of a Facilitation System for Active Learning Using Deep Learning in Body Movement Classification.
- DXとAIが進める大学の働き方改革—大学職員の「働き方改革」
- Measurement and Analysis of Body Movements in Playing Futsal Using Smartphones.
- 自己指向学習プロファイリング学生達成目標のための教育レコメンダーシステムに向けてと推奨評価メトリックスを知らせるためのアイデンティティ形成【JST・京大機械翻訳】
- グループワーク中の身体動作と学習成果及び主観的なコミュニケーション評価の関係
- Body Movements for Communication in Group Work Classified by Deep Learning
- New Methods on Image Analysis, Two Applications: An Augmented Reality Application for Heartbeat Sound Analysis and A MRI Brain Injury Image Analysis
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