メディア情報学科4年 小松崎 直さん。
KIT金沢工業大学の学生たちが「あかりオブジェ」と「メディアテクノロジーの融合」によって金沢の街なかを幻想的に彩る金澤月見光路が昨秋開催され、多くの人たちで賑わいました。メディア情報学科出原研究室の学生たちは、プロジェクションマッピングやVR空間体験などで最先端の技術を展開。小松崎 直さんは、UI/UXデザイン手法を考慮したWebページやポスターデザインを担当しました。課外活動プロジェクトでも企業のロゴやコンセプト動画制作の経験がある小松崎さんですが、秋の金沢の風物詩として定着している月見光路では、利用者の視点に立ち良い体験を生み出すデザインをと試行錯誤しながら作りあげていきました。
多くの人たちを魅了した金澤月見光路、小松崎さんの取り組みをご紹介します。
大学院機械工学専攻博士前期課程1年 吉田 杏さん。
金沢工業大学大学院で機械工学を専攻する吉田杏さん。彼女は今、金沢医科大学と共同で、手術後に発生する感染症の予防をめざした研究に取り組んでいます。金沢高専時代はロボコンに熱中し、全国大会出場も果たした吉田さん。そこで学んだ機械の知識や技術は、現在の研究に大いに役立っていると話します。人に優しい医療機器の開発をめざし、将来は一歩先ゆく研究者になりたいという吉田さん。
医学的なニーズを工学の立場からアプローチ。 日々意欲的に研究を進めている吉田さんをご紹介します。
電子情報通信工学科3年 山本信一さん。
組込みシステム分野における技術の向上や人材の育成をテーマとしたETロボコン全国大会が横浜で開催され、KIT夢考房組込みソフトウェアプロジェクトは2年ぶりの出場を果たしました。ハードウェアは同一で、ソフトウェアの違いだけで競うロボコン。先に行われた北陸地区大会で、夢考房チームは初めての経験ながら画像処理や、コンピュータとロボット間の通信プログラムを完成させて圧勝。全国的にも上位にランクされる好タイムで、横浜での大会に臨みました・・・。
異なる環境に対応できず悔しい思いを残しながらも、この経験は次への大きなエネルギーになると話す山本さんをご紹介します。
ロボティクス学科4年 湯田晴也さん。
経済産業省などが主催し、世界中から集まったチームがロボットの技術やアイデアを競う「ワールドロボットサミット(WRS)」が東京ビッグサイトで開催されました。この競技会にKITロボティクス学科 出村研究室の学生たちが出場しました。湯田晴也さんをリーダーに人工知能を搭載したロボットを開発して挑んだのは、商品の陳列、接客、清掃などコンビニエンスストアでの業務をロボットが人に代わって支援するというものです。湯田さんは長野県から進学後、夢考房人工衛星開発プロジェクトに熱中。研究室では、ロボカップ世界大会などさまざまな大会に出場して技術を高めてきました。
人間とロボットが共生、協働する世界の実現をめざしたロボットづくりに励んでいる湯田さんをご紹介します。
機械工学科3年 谷口一輝さん。
KIT夢考房エコランプロジェクトが出場した「Hondaエコマイレッジチャレンジ全国大会」が、今秋もツインリンクもてぎスーパースピードウェイ(栃木県)で開催されました。3年 谷口一輝さんは、エネルギーマネジメントを担当。究極の燃費レースの行方を左右する大役です。谷口さんは、自作エンジンに憧れて夢考房エコランプロジェクトに参加。ものづくりはゼロからのスタートでしたが、夢考房の設備や環境を目一杯活用しながら知識や技術を身につけ、エンジン班としてさまざまな部品をつくりあげました。
大会リーダーとして挑んだ全国大会とともに、次への思いを話す谷口さんをご紹介します。
メディア情報学科4年 武田悠さん。
高校時代のボランティア活動などがきっかけとなり、ITを使ってより多くの人たちの笑顔につながることがしたいと、山形県からKITに進学を決めた武田悠さん。メディア情報学科で学びながら、1年次からアプリ開発に、またファイナンスにも興味を持ち、AIと株価の値動きを予測する卒業研究テーマに取り組むなど幅広い活動を進めています。
金沢市内のファッションストリートで開催されたナイトイベントでのデジタルアート制作やファンションショーでのネット配信など積極的な日々を送る武田さんの様子をご紹介します。
建築デザイン学科4年 嶋千菜美さん。
金沢工業大学には、全国から寄贈されたアナログレコードなど24万枚以上を所蔵するPMCポピュラー・ミュージック・コレクションがあります。この秋、PMCが持つジャズのレコードジャケットと、写真家 中平穂積氏が撮影したジャズミュージシャンの写真とのコラボ展が開催されました。会場の展示プランを考えたのは、4年 嶋 千菜美さんです。ジャズ初のレコード発売から100年の時が流れる今、若い感性が創りあげた空間とは?
