メディア情報学科4年 小松崎 直さん。
KIT金沢工業大学の学生たちが「あかりオブジェ」と「メディアテクノロジーの融合」によって金沢の街なかを幻想的に彩る金澤月見光路が昨秋開催され、多くの人たちで賑わいました。メディア情報学科出原研究室の学生たちは、プロジェクションマッピングやVR空間体験などで最先端の技術を展開。小松崎 直さんは、UI/UXデザイン手法を考慮したWebページやポスターデザインを担当しました。課外活動プロジェクトでも企業のロゴやコンセプト動画制作の経験がある小松崎さんですが、秋の金沢の風物詩として定着している月見光路では、利用者の視点に立ち良い体験を生み出すデザインをと試行錯誤しながら作りあげていきました。
多くの人たちを魅了した金澤月見光路、小松崎さんの取り組みをご紹介します。
応用バイオ学科4年 岡宏哉さん。
大学で大きく成長したいと、三重県からKIT応用バイオ学科に進学した岡宏哉さん。学業では遺伝子系への関心が高まり、植物や微生物を対象とした分子生物学が専門の坂本研究室に所属。卒業研究は、微生物を使って体内時計を遺伝子面からアプローチするテーマに取り組みました。
また課外では、キャンパス内にあるコミュニティFM局を拠点に活動するWAVEプロジェクトに1年次から参加し、番組の企画、制作、放送を通じて貴重な経験を積みました。
希望かなって、セルフメディテーション事業にも力をいれる大正製薬で社会人として第一歩を踏み出す岡さんをご紹介します。
大学院機械工学専攻博士前期課程2年 鮱名啓太さん。
宮城県出身の大学院2年、鮱名啓太さん。子供の頃から昆虫や魚など生き物が好きで、とりわけ、その形に強い興味を持ったといいます。
そこから流体力学への探究心につながり、KIT航空システム工学科へ進学。所属する岡本研究室では、小型の鳥や昆虫の翅の空力特性の研究を通して、火星探査無人航空機などへの可能性を探るテーマに取り組みました。
国際学会など数多くの場でその成果を発表してきた鮱名さん、春からは、完成機メーカーである新明和工業で、エンジニアとしての第一歩を踏み出します。
先生や友人に恵まれ良い環境で学ぶことができたという鮱名さんを、課外活動にも打ち込んだ横顔とともにご紹介します。
応用バイオ学科3年 山本ゆかりさん。
金沢工業大学尾関研究室が、地酒を使ったシャンプーの商品化に産学連携で成功しました。これは日本酒に含まれるα-EGと呼ばれる保湿成分を活用したもので、吟醸酒の酒かすを使って焼酎を造る際に生成されるかすからα-EGを抽出する手法も実用化にこぎつけました。
この研究に、発酵産業の活性化をめざしたプロジェクト活動を続ける学生たちも大きく貢献、その一人が3年 山本ゆかりさんです。山本さんは、北海道からKITに進学。今回、実験データなど自分たちの研究成果が商品化につながり、研究への意欲が一層掻き立てられたと話します。
日本酒の新たな活用法を探る研究に取り組んでいる山本さんたちをご紹介します。
情報工学科4年 中川秀門さん。
農業現場で発生している課題解決に取り組むことを通じて、地域社会の新たな価値創造にチャレンジする活動を続けている「Project One」。KIT情報工学科 袖研究室のメンバーが中心で、中川秀門さんもその一人です。
中川さん達が目指しているのは、高齢化や後継者不足の解決にむけ、農業経験者でなくても安定した収穫が見込める「おいしい米づくりのシステム化」です。
初年度は水田の情報を収集するため、カメラやセンサを搭載した装置を開発。リアルタイムでデータを管理するシステムを構築しました。
多くの出会いや仲間の大切さを知った4年間だったと振り返る中川さんを活動の様子やインタビューとともにご紹介します。
大学院 機械工学専攻博士前期課程2年 齊藤博斗さん。
大学院で機械工学を専攻する齊藤博斗さん。彼は学部3年次のとき、切削加工の科目でどうしても良い成績がとれない悔しさから、あえて切削工学を専門とする新谷研究室に飛び込みました。
そして今、学びの集大成として取り組んでいるテーマは、新幹線のベアリングなどにも用いられる部材を対象にした革新的な切削工具の開発です。
学会発表や論文投稿など積極的に研究成果を発信。春からは、切削工具メーカーで技術者としての第一歩を踏み出します。
KITで新しい自分を発見し、学ぶ楽しさを知ったという齊藤さんをご紹介します。
応用化学科4年 和田倫明さん。
KITでバイオ・化学を学びながら、企業家の顔をもつ学生がいます。応用化学科4年の和田倫明さんです。
