大学院情報工学専攻博士前期課程2年 藤田敬悟さん。
高校生のときにVRに興味を持ち、富山県からKIT金沢工業大学情報工学科に進学した藤田敬悟さん。当時は情報技術を学びたいという強い気持ちだけで、まさにゼロからのスタートだったと振り返ります。学部1年次からIT関連のさまざまなプロジェクトに参加して知識や技術を高めていった藤田さん。念願の山本研究室では、メタバース上でのアバターの容姿が、メタバースで行うコミュニケーションの内容に与える影響を分析しています。
将来はAIやVRを使って人々に大きな感動を与えるようなコンテンツを制作したいと話す藤田さんを、本との貴重な出会いとともにご紹介します。
建築学科4年 巽 斗麻さん。
昨夏、司法試験、公認会計士とともに文系最難関国家資格といわれる不動産鑑定士の試験に合格した学生がいます。KIT金沢工業大学4年、巽 斗麻さんです。滋賀県出身の巽さんは、学部2年次に宅地建物取引士(宅建)試験に合格。その勉強の中で不動産資格の中でも最高峰の不動産鑑定士を知り、勉強をスタートさせました。キャンパス内にある24時間利用できる自習室を活用し、1日10時間から14時間勉強していたと振り返ります。働きながら合格をめざす人が多い中、巽さんのような大学生の合格は快挙です。
将来的には、一級建築士の資格も取得し専門性のある人材になりたいと話す巽さんを、ご紹介します。
大学院電気電子工学専攻博士前期課程2年 宮澤光平さん。
福岡県出身の宮澤光平さん。大学ではもっと専門的な勉強がしたいとKIT金沢工業大学電気電子工学科に進学しました。4年次からは横谷研究室に所属し、国家プロジェクトである戦略的イノベーション創造プログラムに参加、大規模ビル内で増えているサイバー攻撃を監視するシステムについて企業の技術者や研究者と議論を重ねながら熱心に取り組んできました。また、研究成果は国内外の学会で積極的に発表しています。
IoT社会に対応したサイバー・フィジカル・セキュリティについて取り組む宮澤さんをご紹介します。
情報工学科3年 齊藤優希さん。
ハードウェアは大会規定のものを使用して、ソフトウェアの優劣を競うロボットコンテストの全国大会「ETロボコン チャンピオンシップ大会」が昨年秋に開催されました。関西・北陸地区大会を突破したKIT金沢工業大学 夢考房組込みソフトウェアプロジェクトは、プライマリークラスで一般企業も含む参加30チーム中、総合5位に入賞しました。プロジェクトリーダーをつとめた齊藤優希さんにとっては、2度目の全国大会。今年こそは結果を残そうと、安定性と確実性を重視した活動を仲間と行ってきました。3年ぶりのリアル開催。
チャンピオンシップ大会での夢考房チームを、齊藤さんのインタビューとともにご紹介します。
心理科学科4年 上田裕衣さん。
人の心に関心があり、KIT金沢工業大学心理科学科に進学した上田裕衣さん。学びの中で、心理学をいかした空間づくりへの興味が高まっていきました。集大成の取り組みは、商環境における環境配慮行動を促すための研究です。一方、課外ではキャンパス内にあるコミュニティFM局で学生がラジオ番組の企画から放送までを行っている「WAVEプロジェクト」に参加。1年次からさまざまな企画で生番組を担当するなど積極的に活動してきました。
今春、オフィスをはじめ人々の快適空間づくりをてがける企業で第一歩を踏み出す上田さんをご紹介します。
応用バイオ学科4年 小野尭明さん。
日本酒の旨味成分で、美肌効果が認められているα-EG。これを高める研究で成果を出し、商品化に大きく貢献した学生がいます。応用バイオ学科4年の小野尭明さんです。長野県の造り酒屋に生まれた小野さん。KIT金沢工業大学の尾関健二教授の研究に強く惹かれ進学しました。尾関研究室で高含有のα-EGについて取り組み、今年の夏、肌も味もうれしい純米酒が誕生しました。
日本酒の良さをより多くの人に広めていきたいと話す小野さんをご紹介します。
大学院情報工学専攻博士前期課程2年 常田友貴さん。
長野県出身の常田友貴さん。もともと、ものづくりが好きでしたが、大学ではプログラムの観点からサービスをつくってみたいとKIT金沢工業大学情報工学科に進学。入学後は学んだことをいかしながら自身の生活がちょっと豊かになるようなシステムをつくっていたと言います。そんな常田さんが学部4年次から中沢実研究室で取り組んでいるのは、脳波を活用したシステムの開発です。昨年、今年と、情報処理学会主催の学会で優秀論文賞、優秀プレゼンテーション賞と2年連続の受賞を果たしました。
