電気電子工学科4年 宮腰昂希さん。
電気系最難関国家資格である第一種電気主任技術者試験(電験一種)に、学部3年次で合格した学生がいます。KIT金沢工業大学電気電子工学科の宮腰昂希さん。KITでは41年ぶりの学部生合格者です。工業高校時代から様々な資格を取得してきた宮腰さんですが、本格的な電験の勉強からおよそ2年での快挙に、最初は半信半疑だったと振り返ります。
資格は努力の可視化であり、これからもいろいろな勉強を続けていきたいと話す宮腰さんを、卒業研究の様子も交えてご紹介します。
機械工学科3年 坪井 太郎さん。
世界最大規模のソーラーカーレース「ワールド・ソーラー・チャレンジ」。オーストラリアの北部ダーウィンから南部アデレードまでの約3000kmを走破するこの大会に、KIT夢考房ソーラーカープロジェクトが参戦しています。過去2回の出場では完走を果たし、日本チームとしてトップクラスの成績も残す夢考房チーム。チームリーダーの坪井太郎さんは、ノーミス、ノートラブルでの完走をめざしたいと意気込みを話しました。作れるものはすべて自分たちの手で作りあげたソーラーカーで、オーストラリア大陸縦断に挑戦。
12年ぶりの参戦を前にした夢考房ソーラーカープロジェクトをご紹介します。
ロボティクス学科3年 古宇田秀明さん。
KIT夢考房ロボットプロジェクト。数々の困難をチームで乗り越え掴んだ「ABUロボコン2013」初優勝の瞬間、皆がコートに駆け寄り喜びを分かち合う中、日の丸を手にしたチームメイトを肩車してコートを周り、会場からの祝福に応えた学生がいました。ピットクルーとして大会メンバーを支え続けてきた古宇田秀明さんです。6月、東京大学を破って日本代表に、そして今回、世界大会で最高の栄誉を勝ち取りました。ずっと夢みていたことが現実になったと話す古宇田さん。
何度見ても嬉しいABUロボコン優勝シーンを、古宇田さんが1本1本細部にまでこだわり設計した勝負の決め手となる「苗木」とともにご紹介します。
夢考房ロボットプロジェクト。
8月、ベトナムで開催された「ABUアジア・太平洋ロボットコンテスト」で、日本代表として出場したKIT夢考房ロボットプロジェクトが、悲願の初優勝を果たしました。日本チームの優勝は、8年ぶり2度目です。国内大会以降さらなるスピード化を実現。出発前には、安倍晋三首相から激励を受けて現地に入ったメンバーたち。しかし予選から様々なトラブルが襲いかかりました・・・。チーム全員の力でアクシデントを乗り越えての初優勝!
夢考房ロボットプロジェクトが掴んだロボコン世界一への道のりをご紹介します。
電気電子工学科4年 加納雅己さん。
学生自身が車輌の企画から設計、製作までを行い、ものづくりの総合力を競う「全日本学生フォーミュラ大会」が今年も静岡県で開催されました。自動車技術会が主催し、プロのエンジニアたちが、技術力や安全性、コスト面など様々な角度から審査するこの大会、KIT夢考房フォーミュラカープロジェクトのメンバーたちにとっても、日々の活動の成果を知る貴重な機会です。1年かけて作り上げてきた彼らのフォーミュラカー、車検、デザインなどの静的審査をクリアし、走行性能などを競う動的審査へと進んでいきました・・・。
全日本学生フォーミュラ大会に挑んだ夢考房チームを、ドライバーとしてハンドルを握った加納雅己さんのインタビューとともにご紹介します。
機械工学科2年 酒井尚也さん。
8月に開催された「SUPERMILEAGE CAR CHALLENGE 広島」。ガソリン1リットルでどれだけ走れるかを競う大会に、過去、2487kmの記録をだした車が6年ぶりにコースに戻ってきました。金沢工業大学 夢考房エコランプロジェクトが開発したG.E. ALTiCです。酒井さんたち2年生が主体となり、昨年秋から大会出場を目標に活動をスタート。電装品などは新しく製作するなどメンバーにとってはとても貴重な機会となりましたが、試行錯誤の連続だったに違いありません。
1年次から本格的なものづくりに挑戦し、その難しさを肌で体験したメンバーたちの表情を追いかけます。
ロボティクス学科2年 濱口裕成さん。
8月に神戸で開催されたレスキューロボットコンテストで、KIT夢考房メカニカルサポートプロジェクトチームは、大会最高賞の「レスキュー工学大賞」を受賞しました。