また、オリジナル文房具を開発する産学連携のプロジェクトで、自身のアイデアが採用となり商品化されるなど、積極的な学生生活を送る嶋さんをご紹介します。
メディア情報学科4年 井藤拓海さん。
JR金沢駅の鼓門を美しいプロジェクションマッピングで彩った「金澤月見ゲート」。KITメディア情報学科 出原研究室の学生たちが制作したものです。自動生成型、鑑賞型、参加型と今年も工夫を凝らした作品を発表した学生たち。来場者と一緒につくりあげる参加型プロジェクションマッピングは、タブレット端末を使って、リアルタイムで来場者が鼓門に映しだされる映像と音楽をつくっていくというものです。制作には大変なこともあったという井藤拓海さんですが、社会にでてもお客さんが喜ぶものづくりをめざしたいとの気持ちを新たにしたようです。
金沢の夜のにぎわいを見事に演出した学生たちのプロジェクションマッピングPart2をご紹介します。
メディア情報学科4年 池村治那さん。
10月、JR金沢駅の鼓門が、学生たちが制作したプロジェクションマッピングで美しく彩られました。KITメディア情報学科 出原研究室と金沢市の連携事業「金澤月見ゲート」です。6年目を迎えた今年は、構築・未来・共創の3つのテーマで構成。このうち池村治那さんたちが担当した鑑賞型プロジェクションマッピングは、金沢の更なる発展を祈念して、現在から近未来の様子を3DCGも使いながら表現しました。またVR(VirtualReality)技術を活用した制作も進化し、形状が複雑な鼓門への投影も一層精度が向上したといいます。金沢の玄関口を色とりどりの鮮やかな映像でおもてなし。
今年も多くの人たちを魅了したプロジェクションマッピングを池村さんたちのインタビューとともにご紹介します。
建築学科4年 若松雅大さん。
都市の気温が周囲よりも高くなるヒートアイランド現象。いまや大都市に限らず全国的にみられる現象です。この現象緩和につながる研究に取り組んでいるのが、KIT建築学科 円井研究室の若松雅大さんです。卯辰山を背後にもつ金沢は、中心市街地に夜間、冷気流が発生することが確認されています。夜間に発生する冷気流をヒートアイランド現象の緩和につなげられないか。若松さんたちは、冷気流の到達範囲拡大を狙った実測調査に取り組みました。東京五輪・パラリンピック開催に向けた猛暑対策の報道が、この研究にとりくむきっかけと話す若松さん。
真夜中の実測調査の様子をインタビューとともにご紹介します。
航空システム工学科3年 市邉星香さん。
9月上旬、航空に関する科学技術の発展と国際交流の促進を目的とした大規模な国際会議がブラジルで開催されました。この学会で、KIT夢考房小型無人飛行機プロジェクトの市邉星香さんが、日本の学生を代表して発表しました。彼女は、昨年の「全日本学生室内飛行ロボットコンテスト」でリーダーとしてチームを率い、KITチームの2連覇に貢献、学会では、大学での学びを課外活動でいかし、飛行ロボコン優勝へとつながった取り組みについて発表したものです。国際学会の経験が大きな刺激になったと話す市邉さん。
これからの研究にも意欲を燃やす市邉さんを今年のコンテストの様子も交えてご紹介します。
航空システム工学科3年 篠原諒さん。
9月、日本航空宇宙学会が主催する「全日本学生室内飛行ロボットコンテスト」が開催されました。自動操縦部門で3連覇をめざしたKIT夢考房小型無人飛行機プロジェクトチームは、今年こそ全てのミッション達成を目標に、軽量化や無線通信の導入などさらに進化した機体で大会に臨みました。しかし予選飛行中に主翼が大きく破損するという思わぬアクシデントが・・。それでもプロジェクトリーダーの篠原諒さんをはじめチーム一丸となって修復した機体「八咫烏」は、決勝で見事復活。来年への課題は残したものの、できる事はすべて自分たちの手で!という夢考房での活動が大会会場で発揮できた証しでした。
自動操縦部門に出場したKITチームの様子を、篠原さんのインタビューを中心にご紹介します。
機械工学科3年 中村一貴さん。
8月、広島県でガソリン1リットルでどれだけ長く走れるかを競う「スーパーマイレッジカーチャレンジ2018」が開催されました。KIT夢考房エコランプロジェクトは、今年も世界大会を見据えて開発したオリジナルエンジン搭載車輌「Welt」で出場。大会リーダーの3年 中村一貴さんを中心に、電装系など出来る限りの改良を加え、燃費2000kmめざして大会に臨みました。学生たちが自ら作りあげてきたエコランカーで究極の燃費競技に挑む。
車輌の可能性を信じ、エネルギーマネジメントの重責を担った中村さんのインタビューとともに、今年のエコラン広島大会を振り返ります。