情報工学科4年 鈴木晃輝さん。
KIT金沢工業大学には、英語を生かした課外活動や様々な留学プログラムなど語学を通して世界を大きく広げるための環境があります。情報工学科で学ぶ鈴木晃輝さんもコロナ禍が落ち着きを見せて来た2年次中頃から留学生との交流イベントなどに積極的に参加してきました。中でも東南アジアの学生たちと協力しながら、課題発見、解決にとりくんだ「さくらサイエンスプログラム」は、貴重な経験になったと話します。また今年の夏は、日本で学ぶ世界各国の留学生が石川県に集い文化交流を行う「JAPAN TENT」で、リーダーとして学生ボランティアを率いました。
国際交流を通じて自身の成長を実感している鈴木さんをご紹介します。
大学院機械工学専攻博士前期課程2年 杉若一輝さん。
ものづくりに興味があり、大学で専門的に学んでみたいとKIT金沢工業大学に進学した杉若一輝さん。杉若さんが、機械工学科、杉本研究室で4年次から続けているのは、流体工学を応用した尿路結石の破壊に関する研究です。医療界も注目するテーマに打ち込んできた杉若さん。研究成果は、複数の学会で発表。論文集の掲載も決定しました。わからないことに挑戦することが楽しいと話す杉若さん。来春、念願の医療機器メーカーで技術者としての第一歩を踏み出します。
将来はさらに勉強を重ね、機器開発の提案ができる人材になりたいと話す杉若さんをご紹介します。
ロボティクス学科3年 上原裕太さん。
2021年10月10日、NHK学生ロボコンが東京で開催され、全国から書類選考やビデオ審査を通過した16チームが、世界大会であるABUロボコン出場をかけて挑みました。KIT金沢工業大学夢考房ロボットプロジェクトチームも出場。今年のテーマは、「投壺~トゥフー~」、矢をポットに投げ込んで獲得できる得点を競いました。得点ロボットの制御全般を担当したのは、3年上原裕太さんです。高校時代もレスキューロボットの大会に出場するなどロボット制御に関わってきましたが、さらに学びたいと大阪府からKITに進学を決めました。今回、決勝トーナメントに進出しつつもベスト6で終わったKITチーム。悔しさは残りますが、素晴らしい仲間と一緒に戦うことができたと充実した表情で話します。新型コロナウィルスの影響で、無観客での2年ぶりの会場開催となったNHKロボコン。
KITチームの戦いを上原さんのインタビューを交えてご紹介します。
大学院ビジネスアーキテクト専攻修士課程2年 薮内 一葉さん。
他大学在学中に、SDGsイノベーション教育で国内第一人者である金沢工業大学 平本督太郎准教授や学生プロジェクト「SDGs Global Youth Innovators」の発足メンバーたちとの出会いがきっかけでSDGsの普及活動に取り組んだ薮内一葉さん。彼らから受けた刺激は大きく、新しい専門分野を学んでいきたいとKIT大学院に進学しました。現在は、プロジェクトで開発した教材を活用して、英語を含む多言語の人たちとの交流を拡げていきたいと意欲的に行動しています。来春、社会人としても活動を続けていく薮内さん。
SDGsの活動でさらに新しい出会いや世界を拡げていきたいと話す薮内さんをご紹介します。
電気電子工学科4年 髙松 駿さん。
鳥取県出身の髙松 駿さん。高校3年生の時、陸上ハードル競技でインターハイに出場。その時の感動を後輩たちにも体験させてあげたいと、就職から一転、教員の道を志しました。専門分野を学びながら教員免許取得をめざせるとKITに進学。勉強も部活動にも一生懸命に取り組んできました。9月末、嬉しい結果が届いた髙松さん。
地元の産業や陸上競技界に貢献できる若者育成の一助になりたいと話す髙松さんをご紹介します。
環境土木工学科4年 関根未菜さん。
学生が企業の業務に数ヶ月間従事しながら、第一線で活躍する企業技術者から知識や技術などを実践的に学んでいく「KITコーオプ教育プログラム」。KIT金沢工業大学 環境土木工学科4年の関根未菜さんは、この夏、プレストレストコンクリート建設工事企業の技術研究所で、社員として勤務にあたってきました。とりくんでいたのは、プレストレストコンクリートへの使用を目的としたステンレス鉄筋の腐食評価についてです。今回の経験は専門的な知識、技術の習得はもちろん、来春、土木技術者としてスタートを切る自分自身を見つめる貴重な機会にもなったと振り返ります。
関根さんの技術研究所での様子とともにご紹介します。
