大学院情報工学専攻博士前期課程2年 藤田敬悟さん。
高校生のときにVRに興味を持ち、富山県からKIT金沢工業大学情報工学科に進学した藤田敬悟さん。当時は情報技術を学びたいという強い気持ちだけで、まさにゼロからのスタートだったと振り返ります。学部1年次からIT関連のさまざまなプロジェクトに参加して知識や技術を高めていった藤田さん。念願の山本研究室では、メタバース上でのアバターの容姿が、メタバースで行うコミュニケーションの内容に与える影響を分析しています。
将来はAIやVRを使って人々に大きな感動を与えるようなコンテンツを制作したいと話す藤田さんを、本との貴重な出会いとともにご紹介します。
航空システム工学科4年 髙橋 諒さん。
静岡県出身の高橋 諒さん。飛行機が空を飛ぶ不思議から興味をもちKIT金沢工業大学に進学しました。学びの中で飛行機の進化には制御が重要だと感じ、橋本研究室へ。卒業研究で取り組んでいるのは、フライトシミュレータを用いた操縦訓練効率についてです。課外活動では硬式野球部に所属。1年次から試合に出場し3年次にはプロ野球のスカウト関係者が見学に訪れたといいます。10月、25年ぶりに1部リーグ昇格を決め、課外活動を締めくくった高橋さん。
研究と野球ともに熱心に取り組む様子をご紹介します。
大学院機械工学専攻博士前期課程2年 野村毅さん。
航空について学びたいと、KIT金沢工業大学航空システム工学科に進学を決めた、東京都出身の野村毅さん。学生時代に目に見える成果を残したいと、さまざまなことに意欲的に行動してきました。ターニングポイントとなったのが、SDGsの活動です。3年次に仲間と学生団体プロジェクト、SDGs Global Youth Innovatorsを結成。楽しみながら学ぶカードゲームの開発や、国連のイベントへの参加など精力的な毎日を送ってきました。航空の学びについてもチャレンジを止めない野村さん。学びの集大成のテーマは、吸音ライナに対する空力音響解析です。
SDGsと航空工学、野村さんの積極的な活動をご紹介します。
経営情報学科3年 三ケ山優斗さん。
データを活用し、社会をより良くする提案を競う慶應義塾大学主催の「データビジネス創造コンテスト」で、KIT金沢工業大学のチームが優秀賞を受賞しました。経営情報学科3年の三ケ山優斗さんは、同級生と2人で参加。タクシーの乗降件数に関する統計情報など膨大なデータ分析をもとに、高齢者を対象としたタクシー利用時の問題解決アプリを提案し、見事受賞につながりました。早くも次回のコンテスト挑戦を考えているといいます。
KITで見つけた目標に向かって積極的な毎日を送る三ケ山さんをご紹介します。
大学院環境土木工学専攻博士前期課程2年 宅美佳幸さん。
大学では土木について学ぼうと、KIT金沢工業大学環境土木工学科に進学を決めた宅美佳幸さん。学びの中で空間情報工学への関心が強くなり、鹿田研究室に所属。現在、6年間の学びの集大成として取り組んでいるのは、日本版GPS〝みちびき″やスマートフォンを活用した高齢者の徘徊事故防止策についてです。地元の病院や行政、民間施設などと連携し実証実験にも取り組みました。研究成果を国内外の学会で積極的に発表している宅美さん。
将来は日本経済を支えるインフラ整備に携わりたいと話す宅美さんをご紹介します。
航空システム工学科4年 味園 隼さん。
航空について学びたいと福岡県からKITに進学を決めた味園 隼さん。入学後は一からのものづくりに魅かれて、夢考房人力飛行機プロジェクトに参加、プロペラ班で活動しました。機体が空を飛んだ時は本当に感動したと振り返ります。夢考房活動で制御系への興味が強くなった味園さん。現在、橋本研究室で取り組んでいる卒業研究は、ドローンの飛行安全性向上についてです。
KITでは挑戦したいことがカタチとなり、ものづくりの過程を学ぶことができたと話す味園さんをご紹介します。
電気電子工学科4年 小林広史さん。
KITの4年間で最大級の結果をだしたいとの思いで学生生活をスタートさせた小林広史さん。学内のさまざまな施設を活用しながら、授業はもちろん第2種電気工事士など国家資格取得にも励んできました。3年次のインターンシップ経験で、学んだ電気系の知識を鉄道会社でいかしてみたいという気持ちが強くなったと言います。
