電気電子工学科4年 宮腰昂希さん。
電気系最難関国家資格である第一種電気主任技術者試験(電験一種)に、学部3年次で合格した学生がいます。KIT金沢工業大学電気電子工学科の宮腰昂希さん。KITでは41年ぶりの学部生合格者です。工業高校時代から様々な資格を取得してきた宮腰さんですが、本格的な電験の勉強からおよそ2年での快挙に、最初は半信半疑だったと振り返ります。
資格は努力の可視化であり、これからもいろいろな勉強を続けていきたいと話す宮腰さんを、卒業研究の様子も交えてご紹介します。
大学院バイオ・化学専攻博士前期課程2年 鈴木 晃さん。
鈴木さんは学部卒業後、一旦は社会人となりましたが、研究への強い思いから大学院進学を決意。恩師である応用バイオ学科 尾関教授の下で再び研究活動を行ってきました。
取り組んできたテーマは、加工食品などに微量に含まれる発がん性物質を、麹菌の力を使って分解・除去しようというものです。企業との共同研究として日々実験や解析にあたり、その成果を学会で発表するなど充実した大学院生活を実感している鈴木さん。
KITでの学びを糧に、富山県の理化学機器企業に就職する鈴木さんをご紹介します。
大学院機械工学専攻博士前期課程2年 原 周平さん。
春、技術者として第一歩を踏み出す大学院2年の原さん。原さんは将来の道を見つけられたらと長野県からKITに進み、学業に専念してきました。学部時代、自信をもって臨んだ就職試験で、面接官から思わぬ厳しい言葉が・・・。これをきっかけに自分を奮い立たせ、大学院に進学。中田研究室ではCFRP(炭素繊維強化プラスチック)の耐久性予測に関する研究に取り組み、学会発表を重ねるなど自身がめざす姿に向かって進んできました。
CFRPの世界的な拠点施設で研究に励み、学部時代からの憧れだった富士重工業に就職を決めた原さんをご紹介します。
電気電子工学科4年 吉田 泰隆さん。
資格取得や授業を通して電気の知識と技術を身につけ、より高みをめざし春からJR西日本でスタートをきる学生がいます。吉田さんです。
吉田さんはKIT進学後、電気についての理解を深めたいと第一種電気工事士に挑戦し、1年次で合格。昨年は難関の電験三種も取得しました。学内で開講されている資格試験対策講座のアドバイザーを担う一方、学びの集大成として現在取り組んでいるのは、所属する深見研究室で開発した次世代モータについての研究です。就職活動では、恩師の言葉で技術者として大きなフィールドに挑むことを決めたという吉田さん。
表情から充実した4年間がうかがえる吉田さんをご紹介します。
大学院機械工学専攻博士前期課程2年 竹迫 翔平さん。
ロボット開発に情熱を注いだ6年間。竹迫さんのKIT生活は、まさにロボットと向きあっていた日々でした。高校生の時に2足歩行ロボットの大会を見て興味をもち、ロボットについて学びたいと兵庫県から進学。
夢考房ロボカッププロジェクトでは、自律移動型のサッカーロボットに取り組み、4年次から所属する出村研究室でも知能ロボットの研究を続けています。
ロボカップジャパンオープンやロシアの学生たちとの交流など、知識や技術の向上とともに世界が広がっていった竹迫さん。
先輩や仲間に支えられて頑張ることができたと話す竹迫さんを、研究や夢考房活動の様子とともにご紹介します。
大学院情報工学専攻博士前期課程2年 新田 優樹さん。
11月、組み込みソフトウェアの技術を競うETロボコンチャンピオンシップ大会が開かれました。2年目の挑戦で地区大会を制し、全国大会に出場したKIT情報工学科 河並研究室は、10位と大健闘をみせました。しかしロボコンはあくまでも有志。リーダーの新田さんは、修士研究や就職活動もすべてより良い成果をめざして取り組んできたと振り返ります。学びの集大成は、やわらかいハードウェアとよばれる機能変更可能なLSIについてです。
来春、念願かなってLSIを使った電子部品やシステム開発などを手がける企業で、技術者としての第一歩を踏み出す新田さん。KITで、ITの世界で生きていく自信がついたと話す新田さんをご紹介します。
大学院機械工学専攻博士前期課程2年 前川 浩輝さん。
中学生のときに車のエンジンに憧れ、将来、自動車メーカーで働きたいという思いを実現させた学生がいます。
