情報工学科3年 松村拓洋さん。
生活支援ロボットの開発に取り組んでいる金沢工業大学夢考房RoboCup@Homeプロジェクト。今年夏にオランダで開催されたRoboCup世界大会の@Home playgroundで見事準優勝を果たしました。プロジェクトリーダーとしてチームを引っ張ったのは、3年松村拓洋さんです。今回、ロボットがオーナーの荷物を運ぶ「Carry My Luggage」や、ゲストの名前と好みのドリンクを聞き、指定の部屋まで案内する「Receptionist」など4つの競技に挑戦した夢考房チーム。彼らのロボット「Happy mimi」は、画像解析や音声認識など3つのセンサーから得た情報をAIが瞬時に解析していきました。来年に向けてより人間らしいロボットをと、活動を続けている松村さんたち。
プロジェクトメンバーみんなで掴んだ世界第2位を松村さんのインタビューでご紹介します。
ロボティクス学科4年 金澤祐典さん。
自律移動型ロボットによる競技会「RoboCup Japan Open」が3月に開催され、KIT金沢工業大学夢考房RoboCup@Homeプロジェクトが、キッチンやリビングを舞台とした@Home Educationリーグで嬉しい優勝を果たしました。@Homeプロジェクトは、人々を幸せにする生活支援ロボットの開発をめざして活動しており、金澤祐典さんをリーダーとした夢考房チームのロボットは、自己位置の地図作成や音声認識など最先端の機能を搭載していました。ロボティクス学科と夢考房に魅かれて青森県から進学した金澤さん。1年次から参加した夢考房での日々は、やりたいことが着実にできたと話します。
愛らしいロボット「Happy mini」をインタビューとともにご紹介します。
大学院臨床心理学専攻修士課程1年 林璃子さん。
中学生の頃にラジオから聞こえてきた、KIT金沢工業大学の学生たちの声。それはコミュニティFM局、えふえむ・エヌ・ワンで、番組の企画、制作、放送に参加しているWAVEプロジェクトのメンバーでした。この活動に強く憧れ、また、大学では心理について勉強したいと、KIT心理科学科に進学を決めた林 璃子さん。学びも課外活動も充実した4年間を送りました。卒業研究として取り組んだのは、健聴者と難聴者の共生をめざしたテーマです。
手話を使える心理の専門家をめざし、更に深い学びに取り組んでいく林さんを、えふえむ・エヌ・ワンでの様子とともにご紹介します。
大学院機械工学専攻博士前期課程1年 吉永翔哉さん。
この春からKIT金沢工業大学大学院に進学した吉永翔哉さん。宇宙開発に関わることを学んでみたいと静岡県からKITに進学しました。学部1年次から学生が開発した人工衛星の打ち上げと運用をめざす、夢考房人工衛星開発プロジェクトに参加。学科や学年を超えた仲間とのものづくりは貴重な経験になったと言います。そして卒業研究は、念願だったロケットと流体力学に関するテーマに取り組んだ吉永さん。
大学院ではさらに研究を発展させていきたいと話す吉永さんをご紹介します。
応用化学科4年 桑野彩音さん(2023年3月卒業)。
この春、KIT金沢工業大学を卒業して、医療機器メーカーで第一歩を踏み出した桑野彩音さん。1年次から染色体解析プロジェクトなど積極的に活動していましたが、大澤・谷田研究室で出会った医工連携プロジェクトが、彼女の研究への意欲を大きく強く高めました。4年次のほぼ毎日の活動場所は、金沢医科大学総合医学研究所。再生医療などに使われる脂肪由来幹細胞の新しい培養方法の開発に取り組みました。研究への貢献が高く評価され、国際的な学術誌に共著者として名前も掲載された桑野さん。
学びの集大成を発表する公開審査会や、日々の実験活動など彼女をあたたかくサポートする金沢医科大学の方々との様子をインタビューとともにご紹介します。
大学院電気電子工学専攻博士前期課程2年 坂根弥樹さん(2023年3月修了)。
兵庫県出身の坂根弥樹さん。モータに興味をもち、学生主体でものづくりに取り組む夢考房活動にも惹かれてKIT金沢工業大学電気電子工学科に進学しました。1年次から夢考房エコランプロジェクトに参加、EVエコランのモータ班で活動し、ドライバーとしても大会に出場しました。研究活動でもモータに取り組んできた坂根さん。学びの集大成のテーマは、既存モータの構造を簡略化し、省資源で製作可能な産業用モータについてです。
課外、研究とKITで大好きなモータ製作に取り組んだ力をいかして、恩師のような技術者になりたいと話す坂根さんの学生生活を振り返ります。
大学院機械工学専攻博士前期課程2年 齊藤寛泰さん。
