大学院電気電子工学専攻博士前期課程2年 神野翔綺さん。
KIT金沢工業大学大学院2年の神野翔綺さん。神野さんがLEDやレーザの材料となる「光る半導体」の研究を続けている山口研究室で、学びの集大成として取り組んでいるのは、青色LEDの光物性評価について。日本人の研究者たちによって生み出された青色LED。照明での大きな貢献はもちろん、様々な分野で広く応用されています。神野さんはレーザをつくりだしたいと、その材料である窒化物半導体の発光効率向上をめざした研究と向き合っています。憧れていた研究室に所属し、大学院進学後はその研究成果を国内外の学会で積極的に発表してきました。
春、念願の分析・計測機器の総合メーカーで第一歩を踏み出す神野さんをご紹介します。
大学院機械工学専攻 博士前期課程2年 樋口優香さん(2015年3月修了)。
切削工具メーカーのOSGで、この4月から社会人としての第一歩を踏み出した樋口優香さん。彼女は、ものづくりを通して人の役に立つことができたらと、愛知県からKIT機械工学科に進学しました。学部2年次に新谷教授と出会い、以来、大学院修了まで人工関節など医工連携の研究に没頭する日々を送ってきました。学生時代の集大成となったテーマは、脊椎の圧迫骨折や変形性股関節症の治療にも有効と考えられる人工足場材について。金沢医科大学や企業との共同研究でさらに貴重な経験をつんだようです。
大学で学んだことをいかして活躍していきたいと話す樋口さんをご紹介します。
航空システム工学科3年 夏目雄太さん。
3月上旬、鹿児島県種子島宇宙センターで、「第11回種子島ロケットコンテスト」が開催されました。これは、宇宙工学を学ぶ学生や社会人が全国から参加して、製作したモデルロケットや搭載機器(ペイロード)を打ち上げるものです。夏目雄太さんをリーダーとするKIT夢考房人工衛星開発プロジェクトが、昨年に続いて出場したのは、ペイロード部門。上空からCanSatを投下し、その後、自律動作でいかに目標ポイントの近くに到着できるかを競うものです。昨年の反省から当日の天候や風などを想定したテストを繰り返しながら大会に臨んだメンバーたち。しかしまたもやアクシデントが襲いました・・・。
JAXA宇宙航空研究開発機構などが主催するコンテストに挑戦したKITチームを、夏目さんたちのインタビューとともにご紹介します。
大学院 機械工学専攻博士前期課程2年 中田慎吾さん(2015年3月修了)。
電化製品の小型化・高性能化が進む近年、ICチップの製作などに求められる微細加工技術の研究に取り組み、コマツでエンジニアとしてスタートを切った中田慎吾さん。彼は、大学の学びの中で将来の進むべき道を見つけられたらと、兵庫県からKIT機械工学科に進学しました。普通科高校出身で、入学当初は用語一つとってもわからないことばかりだったそうですが、夢考房での講習会に参加するなどしてものづくりに必要な知識や技術を習得していきました。加藤研究室で大学院生の大きさに憧れ、自身も院進学を決意。学会参加などで貴重な経験を重ねていきました。
KITで学んだ切削のエキスパートとしても貢献したいと抱負を語る中田さんをインタビューと映像でご紹介します。
心理情報学科 香田紗希さん。
社会人としての第一歩を踏み出した岐阜県出身の香田紗希さん。彼女は、国立高専の電子制御工学科で学んだ後、KIT心理情報学科に編入学。在学中は、授業はもちろん課外活動などにも積極的に参加して心理学の知識を深めていきました。そして学びの集大成として取り組んだのは、様々な情報をWebサイトから得るようになった今日、高齢者など誰にとっても見やすい配色についての研究です。KITで、人という視点から物事を考えられるようになったと話す香田さん。
晴れやかな門出の日の様子などインタビューとともにご紹介します。
大学院電気電子工学専攻 博士前期課程2年 (2015年3月大学院修了) 小原邦夫さん。
この春から三菱電機に就職する小原邦夫さん。高校生の時に3Dディスプレイの研究を知り、装置からソフトウェアに至るまでも学生たちの手作りと聞いて強い関心をもったといいます。学部4年次からは電子情報通信工学科 坂本研究室で、より高精細な表示をめざした研究に、大学院進学後も、再生時間の大幅向上実現にむけたテーマと、3Dディスプレイの研究に没頭した日々でした。
恩師や仲間たちとの出会いが自身の大きな成長につながったと話す小原さんを、映像とインタビューでご紹介します。
応用化学科4年 平井崇貴さん。
KITで好きなことを見つけ全力投球したいと、岐阜県から進学した平井崇貴さん。入学後、学生のものづくりを技術や環境、安全面からサポートする「夢考房学生運営スタッフ」に参加し、ものづくりの世界に飛び込んでいきました。一方、学内の施設やサークル活動を通じて外国語習得や国際交流にも積極的だった平井さんは、韓国への語学留学にも挑戦するなど貴重な経験を重ねていきました。
