情報工学科4年 鈴木晃輝さん。
KIT金沢工業大学には、英語を生かした課外活動や様々な留学プログラムなど語学を通して世界を大きく広げるための環境があります。情報工学科で学ぶ鈴木晃輝さんもコロナ禍が落ち着きを見せて来た2年次中頃から留学生との交流イベントなどに積極的に参加してきました。中でも東南アジアの学生たちと協力しながら、課題発見、解決にとりくんだ「さくらサイエンスプログラム」は、貴重な経験になったと話します。また今年の夏は、日本で学ぶ世界各国の留学生が石川県に集い文化交流を行う「JAPAN TENT」で、リーダーとして学生ボランティアを率いました。
国際交流を通じて自身の成長を実感している鈴木さんをご紹介します。
大学院システム設計工学専攻博士前期課程1年 小林尚矢さん。
現実空間と仮想イメージを融合し、よりリアルな仮想空間を作り上げる技術MR(Mixed Reality)。このMR技術を使った研究に取り組んでいる学生がいます。金沢工業大学大学院1年の小林尚矢さんです。新潟県からKITメディア情報学科に進学。学部3年次の授業でMRを使った作品制作にとりかかりました。大変なことが多かったと振り返りますが、卒業研究では、MR技術とピアノを連携させた拡張演出システムをつくりあげました。大学院ではMR技術を医工連携研究に活用して遠隔教育支援システムの開発を目指している小林さん。
小林さんが制作したMRピアノの幻想的な世界をインタビューとともにご紹介します。
心理科学科4年 伊賀丈流さん。
人の行動心理に関心があり、岡山県からKIT金沢工業大学心理科学科に進学を決めた伊賀丈流さん。学びはもちろん伊賀さんには、KITで国際交流活動や、リーダーシップを身につけたいという思いがありました。その思い通り、1年次に東南アジアの学生たちと多国籍チームを組み、インドネシアの村に滞在してイノベーション創出に取り組むラーニングエクスプレスに参加。2,3年次は海外の学生たちとオンラインによる課題解決プログラムの企画、運営など積極的に活動してきました。これらの経験を通して、将来のなりたい姿が見えてきたと話す伊賀さん。
国際交流の様子やユニークな卒業研究テーマなど伊賀さんの大学生活をご紹介します。
大学院機械工学専攻博士前期課程1年 川隅蓮さん。
静岡県出身の川隅 蓮さん。ロボコンが盛んなことや、学生たちが様々なモノづくりに励む夢考房があることに魅かれてKIT金沢工業大学に進学しました。夢考房ロボットプロジェクトでは、2年連続ピットメンバーとしてNHK学生ロボコンに出場。次は自律移動ロボットを作ってみたいと出村研究室に所属後は、蛍光ARマーカについての研究に取り組みながら「World Robot summit」などのロボット競技会にも積極的に参加しています。
仲間とともにつくる楽しさや思い通りに動いたときの嬉しさをエネルギーに、充実した毎日を送る川隅さんをご紹介します。
大学院機械工学専攻博士前期課程2年 青塚達也さん。
興味を持ったことには挑戦を止めない学生がいます。大学院2年 青塚達也さん。山形県出身の青塚さんは学部1年次から医工連携プロジェクトやロボティクス学科 鈴木研究室の活動、ストリートダンスサークルなどに参加してきました。現在も複数の研究テーマに熱心に取り組んでいます。その一つが、ロボットアーム式3Dプリンタ―を活用したセメント系3Dプリンティングに関する研究。企業との共同研究であり、機械系や環境土木など学科をこえた取り組みです。多くの人との交流は刺激になり、やりがいを感じていると話す青塚さん。
KITのキャンパス内に設置されたKIT×KAJIMA Printing Lab」での実験の様子を紹介するとともに、青塚さんのKIT生活をご紹介します。
大学院機械工学専攻博士前期課程2年 西尾すみれさん。
医療機器に関心を持ち、ものづくりを通して多くの人を助けることができたらと、KITに進学した西尾すみれさん。ロボティクス学科を選んだのは、幅広く学べるからだといいます。入学後、生活支援ロボットの開発をめざす夢考房Robo Cup@Homeプロジェクトに参加し、課外でもロボットづくりに取り組んできました。4年次からは河合研究室で、機能的電気刺激を用いた運動制御に関する研究に取り組む一方、企業で半年間の産学協同教育「KITコーオプ教育プログラム」に参加するなど忙しい日々を送ってきました。
KITで自身の思いをかたちにするため、研究はもちろんいろいろな挑戦を続ける様子をご紹介します。
大学院機械工学専攻博士前期課程2年 谷口雄一さん。
