工学部 機械工学科

森本喜隆 研究室

MORIMOTO Yoshitaka
LABORATORY

100万分の1ミリメートル(ナノメートル)で工作機械を制御する

ものづくりの根幹を支える日本の工作機械産業は、北陸・中部地域に特に多く、独自の技術力により世界をリードしている。研究室では、工作機械を制御する技術,評価する測定技術を中心に、100万分の1ミリメートルで、世界にアピールできる新しい工作機械の開発に取り組んでいる。
研究成果は、2015年度日本機械学会賞(論文)を受賞したことからも、内外の工作機械関連の技術者から注目を浴びている.

キーワード

  • 高速運動制御
  • 工作機械
  • ナノ
  • CAMシステム

研究紹介

RESEARCH

振動、熱変形に強い機械構造の開発

研究内容

高速、高応答を持つ工作機械を開発するには、機械系の動特性を考慮した制御手法を用いなければならない。そのためには、従来の機械構造にとらわれずに、振動を制御しやすい、あるいは熱変形を制御しやすい構造として、新しい構造の機械を模索することも解決方法の一つである。本研究では、超精密位置決め技術、構造解析技術を融合して、機械が振動する、熱変形するという前提に立ち、これらを制御により安定させることを目的に、種々の構造の提案、位置決め機構の提案、制御手法の提案を行ってきた。これらの研究成果を組込んだ新しい構造の機械を開発する。

非軸対称三次元局面の旋削加工

研究内容

旋削加工は軸対称の工作物を加工することを指すが,この研究では,自動車エンジンのカムのように非軸対称の形状でも,旋削加工が可能となる画期的な手法である.
リニアモータにより高速に工具を駆動させ,主軸回転位置と同期させて,移動距離を5nmきざみで0.222msの時間間隔で位置制御を行う.
2015年度日本機械学会賞(論文)を受賞している.

教員紹介

TEACHERS

森本喜隆  教授・博士(工学)

略歴

1977年
3月
石川県立七尾高等学校 卒業

1981年
3月
金沢大学 工学部 機械工学科 卒業

1983年
3月
金沢大学大学院 工学研究科 機械工学専攻 修士課程 修了

1983年
4月
石川県工業試験場 技師 

1993年
3月
金沢大学大学院 自然科学研究科 システム科学専攻 博士課程 修了

1993年
4月
石川県工業試験場 研究員 

1996年
4月
富山工業高等専門学校 助教授 

1999年
4月
宇都宮大学 助教授 

2008年
4月
金沢工業大学 工学部 機械系 機械工学科 教授 

2018年
4月
金沢工業大学 工学部 機械工学科 教授 

2022年
4月
金沢工業大学 副学長 

専門分野

専門:位置決め、振動制御、工作機械

学生へのメッセージ

ものを作る機械、工作機械について研究しています。”動いてこその機械”、これが私の持論です。動かないものは機械ではなく構造物といいます。その機械の運動をどのように制御すれば良いか。そのことについていつも考えています。最終的には、オリジナルの制御方法、オリジナルのメカを搭載した工作機械を開発して、かつ誰よりも速く正確に動かしたい。こんなことを意識して、百万分の1mmのレベルで研究開発を行っています。これまでの研究活動を通して、日本機械学会、米国機械学会、精密工学会から、その研究の成果が認められていくつかの賞を受賞しました。特許も10以上持っています。これからもさらに独自の工作機械を開発したいと思っています。そのためには意欲のある学生が研究室に来てくれるのを待っています。いっしょに”しびれる研究”をして、達成感を得ましょう!

担当科目

機械工作法  機械工学専門実験・演習B  機械工作・演習(再履修クラス)  機械工学専門実験・演習A(再履修クラス)  プロジェクトデザインⅢ(森本喜隆研究室)  機械力学Ⅱ  制御工学  機械工作概論  アドバンスドマシニング工学研究(森本喜隆)  機械部品最適デザイン統合特論  コーオププログラム(機械工学専攻)  コーオププロジェクト(機械工学専攻)  

オリジナルコンテンツ

ORIGINAL CONTENTS