大学院バイオ・化学専攻博士前期課程1年 安間俊哉さん。
大学では化学について学んでみたいと静岡県からKIT金沢工業大学に進学を決めた安間俊哉さん。学部3年次からは念願のクラスター研究室で研究を続けています。クラスター研究室とは学科横断型のチーム編成で、企業や地域の人たちと社会性のある課題にとりくむもので、安間さんのテーマは病院やホテルのリネンなどを扱う業務用洗濯機の排水浄化技術の開発です。環境にやさしくより衛生的にと、大澤・谷田研究室では、サケなどの魚類の白子からつくられる天然の抗菌物質、プロタミンに注目。また安間さんは、プロタミンをリネンに付与する抗菌処理についても取り組むなど忙しい毎日を送っています。
企業や他学科のメンバーから大きな刺激をうけながら研究に打ち込む姿をご紹介します。
子供の頃からコン ピューターに強い関心をもち、情報系について深く学びたいとKITに進学しました。技術や資格の取得ばかりに目がいっていた4年次、水野教授を通じて出 会った県視覚障害者情報文化センターの方の言葉が、彼の情報技術に対する意識を大きく変えたといいます。
「最先端の技術やシステムばかりが人に役立つものではない」。人に本当に貢献できるシステムづくりに取り組んでいきたいという山口友博さんをご紹介します。
私たちが生きていく上でなくてはならない水。大切な水をいつまでも守っていきたいと研究に取り組んでいる学生です。近藤さんは仲間とともに金沢市内を流れる4河川の水を定期的に採取し、イオン量の変動などを調べています。水がきれいだといわれる土地の現状を把握することで、きれいな水をつくりだすための、言わば「ものさし」をつくろうという研究なのです。
子供の頃から環境への興味が強かった近藤さんですが、平成6年、四国を襲ったダムの渇水被害のニュースが、彼の進路を決定づけました。将来、水のプロフェッショナルをめざして、きれいな水をつくるための技術開発に携わりたいと意欲をみせる近藤慶輔さんをご紹介します。
今年も鳥人間コンテストが近づいてきました。昨年に続いて出場を決めた夢考房人力飛行機プロジェクト。今年こそチーム目標である1000mを飛びたいと新型機の製作に取りくみ、一層の軽量化や空気抵抗の低減などをすすめてきました。
3年・鈴木貴紀さんは、得意のCGを取り入れた書類作成で、大会出場に貢献したメンバーの一人です。子供の頃から飛行機に興味を持ち、TVで見ていた鳥人間コンテストで、KITの二重反転プロペラ・先尾翼機がとても印象に残ったといいます。飛行機について学びたいと進学を決め、今、その独創的な機体を操るKITチームの一員として大会に臨みます。
大会を前にしたテストフライトなどメンバーたちの様子を鈴木さんのインタビューとともにご紹介します。
入学時はデザインに興味をもっていたそうですが、次第に建物を支える「構造」に関心が高まっていきました。まもなく開催される「金澤夕ぐれ祭り2008」でも、パイプとワイヤーだけでつくられた不思議な構造のオブジェを仲間たちとともに展示します。
夢は、大きな空間を手がけることと話す矢野さんをご紹介します。
石油の代替エネルギーとして注目されているバイオエタノール。環境に優しい自然エネルギーとして注目を浴びる一方、とうもろこしやサトウキビなど農作物を主な原料としているため、食糧の高騰など世界経済に大きな影響を及ぼしています。
この問題解決のカギを握る研究に取り組んでいるのが、KIT4年・和田真人さんです。彼が取り組んでいるのは、稲わらなど食用としない原料から採取したセルロースを分解してバイオエタノールを生成しようというもので、微生物の力を利用する新しい方法です。大学院進学も決まり、在学中に成果を出せたらと意欲的に研究する和田さん。
今、まさに大きく期待されている技術開発に励む和田真人さんを、指導にあたる尾関教授のコメントともにご紹介します。
