建築学科4年 皆川真里奈さん。
10月、あかりのオブジェやメディアテクノロジーの融合によって秋の夜を幻想的に彩る「金澤月見光路」が今年も開催されました。これは、金沢の中心市街地活性化をめざしてKIT金沢工業大学の学生たちが学科や学年をこえて取り組んでいるものです。建築学科川﨑研究室では、これまでにない作品に挑戦したいと球体や曲面をキーワードにしたオブジェを新たに制作しました。4年皆川真里奈さんは、月をモチーフにしたデザインを提案。障子紙を7層重ねた直径2メートルの作品は、まさに月が地上に降りたようでした。
今年も多くの人を魅了した金澤月見光路を、皆川さんたちのオブジェを中心にご紹介します。
環境土木工学科4年 田中彩香さん。
KIT金沢工業大学女子バスケットボール部に所属する田中彩香さん。副キャプテンとしてチームを支えるとともに、大会運営などにも積極的で、チームスポーツを通した新しい出会いやコミュニケーションがとても楽しいと話します。一方、学びの集大成として取り組んでいる研究は、ジオポリマーコンクリートと呼ばれるセメントを使わない次世代の建設材料の骨材として、廃棄瓦を有効活用しようというものです。インターンシップの経験から、現場に関わる仕事への気持ちが強くなったと話す田中さん。
研究にも課外活動にも一生懸命取り組む姿とともに、部員たちが大切にしているモットーをご紹介します。
大学院情報工学専攻博士前期課程1年 陸田駿弥さん。
KIT金沢工業大学の早期卒業制度、第一期生となった広島県出身の陸田駿弥さん。学部3年半の9月に情報工学科を卒業、現在、大学院1年として新たなスタートを切っています。学部の集大成として取り組んだのは、AIによるガン画像診断支援システムの開発を目指した研究で、今年3月の情報処理学会全国大会では、学生奨励賞を受賞しました。海外留学を視野に興味あることは臆せずチャレンジし続けている陸田さん。
卒業研究審査会や卒業、入学式などの様子とともにご紹介します。
電気電子工学科4年 大矢良斗さん。
まもなくイギリス、レスター大学での語学留学に出発するKIT金沢工業大学4年の大矢良斗さん。1年次の冬にベトナムでのインターンシップに参加して、英語力の必要性を実感したといいます。帰国後、学内のサポート施設を活用するなど学びを続けてきました。一方、電気電子の勉強については、幅広い研究テーマに取り組んでみたいと泉井研究室に所属。エネルギーマネジメントをテーマとした直流電圧自律分散型制御について研究しています。
大学院進学でさらに電気の学びを深めながら海外で活躍できる人間になりたいと話す大矢さんをユニークな一面とともにご紹介します。
大学院機械工学専攻博士前期課程1年 小倉上総さん。
オンライン授業では理解が深めにくいとされる実験科目。その学びの質向上をめざし研究している学生がいます。和歌山県出身のKIT金沢工業大学大学院1年、小倉上総さんです。小倉さんは、学部時代からVRやARを組み合わせた最先端技術、XRを活用したデジタル教材開発と評価に取り組んでおり、この秋から本格的に活用される予定です。また学生スタッフとして、KITが所蔵する稀覯本の資料室をVRで再現、誰でも自由に閲覧できるシステムも作り上げました。将来は、学んだ技術がいかせる企業で働きたいと話す小倉さん。
山岳部でのさまざまな活動の思い出とともにご紹介します。
大学院システム設計工学専攻博士前期課程1年 小林尚矢さん。
現実空間と仮想イメージを融合し、よりリアルな仮想空間を作り上げる技術MR(Mixed Reality)。このMR技術を使った研究に取り組んでいる学生がいます。金沢工業大学大学院1年の小林尚矢さんです。新潟県からKITメディア情報学科に進学。学部3年次の授業でMRを使った作品制作にとりかかりました。大変なことが多かったと振り返りますが、卒業研究では、MR技術とピアノを連携させた拡張演出システムをつくりあげました。大学院ではMR技術を医工連携研究に活用して遠隔教育支援システムの開発を目指している小林さん。
小林さんが制作したMRピアノの幻想的な世界をインタビューとともにご紹介します。
心理科学科4年 伊賀丈流さん。
人の行動心理に関心があり、岡山県からKIT金沢工業大学心理科学科に進学を決めた伊賀丈流さん。学びはもちろん伊賀さんには、KITで国際交流活動や、リーダーシップを身につけたいという思いがありました。その思い通り、1年次に東南アジアの学生たちと多国籍チームを組み、インドネシアの村に滞在してイノベーション創出に取り組むラーニングエクスプレスに参加。2,3年次は海外の学生たちとオンラインによる課題解決プログラムの企画、運営など積極的に活動してきました。これらの経験を通して、将来のなりたい姿が見えてきたと話す伊賀さん。