子どもの頃から鳥や昆虫が好きだったという齊藤寛泰さん。鳥たちが空を飛ぶしくみを学んでみたいと福井県からKIT金沢工業大学航空システム工学科に進学を決めました。学部4年次からは、赤坂研究室でヘリコプタの騒音低減について取り組み、大学院進学後は、主翼付きタンデムロータヘリコプタ機の空力特性について数値流体解析を用いて進めていきました。空飛ぶクルマなどにも応用可能なテーマです。
社会に出てもいろいろなことにチャレンジを続ける技術者になりたいと話す齋藤さんをご紹介します。
メディア情報学科4年 一橋佳生さん。
4月からIT企業で第一歩を踏み出す一橋佳生さん。プログラミングを学びたいと長野県からKIT金沢工業大学メディア情報学科に進学しました。学びの集大成として取り組んだテーマは、映像を活用したプログラミング学習システムです。小学校でのプログラミング教育が必修化となるなど、IT人材の育成が強く求められています。一橋さんは、対象となる子どもたちが動画配信サイトで映像に親しんでいることに注目。映像編集や動画再生のしくみなどを題材とし、楽しみながら学習を続けられるシステムを提案しました。
将来幅広く活躍できる技術者をめざし挑戦をつづけていきたいと話す一橋さんを、ご紹介します。
大学院バイオ・化学専攻博士前期課程2年 山川達也さん。
高校生の時にどぶろくづくりに関わる人と出合い、大学では発酵などについて学んでみたいとKIT金沢工業大学応用バイオ学科に進学した山川達也さん。学部1年次から発酵微生物などの研究を進める尾関研究室に通い、発酵産業活性化プロジェクトにも参加して知識や技術を高めていきました。6年間の学びの集大成は、日照りなどによって品質が低下してしまった高温障害米と言われる酒米の救世主となる酵素剤の開発についてです。産学連携での取り組みは、酒造メーカーに明るい光をもたらす研究成果をだしました。
KITで自身の大きな成長を実感しているという山川さんをご紹介します。
大学院機械工学専攻博士前期課程2年 梅地俊甫さん。
研究に課外活動にとても充実した6年間と振り返る、金沢工業大学大学院2年の梅地俊甫さん。航空システム工学科に入学してまもなく夢考房人力飛行機プロジェクトと自転車同好会に参加。夢考房プロジェクトでは、パイロットとしても活動していたため自転車は良いトレーニングにもなったといいます。学びの集大成は、複合材を加工するレーザ開発について、数値流体力学を使って検証する研究です。春からは、エンジニアとして第一歩を踏み出す梅地さん。
KITでの思い出の数々とともにご紹介します。
大学院電気電子工学専攻博士前期課程2年 鈴木啓太さん。
電気について学んでみたいと愛知県からKIT金沢工業大学に進学を決めた鈴木啓太さん。6年間の学びの集大成として取り組んでいたのは、降雪地域での太陽光発電量の正確な予測・最適な運用をめざした研究です。天候などに左右される再生可能エネルギーですが、それをミックスすることで安定的な供給が可能になります。鈴木さんは気象データだけでなく、カメラの映像情報をもとにパネル上の積雪率を予測することで、より精度の高い発電量予測や検討を行いました。その成果を国際学会などで発表してきた鈴木さん。
KITでライフラインとしての電力の重要性を学び、社会人として新たな一歩を踏み出す鈴木さんをご紹介します。
大学院情報工学専攻博士前期課程2年 竹内浩太さん。
春から大手IT企業で社会人としての第一歩を踏み出すKIT金沢工業大学大学院2年 竹内浩太さん。情報系を学びたいと新潟県から進学、プログラミングの勉強では、友人たちのサポートも得ながら力をつけていきました。情報工学科、郭研究室で取り組む集大成の研究は、センターラインなどがない山道で、カメラの映像から山道の走行ラインを認知するAIシステムの開発、いろいろなことに応用可能な技術です。
KITで学んだ技術をいかし、必要とされる技術者になりたいと話す竹内さんをご紹介します。
心理科学科4年 山本将聖さん。
ものづくりに活かす心理学に興味を持ち、兵庫県からKIT金沢工業大学に進学した山本将聖さん。4年間の学びの集大成として取り組んだのは、美術鑑賞初心者でも作品をより楽しめることをめざしたVRアプリとその検証です。心理学の知見を発想に用いて制作したアプリは、新潟県佐渡の風景を描いた川瀬巴水の作品をVR化したもので、「にいがたデジコングランプリ2022」VRコンテンツ部門でグランプリを受賞しました。
春からはシステムエンジニアとして第一歩を踏み出す山本さんを、高い評価を得たVRアプリとともにご紹介します。