大学院バイオ・化学専攻博士前期課程2年 加藤達貴さん。
岐阜県からKIT金沢工業大学応用バイオ学科に進学した加藤達貴さん。もともとは遺伝子組み換えなどに興味を持っていましたが、KITの学びの中で健康食品や機能性食品への関心が強くなりました。尾関研究室で取り組んだ集大成のテーマは、腸活や角質水分量を高める効果があるたんぱく質の一種、レジスタントプロテイン(RP)を多く含んだ甘酒製法の開発についてです。鍵としたのは、甘酒の製造時間短縮化。加藤さんは日本酒の醸造過程からヒントを得て短時間での製造を可能にし、結果、RPの含有量が多い甘酒の開発に成功しました。
人々の生活に役立つような仕事をしていきたいと抱負を語る加藤さんをご紹介します。
機械工学科3年 荒川清香さん。
9月に開催された「第13回全日本学生フォーミュラ大会」。学生たちがフォーミュラスタイルのレーシングカーを設計、製作し、走行性能だけでなくものづくりにおける総合力を競います。
今年、全種目遂行を達成したKIT夢考房フォーミュラカープロジェクト。デザイン審査や世界初の技術採用などで注目を集めたエアロパーツ製作を担当した荒川清香さんは、福岡県からKITに進学。フォーミュラカーのカッコ良さに魅かれ、製作に携わりたいと1年次から活動に参加してきました。
躍進を遂げたKITチームを、エアロ班チーフ 荒川清香さんにスポットをあててご紹介します。
大学院建築学専攻博士前期課程2年 小野木透さん。
KIT金沢工業大学では、コペル二クスやガリレイ、ニュートンなどによる科学史上の偉大な発見や発明を世に伝えた初版本、およそ2000冊を所蔵しています。その中から選りすぐられた稀覯本130冊を広く一般に紹介する「世界を変えた書物」展が、11月、大阪で初めて開催されます。
この書物展の空間を演出するのは、金沢、名古屋に続いてKITで建築を学ぶ学生たち。
中心メンバーの大学院2年 小野木透さんは、これまでになかった新しい視点を取り入れながら、より理解しやすい展示をめざしたいと準備を進めています。
学生が創りあげる、人類の生活を豊かにしてきた科学的発見、技術的発明の原典初版本をめぐる旅。大阪展について、小野木さんのインタビューでご紹介します。
ロボティクス学科4年 山森清広さん。
今夏、中国の合肥市で開催されたRoboCup世界大会に、KITロボティクス学科 山森清広さんら出村研究室のメンバーが出場し、生活支援ロボットの技術チャレンジで好成績を収めました。
高校時代からロボットづくりを経験していましたが、KIT進学後は1年次から夢考房プロジェクトに参加して、ロボット自身が考えてサッカー競技をする自律型ロボットの開発に取り組んできました。
そして今回、日常生活の場でロボットがいかに役に立ち、人間と共生していけるのかを探る@Homeリーグに挑戦した山森さん。
トラブルに見舞われながらも、世界大会で音声や画像認識で髙いパフォーマンスを示した彼らのロボットをインタビューとともにご紹介します。
機械工学科3年 加茂尚斗さん。
ソーラーカーでオーストラリア大陸3000kmを縦断する「Bridgestone World Solar Challenge」がまもなく開催されます。
ダーウィンからアデレードまでを6日間以内で走破しタイムを競う2年に一度のレースに、KIT夢考房ソーラーカープロジェクトは、2013年に続いて参戦。エントラントの加茂尚斗さんをはじめとするメンバーたちは、前回の反省を踏まえ、空気抵抗の低減化を図り、トラブルの起きない車輌をめざして改良を重ねてきました。
ドライヤー1台分の消費電力で平均時速65.6km、3000kmの完走に挑むKITチーム。
出発を前に意気込みを語る加茂さんを、作れるものはすべて学生自身の手で作り上げた彼らのソーラーカーとともにご紹介します。
機械工学科2年 小川原貴輝さん。
自作省エネカーによる燃費競技会、「本田宗一郎杯Hondaエコマイレッジチャレンジ全国大会」。国内学生最高燃費記録を持つKIT夢考房チームは、技術の伝承、メンバーの育成に取り組みたいと、1,2年生中心のメンバーで今大会に臨みました。
電装班リーダーの2年 小川原貴輝さんはじめ不安を隠せないメンバーたち。それでも大会に向けて改良を重ねた車輌は、初日の公式練習で、エントリー85台中2位の暫定記録。決勝への期待が膨らみました。