念願の世界への内定切符を手にし、現在は電力・エネルギーの地産・地消をめざすバイオマスシステムの卒業研究に取り組む小林さんをご紹介します。
大学院機械工学専攻博士前期課程2年 吉川平良さん。
ものづくりが学びたいと滋賀県からKIT機械工学科に進学した吉川平良さん。ひとと環境にやさしい微細加工技術と新素材開発を専門とする加藤研究室で取り組むのは、「高炭素型のコバルトクロム合金」についてです。難削材として知られているコバルトクロム合金ですが、その加工技術が確立すれば、人工関節の材料としてさらなる活用が期待できます。前例のないテーマに難しさを感じる一方、だからこそやりがいもあると話す吉川さん。
学会発表に向けて研究に打ち込む吉川さんをアメリカンフットボール部での活動と合わせてご紹介します。
大学院環境土木工学専攻博士前期課程2年 鈴木隆平さん。
大学では土木工学を学びたいと福井県からKIT金沢工業大学に進学した鈴木隆平さん。もともとは、スケールの大きい構造物に憧れていたそうですが、授業でコンクリート構造物の劣化や補修を学ぶにつれ、危機感をおぼえたといいます。そんな鈴木さんが花岡研究室で学部4年次から取り組んでいるのは、コンクリートの補強筋のひとつであるステンレス鉄筋に関するテーマです。高い耐食性があり、実用化が進む突破口になればと日々研究を進めている鈴木さん。
将来は技術士の資格もめざし、仕事の幅を広げていきたいと話す鈴木さんをご紹介します。
情報工学科4年 福田一之さん。
石川県白山市白峰地区の活性化に向け、地域住民とも協力しながら活発に活動している学生がいます。KIT情報工学科4年の福田一之さん。福田さんは仲間とともにベンチャー企業の一員として、昨年夏ごろから白峰地域に根差したWebアプリの開発などに取り組んできました。彼らがめざしているのは、IT技術と既存の文化を融合させた新たな社会づくりです。国際高専時代のニュージーランド留学やインターンシップの経験が、日本の歴史、文化への関心をより強くしたと話す福田さん。
AR技術を使った観光コンテンツ開発の様子などを福田さんのインタビューとともにご紹介します。
応用バイオ学科4年 中濱安加里さん。
KIT金沢工業大学で納豆菌が持っている力に注目した研究に取り組んでいる学生がいます。応用バイオ学科4年の中濱安加里さんです。中濱さんは1年次から、納豆菌で農地の土壌を改良し、野菜の生育にいかそうという「ねばーるプロジェクト」に参加。袴田研究室所属後は、アンチエイジング効果も期待できる納豆菌由来のポリアミンの検出方法などについて取り組んでいます。目に見えない存在の微生物が、環境や食料など大きな課題の解決につながっていくことが研究の楽しさだと話す中濱さん。
大学院進学も決め、さらに深く学んでいきたいという中濱さんをご紹介します。
応用バイオ学科3年 長谷優月さん。
KIT金沢工業大学には、数学や工学、生物に興味を持つ学生が中心となって、実験計画から準備、実施まですべてをおこなう数理考房があります。その中の一つ、染色体解析プロジェクトでリーダーとして活動する長谷優月さん。1年次から参加し、染色体解析のeラーニングソフトを使いながら遺伝子や染色体などの理解を深める実験などに取り組んでいます。また2年次からはその熱心さが認められ、KITの加齢医工学先端技術研究所で、ゲノム編集のリサーチアシスタントとしてエイズ感染抑制のための研究を続けています。失敗の連続だが、その中の小さな発見がとても嬉しいと話す長谷さん。
大きなやりがいをもって研究にあたる様子をご紹介します。
電気電子工学科3年 横田渓都さん。
8月、秋田県で「ワールド・エコノ・ムーヴ」が2年ぶりに開催、KIT金沢工業大学夢考房エコランプロジェクトもこの電気自動車の省エネレースに出場しました。エネルギーマネジメントを担当したのは、3年 横田渓都さん。エンジンエコランで活動していましたが、今春からEVエコランの電装系を担当、懸命に効率化をめざした改良に取り組んできました。予選、本戦序盤は、チームの目標である走行距離80㎞達成を思わせる走り。大きな期待を寄せたメンバーたちでしたが・・・。
大会に挑んだ夢考房チームを横田さんのインタビューとともにご紹介します。