工学部 環境土木工学科
宮里心一 研究室
MIYAZATO Shinichi
LABORATORY
橋などの社会インフラの長寿命化や地球環境に優しい次世代のエコ材料を開発
道路、鉄道、空港やエネルギー施設などの社会インフラを、安心して快適に使うためのメンテナンス技術やエコロジー技術を開発。橋やダムの安全を守る技術や長寿命化させるためのシステム、寿命に達した構造物を生き返らせる技術、産業副産物をコンクリートの材料としてリサイクル・リユースする技術、カーボンニュートラルに資する材料など、地球環境にやさしく社会に役立つ開発研究を行っている。
キーワード
- 環境
- 長寿命化
- 維持管理
- エコマテリアル
- 安全・安心
ニュース&トピックス
NEWS & TOPICS
- 2022.03.30菅原典大さんが「令和3年度土木学会中部支部優秀講演者賞」を受賞
- 2022.02.08大学院生が「JICA & EEC International Exchange Event」に参加
- 2022.01.25「物語の始まりへ」に関根未菜さんが紹介されました
- 2020.12.03保倉篤さんが「FRP複合構造・橋梁に関するシンポジウム」で「優秀講演賞」を受賞
- 2020.12.01「物語の始まりへ」に片山太貴さんが紹介されました
- 2020.11.18保倉篤さんが土木学会から年次学術講演会「優秀論文賞」を受賞
- 2019.10.07「物語の始まりへ」に中川雄斗さんが紹介されました
- 2018.09.11「物語の始まりへ」に加藤了俊さんが紹介されました
- 2018.05.15田中祐貴さんが土木学会中部支部長賞を受賞
研究紹介
RESEARCH
鉄筋コンクリートの長寿命化および資源循環型環境材料の開発
研究内容
(1) 塩害や中性化による鉄筋コンクリートの劣化メカニズムを解明し、それを踏まえた対策方法を検討する。特に、ひび割れなどの欠陥と鉄筋腐食などの劣化速度を定量的に評価し、長期間に亘り安全に鉄筋コンクリート構造物を供用する技術を開発する。(2) フライアッシュを混和したコンクリートの性能を評価し、石炭灰の有効活用を図るとともに、長寿命な構造物を建設する。
教員紹介
TEACHERS
宮里心一 教授・博士(工学)
略歴
専門分野
専門:工学教育、メンテナンス工学、コンクリート工学
学生へのメッセージ
祖父は、2022年の朝ドラの舞台であり、新しく世界遺産に登録されたヤンバル(沖縄本島北部)の地で、土木技術者として働いていました。私は、近隣の方々に偲ばれていた祖父に憧れ、大学進学の際には土木工学科を選択しました。入学後は、車でドライブしながら、日本各地の構造物を見に行きました。九州へ帰省する友人と一緒に、瀬戸内しまなみ海道で建設中の橋も見学しました。現場で働く大学の先輩から丁寧な説明を受け、苦労と楽しさの両面を教えて頂きました。現在は、環境にやさしいコンクリートを開発し、また安全に長く使用できるインフラを研究しています。新しい技術に取り組むことは、苦労もしますが、楽しいです。だからこそ、研究室に所属する大学院生が学会で発表し、受賞したときはとても嬉しいです。これからも、豊かな自然環境を創り、市民の安全を守る、遣り甲斐のある仕事に全力投球していきたいです。
担当科目
工学大意(環境土木) アカデミックライティング 防災工学Ⅰ 環境土木専門実験・演習A 環境土木専門実験・演習B プロジェクトデザインⅢ(宮里心一研究室) 建設マネジメント研究(宮里心一) Advanced civil engineering 環境土木のフロンティア 環境土木工学統合特論Ⅰ 環境土木工学統合特論Ⅲ コーオププログラム(環境土木工学専攻) コーオププロジェクト(環境土木工学専攻)
研究業績
RESEARCH RESULTS
論文
- Reliability of Non-Steady-State Electrophoretic Migration Test
- Effects of galvanostatic and artificial chloride environment methods on the steel corrosion spatial variability and probabilistic flexural capacity of RC beams
- 塩害とASRの複合劣化が生じたモルタル中鉄筋の腐食速度
- Measurement Method for Macrocell Corrosion in Concrete Specimen using a Segmented Steel Bar
- Evaluation of Applicability of FRTP to Rebar in Concrete
- 社会人共学者制度の導入による教育効果の整理
- 2019・20年度の学生アンケートに基づく対面授業とオンライン授業の学習状況の比較
- コンクリート構造物の複合劣化
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