和田さんは、炭素繊維や太陽電池などの低コスト化や高性能化につながる研究に取り組む一方、株式会社の取締役として、オンライン上でフリーマーケットを行うことができるスマートフォン用フリマアプリの開発や運営を行っています。
春からは大学院に進学。知識や技術を習得し、将来は、大好きな化学の分野で起業したいと話す和田さん。
意識を変えるきっかけとなった本との出会いやステークホルダー交流会の様子をまじえながら、意欲的に毎日を送る和田さんをご紹介します。
大学院機械工学専攻博士前期課程2年 滝川彰祐さん。
航空について学びたいと京都府からKITに進学した滝川彰祐さん。入学後すぐに夢考房人力飛行機プロジェクトに参加し、学部時代は、駆動系班として機体設計や製作などに没頭した日々でした。
もっと知識や技術を身につけたいと大学院に進学。現在、学びの集大成として廣瀬研究室で取り組んでいるのは、次世代クラスの超音速旅客機の胴体構造の軽量化についてです。春からは、ホンダでエンジニアとしてスタートをきる滝川さん。
大学で学んだ航空機の技術を車の世界でいかし、人の役に立つものづくりをめざしたいと話す滝川さんをご紹介します。
電子情報通信工学科2年 坪井聡汰さん
昨秋開催された「Bridgestone World Solar Challenge」。オーストラリア大陸3000kmをソーラーカーで縦断しそのタイムを競う大会に、KIT夢考房ソーラーカープロジェクトが参戦し、ダーウィンからアデレードまでを見事走り切りました。
ドライバーの一人、坪井聡汰さんは、トラックなどが行き交う一般道のコースは予想以上にハードだったと振り返りますが、作れるものは全て自分たちで作りあげた車での完走は、更なる活動への意欲につながったに違いありません。
過酷なオーストラリア大陸縦断レースに挑んだKITチームを、現地での映像と坪井さんのインタビューでご紹介します。
機械工学科4年 新谷綾さん。
春から富士重工業で新しいスタートをきる新谷綾さん。ものづくりに興味をもち、KIT機械工学科に進学しました。
そして夢考房フォーミュラカープロジェクトに参加。まさにゼロからのスタートでしたが、工具や加工機械の知識・技術を習得しながらエンジン班としてフォーミュラカー製作に熱中した3年間でした。
所属する小橋研究室でも、二つの燃料を使ったエンジン開発の研究に取り組んでいる新谷さん。
自動車製作のプロセス全体を学べたことは、とても良い経験だったと振り返る新谷さんを、昨秋の全日本学生フォーミュラ大会での後輩たちの躍進とともにご紹介します。
大学院 機械工学専攻 博士前期課程2年 伊藤健さん。
大学院2年 伊藤健さん。子供の頃からTVで見ていたロボコンに憧れ、静岡県からKITに進学しました。
すぐに夢考房ロボットプロジェクトに参加し、ロボコンに熱中する生活がスタート。喜びと悔しさを経験しながら4年次には、念願のABU世界大会初優勝を手にしました。
腰を据えて研究に取り組みたいと、大学院に進学した伊藤さん。所属する土居研究室では、家庭用補助手すりを利用した壁面移動ロボットについて研究しています。
KITを選んでよかったという思いしかないと話す伊藤さんのロボット製作にかけた学生生活をご紹介します。
大学院 電気電子工学専攻博士前期課程2年 御前太貴さん。
父の働く姿から、自分も、なくてはならない電気を支えていけたらと、和歌山県から、KIT電気電子工学科に進学した御前太貴さん。授業はもちろん、学部時代は剣道部で活動するなど積極的な学生生活を送ってきました。
大学院進学後、所属する大澤研究室で取り組んでいるテーマは、落雷などのトラブル時に電気を遮断し、変圧器や変電設備を守る装置についてです。
目標の一つとしていた国際会議での発表も経験し、春からは重電メーカーで技術者としての第一歩を踏み出す御前さんをインタビューと映像でご紹介します。
大学院 機械工学専攻 博士前期課程2年 安藤慶さん。
大学で航空工学を学び、得た知識を車づくりに活かしたいという夢の第一歩を掴んだ学生がいます。大学院2年の安藤 慶さんです。岐阜県からKIT航空システム工学科に進学した安藤さん。1年次から夢考房フォーミュラカープロジェクトに参加し、フォーミュラカー製作に没頭してきました。今年9月に行われた「全日本学生フォーミュラ大会」では、KITで研究が進められているトンボの翼特性を世界で初めてエアロパーツに採用。チームの躍進に大きく貢献しました。
フォーミュラカー製作にかけた安藤さんをインタビューと映像でご紹介します。