心理科学科4年 西沢晴世さん(2025年3月卒業)。
心理学の学びを通して、人を知り、人に寄り添い、そして社会に応用できたらとKIT金沢工業大学心理科学科に進学した西沢晴世さん。4年間の学びの集大成として選んだテーマは、過去や未来にとらわれることなく「今、ここ」に目を向けることの大切さを認識してもらおうというもの。それが、多くの人が抱える生きづらさの解消につながるのではと考えました。アニメと仏教哲学からヒントを得て学習プログラムを組み立てた西沢さん。学習者にとっても「今、ここ」を深める貴重な機会となったようです。
生まれ育った地域に貢献したいと地元石川で社会人として第一歩を踏み出している西沢さんをご紹介します。
大学院機械工学専攻博士前期課程2年 梅地俊甫さん。
研究に課外活動にとても充実した6年間と振り返る、金沢工業大学大学院2年の梅地俊甫さん。航空システム工学科に入学してまもなく夢考房人力飛行機プロジェクトと自転車同好会に参加。夢考房プロジェクトでは、パイロットとしても活動していたため自転車は良いトレーニングにもなったといいます。学びの集大成は、複合材を加工するレーザ開発について、数値流体力学を使って検証する研究です。春からは、エンジニアとして第一歩を踏み出す梅地さん。
KITでの思い出の数々とともにご紹介します。
大学院電気電子工学専攻博士前期課程2年 鈴木啓太さん。
電気について学んでみたいと愛知県からKIT金沢工業大学に進学を決めた鈴木啓太さん。6年間の学びの集大成として取り組んでいたのは、降雪地域での太陽光発電量の正確な予測・最適な運用をめざした研究です。天候などに左右される再生可能エネルギーですが、それをミックスすることで安定的な供給が可能になります。鈴木さんは気象データだけでなく、カメラの映像情報をもとにパネル上の積雪率を予測することで、より精度の高い発電量予測や検討を行いました。その成果を国際学会などで発表してきた鈴木さん。
KITでライフラインとしての電力の重要性を学び、社会人として新たな一歩を踏み出す鈴木さんをご紹介します。
大学院情報工学専攻博士前期課程2年 竹内浩太さん。
春から大手IT企業で社会人としての第一歩を踏み出すKIT金沢工業大学大学院2年 竹内浩太さん。情報系を学びたいと新潟県から進学、プログラミングの勉強では、友人たちのサポートも得ながら力をつけていきました。情報工学科、郭研究室で取り組む集大成の研究は、センターラインなどがない山道で、カメラの映像から山道の走行ラインを認知するAIシステムの開発、いろいろなことに応用可能な技術です。
KITで学んだ技術をいかし、必要とされる技術者になりたいと話す竹内さんをご紹介します。
心理科学科4年 山本将聖さん。
ものづくりに活かす心理学に興味を持ち、兵庫県からKIT金沢工業大学に進学した山本将聖さん。4年間の学びの集大成として取り組んだのは、美術鑑賞初心者でも作品をより楽しめることをめざしたVRアプリとその検証です。心理学の知見を発想に用いて制作したアプリは、新潟県佐渡の風景を描いた川瀬巴水の作品をVR化したもので、「にいがたデジコングランプリ2022」VRコンテンツ部門でグランプリを受賞しました。
春からはシステムエンジニアとして第一歩を踏み出す山本さんを、高い評価を得たVRアプリとともにご紹介します。
メディア情報学科4年 小野田周治さん。
この春、社会人として第一歩を踏み出すKIT金沢工業大学メディア情報学科4年の小野田周治さん。KIT進学後は、地域の幼稚園と連携しておもちゃ開発に取り組むプロジェクトや、学生スタッフとしてMR技術を活用した施設内の家具配置シミュレータを制作するなど課外でもさまざまなものづくりにチャレンジしてきました。そして学びの集大成として取り組んだのは、金沢の街なかに賑わいをと開催されているライトアップイベントを題材に、会場とオンライン会場をつなぐ体験システムの開発です。小野田さんは、参加者同士が写真で交流できるメタバースをつくりあげました。
これからも新しいことを学び続けて成長していきたいと話す小野田さんをご紹介します。
応用化学科4年 中野あいさん。
