![]()
電気電子工学科4年 森田聖梨さん。
彼女が大学で電気電子を学ぶきっかけは、雷。怖くて大嫌いな雷について深く知ることで、人々の生活を守ることができたらと考えました。KIT進学後2年次からは、課外プロジェクトとして発足した電気現象探究会に参加。電気についての知識を授業以外でも深めていきました。念願の大澤研究室で取り組んでいる学びの集大成の研究は、地球環境にやさしい高電圧絶縁技術の開発についてです。
将来は、海外でも通用するガス絶縁開閉装置の設計開発に関わりたいと目を輝かせる森田さんをご紹介します。



![]()
大学院環境土木工学専攻博士前期課程2年 笹原弘道さん。
リモートセンシング技術を地球環境や植生モニタリングなど様々な分野にいかす研究に取り組むKIT環境土木工学科徳永研究室。ここで、稲作にドローンを活用した研究にあたっているのが、大学院2年の笹原弘道さんです。彼は、近赤外線カメラを搭載したドローンで水田を撮影。平面だけのデータ解析にとどまらず。画像をもとに稲の3Dモデルを作成。生育状況の把握や収穫時期の選定を立体的に分析し、農業が抱える人材不足の課題解決につながればととりくんでいます。KITでの学びは、土木工学のイメージを大きく一新するものだったと話す笹原さん。
将来は大学での学びをいかし、社会や職場に大きく貢献したいと話す笹原さんをご紹介します。
ロボティクス学科3年 園田和樹さん。
自律移動型ロボットによる競技会「ロボカップジャパンオープン」で、KIT夢考房ロボカッププロジェクトが、ヒューマノイドリーグで優勝しました。これは、2050年までにサッカーのワールドチャンピオンチームに勝てるロボット開発を目標に行われているものです。チームリーダーは、3年園田和樹さん。昨年、新しい夢考房がオープンし、大会と同じ広さを持つ専用コートでロボット開発に取り組んできました。仲間と試行錯誤しながらのものづくりは、夢考房活動で得られるとても貴重な経験だと話します。
さらに進化したロボットをめざし開発の手を止める事のない園田さんたちを彼らのロボットが魅せるシュートシーンとともにご紹介します。
大学院高信頼ものづくり専攻博士前期課程1年 大橋成規さん。
骨腫瘍や事故による骨の欠損に対する治療法のひとつとして、生体になじみやすい金属材料などを用いた人工骨の使用が挙げられますが、KIT大学院1年の大橋成規さんが取り組んでいるのは、骨の組織そのものを人工的につくってしまおうというもの。骨の主成分であるコラーゲン線維とハイドロキシアパタイトに注目、複合材料の最適化をめざし日々研究にあたっています。
工学の分野から再生医療に貢献したいと新材料の創製に向けチャレンジを続けている大橋さんをご紹介します。
大学院機械工学専攻博士前期課程2年 杉野優海さん。
金沢工業大学大学院で機械工学を専攻する杉野優海さん。杉野さんはロボットについて学びたいと福井県から進学しました。入学後は、夢考房メカニカルサポートプロジェクトに参加してレスキューロボットの製作に熱中。そして現在は、竹井研究室で生活支援ロボットについて取り組んでいます。中でもアームの軌道に焦点をあて、より人間らしい動きをめざし日々励んでいる杉野さん。
ものを掴む、握るなど人間の何気ない動作をロボットにさせる難しさを実感しながらも、人のそばに寄りそうロボット開発に挑む様子をご紹介します。
メディア情報学科4年 那須遥さん。
KIT金沢工業大学の学生たちの食生活をサポートするキャンパスレストラン。よりサービスの向上や利用率アップをめざしたアンケート収集システムが、学生たちによって開発、運用されています。開発したのは、メディア情報学科で学ぶ那須 遥さんをはじめとした「株式会社CirKit」のメンバーたち。KIT初の学生ベンチャー企業です。那須さんたちはユーザーが楽しみながらアンケートに参加できるようなシステムを開発、その後もマスコットキャラクターや新サービスを提供するなど工夫を続けています。
より良いキャンパスレストランをめざした那須さんたちの取り組みをご紹介します。
大学院電気電子工学専攻博士前期課程1年 山口宗一郎さん。