しかし、彼らを襲った思わぬアクシデント・・・。
悔しい気持ちが新車輌開発の一層のバネとなり、来年のリベンジを誓う小川原さんをご紹介します。
機械工学科2年 豊田隼太郎さん。
8月、KIT金沢工業大学 夢考房ロボットプロジェクトが主催する「サマーロボットコンテスト」が開催されました。
これは、NHK学生ロボコンで活躍をめざす新入生や新人メンバーの技術向上を目的に、毎年行っているものです。
今年は他大学にも参加を呼びかけ、金沢駅もてなしドームで自作ロボットの交流戦を行いました。運営、審判などは2年生たちが担当、進行役を任されたのは、豊田隼太郎さんでした。
NHK学生ロボコン3度の優勝、2013年には世界一にも輝いたKITチームの強さを支えるロボット大会の様子を、豊田さんたちのインタビューとともにご紹介します。
機械工学科3年 杉本祐基さん。
自動車技術会が主催し、学生自身が設計、製作した車両でものづくりの総合力を競う「全日本学生フォーミュラ大会」が、静岡県で開催されました。
毎年、この大会への出場をめざし活動を行っているKIT夢考房フォーミュラカープロジェクト。エアロパーツに世界初の技術を採用した新車両を完成させて大会に臨みました。
車検から始まり、デザインなどの静的審査、そして走行性能の動的審査と順調にクリア。最終種目のエンデュランスでは、歓喜の中、チェッカーフラッグが降られました。2004年以来の全種目遂行!
チームで掴んだ大きな一歩。彼らの赤いマシンとともにプロジェクトリーダー杉本祐基さんのインタビューでご紹介します。
機械工学科3年 大屋 圭市さん。
8月、今年も自作省エネカーによる燃費競技会「スーパーマイレッジカーチャレンジ」が、広島県で開催されました。大会リーダーは、大屋圭市さん。1位と3位のダブル入賞を果たした昨年、下級生チームのリーダーとして貴重な経験を積んだ一人です。
今年は、更なる燃費向上にむけて改良を重ね、先輩たちが記録した2546km/Lを超える2800kmを目標に大会に臨みました。しかし、電装系にトラブルが発生。記録を残すことができませんでした・・・。
次なる舞台、「Hondaエコマイレッジチャレンジ全国大会」でリベンジを誓う大屋さん。
夢考房エコランプロジェクトの広島の夏をご紹介します。
大学院建築学専攻 博士前期課程2年 宮本佳菜さん。
大学院2年 宮本佳菜さん。彼女は、自分の育ってきた金沢を建築を通して知りたいとKITに進学しました。
入学してまもなく、先輩から誘われて町家を活かした非日常空間の演出について思案。自身のアイデアが採用され、1年生でもやりたいことがあれば実現できるプロジェクトのおもしろさを知りました。以降、秋の夜を光のオブジェで彩る「金澤月見光路」など積極的に活動してきました。
市との連携事業による、学生の視点で金沢のまちや建物を紹介する散策マップ「カナザワケンチクサンポ」の制作も宮本さんたちが中心になって取り組んでいます。
KITの学びの中で故郷を理解し、将来へのステップを踏み出そうとしている宮本さんをご紹介します。
大学院バイオ・化学専攻 博士前期課程1年 永井佑果さん。
子供のころから生き物が大好きだという永井佑果さん。永井さんは学部1年次からバイオ・化学部の研究室体験プログラムに参加して、研究室活動に参加してきました。
現在、応用バイオ学科 長尾研究室で取り組んでいるのは、コオロギが餌を食べる際にみせる行動について。脳の構造が簡単なコオロギを探ることで、人間の行動のメカニズム解明につなげたいとしています。4年次には米国の提携校に留学し、貴重な経験を積みました。
人間と生き物が折り合いのつく世界に貢献できる研究をしていきたいと話す永井さんをご紹介します。
ロボティクス学科4年 水原普賢さん。
社会に役立つロボットを自分で生み出してみたい。そんな目標を持って、KITで学んでいる学生がいます。水原普賢さんです。兵庫県から進学後、1年次から夢考房メカニカルサポートプロジェクトに参加して、レスキューロボットの開発に取り組んでいます。また所属する土居研究室では、4本脚の多脚ロボットをテーマとし、いろいろな環境を自由に移動でき、広い用途が可能なロボットの研究にあたる毎日です。
大学院進学も決め、人間とロボットの共存をめざした研究に取り組む水原さんをご紹介します。