航空システム工学科4年 髙橋 諒さん。
静岡県出身の高橋 諒さん。飛行機が空を飛ぶ不思議から興味をもちKIT金沢工業大学に進学しました。学びの中で飛行機の進化には制御が重要だと感じ、橋本研究室へ。卒業研究で取り組んでいるのは、フライトシミュレータを用いた操縦訓練効率についてです。課外活動では硬式野球部に所属。1年次から試合に出場し3年次にはプロ野球のスカウト関係者が見学に訪れたといいます。10月、25年ぶりに1部リーグ昇格を決め、課外活動を締めくくった高橋さん。
研究と野球ともに熱心に取り組む様子をご紹介します。
大学院機械工学専攻博士前期課程2年 野村毅さん。
航空について学びたいと、KIT金沢工業大学航空システム工学科に進学を決めた、東京都出身の野村毅さん。学生時代に目に見える成果を残したいと、さまざまなことに意欲的に行動してきました。ターニングポイントとなったのが、SDGsの活動です。3年次に仲間と学生団体プロジェクト、SDGs Global Youth Innovatorsを結成。楽しみながら学ぶカードゲームの開発や、国連のイベントへの参加など精力的な毎日を送ってきました。航空の学びについてもチャレンジを止めない野村さん。学びの集大成のテーマは、吸音ライナに対する空力音響解析です。
SDGsと航空工学、野村さんの積極的な活動をご紹介します。
経営情報学科3年 三ケ山優斗さん。
データを活用し、社会をより良くする提案を競う慶應義塾大学主催の「データビジネス創造コンテスト」で、KIT金沢工業大学のチームが優秀賞を受賞しました。経営情報学科3年の三ケ山優斗さんは、同級生と2人で参加。タクシーの乗降件数に関する統計情報など膨大なデータ分析をもとに、高齢者を対象としたタクシー利用時の問題解決アプリを提案し、見事受賞につながりました。早くも次回のコンテスト挑戦を考えているといいます。
KITで見つけた目標に向かって積極的な毎日を送る三ケ山さんをご紹介します。
大学院環境土木工学専攻博士前期課程2年 宅美佳幸さん。
大学では土木について学ぼうと、KIT金沢工業大学環境土木工学科に進学を決めた宅美佳幸さん。学びの中で空間情報工学への関心が強くなり、鹿田研究室に所属。現在、6年間の学びの集大成として取り組んでいるのは、日本版GPS〝みちびき″やスマートフォンを活用した高齢者の徘徊事故防止策についてです。地元の病院や行政、民間施設などと連携し実証実験にも取り組みました。研究成果を国内外の学会で積極的に発表している宅美さん。
将来は日本経済を支えるインフラ整備に携わりたいと話す宅美さんをご紹介します。
航空システム工学科4年 味園 隼さん。
航空について学びたいと福岡県からKITに進学を決めた味園 隼さん。入学後は一からのものづくりに魅かれて、夢考房人力飛行機プロジェクトに参加、プロペラ班で活動しました。機体が空を飛んだ時は本当に感動したと振り返ります。夢考房活動で制御系への興味が強くなった味園さん。現在、橋本研究室で取り組んでいる卒業研究は、ドローンの飛行安全性向上についてです。
KITでは挑戦したいことがカタチとなり、ものづくりの過程を学ぶことができたと話す味園さんをご紹介します。
電気電子工学科4年 小林広史さん。
KITの4年間で最大級の結果をだしたいとの思いで学生生活をスタートさせた小林広史さん。学内のさまざまな施設を活用しながら、授業はもちろん第2種電気工事士など国家資格取得にも励んできました。3年次のインターンシップ経験で、学んだ電気系の知識を鉄道会社でいかしてみたいという気持ちが強くなったと言います。
念願の世界への内定切符を手にし、現在は電力・エネルギーの地産・地消をめざすバイオマスシステムの卒業研究に取り組む小林さんをご紹介します。
大学院機械工学専攻博士前期課程2年 吉川平良さん。
ものづくりが学びたいと滋賀県からKIT機械工学科に進学した吉川平良さん。ひとと環境にやさしい微細加工技術と新素材開発を専門とする加藤研究室で取り組むのは、「高炭素型のコバルトクロム合金」についてです。難削材として知られているコバルトクロム合金ですが、その加工技術が確立すれば、人工関節の材料としてさらなる活用が期待できます。前例のないテーマに難しさを感じる一方、だからこそやりがいもあると話す吉川さん。
学会発表に向けて研究に打ち込む吉川さんをアメリカンフットボール部での活動と合わせてご紹介します。