高校生の時に手にしたKITの入学案内。学科のトップページを飾っていた学生に強く憧れ、いつか彼女のように国際学会で活躍したいと進学。高い目的意識をもって、日々勉強に励んでいる学生です。彼女は1年次から積極的に環境土木について学び、念願かなって、早くも鹿田研究室のメンバーとして活動を始めています。
6月には横浜で開催された地理空間情報フォーラムに参加して、先輩とともに出場した測量コンテストで3位入賞を果たしました。そして、今月、ボストンで開催される国際学会へのチャンスを得ることもでき、いよいよ夢の第一歩を踏み出します。
米国出発を前にした竹内さんの思いを鹿田教授のコメントとともにご紹介します。
『社会に出たら即戦力となれるような知識や技術を身につけたい』とKITに進学した寺山晃平さん。彼は、授業を受けるだけでは力はつかないと、積極的にインターンシップなど課外プロジェクトに参加してきました。中でも貴重な体験となったのが、楽天株式会社とKITとの産学連携による「楽天プロジェクト」です。これは、学生が楽天の社員になりきり、提案されるテーマに対して問題点や解決策を企画書にまとめてプレゼンテーションするというものです。学内代表チームのリーダーとして、今年1月、楽天経営トップへのプレゼンテーションに出場した寺山さん。
楽天から大きく評価された寺山さんたちのアイデア企画をインタビューとともにご紹介します。
違う土地の文化や人に触れながら研究に取り組む高野さん。研究とともに、城下町金沢の初夏を彩る百万石祭りで、仲間と参加した踊り流しもあわせてご紹介します。
大学4年次に、電気学会全国大会で企業の研究者たちも受賞する優秀論文発表賞に輝いた松井康浩さん。大学院進学後は、深見研究室で発電機の研究に取り組んでいます。私たちの生活に身近な電気。目には見えないのにさまざまな不思議現象があり、知れば知るほど奥の深さを感じると、その魅力を話します。将来も電気に関わる大きなフィールドで活躍したいと電力会社を希望し、念願の東京電力から内定を受けています。
学生としてやるべきことをしっかりと見つめ、はつらつと毎日を送る松井康浩さんをご紹介します。
人間のサッカーと同じく、自分で考えて動く自律移動型ロボットの競技大会「RoboCupジャパンオープン2008」が、5月に開催されました。2足歩行ロボットで競う「ヒューマノイドリーグ」に出場した夢考房SiTIKチーム。プロが製作したロボットで参加するチームが多い中、石田賢司さんたち夢考房チームは、設計から製作まで自分たちで取り組み、大会目標の一つだった決勝リーグ進出を果たしました。問題点を改善し、魅力的なロボットをめざしたいという石田さん。
人工知能を搭載したロボットたちの戦いぶりをご覧頂きながら、昨年、KITの留学プログラムを利用して米国の提携校、ローズ・ハルマン工科大学で学んだ石田賢司さんをご紹介します。
5月、秋田県大潟村で「2008 ワールド・エコノ・ムーヴ」が開催されました。これは、手づくりの電気自動車による競技大会です。12Vのバッテリー4個で2時間の走行距離を競う鉛蓄電池部門に、夢考房エコランプロジェクトチームの姿がありました。新型車両での初参戦、EVエコランリーダー佐藤さんたちの目標は、完走。そして走行距離、75kmです。前日の公式練習では2時間を走りぬき、いい感触を得たメンバー達。本番への期待が高まりました・・・。わずか2.3円分の電気エネルギーで、どこまで走り抜けることができるか!
颯爽とコースを走るGolden Eagle 08EVを佐藤さんのインタビューとともにご紹介します。
最新設備が整うこの施設で、長谷川さんが取り組んでいる研究テーマは、都市の景観を材料にして、時間の経過とともに変化する感動を測定しようというものです。学部時代に学んだ経営情報の知識や、マルチメディア考房プロジェクトで磨いたコンピュータグラフィックスの技術を活用しながら人の心の動きを探る研究に取り組んでいる長谷川さんは、研究所の完成で、よりリアリティある環境での実験が可能になると期待を膨らませています。
最新設備の研究施設や、CGコンテストで4年連続入選を果たした長谷川さんの作品などをインタビューとともにご紹介します。