KITでものづくりの楽しさを知り、念願のJR西日本で新しいスタートをきる平井さんの大学生活をインタビューと映像でご紹介します。
メディア情報学科4年 高野翔さん。
北陸と首都圏をつなぐ北陸新幹線がいよいよ開業します。金沢の新たな玄関口となるJR金沢駅の鼓門を、昨年秋、KITの学生たちがプロジェクションマッピングで見事にいろどりました。これは、新幹線開業に向けた取り組みとしてメディア情報学科出原研究室が、金沢市からの委託を受けて行ったものです。観客が参加できるゲーム形式のプロジェクションマッピングを担当した高野翔さんたち。複雑な形状や曲面に神経を使いながら、メンバーで力を合わせて取り組みました。大学院に進学し、さらに知識を深めたいと話す高野さん。
世界で最も美しい駅に日本で唯一選ばれている金沢駅を、学生たちが光のパフォーマンスで演出。交流拠点都市としてのつながりを込めた彼らの作品をご紹介します。
大学院機械工学専攻 博士前期課程2年 仲上元博さん。
大学選びは、航空機について学べるところ。中でも先尾翼機の設計・製作に取り組む人力飛行機プロジェクトに憧れ、宮城県からKIT航空システム工学科に進学した仲上元博さん。入学後すぐに夢考房プロジェクトに参加し、翼班として活動を続けました。そして夢考房活動の中で出会ったのが、複合材料CFRPです。航空機や船舶など需要が広がる期待の材料は、仲上さんの学ぶ意欲を向上させました。所属する廣瀬・吉田研究室で3年間、この大きな可能性を秘めた材料の研究に取り組んだ仲上さん。次なる舞台は、川崎重工業です。
充実ぶりがうかがえる仲上さんの学生生活を映像とインタビューでご紹介します。
大学院電気電子工学専攻博士前期課程2年 林秀幸さん。
目には見えないけれど、ものを動かしたり世の中を便利にしたりする電気について深く学びたいとKITに進学した林秀幸さん。学部時代は、夢考房プロジェクトで自律型二足歩行ロボット開発の活動に熱中。電気系に加え、加工やプログラミング技術も身につけることができたと振り返ります。そして4年次から所属する牧野研究室では、金属面に設置できるメタマテリアルアンテナや、一つのアンテナで二つの周波数をカバーできるアンテナの研究に取り組みました。
製品の小型化・薄型化につながる大きな成果を胸に、パナソニックで新しいスタートを切る林さんをご紹介します。
心理情報学科4年 西村麻実子さん。
この春、地元新潟県で社会人として第一歩を踏み出す西村麻実子さん。中学生のころからKITのオープンキャンパスに参加して感性工学に興味をもち、心理情報学科に進学を決めました。今年度、学びの集大成として念願の神宮研究室で取り組んだテーマは、菓子の一種であるグミの食シーンについて。企業との共同研究としてグミの心理的効果に迫りました。実験と解析を繰り返し、1月には共同研究先の会社社長を前に成果報告を行った西村さん。
貴重な機会となった研究とともに大学生活を振りかえる西村さんをご紹介します。
大学院 建築学専攻博士前期課程1年 鎌田真輔さん。
昨年行われた『歴史的空間再編コンペティション2014~第3回「学生のまち・金沢」設計グランプリ~』で、KIT大学院1年の鎌田真輔さんが、準グランプリを受賞しました。このコンペは、全国に在る歴史的な空間を見つめ直し新しい価値を生み出そうというもので、建築を学ぶ学生から252点の応募がありました。鎌田さんが着目したのは、加賀友禅。伝統文化と生活の場を建築を通してもう一度結びつけ、新たな関係の創造につなげたいと提案しました。多くの人と関わり、幅広く学んでいきたいと建築への思いを話す鎌田さん。
高い評価を得た作品をはじめ、KIT進学後積極的に参加している課外活動についてもご紹介します。
大学院 電気電子工学専攻博士前期課程2年 岡島宏太さん。
「挑戦することで、また新しい世界が見える」と話す大学院2年 岡島宏太さん。春から、デンソーテクノが新しい舞台です。岡島さんは、学部1年次から夢考房活動に参加して、電気自動車の効率性能を競うEVエコランにゼロから取り組みました。エコランプロジェクトで、ものづくりはもちろんチーム活動の大切さを学んだ岡島さん。4年次には、交換留学プログラムを利用してKITの米国提携大学へ半年間留学。ここでも貴重な日々を過ごしました。そして現在、6年間の学びの集大成として研究しているのは、高電源効率で電磁波ノイズの発生しないLEDの点灯回路についてです。
岡島さんの充実した学生生活を、映像とインタビューでご紹介します。