大学院電気電子工学専攻博士前期課程2年 神野翔綺さん。
KIT金沢工業大学大学院2年の神野翔綺さん。神野さんがLEDやレーザの材料となる「光る半導体」の研究を続けている山口研究室で、学びの集大成として取り組んでいるのは、青色LEDの光物性評価について。日本人の研究者たちによって生み出された青色LED。照明での大きな貢献はもちろん、様々な分野で広く応用されています。神野さんはレーザをつくりだしたいと、その材料である窒化物半導体の発光効率向上をめざした研究と向き合っています。憧れていた研究室に所属し、大学院進学後はその研究成果を国内外の学会で積極的に発表してきました。
春、念願の分析・計測機器の総合メーカーで第一歩を踏み出す神野さんをご紹介します。
大学院電気電子工学専攻博士前期課程2年 佐久間 雄大さん。
KIT大学院で地震予知の研究に取り組む佐久間さん。平間研究室で、世界最高レベルの超高感度磁気センサーを応用した地磁気変動観測装置の開発と解析にあたっています。プログラミングや電子回路などを勉強しながら自分たちの手で装置をつくり、データを収集、評価。日本海側では初めての設置観測で、地震予知システムの構築にもつながる彼の研究は電気学会で認められ、優秀論文発表賞を受賞しました。
人の役に立てる仕事をし、後輩に道をつくりたいと話す佐久間さんをご紹介します。
ロボティクス学科2年 眞下康宏さん。
「NHK大学ロボコン2013」。東京大学との決勝戦で、金沢工業大学夢考房チームは大会最速タイムで優勝。自動、手動ロボットの見事な連携による勝利でした。出場チームの中でも群を抜くスピードで課題をこなすKITチームの自動ロボット。制御を担当したのは、2年眞下さん。走行距離と位置の把握やバックアップ対策など綿密なプログラムには目を見張るものがあります。世界大会では、よりスピードアップを図るべく活動に余念がない眞下さん。
NHK大学ロボコンシリーズ第3弾。高精度にプログラミングされた自動ロボットの動きを真下さんのインタビューでご紹介します。
ロボティクス学科3年 片山泰伸さん。
「NHK大学ロボコン2013」で、3年ぶり3度目の優勝を手にしたKIT金沢工業大学夢考房ロボットプロジェクト。大会メンバーとして手動ロボットを担当していたのが、3年片山さんでした。小学生の時から憧れ続けてきたロボコン。その夢の舞台で味わった最高の喜び。しかし感動に浸る間もなく、今月に迫ったABU世界大会に向け練習を続ける毎日です。改良を重ねたロボットで更なるスピードアップを実現し、世界大会に挑むKITチーム。
操縦者として大舞台に立つ片山さんを優勝インタビューや彼を支えるメンバーの声とあわせてご紹介します。
情報工学科4年 林 謙吾さん。
ITを活用した地域活性化をめざす活動に取り組んでいる「CirKitプロジェクト」が、今春、株式会社CirKitとして新たなスタートを切りました。KITには、100の課外教育プログラムがあり、学生による起業はCirKitが初めてです。リーダーの林さんは、入学直後からプロジェクトに参加していましたが、より責任が伴う活動をしていくべきだと、昨年から起業化に向けた準備を進めてきました。
株式会社として本格的に始動した林さん達の取り組みを、映像とインタビューでご紹介します。
ロボティクス学科3年 内山孝太さん。
「NHK大学ロボコン2013」今年、最高の喜びを味わったのは、KIT夢考房ロボットプロジェクトチームでした。昨年、決勝で涙を呑んだ東京大学を37秒という驚異的なタイムで破っての3年ぶり3度目の優勝です。昨年の大会は応援席から見守っていた内山さん。今年はリーダーを任されチームを引っ張ってきました。大会では試合ごとに不安材料が見え隠れしたものの、メンバー全員で作り上げたロボットへの信頼は大きなものがありました。8月に迫った世界大会に向け、さらにタイムを短縮したKITチーム。
互いにベストタイムという1秒を争う素晴らしい決勝戦を始め、日本代表を掴むまでのKITチームを内山さんのインタビューで振り返ります。
大学院機械工学専攻博士前期課程2年 荻野 浩二さん。
荻野さんは、学部4年次のプロジェクトデザインⅢ(卒業研究)として、同じ小林・鈴木研究室の仲間と食事支援ロボットを開発。昨年韓国で開催されたプロジェクト型卒業研究の国際コンペで3位に入賞しました。この食事支援ロボットは、音声入力や口の開閉による操作によって、介助者の支援がなくても自分のペースで食事や飲み物を摂ることができるというものです。食物支援を担当した荻野さん、開発には特別な思い入れもありました。大学院進学後もオーストラリアで行われたIEEEの国際学会で研究成果を発表するなど利便性の向上をめざして研究を続けています。