宮崎県出身の大学院2年、谷口雄一さん。将来は次世代の飛行機開発に携わることができたらと、KIT航空システム工学科に進学を決めました。6年間の学びの集大成は、ジェットエンジンの騒音低減に関するもので、JAXAとKITの共同研究に参画して取り組んでいます。必要な実験装置は工夫を重ねながら自身で製作。指導する重工メーカー出身の廣光教授との出会いもとても大きいと話します。
研究や学生スタッフなど谷口さんの積極的な学生生活をご紹介します。
情報工学科3年 藤野一真さん。
「NHK学生ロボコン2022」。KIT金沢工業大学夢考房チームは、準優勝を手にしました。9年ぶりの決勝進出に大きく貢献したのが、制御班で今回、射出ロボットの操縦を担当した藤野一真さんです。情報工学が学べてロボコンが強い大学と、静岡県からKITに進学を決めた藤野さん。昨年はプログラミングの一部を担当、今年は大会メンバーとして出場し、開発段階から本番までさまざまなトラブルに見舞われましたが、仲間とともに対応して乗り越えてきました。
NHK学生ロボコンPart2。今年の夢考房チームを藤野さんのインタビューでご紹介します。
ロボティクス学科3年 西野勇吾さん。
6月、NHK学生ロボコンで、KIT金沢工業大学夢考房ロボットプロジェクト Team_Robocon が準優勝を果たしました。優勝3回、準優勝は今回を含めて5回を誇る夢考房チームですが、決勝進出は実に9年ぶりです。今年、大会リーダーとしてチームをまとめてきたのは、3年西野勇吾さん。福岡県からKITに進学し、ここでしかできないことに挑戦してみたいとロボットプロジェクトに参加しました。ものづくりはゼロからのスタートでしたが、昨年の大会でもピットメンバーとして出場。昨年を上回る成績を残したいと活動に打ち込んできました。そして来年こそは優勝をと、すでに新たな体制でスタートをきっています。
学生ロボコンPart1、仲間たちの声援も力に準優勝を果たした夢考房チームを、西野さんのインタビューでご紹介します。
大学院電気電子工学専攻博士前期課程2年 上田大登さん。
高校まで陸上競技に注いでいたエネルギーを大学では勉強にと、愛知県からKIT金沢工業大学に進学を決めた上田大登さん。ライブラリーセンターなど学びの環境の良さも大きな魅力のひとつだったと話します。4年次から電気電子工学科 大澤研究室で取り組んでいるのは、プラズマによる水処理について。企業との共同研究であり、また学科横断型で課題に取り組むクラスター研究室でのテーマです。
研究に熱心にあたる様子や課外活動など充実したキャンパスライフを送る上田さんをご紹介します。
大学院機械工学専攻博士前期課程2年 竹田沙紀さん。
富山県からKIT金沢工業大学航空システム工学科に進学した竹田沙紀さん。生物の機能や構造などからヒントを得てモノづくりにいかすバイオミメティクスへの興味と、何より未知の研究テーマに挑戦してみたいと岡本研究室に所属。取り組んでいるのは、小さな昆虫の翅に着目した超低レイノルズ数の研究で、これは開発が進められている火星探査機にも応用の可能性があるテーマです。実験装置は1年半かけて自作。成果をまとめた論文は、日本航空宇宙学会論文集に大学院1年で採択されました。
学びを深める中で新たな目標を見出し、誰も成し遂げなかったことにこれからも挑戦し続けたいと話す竹田さんをご紹介します。
応用バイオ学科4年 宮田実咲さん。
富山県出身の宮田実咲さん。脳科学について学んでみたいとKIT金沢工業大学応用バイオ学科に進学しました。小島研究室に所属し、この春から取り組み始めているのは、脳由来神経栄養因子BDNFに注目した研究。BDNFとは、脳の神経細胞の成長や再生を促す物質として知られているたんぱく質の一種です。小島先生との出会いは本当に運命的だったと話す宮田さん。
大学院進学も決め研究に忙しい日々を送る様子をご紹介します。
大学院機械工学専攻博士前期課程2年 林 礼真さん。
ものづくりが好きで、思い描いたものをカタチにしたいとKIT金沢工業大学機械工学科に進学した愛知県出身の林 礼真さん。学部時代の2年間は医工連携プロジェクトに参加、糖尿病患者に優しい血糖値測定キットの開発に取り組みました。この活動で出会った高野則之教授の研究室に所属後、林さんが研究しているのは、自然気胸について。工学的にその発症の原因を探ろうとしています。人間と似ている豚の肺を使って実験にあたり、研究成果は国内外の学会で発表しています。8月からはKITの提携校、米国・ロチェスター工科大学への約4か月間の留学も予定されていて、新しい経験が待っています。
将来はより多くの人たちに豊かな暮らしを提供できる技術者になりたいと話す林さんをご紹介します。