メディア情報学科4年 小松崎 直さん。
KIT金沢工業大学の学生たちが「あかりオブジェ」と「メディアテクノロジーの融合」によって金沢の街なかを幻想的に彩る金澤月見光路が昨秋開催され、多くの人たちで賑わいました。メディア情報学科出原研究室の学生たちは、プロジェクションマッピングやVR空間体験などで最先端の技術を展開。小松崎 直さんは、UI/UXデザイン手法を考慮したWebページやポスターデザインを担当しました。課外活動プロジェクトでも企業のロゴやコンセプト動画制作の経験がある小松崎さんですが、秋の金沢の風物詩として定着している月見光路では、利用者の視点に立ち良い体験を生み出すデザインをと試行錯誤しながら作りあげていきました。
多くの人たちを魅了した金澤月見光路、小松崎さんの取り組みをご紹介します。
機械工学科4年 重吉祐輔さん。
9月、静岡県で開催された「全日本学生フォーミュラ大会」。これは自動車技術会が主催し、学生が設計・製作した車両に対する技術力や安全性、生産性などさまざまな面から評価する競技会です。この大会への出場を目標に活動を続けている夢考房フォーミュラカープロジェクト。重吉さんをリーダーとして、今年は信頼性の追求をコンセプトに、例年以上にスケジュール管理に気を配り車両を完成させました。順調に進んだかにみえたKITチーム。しかし、今年も苦い経験が待っていました。
来年への思いを新たにした重吉さんたちを大会映像とともにご紹介します。
大学院 環境土木工学専攻博士前期課程2年 小阪卓也さん。
KITでの学生生活で自身の成長を実感しているという小阪さん。小阪さんは、和歌山県からKIT環境土木工学科に進学。学部時代は、学友会活動に熱心に取り組んできました。学業のおもしろさに目覚めたのは、「空間情報工学」という授業との出会いから。土木に対して新しいイメージを持ったといいます。専門的な知識をもっと得たいと大学院進学を決め、現在は、さまざまな土木分野への活用を視野に、小型UAV(無人航空機)を用いて高精度な3次元モデルを作成する研究を続けています。国際学会にも精力的に参加している小阪さん。
これからも多くの経験を積み、幅のある人になりたいと話す小阪さんをご紹介します。
ロボティクス学科3年 髙橋金さん。
8月、神戸市で「第14回レスキューロボットコンテスト」が開催されました。これは、災害現場の救出作業に必要な技術の向上やレスキュー活動などを広く知ってもらおうと行われているものです。実際の災害現場を想定した救助活動やロボット製作が毎年高い評価を受けているKIT夢考房メカニカルサポートプロジェクト。今年は機体周辺状況の把握をコンセプトに、さまざまな工夫を凝らしたロボットで大会に臨みました。しかし大会の進行を、台風11号が大きく阻んだのでした・・・。
ロボット製作や大会出場への強い思いをリーダー 髙橋さんのインタビューでご紹介します。
機械工学科3年 山村拓己さん。
8月、広島県で開催された自作省エネカーの燃費競技会で、夢考房エコランプロジェクトチームが、大学・高専クラス1位と3位に入賞しました。2339.5km/lを記録した優勝車両「Stradale」は、オリジナルエンジンを搭載。今回、天候やエンジンの調子が優れず、調整を繰り返しながらの競技会となりましたが、山村さんを中心にチーム一丸となって問題解決に取り組んでの結果は、また一つ彼らを成長させたに違いありません。
「スーパーマイレッジカーチャレンジ広島」で2年ぶり6回目の優勝を手にした夢考房チームの奮闘を、山村さんのインタビューとともにご紹介します。
大学院 電気電子工学専攻博士前期課程2年 真鍋仁志さん。
金沢工業大学では、小中高校生を対象としたロボット&プログラミング教室「夢考房ジュニア」がこの秋、学生たちが運営のサポート役となって本格的にスタートします。これは、次代を担う子供たちに科学技術への関心や才能の芽を育ててもらい、世界で活躍する人材を発掘しようと立ち上がったものです。学生リーダー 真鍋さんは、香川県からKITに進学。夢考房ロボカッププロジェクトでものづくりを一から学んできました。学業では、山口研究室で白色LEDに高効率化に向けた研究に取り組む真鍋さん。忙しくも、目を輝かせて取り組む子供たちを見るのは嬉しいと話します。
授業、課外活動と積極的な学生生活を送る真鍋さんをご紹介します。
電気電子工学科3年 関口岬さん。
