大学院情報工学専攻博士前期課程2年 藤田敬悟さん。
高校生のときにVRに興味を持ち、富山県からKIT金沢工業大学情報工学科に進学した藤田敬悟さん。当時は情報技術を学びたいという強い気持ちだけで、まさにゼロからのスタートだったと振り返ります。学部1年次からIT関連のさまざまなプロジェクトに参加して知識や技術を高めていった藤田さん。念願の山本研究室では、メタバース上でのアバターの容姿が、メタバースで行うコミュニケーションの内容に与える影響を分析しています。
将来はAIやVRを使って人々に大きな感動を与えるようなコンテンツを制作したいと話す藤田さんを、本との貴重な出会いとともにご紹介します。
大学院電気電子工学専攻博士前期課程2年 土本隼也さん。
学部3年次のときに出合った「無線電力伝送」という言葉に強く惹かれ、以来その研究に打ち込んでいる学生がいます。大学院2年 土本隼也さんです。彼が企業との共同研究として取り組んでいるテーマは、Wi-Fiなどの電波を直流電力に高効率に変換する集積回路の設計開発と低コスト化について。その成果を国際学会でも積極的に発表してきました。答えのないものを考えることが研究のおもしろさと話す土本さん。
KITでめざす道を見つけ、念願の舞台で技術者としてスタートをきる土本さんをご紹介します。
メディア情報学科4年 宇於﨑 心都さん。
毎年秋にJR金沢駅もてなしドーム「鼓門」を美しく彩るプロジェクションマッピング。これはKITメディア情報学科出原研究室の学生たちが金沢市と連携して2013年から行っているものです。富山県出身の宇於﨑心都さん、学生主体の制作にとても驚くともに、自分もやってみたいとKITに進学を決めました。3年次には、福井県にある平泉寺白山神社でのプロジェクションマッピングに参加。そして昨年10月には研究室の仲間たちと「鼓門」に金沢の現在から近未来のイメージを見事に映し出しました。
念願の映像カンパニーでさらに最先端を走っていきたいと夢を話す宇於﨑さんをご紹介します。
情報工学科4年 豊川ヘンリー善崇さん。
大学生活の中で将来の進むべき道を探せたらと沖縄県からKITに進学した豊川ヘンリー善崇さん。情報工学科で学びながら課外活動にも参加してきました。その一つ「Design for the Community」は、地域に住む外国人へのインタビューを通して課題を発見し、問題解決にとりくんでいくプロジェクトです。仲間とコミュニティバスの英語版ルートマップ作成や防災ワークショップの開催などを行った豊川さん。学びの集大成として現在進めているのは、外国人のための医療施設を案内するチャットボットです。そしてKITで見つけた新しい舞台は、社会を支える車の開発!
春から念願の自動車メーカーでスタートをきる豊川さんをご紹介します。
大学院機械工学専攻博士前期課程2年 中村風人さん。
高校時代の学びで工作機械の設計開発に興味をもち、KIT機械工学科に進学を決めた中村風人さん。KITで学ぶ中で、工作機械を使った加工技術により魅力を感じるようになっていったと言います。ひとと環境に優しい微細加工技術に取り組む加藤研究室で中村さんが打ち込んでいるのは、ニオブチタン合金と呼ばれる先端材料の加工技術について。この研究が進めば生体材料としての用途拡大が期待できるというものです。
国内外の学会発表も経験し、春からは念願の舞台で技術者として一歩を踏み出す中村さんを集大成の研究とともにご紹介します。
応用化学科4年 大西悠さん。
オープンキャンパスで教員と交わした会話がきっかけとなり、KITの進学を決めたと話す岐阜県出身の大西悠さん。応用化学科に進学し、もともとは研究職への道を志望していました。バイオ・化学部では、中学・高校の理科と工業高校の教員免許状の取得ができることから教職課程も履修。学びの中で次第に教職への思いが強くなっていったといいます。念願かなって、春からは工業高校の教壇に立つ大西さん。
めざす教師像や、燃えにくい素材開発の研究に取り組む様子などをご紹介します。
大学院建築学専攻博士前期課程2年 寺本のぞみさん。
KITで建築について一から学び、6年間の集大成として伝統木造建築の耐震性能評価と補強方針の研究に取り組んでいる学生がいます。大学院2年の寺本のぞみさんです。大阪府出身の寺本さん、授業はもちろん、学部1年次から夢考房建築デザインプロジェクトや学外コンペの運営スタッフとして活動するなど、積極的に建築についての技術や知識を吸収してきました。学びの中で、構造分野への関心が高まったという寺本さん。春からの新しい舞台は、建築物の性能評価・検査機関です。
