大学院情報工学専攻博士前期課程2年 藤田敬悟さん。
高校生のときにVRに興味を持ち、富山県からKIT金沢工業大学情報工学科に進学した藤田敬悟さん。当時は情報技術を学びたいという強い気持ちだけで、まさにゼロからのスタートだったと振り返ります。学部1年次からIT関連のさまざまなプロジェクトに参加して知識や技術を高めていった藤田さん。念願の山本研究室では、メタバース上でのアバターの容姿が、メタバースで行うコミュニケーションの内容に与える影響を分析しています。
将来はAIやVRを使って人々に大きな感動を与えるようなコンテンツを制作したいと話す藤田さんを、本との貴重な出会いとともにご紹介します。
大学院機械工学専攻博士前期課程2年 飯岡大樹さん
中学生のころからパイロットに憧れていたという飯岡大樹さん。航空について学びたいと静岡県からKIT航空システム工学科に進学しました。
入学後は、夢考房小型無人飛行機プロジェクトに参加して機体設計から製作まで取り組み、大会に出場してきました。
現在は所属する佐々木研究室で、火星探査飛行機などに応用可能な低レイノルズ数域における薄翼の研究にあたる毎日。学会にも積極的に参加しています。
KITでの学びや経験を通じて航空機開発への思いが強くなり、夢の第一歩を掴んだ飯岡さんをご紹介します。
情報工学科4年 川上悠太さん
KITでなにか新しいことに挑戦してみたい。そんな川上悠太さんが出合ったのが、産学、地域連携で農業イノベーションの研究に取り組む課外活動プログラム「Project One」でした。ここで彼が中心となって取り組んでいるのは、ICT技術を用いた水田の新しい水位管理システムについて。これまで人が行っていた水田の見回りや水位の調整を自動化する提案です。今夏、活動報告をまとめた論文が、制御の分野では世界最大の学会で採択され、米国シアトルで発表も行った川上さん。
夢は、新しい技術開発に関わり世の中を変えていきたいと話す川上さんをご紹介します。
大学院機械工学専攻博士前期課程1年 塩崎友也さん。
9月、KITをはじめ東京大学など5大学が参画するBoeing Summer Seminarが開催されました。
これは、航空機メーカー ボーイング社が大学生を対象に実施しているエクスターンシップ・プログラムの一環として開かれたもので、学生たちはプロジェクト活動の成果を英語で発表。大学院1年塩崎友也さんたちKITチームは、演劇風に工夫を凝らしたプレゼンテーションを披露しました。
学生たちがボーイングジャパン社長を前に成果報告。KITチームの様子を中心に、KITで開いた塩崎さんの航空への強い思いもご紹介します。
電気電子工学科3年 嶋崎竜哉さん。
学生たちが自ら設計・製作した車輌によりものづくりの総合力を養う「全日本学生フォーミュラ大会」が今年も開催されました。
昨年、全種目遂行を達成したKIT夢考房フォーミュラカープロジェクト。さらに躍進したいとプロジェクトリーダー嶋崎竜哉さんをはじめとする今年は300kmを越える試走を重ね大会に臨みました。
トップエンジニアたちによるデザインやコストなどの静的審査、車検をクリアし、車の走行性能を競う動的審査へ。順調に見えたKITチームを突然のアクシデントが襲いました。再車検の通達に果たして彼らは・・・。
国内外から100チーム以上がエントリー。学生の頂点を目指す大会に挑んだKITチームの奮闘を、嶋崎さんのインタビューとともにご紹介します。
航空システム工学科2年 佐々木拳さん。
KIT夢考房小型無人飛行機プロジェクトが、8月に開催された「全日本学生室内飛行ロボットコンテスト」の自動操縦部門で、嬉しい初優勝を手にしました。この部門は、制限時間内に救援物資輸送や水平旋回など8つのミッションに挑戦し合計得点を競うものです。
大会リーダーでパイロットの佐々木 拳さん。航空について学びたいと北海道から進学。ものづくりにゼロから取り組んできました。
緊張しながらも無事大役を果たし、来年は全ミッションをクリアしたいと、早くも次を見つめています。
夢考房チームの活躍を佐々木さんのインタビューと大会映像でご紹介します。
ロボティクス学科3年 榎本光洋さん
今夏ドイツで開催された「RoboCup2016世界大会」の@Homeリーグで、KIT夢考房RoboCupプロジェクトチームが世界8位となりました。@Homeリーグは、家庭で人間の生活を助けるロボットの技術開発が目的で、出場チームの多くは企業の技術者や大学院生です。3年榎本光洋さんをリーダーとするKITチームは、昨年に続いての出場。彼らのロボット「HappyMini」は、障害物をよけながら目的地まで歩いたり、英語の質疑応答などの機能を備えています。ロボット開発は失敗の連続だが、思い通りに動いた瞬間がたまらなく嬉しいと話す榎本さん。
