大学院電気電子工学専攻博士前期課程2年 神野翔綺さん。
KIT金沢工業大学大学院2年の神野翔綺さん。神野さんがLEDやレーザの材料となる「光る半導体」の研究を続けている山口研究室で、学びの集大成として取り組んでいるのは、青色LEDの光物性評価について。日本人の研究者たちによって生み出された青色LED。照明での大きな貢献はもちろん、様々な分野で広く応用されています。神野さんはレーザをつくりだしたいと、その材料である窒化物半導体の発光効率向上をめざした研究と向き合っています。憧れていた研究室に所属し、大学院進学後はその研究成果を国内外の学会で積極的に発表してきました。
春、念願の分析・計測機器の総合メーカーで第一歩を踏み出す神野さんをご紹介します。
大学院機械工学専攻博士前期課程2年 唐澤勇気さん(2019年3月修了)。
春から地元愛知県にある世界トップクラスの総合工具メーカーでスタートを切っている唐澤勇気さん。6年前、ものづくりを学んでみたいとKIT機械工学科に進学しました。学部2年次からは、人にやさしい医療機械の創製に取り組む医工連携プロジェクトに参加して、画期的な内視鏡用鉗子の開発に関わりました。大学院に進み取り組んだテーマは、人工関節について。生体になじみやすく、従来よりも耐久性や耐摩耗性に優れた材料、ジルコニア系セラミックスに注目しその可能性を探りました。
妥協することなく、期待に応えられる技術者になりたいと話す唐澤さんをご紹介します。
大学院機械工学専攻博士前期課程2年 向井達也さん(2019年3月修了)。
憧れの場所でエンジニアとしての第一歩を踏み出している向井達也さん。愛知県からKIT機械工学科に進学。もともと車に興味をもっていましたが、
学部3年次に訪れた機械工業見本市で、工作機械に魅了されたと振り返ります。所属した森本研究室で6年間の学びの集大成として取り組んでいたのは、工作機械の制御に関する研究。工業製品の高精度化や生産性の向上につながる画期的なテーマです。研究成果を国内外の学会で積極的に発表した向井さん。
いつかは自分の手で人を魅了する製品をつくりだしたいと話す向井さんをご紹介します。
メディア情報学科4年 福澤力也さん(2019年3月卒業)。
この春から情報技術やサービスを提供する企業で第一歩を踏み出した福澤力也さん。仲間とともに取り組んだKITメディア情報学科での学びの集大成は、色付き紙カードを用いた双方向授業システムの研究でした。これによって教員が、学生たちの授業の理解度を安価で簡単に把握できるというものです。さらに活用の用途拡大をめざして、仲間の近藤崇祥さんとグループ単位での回答集計システムを提案。この成果は、昨年夏のPCカンファレンスで高い評価を受けました。
人に役立つシステムづくりをめざし新しいスタートをきった福澤さんをご紹介します。
大学院機械工学専攻博士前期課程2年 溝田勇飛さん。
まもなく技術者として新しい一歩を踏み出す溝田勇飛さん。ものづくりで自分にしかできないことを学んでみたいと、KIT機械工学科に進学しました。学部4年次から所属する諏訪部研究室で取り組んでいたテーマは、シリコンカーバイドの高能率・高精度スライシング加工技術の開発について。更なる小型化か求められているパワーデバイスの基板として注目されている材料です。溝田さんは新たな切断法を見出し、その成果を昨年の砥粒加工学会学術講演会で発表、優秀講演論文賞を受賞しました。
これからも人が真似できない技術開発を追い求めたいと話す溝田さんをご紹介します。
大学院建築学専攻博士前期課程2年 西川公貴さん。
この春、東京にある組織設計事務所で新しいスタートをきる西川公貴さん。大学で建築を学ぶきっかけは、将来のイメージが一番しやすい学問だったからと話します。ゼロからのスタートでしたが、夢考房プロジェクトで先輩や友人から大きな刺激をうけたり、コンペにも積極的に参加するなど感性を磨いてゆきました。一番の思い出は、昨年、研究室の仲間とつくりあげた空間を多くの人たちに共有してもらえたことと振り返ります。
KITで過ごした6年間の学びを修士公聴会の様子とともにご紹介します。
大学院機械工学専攻博士前期課程2年 森太一さん。
