メディア情報学科4年 池村治那さん。
10月、JR金沢駅の鼓門が、学生たちが制作したプロジェクションマッピングで美しく彩られました。KITメディア情報学科 出原研究室と金沢市の連携事業「金澤月見ゲート」です。6年目を迎えた今年は、構築・未来・共創の3つのテーマで構成。このうち池村治那さんたちが担当した鑑賞型プロジェクションマッピングは、金沢の更なる発展を祈念して、現在から近未来の様子を3DCGも使いながら表現しました。またVR(VirtualReality)技術を活用した制作も進化し、形状が複雑な鼓門への投影も一層精度が向上したといいます。金沢の玄関口を色とりどりの鮮やかな映像でおもてなし。
今年も多くの人たちを魅了したプロジェクションマッピングを池村さんたちのインタビューとともにご紹介します。
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メディア情報学科4年 一橋佳生さん。
4月からIT企業で第一歩を踏み出す一橋佳生さん。プログラミングを学びたいと長野県からKIT金沢工業大学メディア情報学科に進学しました。学びの集大成として取り組んだテーマは、映像を活用したプログラミング学習システムです。小学校でのプログラミング教育が必修化となるなど、IT人材の育成が強く求められています。一橋さんは、対象となる子どもたちが動画配信サイトで映像に親しんでいることに注目。映像編集や動画再生のしくみなどを題材とし、楽しみながら学習を続けられるシステムを提案しました。
将来幅広く活躍できる技術者をめざし挑戦をつづけていきたいと話す一橋さんを、ご紹介します。
メディア情報学科4年 小野田周治さん。
この春、社会人として第一歩を踏み出すKIT金沢工業大学メディア情報学科4年の小野田周治さん。KIT進学後は、地域の幼稚園と連携しておもちゃ開発に取り組むプロジェクトや、学生スタッフとしてMR技術を活用した施設内の家具配置シミュレータを制作するなど課外でもさまざまなものづくりにチャレンジしてきました。そして学びの集大成として取り組んだのは、金沢の街なかに賑わいをと開催されているライトアップイベントを題材に、会場とオンライン会場をつなぐ体験システムの開発です。小野田さんは、参加者同士が写真で交流できるメタバースをつくりあげました。
これからも新しいことを学び続けて成長していきたいと話す小野田さんをご紹介します。
メディア情報学科4年 江東優匡さん。
KIT金沢工業大学の学生たちが制作した、あかりのオブジェとメディアデザインの融合「金澤月見光路」が、10月開催されました。メディア情報学科、出原研究室の学生たちが取り組んだのは、スマホやホログラム、プロジェクションマッピングによって来場者とオンライン参加者を繋げ、写真の交流を通して月見光路の感動を共有するメタバースでした。メンバーの江東優匡さんは、現実と仮想空間を繋ぐコネクトスポットのシステムやプログラムを担当。今回のさまざまな経験は、来春社会人として歩みだす彼にとって大きな自信となったようです。秋の夜を美しく彩る金澤月見光路篇Part2。
江東さんのインタビューを中心にご紹介します。
大学院システム設計工学専攻博士前期課程1年 小林尚矢さん。
現実空間と仮想イメージを融合し、よりリアルな仮想空間を作り上げる技術MR(Mixed Reality)。このMR技術を使った研究に取り組んでいる学生がいます。金沢工業大学大学院1年の小林尚矢さんです。新潟県からKITメディア情報学科に進学。学部3年次の授業でMRを使った作品制作にとりかかりました。大変なことが多かったと振り返りますが、卒業研究では、MR技術とピアノを連携させた拡張演出システムをつくりあげました。大学院ではMR技術を医工連携研究に活用して遠隔教育支援システムの開発を目指している小林さん。
小林さんが制作したMRピアノの幻想的な世界をインタビューとともにご紹介します。