三菱電機に内定し、将来はグローバルに活躍したいと話す荻野さんをご紹介します。
建築学科4年 小出康人さん。
6月、石川県森林公園内に、KITで建築を学ぶ学生たちが制作した自然観察のためのオブジェが完成しました。これは、アートを通して自然を守る「MISIAの森」プロジェクトの一環として行われたもので、バオバブの木をイメージしたという高さ4mのオブジェは、子供たちが自然の中で生き物を観察したり、遊んだりできるようになっています。
設計から制作までを担当したのは、竹内研究室に所属する学生達10名。メンバーの小出さんにとっては、実施設計や制作はまさに初めての経験でした。何度も練り直したデザイン、スケジュール管理の難しさなど大変なことも多かったようですが、みんなの力で1つの作品が形になっていくことがとても嬉しかったといいます。
完成までの彼らの奮闘ぶりを小出さんのインタビューとともにご紹介します。
大学院バイオ・化学専攻博士前期課程2年 飛坂未緒さん。
高校生の時に手にしたKITの入学案内に書かれていた「カビから医薬品を製造する研究」に強い関心を持ち、KIT応用バイオ学科に進学。4年次からは念願の小田研究室で、カビの持つ酵素を使って、ステロイド医薬の原料を高生産するシステムの開発に取り組んでいます。
このテーマを3年かけて自分の手で形にしたいと大学院に進学した飛坂さん。研究を続ける中で興味が強くなったジェネリック医薬品原薬製造企業に内定。ジェネリック医薬品製造を通して社会に貢献したいと話します。
カビから有用な医薬品原料の高生産に挑む飛坂さんをご紹介します。
大学院 機械工学専攻博士前期課程1年 島拓実さん。
KITの学生たちが製作したシーラカンスのロボットが、福島県にある水族館「アクアマリンふくしま」で展示されています。これは、ロボティクス学科の佐藤研究室の学生たちが製作したもので、独特のひれの仕組みを解明し、モーターを組み込むことで複雑な動きを再現した実物大のロボットです。メンバーの一人、島拓実さんは、強度計算や加工など苦労の連続だったようですが、ものづくりの流れを経験できた貴重な機会だったと当時を振り返ります。
“生きた化石”と呼ばれるシーラカンスの泳ぎをロボットで再現。生物進化の解明と新しい技術開発への一歩となる取り組みを、映像と島さんのインタビューでご紹介します。
大学院電気電子工学専攻博士前期課程1年 岡島宏太さん。
異文化に触れて視野を広げたいと、KITの交換留学プログラムを利用して、海外提携校に留学した学生がいます。岡島さんです。
岡島さんは学部1年次から夢考房エコランプロジェクトに参加し、EVエコランの開発やドライバーとして活動してきました。一方で海外への思いも強く、大学院進学予定者を対象にした留学プログラムに応募、4年次の半年間、米国のローズ・ハルマン工科大学でさまざまな経験を積んできました。
ものづくりに対する意識が変わり、失敗を恐れなくなったと振り返る岡島さん。充実ぶりがうかがえる留学時の様子や修士研究への抱負などをインタビューと映像でご紹介します。
ロボティクス学科4年 西川徹さん。
自律移動型ロボットの競技会、ロボカップジャパンオープンに、KITロボティクス学科 出村研究室の学生たちが参加しました。
彼らが参加したのは、@ホームリーグ。日常生活のなかでロボットがいかに役に立ち、人間と共に暮らしていけるのか? その可能性を探る競技です。
リーダーの西川さんは、機械、電気、情報と幅広く学びたいとロボティクス学科に進学し勉強に励んできましたが、今回、本格的なロボット製作を初めて経験し、アイデアを形にする難しさを痛感したと振り返ります。
一方で、大会は自分自身が学ぶべき方向性を知る貴重な経験になったと話す西川さん。ロボット研究への気持ちを新たにした西川さんを、愛らしいロボットとあわせてご紹介します。
ロボティクス学科3年 川崎 邦将さん。
自律走行ロボットのサッカー競技会「ロボカップジャパンオープン」が、今年も開催されました。これは、2050年までにサッカーのワールドカップチャンピオンチームに勝利することを大きな目標として行われているものです。
KIT夢考房ロボカッププロジェクトは、中型とヒューマノイドのロボットリーグに参加。プロジェクトリーダーで中型機班の川崎さんは、ロボットが自己の位置を推定するプログラムに取り組み、優勝めざして大会に挑みました。
人間さながらのドリブルやパス回しで迫力あるプレーを繰り広げる中型ロボットリーグ。
KITチームの奮闘を川崎さんのインタビューとともにご紹介します。