研究や産学協同教育「コーオプ教育プログラム」などKITで多くの貴重な経験ができたと話す常田さんをご紹介します。
メディア情報学科4年 江東優匡さん。
KIT金沢工業大学の学生たちが制作した、あかりのオブジェとメディアデザインの融合「金澤月見光路」が、10月開催されました。メディア情報学科、出原研究室の学生たちが取り組んだのは、スマホやホログラム、プロジェクションマッピングによって来場者とオンライン参加者を繋げ、写真の交流を通して月見光路の感動を共有するメタバースでした。メンバーの江東優匡さんは、現実と仮想空間を繋ぐコネクトスポットのシステムやプログラムを担当。今回のさまざまな経験は、来春社会人として歩みだす彼にとって大きな自信となったようです。秋の夜を美しく彩る金澤月見光路篇Part2。
江東さんのインタビューを中心にご紹介します。
建築学科4年 四十住武流さん。
10月、秋の夜を幻想的な光で彩る「金澤月見光路」が開催されました。これは、KIT金沢工業大学で建築やメディア情報を学ぶ学生たちが、さまざまなあかりのオブジェやプロジェクションマッピングなどで金沢の街なかの賑わいを生み出そうと行われたものです。3年ぶりに金沢の中心市街地、しいのき迎賓館前での開催となった月見光路。「月夜に生える花の園」をテーマとした建築学科 川﨑研究室の四十住武流さんは、ひし形のようなピースをいくつも並べ、動きのあるオブジェを仲間とともにつくり上げました。
念願の月見光路に参加して大きな喜びや達成感を味わったという四十住さんを今年の様子とともにご紹介します。
航空システム工学科3年 小玉隆之介さん。
全日本学生室内飛行ロボコンで、KIT金沢工業大学 夢考房小型無人飛行機プロジェクトが2部門に出場。ユニークデザイン部門では「折鷲」チームがSkyDrive賞を手にしました。「折鷲」は、翼が上下に折れ曲がる設計やアホウドリの特性を模倣した技術を採用、またプレゼンテーションでは火星での飛行にも触れ、その設計思想が評価されました。機体設計を担当したのは小玉隆之介さん。昨年の大会では、セルロースナノファイバーを初めて複合材として使用するなどアイデアを夢考房でつぎつぎと形にしています。
KITチームが作り上げたまさにユニークな機体を、小玉さんのインタビューとともにご紹介します。
航空システム工学科3年 横山兄さん。
この秋に開催された全日本学生室内飛行ロボットコンテストに、KIT金沢工業大学夢考房小型無人飛行機プロジェクトが2部門に出場。自動操縦部門では、ベストパイロット賞を受賞しました。この競技は、緊急物資の輸送などを想定し、滑走路への帰還や時間内でのミッション遂行、機体特性や自動操縦装置の性能評価などの総合得点で競います。横山 兄さんは、昨年の大会後から回路設計や制御プログラムに仲間と一から取り組み大会に臨みました。残念ながら優勝を逃しましたが、やれることは出来たと振り返ります。
全日本学生室内飛行ロボコンPart1。自動操縦部門に出場したKITチームをご紹介します。
機械工学科3年 大屋忠士さん。
1リットルのガソリンでどれだけ走行できるか。燃費を競う究極の省エネカーレース「Honda エコマイレッジチャレンジ全国大会」が3年ぶりに開催され、KIT金沢工業大学夢考房エコランプロジェクトは、大学・高専チームが出場するグループⅢで準優勝を果たしました。大会のエネルギーマネジメントでエンジン班リーダーをつとめた大屋忠士さん。目標の記録には届きませんでしたが、一時は大会出場が危ぶまれ、また前日走行でのアクシデントなど度重なるトラブルにも仲間たちと対処、改善しての表彰台は、特別な思いがあったに違いありません。大会唯一の自作エンジンを含め、作れるものは全て学生たちによって製作された車両「Welt」。
エコラン茂木大会での夢考房チームを大屋さんのインタビューとともにご紹介します。
経営情報学科3年 前出真希さん。
今年夏、KIT金沢工業大学がタカラトミーなど74にのぼる組織と連携して、企画、開発した「Beyond SDGs 人生ゲーム」が完成しました。学生団体Global Youth Innovatorsの前出真希さんは、この理想の未来実現に関する教育や学習を行うための人生ゲーム開発に仲間と取り組んできました。子供たちにも理解できるような言葉遣いや表現にとても苦労したと振り返りますが、商業施設で行われた体験会では、子供から大人まで多くの人に楽しんでもらえ、ゲームの大きな力を感じたといいます。
これからもたくさんの人たちと一緒に積極的に活動していきたいと話す前出さんをご紹介します。