毎年、実際の災害現場を想定した探査や救助手法を取り入れたロボットを製作して、高い評価を受けてきた夢考房チーム。今年はよりスピーディな情報収集や発信をコンセプトに開発を行い、技術力、組織力など総合的な視点から最高賞に輝きました。大会リーダーの濱口さん。予選では思うような結果が出なかっただけに、とても緊張したと振り返ります。
ものづくりの原点を実践する今年の夢考房チームの取り組みをご紹介します。
航空システム工学科4年 佐野大貴さん。
KITで航空について一から学び、航空機専業メーカーに内定を決めた佐野さん。入学後、自分たちの手で大空を舞う機体が作れたら!と夢考房小型無人飛行機プロジェクトに参加。米国のSAE Internationalが主催し、世界中の航空工学を学ぶ学生たちが競うデザインコンテスト出場という大きな目標を持って活動を続けてきました。また、学びの集大成として今取り組んでいるのは、鳥のもつウィングレットの空力特性についてです。授業と夢考房活動を通して、航空機の魅力がどんどん大きくなったという佐野さん。
いつか自身が関わった飛行機に乗りたいと話す佐野さんを、仲間と作り上げた機体とともにご紹介します。
大学院バイオ・化学専攻博士前期課程1年 嶋崎栞さん。
大学院でバイオ・化学を専攻する嶋崎栞さんは、もともとは化粧品の原料となる化学物質の基礎原理を学びたいと、千葉県からKIT応用化学科に進学しましたが、学んでいくうちに生分解性プラスチックなど環境に優しい材料に興味を持つようになったといいます。
所属する大澤研究室では、生分解性プラスチックに着色する色素として、天然色素に注目。光や熱に弱く褪色しやすいという欠点を逆利用し、バイオ燃料として期待されるアフリカ原産の植物がもつ毒性を測るセンサーとして活用しようとしています。環境に優しい身近な材料から世界を救う!
世界に貢献する研究テーマに熱心に取り組む嶋崎さんをご紹介します。
大学院電気電子工学専攻博士前期課程2年 佐久間 雄大さん。
KIT大学院で地震予知の研究に取り組む佐久間さん。平間研究室で、世界最高レベルの超高感度磁気センサーを応用した地磁気変動観測装置の開発と解析にあたっています。プログラミングや電子回路などを勉強しながら自分たちの手で装置をつくり、データを収集、評価。日本海側では初めての設置観測で、地震予知システムの構築にもつながる彼の研究は電気学会で認められ、優秀論文発表賞を受賞しました。
人の役に立てる仕事をし、後輩に道をつくりたいと話す佐久間さんをご紹介します。
ロボティクス学科2年 眞下康宏さん。
「NHK大学ロボコン2013」。東京大学との決勝戦で、金沢工業大学夢考房チームは大会最速タイムで優勝。自動、手動ロボットの見事な連携による勝利でした。出場チームの中でも群を抜くスピードで課題をこなすKITチームの自動ロボット。制御を担当したのは、2年眞下さん。走行距離と位置の把握やバックアップ対策など綿密なプログラムには目を見張るものがあります。世界大会では、よりスピードアップを図るべく活動に余念がない眞下さん。
NHK大学ロボコンシリーズ第3弾。高精度にプログラミングされた自動ロボットの動きを真下さんのインタビューでご紹介します。
ロボティクス学科3年 片山泰伸さん。
「NHK大学ロボコン2013」で、3年ぶり3度目の優勝を手にしたKIT金沢工業大学夢考房ロボットプロジェクト。大会メンバーとして手動ロボットを担当していたのが、3年片山さんでした。小学生の時から憧れ続けてきたロボコン。その夢の舞台で味わった最高の喜び。しかし感動に浸る間もなく、今月に迫ったABU世界大会に向け練習を続ける毎日です。改良を重ねたロボットで更なるスピードアップを実現し、世界大会に挑むKITチーム。
操縦者として大舞台に立つ片山さんを優勝インタビューや彼を支えるメンバーの声とあわせてご紹介します。
情報工学科4年 林 謙吾さん。
ITを活用した地域活性化をめざす活動に取り組んでいる「CirKitプロジェクト」が、今春、株式会社CirKitとして新たなスタートを切りました。KITには、100の課外教育プログラムがあり、学生による起業はCirKitが初めてです。リーダーの林さんは、入学直後からプロジェクトに参加していましたが、より責任が伴う活動をしていくべきだと、昨年から起業化に向けた準備を進めてきました。
株式会社として本格的に始動した林さん達の取り組みを、映像とインタビューでご紹介します。