メディア情報学科4年 小松崎 直さん。
KIT金沢工業大学の学生たちが「あかりオブジェ」と「メディアテクノロジーの融合」によって金沢の街なかを幻想的に彩る金澤月見光路が昨秋開催され、多くの人たちで賑わいました。メディア情報学科出原研究室の学生たちは、プロジェクションマッピングやVR空間体験などで最先端の技術を展開。小松崎 直さんは、UI/UXデザイン手法を考慮したWebページやポスターデザインを担当しました。課外活動プロジェクトでも企業のロゴやコンセプト動画制作の経験がある小松崎さんですが、秋の金沢の風物詩として定着している月見光路では、利用者の視点に立ち良い体験を生み出すデザインをと試行錯誤しながら作りあげていきました。
多くの人たちを魅了した金澤月見光路、小松崎さんの取り組みをご紹介します。
大学院建築学専攻博士前期課程2年 西川公貴さん。
この春、東京にある組織設計事務所で新しいスタートをきる西川公貴さん。大学で建築を学ぶきっかけは、将来のイメージが一番しやすい学問だったからと話します。ゼロからのスタートでしたが、夢考房プロジェクトで先輩や友人から大きな刺激をうけたり、コンペにも積極的に参加するなど感性を磨いてゆきました。一番の思い出は、昨年、研究室の仲間とつくりあげた空間を多くの人たちに共有してもらえたことと振り返ります。
KITで過ごした6年間の学びを修士公聴会の様子とともにご紹介します。
大学院機械工学専攻博士前期課程2年 森太一さん。
大学で自身を鍛え直すべく興味のあったものづくりについて学ぼうと愛知県からKIT機械工学科に進学を決めた森太一さん。友人たちと助け合いながら課題や勉強に取り組んだと振り返ります。もっと深く知識を得たいと大学院に進学。森本研究室で取り組んだ集大成のテーマは、高速加工を可能にするCNC旋盤の高精度化、高能率化について。加工が難しい3次元カムの量産化やコストダウンにつながる画期的な研究です。たくさんの挑戦の場があり、中身の濃い時間を過ごせたと話す森さん。
春からはエンジニアとして大きな一歩を踏み出す森さんを、研究の様子とともにご紹介します。
大学院電気電子工学専攻博士前期課程2年 小西健太さん。
KITで学び、将来は父親と同じ舞台に立ちたいと兵庫県から電気電子工学科に進学を決めた小西健太さん。入学時から大学院進学を見据え、深見研究室所属後は、電気自動車用の次世代モータの研究に取り組んできました。昨秋、その成果を電気学会回転機研究会で発表。優秀論文発表賞を受賞しました。KITで自身の成長を大きく実感していると話す小西さん。
春からは、憧れの場所で技術者としてスタートをきる小西さんをご紹介します。
大学院機械工学専攻博士前期課程2年 瀬川歩さん。
大学選びは、誰かの役に立つ学びができたら。そんな瀬川歩さんが出合ったのが、KITの医工連携プロジェクトでした。医療分野と工学分野の連携により、画期的な医療機器や新しい技術開発に挑む活動です。瀬川さんはKIT機械工学科に進学し、2年次からプロジェクト活動に参加しました。4年次からは、所属する新谷研究室が金沢医科大学と共同で取り組んでいる骨の再生医療をテーマに研究。昨秋、骨再生に必要な遺伝子を発見するなど大きな成果をあげました。将来は医療業界に貢献できる技術者をめざしたいと話す瀬川さん。
研究活動の様子をインタビューとともにご紹介します。
大学院電気電子工学専攻博士前期課程2年 土本隼也さん。
学部3年次のときに出合った「無線電力伝送」という言葉に強く惹かれ、以来その研究に打ち込んでいる学生がいます。大学院2年 土本隼也さんです。彼が企業との共同研究として取り組んでいるテーマは、Wi-Fiなどの電波を直流電力に高効率に変換する集積回路の設計開発と低コスト化について。その成果を国際学会でも積極的に発表してきました。答えのないものを考えることが研究のおもしろさと話す土本さん。
KITでめざす道を見つけ、念願の舞台で技術者としてスタートをきる土本さんをご紹介します。
メディア情報学科4年 宇於﨑 心都さん。
毎年秋にJR金沢駅もてなしドーム「鼓門」を美しく彩るプロジェクションマッピング。これはKITメディア情報学科出原研究室の学生たちが金沢市と連携して2013年から行っているものです。富山県出身の宇於﨑心都さん、学生主体の制作にとても驚くともに、自分もやってみたいとKITに進学を決めました。3年次には、福井県にある平泉寺白山神社でのプロジェクションマッピングに参加。そして昨年10月には研究室の仲間たちと「鼓門」に金沢の現在から近未来のイメージを見事に映し出しました。
念願の映像カンパニーでさらに最先端を走っていきたいと夢を話す宇於﨑さんをご紹介します。
情報工学科4年 豊川ヘンリー善崇さん。
大学生活の中で将来の進むべき道を探せたらと沖縄県からKITに進学した豊川ヘンリー善崇さん。情報工学科で学びながら課外活動にも参加してきました。その一つ「Design for the Community」は、地域に住む外国人へのインタビューを通して課題を発見し、問題解決にとりくんでいくプロジェクトです。仲間とコミュニティバスの英語版ルートマップ作成や防災ワークショップの開催などを行った豊川さん。学びの集大成として現在進めているのは、外国人のための医療施設を案内するチャットボットです。そしてKITで見つけた新しい舞台は、社会を支える車の開発!
