メディア情報学科4年 小松崎 直さん。
KIT金沢工業大学の学生たちが「あかりオブジェ」と「メディアテクノロジーの融合」によって金沢の街なかを幻想的に彩る金澤月見光路が昨秋開催され、多くの人たちで賑わいました。メディア情報学科出原研究室の学生たちは、プロジェクションマッピングやVR空間体験などで最先端の技術を展開。小松崎 直さんは、UI/UXデザイン手法を考慮したWebページやポスターデザインを担当しました。課外活動プロジェクトでも企業のロゴやコンセプト動画制作の経験がある小松崎さんですが、秋の金沢の風物詩として定着している月見光路では、利用者の視点に立ち良い体験を生み出すデザインをと試行錯誤しながら作りあげていきました。
多くの人たちを魅了した金澤月見光路、小松崎さんの取り組みをご紹介します。
メディア情報学科4年 酒田和宏さん。
10月、金沢駅もてなしドーム「鼓門」が、学生たちの手によるプロジェクションマッピングで美しく彩られました。これは、金沢工業大学メディア情報学科 出原研究室が金沢市から委託を受けて取り組んだものです。4回目となる今年は、「~彩鳥 Irodori~」をメインテーマに金沢らしさを加賀五彩の色で映し出す鑑賞型と、観客と一緒になって金沢の賑わいを生みだす参加型の二部構成で金沢の玄関を色鮮やかに演出しました。
光の映像で今年も多くの人たちを魅了した「金澤月見ゲート」の様子を、鑑賞型リーダーの酒田和宏さんのインタビューを中心にご紹介します。
大学院 建築学専攻博士前期課程1年 池ヶ谷祐輔さん。
今年も金沢の街なかを150個のあかりで幻想的に演出する「金澤月見光路」が開催されました。これは、金沢の中心市街地を活気づけたいとKIT金沢工業大学の学生たちと地域住民が連携して行っているものです。13年目を迎える今年、大学院1年の池ヶ谷祐輔さんたち川﨑研究室が中心となって取り組んだ企画に、花のワークショップがありました。これは、来場者に花のオブジェを制作してもらい、エリア内に自由に設置してお花畑をつくり上げようというものです。
鑑賞だけではなく参加する楽しみもさらに広がった今年の月見光路。多くの人たちで賑わう様子を池ヶ谷さんのインタビューとともにご紹介します。
機械工学科3年 谷本真太郎さん。
10月の「Honda エコ マイレッジ チャレンジ全国大会」で、通算10度目の優勝を果たしたKIT夢考房エコランプロジェクトチーム。優勝した車両「stradale」とともに今回、新型車両「Welt」も初エントリーしていました。シェルが主催する世界大会のレギュレーションに合わせて開発された車両です。次のステップに向けて、まず「完走」をと話していたチームリーダーの谷本真太郎さん。初日の公式練習ではいきなりベスト3と、大きな手ごたえを感じたに違いありません。
大会初出場で5位入賞、新型車両「Welt」をご紹介します。
機械工学科3年 小嶋夏希さん。
栃木県で開催された自作省エネカーによる燃費競技会で、KIT夢考房エコランプロジェクトチームは「stradale」と新型車両「Welt」の2台でエントリー。優勝と5位入賞を果たしました。唯一2000kmを超える燃費記録で優勝した「stradale」は、大学高専クラス5連覇をめざした昨年、電装系のトラブルでリタイアに終わりました。チームリーダーの小嶋夏希さんは、今年こそはと、一つ一つ不安材料を打ち消すように活動してきたと話します。
チーム一丸となって掴んだ勝利。「Hondaエコ マイレッジ チャレンジ全国大会」stradale篇を小嶋さんのインタビューを中心にご紹介します。
大学院機械工学専攻博士前期課程2年 飯岡大樹さん
中学生のころからパイロットに憧れていたという飯岡大樹さん。航空について学びたいと静岡県からKIT航空システム工学科に進学しました。
入学後は、夢考房小型無人飛行機プロジェクトに参加して機体設計から製作まで取り組み、大会に出場してきました。
現在は所属する佐々木研究室で、火星探査飛行機などに応用可能な低レイノルズ数域における薄翼の研究にあたる毎日。学会にも積極的に参加しています。
KITでの学びや経験を通じて航空機開発への思いが強くなり、夢の第一歩を掴んだ飯岡さんをご紹介します。
情報工学科4年 川上悠太さん
KITでなにか新しいことに挑戦してみたい。そんな川上悠太さんが出合ったのが、産学、地域連携で農業イノベーションの研究に取り組む課外活動プログラム「Project One」でした。ここで彼が中心となって取り組んでいるのは、ICT技術を用いた水田の新しい水位管理システムについて。これまで人が行っていた水田の見回りや水位の調整を自動化する提案です。今夏、活動報告をまとめた論文が、制御の分野では世界最大の学会で採択され、米国シアトルで発表も行った川上さん。