大学は自分を高める場所という意識をもって研究に頑張っている学生がいます。大学院1年の山口宗一郎さんです。スマートフォンに興味を持ち電気系を学びたいと愛知県から進学した山口さんですが、4年次から所属する大澤研究室で出会ったテーマは、プラズマの研究。放電プラズマを水中で発生させることで水を浄化し、安全な水の安定供給につなげようという革新的なものです。4年次には研究評価をまとめた論文で、電気学会優秀論文発表賞を受賞した山口さん。
国際学会での発表を学生時代の目標の一つに挙げ、熱心に取り組む様子をご紹介します。
大学院機械工学専攻博士前期課程2年 上村那智さん。
ロボットについて学びたいとKITロボティクス学科に進学した上村那智さん。中でも人間の生活になじみやすい2足歩行ロボットにこだわってきました。入学後から夢考房ロボカッププロジェクトのヒューマノイド班で活動をスタート。とはいってもパソコンの操作も一から勉強だったと振り返ります。4年次から所属する竹井研究室でも学内の施設を活用して仲間とロボットを作り上げ、より人間らしい動きを求め、一歩一歩研究を進めています。
KITで一貫して人間との共生をめざしたロボットづくりに取り組んでいる上村さんをご紹介します。
応用化学科4年 小林恒太さん(2018年3月卒業)。
この春から、社会人としてスタートをきっている小林恒太さん。化学系に興味をもち、長野県からKIT応用化学科に進学しました。学びの集大成に選んだテーマは、誰でも楽しむ事が出来るチェアスキーの開発に関するテーマです。機械やロボティクスなど学科横断型のクラスター研究室で取り組んでいたもので、小林さんは、椅子の部分にあたるシートのクッション材の材質や、物理特性、フィット感などさまざまな面から科学的に検証を行いました。データの積み重ねなど大変な作業も多かったようですが、やり遂げたことは大きな成長につながったようです。
クラスター研究室での貴重な経験をはじめ、課外活動では、米国の協定校からの留学生たちとの交流など積極的な4年間を過ごした小林さんをインタビューと映像で振り返ります。
メディア情報学科4年 山口貴大さん(2018年3月卒業)。
この春、KITメディア情報学科を卒業した山口貴大さん。音響や映像を学んでみたいと福井県からKITに進学し、課外活動や友人達と切磋琢磨しながら知識を積み重ねていきました。学びの集大成は、得意の画像処理技術を使って、講義での教員と学生のより円滑なコミュニケーションを促進する研究です。また所属する鎌田研究室が行ったプログラミング体験教室では、中心メンバーとして活動。地域の子供から大人までに工夫を凝らしたゲームコンテンツを作成して、プログラミングの楽しさを伝えました。
いろいろな可能性を感じたという印刷業界で社会人としてスタートを切った山口さんをご紹介します。
経営情報学科4年 池田梨花さん(2018年3月卒業)。
この春KITを卒業し、慶應義塾大学大学院に進学した池田梨花さん。KITに入学当初は不安がいっぱいだったそうですが、経営情報学科平本督太郎講師との出会いから国連全加盟国が目指す持続可能な開発目標、SDGsに貢献するさまざまな取組みに参加したほか、インドでのホームステイなど貴重な経験を重ねていきました。自分がやりたいこと、すべきことが明確になったと話します。卒業研究に選んだテーマは、フリースクールにおける効果的なICT教材導入の検討についてです。
KITの学びの中で、教育分野が抱える課題をビジネスとして解決の道を拓こうと一歩を踏み出した池田さんを、卒業式の晴れの姿とともにご紹介します。
大学院高信頼ものづくり専攻博士前期課程2年 古澤佳樹さん(2018年3月修了)。
この春KITでの学びを終え、技術者として第一歩を踏み出した古澤佳樹さん。頑張り次第で未来が変わりそうと山梨県からKIT機械工学科に進学。授業で炭素繊維強化プラスチック(CFRP)に興味を持ち、斉藤研究室に所属後は、外見では判断が難しい内部損傷の破壊メカニズムについて取り組んできました。その研究成果を国内外の学会で積極的に発表してきた古澤さん。
充実した学生生活には欠くことかできなかったもう一つの大切な出会い、クラスメートや研究室の仲間たちとのシーンとともにご紹介します。