昨年秋、オーストラリア大陸縦断レース「World Solar Challenge」で、総走行距離2564kmを記録した夢考房ソーラーカープロジェクト。ボディからモータにいたるまで、作れるものはすべて学生たちの手による車両です。再びこの過酷なレース挑戦を視野に、彼らは今月、秋田県で開催された「World Green Challenge2014」に出場しました。コース設定などが類似する秋田大会で、車両性能の評価やチーム運営の強化を図りたかったメンバーたち。しかし日本各地を襲った台風11号は、大会にも大きな影響をもたらしました。
秋田での様子を大会リーダー関口さんのインタビューとともにご紹介します。
応用化学科3年 伊藤悟さん。
今年3月、金沢工業大学や金沢高専の学生たちが、アジアの大学生と発展途上の地域を訪問し、フィールドワークを通して問題の発見から具体的な解決策の提案までを行う国際的なイノベーション創出プログラム「ラーニング・エクスプレス」に参加しました。学部3年の伊藤さんたちは、シンガポールやインドネシアの学生たちとチームを組んで、インドネシアの村に滞在。地元の産業である「扇子」づくりの改善策を検討しました。帰国後も夢考房でプロジェクトを立ち上げて工具の製品化に取り組み、9月には完成品を村に届ける予定です。自分の世界観を広げる貴重な経験になったという伊藤さん。
学生たちが多国籍チームを組み、リアルな問題に取り組んだ様子をご紹介します。
大学院 建築学専攻博士前期課程2年 山本将人さん。
この夏、石川県珠洲市に民家を改修したカフェが完成しました。地域に伝わる揚浜式製塩をアピールし地域の活性化につなげようというものですが、デザインを担当したのは、KITで建築を学ぶ学生たちです。若い感性で奥能登に新しい風をおこしたいというクライアントの依頼を受けプロジェクトがスタートしました。現地に何度も足を運ぶ中で、地域の人たちとの交流が生まれた山本さんたち、竹内研究室のメンバー。プレオープンの日、学生と住民によって10年ぶりに地元のキリコが復活しました。
地域に風穴をあけたいと手がけた建築と交流を、山本さんのインタビューと映像でご紹介します。
大学院 電気電子工学専攻博士前期課程2年 南部優賢さん。
学部3年次に電験3種に合格した南部さん。以後、資格取得をサポートする自己開発センターで、電気主任技術者試験対策講座のアドバイザースタッフとして活動していますが、さらに今年、電気を学ぶ学生のスキルアップを目指した勉強会を立ち上げました。放課後はそれらの活動でほぼ埋まるそうですが、教えることで、あらためて学ぶことも多いと言います。自身の集大成としての研究テーマは、白色LEDに使用される半導体材料について。競技場やスタジアムなど高出力の照明にも十分対応可能な白色LEDの実現をめざしたものです。
修士研究と電気を学ぶ学生たちのサポーターとして精力的に行動する南部さんをご紹介します。
ロボティクス学科4年 内山孝太さん。
今年の「NHK大学ロボコン」に、2年生主体のチームで臨んだKIT夢考房チーム。苦しみながらもベスト4に進んだ彼らを支え見守ってきた一人に、内山さんがいました。内山さんは、昨年の大会リーダー。世界一の栄冠を手にしたメンバーでした。2連覇への期待の一方で、技術の伝承と進化、常に優勝をねらえるチームに育ってほしい、これが後輩への思いでもありました。
昨年の大会を振り返りながら、大学ロボコン班前リーダー 内山さんの「常勝」にかける思いをインタビューと映像でご紹介します。
ロボティクス学科2年 坂下文彦さん。
「NHK大学ロボコン」。昨年の大会で3度目の優勝。日本代表として出場した世界大会でも見事世界1位を掴んだKIT夢考房ロボットプロジェクト。今年、大きなプレッシャーの中で舞台に立ったのは、2年生主体の若いチームでした。大会リーダーの坂下さん。大会を目前にしても思うようなロボットの動きが出来ず、不安で一杯だったと振り返ります。それでも当日は決勝トーナメントに進み、ベスト4と大健闘の夢考房チーム。
「NHK大学ロボコン2014」に挑んだ坂下さんたちをご紹介します。
機械工学科4年 佐々木魁飛さん。
機械工学科加藤研究室で、さまざまな情報機器の小型化につながる微細な加工技術の研究に取り組んでいる佐々木さん。彼は、新しい自分づくりをめざして北海道からKITに進学。そこで出会ったのが、学生自身の手で省エネカーを作る夢考房エコランプロジェクトでした。1年次の終わりには新型車両を提案し、開発に着手。仲間と試行錯誤を繰り返しながらようやく完成した電気自動車は、今年5月の競技会でチーム新記録を達成しました。
新製品の具体化には機械技術が必要だと知り、カルビーへの進路を決めた佐々木さんをご紹介します。