大学院情報工学専攻博士前期課程2年 藤田敬悟さん。
高校生のときにVRに興味を持ち、富山県からKIT金沢工業大学情報工学科に進学した藤田敬悟さん。当時は情報技術を学びたいという強い気持ちだけで、まさにゼロからのスタートだったと振り返ります。学部1年次からIT関連のさまざまなプロジェクトに参加して知識や技術を高めていった藤田さん。念願の山本研究室では、メタバース上でのアバターの容姿が、メタバースで行うコミュニケーションの内容に与える影響を分析しています。
将来はAIやVRを使って人々に大きな感動を与えるようなコンテンツを制作したいと話す藤田さんを、本との貴重な出会いとともにご紹介します。
大学院 建築学専攻博士前期課程2年 神田奈々江さん(2017年3月修了)。
念願のスーパーゼネコンで社会人生活をスタートさせた神田奈々江さん。KITでの学生生活がこれまでで一番勉強した時間と振り返りました。建築を学びたいと愛知県から進学。学んでいく中で、人々の日常生活に大きな影響を及ぼす「設備」により関心が高まって行きました。垂水研究室で取り組んでいたのは、地下水を利用した放射空調システムについてです。研究成果は積極的に学会で発表、また資格取得にも挑戦するなどまさに充実した6年間でした。
社会的にも注目されている省エネルギーの研究に打ち込んできた神田さん。彼女を温かく支える家族や恩師との写真とともにご紹介します。
大学院 機械工学専攻博士前期課程2年 髙瀨紀幸さん(2017年3月修了)。
KITでの6年間の学びを終え、地元群馬県で技術者としての第一歩を踏み出す髙瀬紀幸さん。彼が加藤研究室で打ち込んできたのは、日々進化する材料に対応して求められている高速、高能率な切削加工技術について。自動車用エンジン部品などに使われている焼き入れ鋼を超硬合金でロータリ加工する研究です。髙瀨さんは、従来よりも大幅なスピード化に成功、国内外の学会で成果を発表してきました。目にみえないが社会貢献に大きくつながる研究と、切削加工の魅力を話す髙瀨さん。
後輩たちの演奏が流れる大学院学位授与式の様子とともにご紹介します。
大学院 機械工学専攻博士前期課程2年 山田健太さん。
TVドラマで見たパイロットに憧れ、大学では航空について学びたいとKIT航空システム工学科に進学した山田健太さん。学びの中で構造分野に強い関心をもち、4年次からは「超音速旅客機の胴体構造」を研究テーマに取り組んできました。金属より軽量で部品点数の削減に効果がある複合材料の適用を検討し、東京―NY間を5時間で結ぶ超音速機の可能性を探ります。
KITでの6年間で航空機製造への思いを強くし、春からはエンジニアとして航空機メーカーで第一歩を踏み出す山田健太さんをご紹介します。
大学院 機械工学専攻博士前期課程2年 熊谷惠介さん。
KITでの6年間は、多くの人との出会いがあり自身の成長を実感できたと話す熊谷惠介さん。学部時代からキャンパス案内業務を担当する学生スタッフや医工連携プロジェクトなど積極的に活動してきました。プロジェクト活動がきっかけで、工作機械の制御技術の重要性を感じた熊谷さん。森本研究室では、プログラム、機構、電気系などを全て自作し、医療器具開発に役立つNCテーブルについて研究を続けてきました。
高精度な工作機械をめざす研究に取り組み、4月からは大手化学メーカーの技術者として新しい舞台にたつ熊谷さんをご紹介します。
大学院 情報工学専攻博士前期課程2年 吉田奎一郎さん。
KIT大学院で情報工学を専攻している吉田奎一郎さん。吉田さんは、「人とシステムのコミュニケーション」をテーマとする山本研究室で、より人間らしいシステムについて研究を続けてきました。彼が注目したのは、発話のタイミング。対話の内容によってより違和感の少ない、適切な受け答えの“間”があるのでは、というものです。学部時代に一旦は就職活動をしたものの、研究への情熱からもっと知識を深めたいと大学院に進学。大学院での2年間は吉田さんにとって実り多い時間となったにちがいありません。
ロボットとの自然な会話をめざした研究にうちこんできた吉田さんをご紹介します。
大学院 環境土木工学専攻博士前期課程2年 石井一騎さん。
将来、より多くの人たちに喜んでもらえるような仕事がしたいと、兵庫県からKIT環境土木工学科に進学を決めた石井一騎さん。コンクリート構造物のメンテナンスや長寿命化に取り組む宮里研究室で早くから研究活動に取り組み、国内外の学会で成果を発表してきました。6年間の集大成となるテーマは、海岸の砂中に埋設されたコンクリート構造物の塩害による劣化予測についてです。思いかなって、春からは、関西の高速道路の安全・安心を担う技術者として第一歩を踏み出します。
