大学院情報工学専攻博士前期課程2年 藤田敬悟さん。
高校生のときにVRに興味を持ち、富山県からKIT金沢工業大学情報工学科に進学した藤田敬悟さん。当時は情報技術を学びたいという強い気持ちだけで、まさにゼロからのスタートだったと振り返ります。学部1年次からIT関連のさまざまなプロジェクトに参加して知識や技術を高めていった藤田さん。念願の山本研究室では、メタバース上でのアバターの容姿が、メタバースで行うコミュニケーションの内容に与える影響を分析しています。
将来はAIやVRを使って人々に大きな感動を与えるようなコンテンツを制作したいと話す藤田さんを、本との貴重な出会いとともにご紹介します。
大学院機械工学専攻博士前期課程2年 近藤京加さん。
岐阜県出身で大学院機械工学専攻2年の近藤京加さん。近藤さんが、自然界の不思議な構造を紐解きものづくりに応用する「バイオミメティクス」が専門の福江研究室で取り組んでいるのは、魚類の遊泳形態と流れに関する研究です。必要な実験装置は自作し、現在はめだかを使った実験と解析を行っています。
将来は、人間が使いやすい機械はもちろん、生き物にも優しい製品をつくっていきたいと話す近藤さんをご紹介します。
大学院ビジネスアーキテクト専攻修士課程2年 亀田 樹さん。
国連が掲げる持続可能な開発目標、SDGs。KIT金沢工業大学学生団体プロジェクト SDGs Global Youth Innovatorsは、こどもから大人までSDGsを楽しみながら学ぶことを目的として、アクションカードゲーム「X(クロス)」やボードゲームなどを開発し、それらを活用したイベントを積極的に開催しています。そして今年6月、プロジェクトで活動していた大学院生5人で起業。大学院2年の亀田 樹さんは、副社長に就任しました。SDGsは社会、環境、経済のバランスが不可欠と話す亀田さん。
株式会社「LODU」設立の思いを亀田さんのインタビューでご紹介します。
大学院電気電子工学専攻博士前期課程2年 渡部佳月さん。
群馬県からKIT金沢工業大学電気電子工学科に進学した渡部佳月さん。4年次からは念願の大澤研究室で、研究室が世界で初めて成功した均一バリア放電現象の発生メカニズムの解明に取り組んでいます。医療への応用が期待される均一バリア放電。まだ誰も明らかにしていない解に向かって、実験や考察を繰り返していくその過程が面白いと話します。研究者をめざして、大学院博士前期課程(修士課程)から後期課程への進学も決意した渡部さん。
憧れの教授の下で研究活動に熱心にあたる渡部さんの姿をご紹介します。
電気電子工学科4年 畔上拓也さん。
KIT金沢工業大学白山麓キャンパスで多様な再生可能エネルギーのベストミックスを探り、エネルギーの地産地消をめざした実証実験に取り組んでいる電気電子工学科 泉井研究室。ここで、4年 畔上拓也さんが研究しているのは、電気自動車(EV)を動く蓄電池として活用すること。EVを仮想配電線にみたて、災害時でも自活できるエネルギーマネジメント技術の確立です。電気の重要性を感じ長野県から進学した畔上さん。
実験とデータ解析に打ち込む畔上さんをご紹介します。
大学院機械工学専攻博士前期課程2年 鈴木健一さん。
群馬県からKIT機械工学科に進学した鈴木健一さん。学生生活の集大成となる卒業研究では、苦手な分野に敢えて取り組むことで自身の成長につなげたいと、切削加工を専門にする加藤秀治研究室を選びました。取り組んだのは難削材とされる鉛フリー真鍮の加工技術に関する研究です。真鍮は機械器具・日用品・工芸品などに広く使われていますが、削りやすくするために鉛を添加していることが課題となっていました。毒性のある鉛を含まない真鍮にいかに効率良く穴をあけることができるのか、9月の学会発表に向けて忙しい日々を送る鈴木さん。
将来はグローバルなプロジェクトに関わり、いろいろな製品を世の中に送り出したいと話す鈴木さんをご紹介します。
航空システム工学科4年 阿部薫平さん。
航空について学びたいと宮城県からKIT金沢工業大学に進学した阿部薫平さん。入学後、夢考房人力飛行機プロジェクトに参加し、プロペラ班として活動しました。2年次にはアジアの学生たちとともにインドネシアに滞在し、課題発見、解決に取り組むラーニングエクスプレスを経験、今年冬にはそのオンライン版を仲間と企画、運営するなど国際交流プログラムにも積極的に取り組みました。現在は、超音速旅客機の開発に役立つ流体解析をテーマに研究にあたる阿部さん。