前川さんは、エンジン研究を専門とする加藤(聰)・小橋研究室に魅かれて愛知県からKITに進学。同研究室所属後は、常に自身に目標を課しながら研究に打ち込み、米国や日本の自動車技術会に成果を残してきました。
来春、富士重工業で技術者としての第一歩を踏み出す前川さん。集大成の研究や仲間たちとの出会いなどをインタビューと映像でご紹介します。
建築学科4年 藤崎 航佑さん。
2012年11月、活気に満ちていた昭和30年代の金沢市中心街が、精密模型で見事によみがえりました。これは、空洞化が進む街中のにぎわいを再現しようと、金沢工業大学をはじめとする石川県内4つの大学の学生たちが、50分の1から100分の1の縮尺でジオラマを製作したものです。製作メンバーの一人、藤崎さん。最初は、製作の意味を探していたと言いますが、完成が近づくにつれ、建築に対する気持ちにも変化が生じていきました。
活気に満ちた昭和の金沢を、学生たちがジオラマで再現! 金沢市内でお披露目された様子を、藤崎さんのインタビューや製作風景とともにご紹介します。
建築学科4年 外山 久人さん。
KIT建築学科で学ぶ学生たちが近くの小学校を訪れ、劇を通した防災授業を行いました。これは、地震・地盤工学を専門とする山岸研究室に所属している外山さんたちが、子供たちに防災意識を高めてもらいたいと小学2年生を対象に行ったものです。
地震発生時の対応として、教育現場でも「自助」や「共助」を育む防災教育が求められており、特に小学校低学年からの意識向上が重要だとされていますが、専門家不足が指摘されているのが現状です。
自身も中越沖地震の体験者で、東日本大震災をきっかけに防災教育に関心をもったという外山さん。工夫を凝らした授業の様子などをインタビューとともにご紹介します。
心理情報学科4年 斎藤 悟さん。
KITで熱心に部活動を続けながら、文武両道を信条に頑張る学生がいます。斎藤さんです。
彼は、中学生の時に柔道に出会い、高校時代はインターハイにも出場。しかし自身の将来の可能性を探りたいと新潟県からKITに進学しました。心理情報学科で学び、現在、集大成として取り組んでいるテーマは、運動と脳の活動の関係性についてです。将来は、スポーツに関するものづくりで、競技者たちを支える人材になりたいと話す斎藤さん。
学生生活を締めくくる最後の大舞台、全日本学生柔道・体重別団体優勝大会の様子を交えながら、柔道も卒業研究も真摯に取り組む姿をご紹介します。
大学院電気電子工学専攻博士前期課程2年 中井 雄輝さん。
小学生のとき電力会社を見学し、電気の不思議やすごさに大きな興味をもったという中井さん。大学ではその電気について学びたいと、香川県からKITに進学。一から学んできました。学部時代に一旦は就職活動をしたものの、面接での苦い経験をバネに大学院進学を決意。学会での発表も5度経験し、現在は、所属する大澤研究室で研究室が発見した世界初の大気圧タウンゼント放電のメカニズム解明に取り組む毎日です。
来春、日立製作所で念願の技術者としての第1歩を踏み出す中井さんをご紹介します。
航空システム工学科2年 水島 祥平さん。
10月、航空工学を学ぶ学生たちが出場する「全日本学生室内飛行ロボットコンテスト」が開かれました。KIT夢考房小型無人飛行機プロジェクトからは2チームが出場、それぞれ性能や操縦能力が高く評価されました。このうち水島さんが機体設計を担当した「イーグル5」は、長時間滑空が大きな特長。コンセプト通り今大会一番の滑空を記録するなどの機体設計が評価され「ベストデザイン賞」を受賞しました。
自身がこだわった滑空が大きく評価されて嬉しいと話す水島さん。大会映像とともに水島さんの飛行機への熱い思いをご紹介します。
メディア情報学科4年 赤野 裕喜さん。
金沢を代表する伝統工芸のひとつ加賀友禅の良さを若い人たちにも知ってもらいたいと、KITの学生たちが活動しています。
「かけはしプロジェクト」と呼ばれるこの活動は、メディア情報学科の出原研究室が友禅作家や職人と協力して取り組んでいるもので、今年の金澤月見光路では、彩色工程をバーチャル体験できるシステムがお披露目されました。
コンテンツ開発担当の赤野さんは、学生の目線で加賀友禅に新しい風を送りたいと、仲間と工夫を凝らしたシステムを作り上げました。
春には、Amebaで有名なサイバーエージェントに内定している赤野さん。最新のメディア技術を使って、伝統工芸の魅力を紹介する赤野さんたちの活動をご紹介します。