春から念願の自動車メーカーでスタートをきる豊川さんをご紹介します。
大学院機械工学専攻博士前期課程2年 中村風人さん。
高校時代の学びで工作機械の設計開発に興味をもち、KIT機械工学科に進学を決めた中村風人さん。KITで学ぶ中で、工作機械を使った加工技術により魅力を感じるようになっていったと言います。ひとと環境に優しい微細加工技術に取り組む加藤研究室で中村さんが打ち込んでいるのは、ニオブチタン合金と呼ばれる先端材料の加工技術について。この研究が進めば生体材料としての用途拡大が期待できるというものです。
国内外の学会発表も経験し、春からは念願の舞台で技術者として一歩を踏み出す中村さんを集大成の研究とともにご紹介します。
応用化学科4年 大西悠さん。
オープンキャンパスで教員と交わした会話がきっかけとなり、KITの進学を決めたと話す岐阜県出身の大西悠さん。応用化学科に進学し、もともとは研究職への道を志望していました。バイオ・化学部では、中学・高校の理科と工業高校の教員免許状の取得ができることから教職課程も履修。学びの中で次第に教職への思いが強くなっていったといいます。念願かなって、春からは工業高校の教壇に立つ大西さん。
めざす教師像や、燃えにくい素材開発の研究に取り組む様子などをご紹介します。
大学院建築学専攻博士前期課程2年 寺本のぞみさん。
KITで建築について一から学び、6年間の集大成として伝統木造建築の耐震性能評価と補強方針の研究に取り組んでいる学生がいます。大学院2年の寺本のぞみさんです。大阪府出身の寺本さん、授業はもちろん、学部1年次から夢考房建築デザインプロジェクトや学外コンペの運営スタッフとして活動するなど、積極的に建築についての技術や知識を吸収してきました。学びの中で、構造分野への関心が高まったという寺本さん。春からの新しい舞台は、建築物の性能評価・検査機関です。
恩師にみとめられる建築士をめざしこの先も歩んでいきたいと話す寺本さんをご紹介します。
大学院情報工学専攻博士前期課程1年 山下正人さん。
脳波を利用した個人認証システムの提案という画期的な研究に取り組んでいる学生がいます。金沢工業大学大学院で情報工学を専攻する山下正人さんです。山下さんは所属する中沢研究室が開発した、脳波を使って車いすを制御するというシステムからヒントを得てこの研究をスタート。98%の精度で個人認証が可能で、この成果を昨秋、ニュージーランドで開かれた国際会議で発表。さらに情報処理学会などが主催するワークショップでは、最優秀論文賞を受賞しました。
次世代のセキュリティシステムとしても期待され、より精度の高いシステム実現をめざし研究を続けている山下さんをご紹介します。
大学院機械工学専攻博士前期課程2年 岩船翼さん。
金沢工業大学大学院2年の岩船翼さん。夢考房や研究活動などに興味をもち北海道から進学を決めました。入学後は、夢考房小型無人飛行機プロジェクトで屋外用模型飛行機の製作に取り組み、日本の大学生チームとして初めて米国での大会に出場するなど貴重な経験を積みました。さらに世界的な航空機メーカーであるボーイング社がわずか7大学を対象に実施する「Boeing Externship Program」に参加。航空機エンジンの騒音低減に向けた研究では国内外の学会で成果を発表するなど、常に挑戦の学生生活です。
日本の航空機産業の一助となる技術者をめざしたいと話す岩船さんをKITに進学するきっかけとなったエピソードとともにご紹介します。