阿部さんの意欲的な学生生活をご紹介します。
大学院機械工学専攻博士前期課程1年 山本ゆきのさん。
KIT金沢工業大学が新たな産学協同教育として実施しているコーオプ教育プログラム。大学院1年の山本ゆきのさんは、4年次の半年間、企業の社員として、就業中の幸福度アップをめざすシステムづくりについて取り組み、ウェアラブル端末で取得した生体情報が幸福度を測る指標になることを明らかにしました。一方所属する河合研究室では、病気やけがにより上肢に麻痺が残る患者に対し、ゲーム性を持たせて機能回復をはかる電気刺激システムを目標に研究を続けています。
積極的に学生生活を送る山本さんの姿をご紹介します。
大学院システム設計工学専攻博士前期課程2年 長尾光喜さん。
KIT金沢工業大学の学生とアジアの国々の学生がチームを組んでインドネシアなどの村に滞在し、課題発見から解決策の創出やプロトタイプの製作まで英語で取り組むラーニングエクスプレス。このオンライン版となる「KITオンライン ソーシャル イノベーション プログラム」が、2月に開催されました。ラーニングエクスプレスを経験したKITの学生たちが主体となって企画、運営したもので、代表学生としてチームをまとめたのは、大学院2年 長尾光喜さんです。コミュニケーションの難しさはあったといいますが、人と人をつないで幸せな社会をつくりたいという思いをさらに強くしたようです。
積極的な学生生活を送る長尾さんを、学びの集大成として取り組んでいる研究とともにご紹介します。
大学院建築学専攻博士前期課程2年 宮下幸大さん。
KIT金沢工業大学大学院で建築学を専攻している宮下幸大さん。高校生の時に見た京都駅の心地よい空間に感動し、建築を学んでみたいとKITに進学しました。1年次から参加した課外活動プロジェクトで、人に喜びを与える建築のおもしろさを実感。人と用水の新たな関わり方を提案した卒業研究作品は、コンペで高い評価を得ました。今年3月には、金沢市内のギャラリーで個展を開催。
現在も複数のコンペに挑戦中と、活動の手をとめることがない宮下さんをご紹介します。
大学院電気電子工学専攻博士前期課程2年 深谷芽衣さん(2021年3月修了)。
子どもの頃から宇宙に興味を持っていた深谷芽衣さん。大学選びも、KIT金沢工業大学に人工衛星用アンテナの研究があることを知り、愛知県から進学を決めました。天文部では観測会や子供を対象としたイベントで地域との交流をはかり、念願の牧野研究室所属後は、従来のパラボラに比べ宇宙空間での適用に、より信頼性の高いリフレクトアレーアンテナの研究に取り組んできました。春からは、企業の次世代通信用アンテナを扱う部署で一歩を踏み出しています。
KITで自身の成長を実感していると話す深谷さんの学生生活を振り返ります。
大学院電気電子工学専攻博士前期課程2年 安丸暢彦さん(2021年3月修了)。
父親の影響で電気系に興味を持ち、福井県からKIT金沢工業大学電気電子工学科に進学した安丸暢彦さん。学部4年次に3つの研究室合同での国のプロジェクト研究に関わったことがきっかけで、無線電力伝送の研究に取り組んできました。数年後に世界で1兆個を超えるセンサがつながるといわれるIoT。センサをバッテリー不要にする取り組みとして適用が検討されています。国内外の学会発表も積極的に行い、その数は10回をこえました。学会は自身の将来像を考える上でも貴重な機会になったという安丸さん。
念願かなって企業のFAシステム事業を行う製作所で第一歩を踏み出している安丸さんをご紹介します。
大学院電気電子工学専攻博士前期課程2年 廣野敦哉さん(2021年3月修了)。
大学進学を考える中で、無線電力伝送という言葉を知り、京都からKIT金沢工業大学に進学を決めた廣野敦哉さん。世界でもトップレベルの実績をあげる伊東研究室所属後は、無線電力伝送用のレクテナと呼ばれる整流回路付きアンテナの高効率化について取り組み、研究室による世界最高変換効率92.8%達成に貢献しました。学部時代から学会に参加して、研究成果を国内外で発表してきた廣野さん。今春からは第一志望の企業で技術者としてスタートを切っています。
自身の設計した製品を世界中の人に使ってもらうことが夢と話す廣野さんをご紹介します。