KITで学んだことをさらに積み重ねて活躍していきたいと話す石井さんをご紹介します。
大学院 情報工学専攻博士前期課程2年 目黒遼太さん。
長野県からKIT情報工学科に進学した目黒遼太さん。セキュリティについて研究してみたいと五十嵐研究室に所属し、情報セキュリティ分野の勉強会や競技会への参加など課外でも積極的に活動して知識や技術を身につけてきました。2月、学びの集大成として修士公聴会で発表したテーマは、悪意を持ってコンピュータネットワークやプログラムをハッキングするクラッカーからの攻撃を、機械学習を用いて検知し未然に防ごうというものです。
広い視点で物事を見つめる技術者をめざし、システムから世の中を支えたいと話す目黒さんを、公聴会での様子とともにご紹介します。
大学院 機械工学専攻博士前期課程2年 髙橋元貴さん。
中学生のときに初めて乗った飛行機の感動や不思議が、航空工学を学ぶきっかけという秋田県出身の髙橋元貴さん。学びの中で航空機の構造への関心が高まり、廣瀬研究室所属後は、次世代の構造様式として注目されている発泡コアサンドイッチパネルについて研究を続けてきました。また大学院1年の時には、ボーイング社が学生を対象におこなっている教育プログラムに参加して航空業界の知識を深めるとともに、英語での成果発表に仲間と取り組むなど積極的に活動してきました。
国産航空機に携わるエンジニアに、という目標に向かって大きな一歩を踏み出す髙橋さんをご紹介します。
大学院システム設計工学専攻博士前期課程2年 柳田理宇さん。
KITメディア情報学科の山田研究室で、感性工学の研究に取り組んできた大学院2年柳田理宇さん。さまざまな企業との共同研究も積極的に参加、その一つが大阪にあるモーターサイクルショップのデザインです。ブランドがもつイメージにそったインテリアからファッション、店内BGMに至るまでトータルで関わってきました。また世界的なヒットの秘密に迫るキャラクターデザインや音楽の研究にも打ち込み、次々と学会で発表してきました。
KITでの6年間で貴重な経験を積み、将来の進むべき道を見つけることができたと話す柳田さんをご紹介します。
大学院 機械工学専攻博士前期課程2年 小林卓也さん。
厳しい環境に身を置いて自分自身を成長させたいと、山形県からKITに進学を決めた小林卓也さん。新谷研究室に所属後は、金沢医科大学と連携して骨の再生をめざす研究に取り組んできました。骨が欠損し補強が必要な場所に土台となる金属の足場材を埋め込んで、骨細胞が出現するきっかけをつくるというものです。小林さんは大学院1年のときに骨再生のスピード化に成功、院2年では、遺伝子レベルでそのメカニズム解明にあたっています。
KITで工学の立場から医療に貢献する研究に取り組み、貴重な経験を社会でもさらに生かしていきたいと抱負を話す小林さんをご紹介します。
大学院 機械工学専攻博士前期課程2年 伊藤栄大さん。
チューブで胃に栄養剤を注入する「胃ろう」。この栄養剤注入を補助する支援装置を提案し、昨年の米国電気電子学会でポスター賞を受賞した伊藤栄大さん。伊藤さんは、三重県からKITロボティクス学科に進学。生活や福祉医療の支援技術開発に取り組む鈴木研究室に所属後は企業との共同研究にも積極的で、福祉機器にも応用可能な制御理論の研究に打ち込んできました。NHKロボコンでの同級生の活躍が、自身の学ぶ気持ちに灯をつけたと振り返る伊藤さん。
人々の快適な暮らしを支えるシステム開発をめざし、春から技術者としての一歩を踏み出す伊藤さんをご紹介します。
建築学科1年 堀岡美維さん。
昨年秋、金沢工業大学オリジナルの問題発見・解決型教育科目「プロジェクトデザインⅠ」の英語コースが、1年次生を対象に初めて行われました。授業や教材、ディスカッションから発表まで全て英語で行う試みです。参加者の一人、堀岡美維さん。高校のときに留学経験もあり英語を使うことには抵抗がないと言いますが、興味をもつ建築からもっと日本について学びたいと、東京から進学を決めました。入学後から夢考房や地域連携プロジェクト、学生スタッフと、フル活動。いろいろなことを吸収している毎日です。
1年次から意欲的な学生生活を送る堀岡さんをご紹介します。