人間と共生するロボットづくりに取り組み世界大会に挑んだ榎本さんたちを、愛嬌いっぱいのロボットとともにご紹介します。
機械工学科2年 池田健到さん。
昨年秋にオーストラリア大陸3000kmを縦断したKIT夢考房ソーラーカープロジェクト。今年8月、4年ぶりに「ソーラーカーレース鈴鹿」に出場しました。国際レーシングコースを5時間走行し、その周回数を競うこのレース。KITチームは、大会リーダー池田健到さんを中心に、最大高低差52m、コーナーも多い鈴鹿のコースに合わせた車輌改良を進めてきました。
レース当日、残り1時間、大きなトラブルが彼らを襲いました・・・。必死で修理に取り組んだメンバーたち。彼らの鈴鹿大会を追いかけます。
ロボティクス学科3年 原田知樹さん。
8月、今年も神戸で「レスキューロボットコンテスト」が開催されました。これは、大地震で倒壊した市街地を模擬した6分の1スケールのフィールドで、遠隔操作のロボットを使って要救助者を救助する競技です。
これまでもレスキュー工学大賞や消防庁長官賞など様々な賞を受賞しているKIT夢考房メカニカルサポートプロジェクト。原田知樹さんをチームリーダーとする今回は、大規模災害や事故現場でレスキュー活動に携わった人が受ける強い精神的ストレス、惨事ストレスの軽減をコンセプトにシステムの開発に取り組みました。そして、実際の災害現場に即したシステム開発が評価され、2度目の竸基弘奨励賞を受賞。
この活動経験を実用機の運用に活かしていきたいと話します。
今年のチームの取り組みを原田さんのインタビューとともにご紹介します。
ロボティクス学科3年 永谷智貴さん。
「NHK学生ロボコン2016」で、優勝こそ逃したものの大会最速タイムを記録した夢考房ロボットプロジェクト。エコ、ハイブリッド2台の完全自動ロボットの高い開発力が評価され、技術賞と特別賞のダブル受賞を果たしました。
風力を使い直接触ることなくプロペラを載せたエコロボットを動かすハイブリッドロボットは、常にエコロボットの位置と自己位置を認識し、自動追尾しているのだといいます。
2台の調整バランスがレースを大きく左右する高度な戦いに挑んだKITチーム。
NHK学生ロボコンPART2。制御を担当した永谷智貴さんのインタビューを中心に、彼らが作りあげたロボットをご紹介します。
ロボティクス学科3年 伊藤総介さん。
7月、東京でNHK学生ロボコンが開催されました。今年のテーマは、エネルギー。1台のロボットが、風力や磁力などを使い直接触れることなくもう1台のロボットを動かし、ポールの頂上にプロペラを取り付けるというものです。
過去3度の優勝、2013年には世界一にも輝いたKIT夢考房ロボットプロジェクト。今年こそ再び頂点へと、伊藤総介さんをチームリーダーに日々活動を続けてきました。
順調な仕上がりに自信をもって迎えた当日、予選では大会最速タイムも記録、一層頂点に近づいたかに見えた準決勝で・・・。想定外のトラブルに今年も涙。
伊藤さんの選手宣誓で始まった学生ロボコン2016。KITチームの戦いをご紹介します。
経営情報学科4年 安部優太さん。
広い視野に立って学びたいと、高知県からKIT経営情報学科に進学した安部優太さん。地域活動に興味をもち、1年次から地域に対する奉仕活動の企画立案・運営を担う学生地域活動推進委員会に所属。保育施設など公共施設の清掃や防犯パトロールなど積極的な活動を続けています。また3年次からは、大学が立地する野々市市の総合計画審議会に、初の学生委員として名を連ねています。そんな彼が選んだ学びの集大成は、地域の課題の見える化についてです。
地域の発展につながる研究に取り組み始めている安部さんを、精力的な課外活動の様子とともにご紹介します。
大学院バイオ・化学専攻博士前期課程2年 小林由佳さん。
KITの生活環境研究所で溶媒抽出法をテーマに研究している小林由佳さん。
彼女は昨年、KITと連携大学院を結んでいるオーストラリアのメルボルン大学に留学。研究員として1年間、環境に優しい有機溶媒を使って、医薬品に使われているアルカロイドの抽出に取り組みました。
もともと留学への思いが強かった小林さんですが、初めての海外に加え、長期の研究活動は、大変な事も多かったと振り返ります。しかしこの経験で世界が近くなったと話す小林さん。
いろいろなことにチャレンジし、自分の可能性を広げていきたいという小林さんをご紹介します。