恩師にみとめられる建築士をめざしこの先も歩んでいきたいと話す寺本さんをご紹介します。
大学院情報工学専攻博士前期課程1年 山下正人さん。
脳波を利用した個人認証システムの提案という画期的な研究に取り組んでいる学生がいます。金沢工業大学大学院で情報工学を専攻する山下正人さんです。山下さんは所属する中沢研究室が開発した、脳波を使って車いすを制御するというシステムからヒントを得てこの研究をスタート。98%の精度で個人認証が可能で、この成果を昨秋、ニュージーランドで開かれた国際会議で発表。さらに情報処理学会などが主催するワークショップでは、最優秀論文賞を受賞しました。
次世代のセキュリティシステムとしても期待され、より精度の高いシステム実現をめざし研究を続けている山下さんをご紹介します。
大学院機械工学専攻博士前期課程2年 岩船翼さん。
金沢工業大学大学院2年の岩船翼さん。夢考房や研究活動などに興味をもち北海道から進学を決めました。入学後は、夢考房小型無人飛行機プロジェクトで屋外用模型飛行機の製作に取り組み、日本の大学生チームとして初めて米国での大会に出場するなど貴重な経験を積みました。さらに世界的な航空機メーカーであるボーイング社がわずか7大学を対象に実施する「Boeing Externship Program」に参加。航空機エンジンの騒音低減に向けた研究では国内外の学会で成果を発表するなど、常に挑戦の学生生活です。
日本の航空機産業の一助となる技術者をめざしたいと話す岩船さんをKITに進学するきっかけとなったエピソードとともにご紹介します。
大学院機械工学専攻博士前期課程1年 吉田 杏さん。
金沢工業大学大学院で機械工学を専攻する吉田杏さん。彼女は今、金沢医科大学と共同で、手術後に発生する感染症の予防をめざした研究に取り組んでいます。金沢高専時代はロボコンに熱中し、全国大会出場も果たした吉田さん。そこで学んだ機械の知識や技術は、現在の研究に大いに役立っていると話します。人に優しい医療機器の開発をめざし、将来は一歩先ゆく研究者になりたいという吉田さん。
医学的なニーズを工学の立場からアプローチ。 日々意欲的に研究を進めている吉田さんをご紹介します。
電子情報通信工学科3年 山本信一さん。
組込みシステム分野における技術の向上や人材の育成をテーマとしたETロボコン全国大会が横浜で開催され、KIT夢考房組込みソフトウェアプロジェクトは2年ぶりの出場を果たしました。ハードウェアは同一で、ソフトウェアの違いだけで競うロボコン。先に行われた北陸地区大会で、夢考房チームは初めての経験ながら画像処理や、コンピュータとロボット間の通信プログラムを完成させて圧勝。全国的にも上位にランクされる好タイムで、横浜での大会に臨みました・・・。
異なる環境に対応できず悔しい思いを残しながらも、この経験は次への大きなエネルギーになると話す山本さんをご紹介します。
ロボティクス学科4年 湯田晴也さん。
経済産業省などが主催し、世界中から集まったチームがロボットの技術やアイデアを競う「ワールドロボットサミット(WRS)」が東京ビッグサイトで開催されました。この競技会にKITロボティクス学科 出村研究室の学生たちが出場しました。湯田晴也さんをリーダーに人工知能を搭載したロボットを開発して挑んだのは、商品の陳列、接客、清掃などコンビニエンスストアでの業務をロボットが人に代わって支援するというものです。湯田さんは長野県から進学後、夢考房人工衛星開発プロジェクトに熱中。研究室では、ロボカップ世界大会などさまざまな大会に出場して技術を高めてきました。
人間とロボットが共生、協働する世界の実現をめざしたロボットづくりに励んでいる湯田さんをご紹介します。
機械工学科3年 谷口一輝さん。
KIT夢考房エコランプロジェクトが出場した「Hondaエコマイレッジチャレンジ全国大会」が、今秋もツインリンクもてぎスーパースピードウェイ(栃木県)で開催されました。3年 谷口一輝さんは、エネルギーマネジメントを担当。究極の燃費レースの行方を左右する大役です。谷口さんは、自作エンジンに憧れて夢考房エコランプロジェクトに参加。ものづくりはゼロからのスタートでしたが、夢考房の設備や環境を目一杯活用しながら知識や技術を身につけ、エンジン班としてさまざまな部品をつくりあげました。
大会リーダーとして挑んだ全国大会とともに、次への思いを話す谷口さんをご紹介します。