大学院バイオ・化学専攻博士前期課程2年 加藤達貴さん。
岐阜県からKIT金沢工業大学応用バイオ学科に進学した加藤達貴さん。もともとは遺伝子組み換えなどに興味を持っていましたが、KITの学びの中で健康食品や機能性食品への関心が強くなりました。尾関研究室で取り組んだ集大成のテーマは、腸活や角質水分量を高める効果があるたんぱく質の一種、レジスタントプロテイン(RP)を多く含んだ甘酒製法の開発についてです。鍵としたのは、甘酒の製造時間短縮化。加藤さんは日本酒の醸造過程からヒントを得て短時間での製造を可能にし、結果、RPの含有量が多い甘酒の開発に成功しました。
人々の生活に役立つような仕事をしていきたいと抱負を語る加藤さんをご紹介します。
応用化学科4年 和田倫明さん。
KITでバイオ・化学を学びながら、企業家の顔をもつ学生がいます。応用化学科4年の和田倫明さんです。
和田さんは、炭素繊維や太陽電池などの低コスト化や高性能化につながる研究に取り組む一方、株式会社の取締役として、オンライン上でフリーマーケットを行うことができるスマートフォン用フリマアプリの開発や運営を行っています。
春からは大学院に進学。知識や技術を習得し、将来は、大好きな化学の分野で起業したいと話す和田さん。
意識を変えるきっかけとなった本との出会いやステークホルダー交流会の様子をまじえながら、意欲的に毎日を送る和田さんをご紹介します。
大学院機械工学専攻博士前期課程2年 滝川彰祐さん。
航空について学びたいと京都府からKITに進学した滝川彰祐さん。入学後すぐに夢考房人力飛行機プロジェクトに参加し、学部時代は、駆動系班として機体設計や製作などに没頭した日々でした。
もっと知識や技術を身につけたいと大学院に進学。現在、学びの集大成として廣瀬研究室で取り組んでいるのは、次世代クラスの超音速旅客機の胴体構造の軽量化についてです。春からは、ホンダでエンジニアとしてスタートをきる滝川さん。
大学で学んだ航空機の技術を車の世界でいかし、人の役に立つものづくりをめざしたいと話す滝川さんをご紹介します。
電子情報通信工学科2年 坪井聡汰さん
昨秋開催された「Bridgestone World Solar Challenge」。オーストラリア大陸3000kmをソーラーカーで縦断しそのタイムを競う大会に、KIT夢考房ソーラーカープロジェクトが参戦し、ダーウィンからアデレードまでを見事走り切りました。
ドライバーの一人、坪井聡汰さんは、トラックなどが行き交う一般道のコースは予想以上にハードだったと振り返りますが、作れるものは全て自分たちで作りあげた車での完走は、更なる活動への意欲につながったに違いありません。
過酷なオーストラリア大陸縦断レースに挑んだKITチームを、現地での映像と坪井さんのインタビューでご紹介します。
機械工学科4年 新谷綾さん。
春から富士重工業で新しいスタートをきる新谷綾さん。ものづくりに興味をもち、KIT機械工学科に進学しました。
そして夢考房フォーミュラカープロジェクトに参加。まさにゼロからのスタートでしたが、工具や加工機械の知識・技術を習得しながらエンジン班としてフォーミュラカー製作に熱中した3年間でした。
所属する小橋研究室でも、二つの燃料を使ったエンジン開発の研究に取り組んでいる新谷さん。
自動車製作のプロセス全体を学べたことは、とても良い経験だったと振り返る新谷さんを、昨秋の全日本学生フォーミュラ大会での後輩たちの躍進とともにご紹介します。
大学院 機械工学専攻 博士前期課程2年 伊藤健さん。
大学院2年 伊藤健さん。子供の頃からTVで見ていたロボコンに憧れ、静岡県からKITに進学しました。
すぐに夢考房ロボットプロジェクトに参加し、ロボコンに熱中する生活がスタート。喜びと悔しさを経験しながら4年次には、念願のABU世界大会初優勝を手にしました。
腰を据えて研究に取り組みたいと、大学院に進学した伊藤さん。所属する土居研究室では、家庭用補助手すりを利用した壁面移動ロボットについて研究しています。
KITを選んでよかったという思いしかないと話す伊藤さんのロボット製作にかけた学生生活をご紹介します。
大学院 電気電子工学専攻博士前期課程2年 御前太貴さん。
父の働く姿から、自分も、なくてはならない電気を支えていけたらと、和歌山県から、KIT電気電子工学科に進学した御前太貴さん。授業はもちろん、学部時代は剣道部で活動するなど積極的な学生生活を送ってきました。
大学院進学後、所属する大澤研究室で取り組んでいるテーマは、落雷などのトラブル時に電気を遮断し、変圧器や変電設備を守る装置についてです。
