大学院情報工学専攻博士前期課程1年 山下正人さん。
脳波を利用した個人認証システムの提案という画期的な研究に取り組んでいる学生がいます。金沢工業大学大学院で情報工学を専攻する山下正人さんです。山下さんは所属する中沢研究室が開発した、脳波を使って車いすを制御するというシステムからヒントを得てこの研究をスタート。98%の精度で個人認証が可能で、この成果を昨秋、ニュージーランドで開かれた国際会議で発表。さらに情報処理学会などが主催するワークショップでは、最優秀論文賞を受賞しました。
次世代のセキュリティシステムとしても期待され、より精度の高いシステム実現をめざし研究を続けている山下さんをご紹介します。
Pickup Content
情報工学科4年 山本真史さん。
金沢工業大学学友会の学生健康委員会は、石川県赤十字血液センターなどと協力して学内献血を実施。16年連続1000人超えを達成するなど活発な活動を続けています。その活動は学内にとどまらず、学生ボランティアとして他大学の学生たちと一緒に定期的に献血の呼びかけや大切さも伝えています。今年度の委員長は4年、山本真史さん。7月、日本赤十字社名誉副総裁を務める秋篠宮紀子さまを前に、学生の献血推進活動について説明に立ちました・・・。
喜びの声が活動の大きな励みにもなると話す山本さん達の活動を貴重な経験の感想とともにご紹介します。
情報工学科4年 林航希さん。
AI技術を活用して林業の活性化をめざす研究に取り組む学生がいます。愛知県出身の林航希さんです。林さんが仲間とともに産官学で取り組む研究は、ドローンの空中写真データなどからAI解析を用いて樹木の積量や質、種類など森林の様子を把握しようというものです。KITで本格的に情報工学について学び始めた林さん。AIに興味をもち勉強するうちに、実際の問題解決につながるとりくみができたらと、この研究をスタートさせました。
試行錯誤の毎日でも研究のおもしろさを実感していると話す林さんをご紹介します。
大学院情報工学専攻博士前期課程1年 柳澤理紗さん。
ロボット製作に強い憧れをもって秋田県からKIT情報工学科に進学を決めた柳澤理紗さん。入学後、夢考房ロボットプロジェクトに参加。NHKロボコンで再びの頂点をめざし夢考房活動に熱中しました。一方、情報工学の学びも1年次から積極的に取り組んできた柳澤さん。学部の卒業研究テーマとした車の自動運転シミュレータを用いた自律走行システムの開発は、優秀論文発表賞を受賞するなど学外でも高い評価を得ています。
大学院に進学し一層研究活動に熱心な柳澤さんの横顔をご紹介します。
情報工学科4年 豊川ヘンリー善崇さん。
大学生活の中で将来の進むべき道を探せたらと沖縄県からKITに進学した豊川ヘンリー善崇さん。情報工学科で学びながら課外活動にも参加してきました。その一つ「Design for the Community」は、地域に住む外国人へのインタビューを通して課題を発見し、問題解決にとりくんでいくプロジェクトです。仲間とコミュニティバスの英語版ルートマップ作成や防災ワークショップの開催などを行った豊川さん。学びの集大成として現在進めているのは、外国人のための医療施設を案内するチャットボットです。そしてKITで見つけた新しい舞台は、社会を支える車の開発!
春から念願の自動車メーカーでスタートをきる豊川さんをご紹介します。