化学で水環境を良くすることができたらと、環境化学が学べるKIT金沢工業大学に埼玉県から進学を決めた中野あいさん。4年間の学びの集大成として取り組んでいるのは、河川や工業排水などさまざまな水から希少金属を取り出す物質の開発で、環境浄化にも応用可能なテーマです。課外では、1年次から吹奏楽部に所属。昨年末、学生生活最後となる定期演奏会の舞台に立ちました。
中野さんの充実したKIT生活をインタビューと映像でご紹介します。
建築学科4年 巽 斗麻さん。
昨夏、司法試験、公認会計士とともに文系最難関国家資格といわれる不動産鑑定士の試験に合格した学生がいます。KIT金沢工業大学4年、巽 斗麻さんです。滋賀県出身の巽さんは、学部2年次に宅地建物取引士(宅建)試験に合格。その勉強の中で不動産資格の中でも最高峰の不動産鑑定士を知り、勉強をスタートさせました。キャンパス内にある24時間利用できる自習室を活用し、1日10時間から14時間勉強していたと振り返ります。働きながら合格をめざす人が多い中、巽さんのような大学生の合格は快挙です。
将来的には、一級建築士の資格も取得し専門性のある人材になりたいと話す巽さんを、ご紹介します。
大学院電気電子工学専攻博士前期課程2年 宮澤光平さん。
福岡県出身の宮澤光平さん。大学ではもっと専門的な勉強がしたいとKIT金沢工業大学電気電子工学科に進学しました。4年次からは横谷研究室に所属し、国家プロジェクトである戦略的イノベーション創造プログラムに参加、大規模ビル内で増えているサイバー攻撃を監視するシステムについて企業の技術者や研究者と議論を重ねながら熱心に取り組んできました。また、研究成果は国内外の学会で積極的に発表しています。
IoT社会に対応したサイバー・フィジカル・セキュリティについて取り組む宮澤さんをご紹介します。
情報工学科3年 齊藤優希さん。
ハードウェアは大会規定のものを使用して、ソフトウェアの優劣を競うロボットコンテストの全国大会「ETロボコン チャンピオンシップ大会」が昨年秋に開催されました。関西・北陸地区大会を突破したKIT金沢工業大学 夢考房組込みソフトウェアプロジェクトは、プライマリークラスで一般企業も含む参加30チーム中、総合5位に入賞しました。プロジェクトリーダーをつとめた齊藤優希さんにとっては、2度目の全国大会。今年こそは結果を残そうと、安定性と確実性を重視した活動を仲間と行ってきました。3年ぶりのリアル開催。
チャンピオンシップ大会での夢考房チームを、齊藤さんのインタビューとともにご紹介します。
心理科学科4年 上田裕衣さん。
人の心に関心があり、KIT金沢工業大学心理科学科に進学した上田裕衣さん。学びの中で、心理学をいかした空間づくりへの興味が高まっていきました。集大成の取り組みは、商環境における環境配慮行動を促すための研究です。一方、課外ではキャンパス内にあるコミュニティFM局で学生がラジオ番組の企画から放送までを行っている「WAVEプロジェクト」に参加。1年次からさまざまな企画で生番組を担当するなど積極的に活動してきました。
今春、オフィスをはじめ人々の快適空間づくりをてがける企業で第一歩を踏み出す上田さんをご紹介します。
応用バイオ学科4年 小野尭明さん。
日本酒の旨味成分で、美肌効果が認められているα-EG。これを高める研究で成果を出し、商品化に大きく貢献した学生がいます。応用バイオ学科4年の小野尭明さんです。長野県の造り酒屋に生まれた小野さん。KIT金沢工業大学の尾関健二教授の研究に強く惹かれ進学しました。尾関研究室で高含有のα-EGについて取り組み、今年の夏、肌も味もうれしい純米酒が誕生しました。
日本酒の良さをより多くの人に広めていきたいと話す小野さんをご紹介します。
大学院情報工学専攻博士前期課程2年 常田友貴さん。
長野県出身の常田友貴さん。もともと、ものづくりが好きでしたが、大学ではプログラムの観点からサービスをつくってみたいとKIT金沢工業大学情報工学科に進学。入学後は学んだことをいかしながら自身の生活がちょっと豊かになるようなシステムをつくっていたと言います。そんな常田さんが学部4年次から中沢実研究室で取り組んでいるのは、脳波を活用したシステムの開発です。昨年、今年と、情報処理学会主催の学会で優秀論文賞、優秀プレゼンテーション賞と2年連続の受賞を果たしました。
研究や産学協同教育「コーオプ教育プログラム」などKITで多くの貴重な経験ができたと話す常田さんをご紹介します。