国際交流の様子やユニークな卒業研究テーマなど伊賀さんの大学生活をご紹介します。
大学院機械工学専攻博士前期課程1年 川隅蓮さん。
静岡県出身の川隅 蓮さん。ロボコンが盛んなことや、学生たちが様々なモノづくりに励む夢考房があることに魅かれてKIT金沢工業大学に進学しました。夢考房ロボットプロジェクトでは、2年連続ピットメンバーとしてNHK学生ロボコンに出場。次は自律移動ロボットを作ってみたいと出村研究室に所属後は、蛍光ARマーカについての研究に取り組みながら「World Robot summit」などのロボット競技会にも積極的に参加しています。
仲間とともにつくる楽しさや思い通りに動いたときの嬉しさをエネルギーに、充実した毎日を送る川隅さんをご紹介します。
大学院機械工学専攻博士前期課程2年 青塚達也さん。
興味を持ったことには挑戦を止めない学生がいます。大学院2年 青塚達也さん。山形県出身の青塚さんは学部1年次から医工連携プロジェクトやロボティクス学科 鈴木研究室の活動、ストリートダンスサークルなどに参加してきました。現在も複数の研究テーマに熱心に取り組んでいます。その一つが、ロボットアーム式3Dプリンタ―を活用したセメント系3Dプリンティングに関する研究。企業との共同研究であり、機械系や環境土木など学科をこえた取り組みです。多くの人との交流は刺激になり、やりがいを感じていると話す青塚さん。
KITのキャンパス内に設置されたKIT×KAJIMA Printing Lab」での実験の様子を紹介するとともに、青塚さんのKIT生活をご紹介します。
大学院機械工学専攻博士前期課程2年 西尾すみれさん。
医療機器に関心を持ち、ものづくりを通して多くの人を助けることができたらと、KITに進学した西尾すみれさん。ロボティクス学科を選んだのは、幅広く学べるからだといいます。入学後、生活支援ロボットの開発をめざす夢考房Robo Cup@Homeプロジェクトに参加し、課外でもロボットづくりに取り組んできました。4年次からは河合研究室で、機能的電気刺激を用いた運動制御に関する研究に取り組む一方、企業で半年間の産学協同教育「KITコーオプ教育プログラム」に参加するなど忙しい日々を送ってきました。
KITで自身の思いをかたちにするため、研究はもちろんいろいろな挑戦を続ける様子をご紹介します。
大学院機械工学専攻博士前期課程2年 谷口雄一さん。
宮崎県出身の大学院2年、谷口雄一さん。将来は次世代の飛行機開発に携わることができたらと、KIT航空システム工学科に進学を決めました。6年間の学びの集大成は、ジェットエンジンの騒音低減に関するもので、JAXAとKITの共同研究に参画して取り組んでいます。必要な実験装置は工夫を重ねながら自身で製作。指導する重工メーカー出身の廣光教授との出会いもとても大きいと話します。
研究や学生スタッフなど谷口さんの積極的な学生生活をご紹介します。
情報工学科3年 藤野一真さん。
「NHK学生ロボコン2022」。KIT金沢工業大学夢考房チームは、準優勝を手にしました。9年ぶりの決勝進出に大きく貢献したのが、制御班で今回、射出ロボットの操縦を担当した藤野一真さんです。情報工学が学べてロボコンが強い大学と、静岡県からKITに進学を決めた藤野さん。昨年はプログラミングの一部を担当、今年は大会メンバーとして出場し、開発段階から本番までさまざまなトラブルに見舞われましたが、仲間とともに対応して乗り越えてきました。
NHK学生ロボコンPart2。今年の夢考房チームを藤野さんのインタビューでご紹介します。
ロボティクス学科3年 西野勇吾さん。
6月、NHK学生ロボコンで、KIT金沢工業大学夢考房ロボットプロジェクト Team_Robocon が準優勝を果たしました。優勝3回、準優勝は今回を含めて5回を誇る夢考房チームですが、決勝進出は実に9年ぶりです。今年、大会リーダーとしてチームをまとめてきたのは、3年西野勇吾さん。福岡県からKITに進学し、ここでしかできないことに挑戦してみたいとロボットプロジェクトに参加しました。ものづくりはゼロからのスタートでしたが、昨年の大会でもピットメンバーとして出場。昨年を上回る成績を残したいと活動に打ち込んできました。そして来年こそは優勝をと、すでに新たな体制でスタートをきっています。
学生ロボコンPart1、仲間たちの声援も力に準優勝を果たした夢考房チームを、西野さんのインタビューでご紹介します。