目標の一つとしていた国際会議での発表も経験し、春からは重電メーカーで技術者としての第一歩を踏み出す御前さんをインタビューと映像でご紹介します。
大学院 機械工学専攻 博士前期課程2年 安藤慶さん。
大学で航空工学を学び、得た知識を車づくりに活かしたいという夢の第一歩を掴んだ学生がいます。大学院2年の安藤 慶さんです。岐阜県からKIT航空システム工学科に進学した安藤さん。1年次から夢考房フォーミュラカープロジェクトに参加し、フォーミュラカー製作に没頭してきました。今年9月に行われた「全日本学生フォーミュラ大会」では、KITで研究が進められているトンボの翼特性を世界で初めてエアロパーツに採用。チームの躍進に大きく貢献しました。
フォーミュラカー製作にかけた安藤さんをインタビューと映像でご紹介します。
大学院電気電子工学専攻博士前期課程2年 濱穂並さん。
KITの学びの中で通信工学への関心が高まり、電子情報通信工学科伊東研究室で、ミクサと呼ばれる周波数変換回路の高度化に取り組んでいる大学院2年濱穂並さん。
4年次から国際学会にも参加し、研究成果を発表し続けています。
また学部時代は、学生の課外活動をサポートする学友会の活動にあたり、工大祭実行委員長としてリーダーシップを発揮しました。
KITで高速無線通信の発展には欠かせない研究に没頭し、将来はファクトリーオートメーションを構築する技術者になりたいと夢を話す濱さんをご紹介します。
メディア情報学科4年 福永有真さん。
今年もJR金沢駅もてなしドーム「鼓門」が、金沢工業大学の学生たちによるプロジェクションマッピングで美しく彩られました。
北陸新幹線開業記念イベントとして金沢市から委託を受けて行われているもので、今年で3回目を迎えました。
制作したのは、メディア情報学科出原研究室の学生たち。今年は、市内を流れる川や用水などの「水」と伝統工芸の「友禅」をテーマに、鑑賞型と参加型の作品を作り上げました。
メンバーの一人、福永有真さんは、大勢の観客から拍手をもらい、来春、社会人として歩みだす大きな自信につながったと振り返ります。
学生たちが、交流拠点都市・金沢の玄関を色鮮やかなプロジェクションマッピングで演出。「金澤月見ゲート」の模様をインタビューとともにご紹介します。
建築デザイン学科4年 上原綾太さん。
今秋も金沢の街なかが、幻想的な光りのオブジェで彩られました。
12回目を迎えた「金澤月見光路」は、金沢の中心市街地を活気づけようと金沢工業大学の学生たちと地元住民が協力してあかりでにぎわいを創出してきたものです。
毎回様々な工夫で人々を楽しませている月見光路。チェックポイントを巡りながら銀河の光を集める「流星ラリー」のステーションブースをデザインしたのは、上原綾太さんです。
月見光路に関わって2年目、先輩の仕事に少しでも近づきたいという思いで取り組んできた上原さん。光の起発点をイメージし、組み立てが容易で汎用性のあるブースを完成させました。
上原さんたちの作品を含め、今年も多くの人たちを魅了した月見光路をご紹介します。
建築デザイン学科2年 髙橋仙実さん。
歴史を一変させた世界の科学者たちの重要な発見、発明を記した初版本を展示する[世界を変えた書物]展が、大阪で開催されています。金沢工業大学が所蔵する2000冊の稀覯本の中から今回、ダーウィンの「種の起源」など130冊を展示しているものです。
この展示会を広く一般の人たちにも親しんでもらいたいと空間プロデュースを手がけたのは、KITで建築を学ぶ学生たち。エントランスのオブジェのデザインを担当したのは、2年生の髙橋仙実さんです。
関西出身の髙橋さん、ダーウィン、アインシュタインなど偉大な知性と出逢う旅の入口という大役をまかされ、本当に貴重な経験となったに違いありません。
グランフロント大阪で開催中の[世界を変えた書物]展、初日の様子を中心に、髙橋さんの表情をご紹介します。
航空システム工学科2年 鰐部裕貴さん。
日本航空宇宙学会が主催する「全日本学生室内飛行ロボットコンテスト」が今年も開催され、一般部門に出場したKIT夢考房小型無人飛行機プロジェクトチームは、2位入賞を果たしました。
この大会は、航空工学を学ぶ学生が、室内で遠隔操縦可能な航空機を設計、製作し飛行を競うもので、災害時を想定した物資輸送や回収、宙返りなどのミッションが求められます。低速時も安定した飛行を可能にするため、さまざまな工夫を施したKITチーム。
鰐部裕貴さん率いるKITチームの機体は、抜群の安定感をみせ、全てのミッションをクリアしました。
仲間と作りあげた機体で掴んだ入賞。コンテストの様子を鰐部さんのインタビューとともにご紹介します。