大学で自身を鍛え直すべく興味のあったものづくりについて学ぼうと愛知県からKIT機械工学科に進学を決めた森太一さん。友人たちと助け合いながら課題や勉強に取り組んだと振り返ります。もっと深く知識を得たいと大学院に進学。森本研究室で取り組んだ集大成のテーマは、高速加工を可能にするCNC旋盤の高精度化、高能率化について。加工が難しい3次元カムの量産化やコストダウンにつながる画期的な研究です。たくさんの挑戦の場があり、中身の濃い時間を過ごせたと話す森さん。
春からはエンジニアとして大きな一歩を踏み出す森さんを、研究の様子とともにご紹介します。
大学院電気電子工学専攻博士前期課程2年 小西健太さん。
KITで学び、将来は父親と同じ舞台に立ちたいと兵庫県から電気電子工学科に進学を決めた小西健太さん。入学時から大学院進学を見据え、深見研究室所属後は、電気自動車用の次世代モータの研究に取り組んできました。昨秋、その成果を電気学会回転機研究会で発表。優秀論文発表賞を受賞しました。KITで自身の成長を大きく実感していると話す小西さん。
春からは、憧れの場所で技術者としてスタートをきる小西さんをご紹介します。
大学院機械工学専攻博士前期課程2年 瀬川歩さん。
大学選びは、誰かの役に立つ学びができたら。そんな瀬川歩さんが出合ったのが、KITの医工連携プロジェクトでした。医療分野と工学分野の連携により、画期的な医療機器や新しい技術開発に挑む活動です。瀬川さんはKIT機械工学科に進学し、2年次からプロジェクト活動に参加しました。4年次からは、所属する新谷研究室が金沢医科大学と共同で取り組んでいる骨の再生医療をテーマに研究。昨秋、骨再生に必要な遺伝子を発見するなど大きな成果をあげました。将来は医療業界に貢献できる技術者をめざしたいと話す瀬川さん。
研究活動の様子をインタビューとともにご紹介します。
大学院電気電子工学専攻博士前期課程2年 土本隼也さん。
学部3年次のときに出合った「無線電力伝送」という言葉に強く惹かれ、以来その研究に打ち込んでいる学生がいます。大学院2年 土本隼也さんです。彼が企業との共同研究として取り組んでいるテーマは、Wi-Fiなどの電波を直流電力に高効率に変換する集積回路の設計開発と低コスト化について。その成果を国際学会でも積極的に発表してきました。答えのないものを考えることが研究のおもしろさと話す土本さん。
KITでめざす道を見つけ、念願の舞台で技術者としてスタートをきる土本さんをご紹介します。
メディア情報学科4年 宇於﨑 心都さん。
毎年秋にJR金沢駅もてなしドーム「鼓門」を美しく彩るプロジェクションマッピング。これはKITメディア情報学科出原研究室の学生たちが金沢市と連携して2013年から行っているものです。富山県出身の宇於﨑心都さん、学生主体の制作にとても驚くともに、自分もやってみたいとKITに進学を決めました。3年次には、福井県にある平泉寺白山神社でのプロジェクションマッピングに参加。そして昨年10月には研究室の仲間たちと「鼓門」に金沢の現在から近未来のイメージを見事に映し出しました。
念願の映像カンパニーでさらに最先端を走っていきたいと夢を話す宇於﨑さんをご紹介します。
情報工学科4年 豊川ヘンリー善崇さん。
大学生活の中で将来の進むべき道を探せたらと沖縄県からKITに進学した豊川ヘンリー善崇さん。情報工学科で学びながら課外活動にも参加してきました。その一つ「Design for the Community」は、地域に住む外国人へのインタビューを通して課題を発見し、問題解決にとりくんでいくプロジェクトです。仲間とコミュニティバスの英語版ルートマップ作成や防災ワークショップの開催などを行った豊川さん。学びの集大成として現在進めているのは、外国人のための医療施設を案内するチャットボットです。そしてKITで見つけた新しい舞台は、社会を支える車の開発!
春から念願の自動車メーカーでスタートをきる豊川さんをご紹介します。
大学院機械工学専攻博士前期課程2年 中村風人さん。
高校時代の学びで工作機械の設計開発に興味をもち、KIT機械工学科に進学を決めた中村風人さん。KITで学ぶ中で、工作機械を使った加工技術により魅力を感じるようになっていったと言います。ひとと環境に優しい微細加工技術に取り組む加藤研究室で中村さんが打ち込んでいるのは、ニオブチタン合金と呼ばれる先端材料の加工技術について。この研究が進めば生体材料としての用途拡大が期待できるというものです。
国内外の学会発表も経験し、春からは念願の舞台で技術者として一歩を踏み出す中村さんを集大成の研究とともにご紹介します。