夢は、新しい技術開発に関わり世の中を変えていきたいと話す川上さんをご紹介します。
大学院機械工学専攻博士前期課程1年 塩崎友也さん。
9月、KITをはじめ東京大学など5大学が参画するBoeing Summer Seminarが開催されました。
これは、航空機メーカー ボーイング社が大学生を対象に実施しているエクスターンシップ・プログラムの一環として開かれたもので、学生たちはプロジェクト活動の成果を英語で発表。大学院1年塩崎友也さんたちKITチームは、演劇風に工夫を凝らしたプレゼンテーションを披露しました。
学生たちがボーイングジャパン社長を前に成果報告。KITチームの様子を中心に、KITで開いた塩崎さんの航空への強い思いもご紹介します。
電気電子工学科3年 嶋崎竜哉さん。
学生たちが自ら設計・製作した車輌によりものづくりの総合力を養う「全日本学生フォーミュラ大会」が今年も開催されました。
昨年、全種目遂行を達成したKIT夢考房フォーミュラカープロジェクト。さらに躍進したいとプロジェクトリーダー嶋崎竜哉さんをはじめとする今年は300kmを越える試走を重ね大会に臨みました。
トップエンジニアたちによるデザインやコストなどの静的審査、車検をクリアし、車の走行性能を競う動的審査へ。順調に見えたKITチームを突然のアクシデントが襲いました。再車検の通達に果たして彼らは・・・。
国内外から100チーム以上がエントリー。学生の頂点を目指す大会に挑んだKITチームの奮闘を、嶋崎さんのインタビューとともにご紹介します。
航空システム工学科2年 佐々木拳さん。
KIT夢考房小型無人飛行機プロジェクトが、8月に開催された「全日本学生室内飛行ロボットコンテスト」の自動操縦部門で、嬉しい初優勝を手にしました。この部門は、制限時間内に救援物資輸送や水平旋回など8つのミッションに挑戦し合計得点を競うものです。
大会リーダーでパイロットの佐々木 拳さん。航空について学びたいと北海道から進学。ものづくりにゼロから取り組んできました。
緊張しながらも無事大役を果たし、来年は全ミッションをクリアしたいと、早くも次を見つめています。
夢考房チームの活躍を佐々木さんのインタビューと大会映像でご紹介します。
ロボティクス学科3年 榎本光洋さん
今夏ドイツで開催された「RoboCup2016世界大会」の@Homeリーグで、KIT夢考房RoboCupプロジェクトチームが世界8位となりました。@Homeリーグは、家庭で人間の生活を助けるロボットの技術開発が目的で、出場チームの多くは企業の技術者や大学院生です。3年榎本光洋さんをリーダーとするKITチームは、昨年に続いての出場。彼らのロボット「HappyMini」は、障害物をよけながら目的地まで歩いたり、英語の質疑応答などの機能を備えています。ロボット開発は失敗の連続だが、思い通りに動いた瞬間がたまらなく嬉しいと話す榎本さん。
人間と共生するロボットづくりに取り組み世界大会に挑んだ榎本さんたちを、愛嬌いっぱいのロボットとともにご紹介します。
機械工学科2年 池田健到さん。
昨年秋にオーストラリア大陸3000kmを縦断したKIT夢考房ソーラーカープロジェクト。今年8月、4年ぶりに「ソーラーカーレース鈴鹿」に出場しました。国際レーシングコースを5時間走行し、その周回数を競うこのレース。KITチームは、大会リーダー池田健到さんを中心に、最大高低差52m、コーナーも多い鈴鹿のコースに合わせた車輌改良を進めてきました。
レース当日、残り1時間、大きなトラブルが彼らを襲いました・・・。必死で修理に取り組んだメンバーたち。彼らの鈴鹿大会を追いかけます。
ロボティクス学科3年 原田知樹さん。
8月、今年も神戸で「レスキューロボットコンテスト」が開催されました。これは、大地震で倒壊した市街地を模擬した6分の1スケールのフィールドで、遠隔操作のロボットを使って要救助者を救助する競技です。
これまでもレスキュー工学大賞や消防庁長官賞など様々な賞を受賞しているKIT夢考房メカニカルサポートプロジェクト。原田知樹さんをチームリーダーとする今回は、大規模災害や事故現場でレスキュー活動に携わった人が受ける強い精神的ストレス、惨事ストレスの軽減をコンセプトにシステムの開発に取り組みました。そして、実際の災害現場に即したシステム開発が評価され、2度目の竸基弘奨励賞を受賞。
この活動経験を実用機の運用に活かしていきたいと話します。
今年のチームの取り組みを原田さんのインタビューとともにご紹介します。