大学院情報工学専攻博士前期課程2年 藤田敬悟さん。
高校生のときにVRに興味を持ち、富山県からKIT金沢工業大学情報工学科に進学した藤田敬悟さん。当時は情報技術を学びたいという強い気持ちだけで、まさにゼロからのスタートだったと振り返ります。学部1年次からIT関連のさまざまなプロジェクトに参加して知識や技術を高めていった藤田さん。念願の山本研究室では、メタバース上でのアバターの容姿が、メタバースで行うコミュニケーションの内容に与える影響を分析しています。
将来はAIやVRを使って人々に大きな感動を与えるようなコンテンツを制作したいと話す藤田さんを、本との貴重な出会いとともにご紹介します。
情報工学科4年 後藤怜奈さん。
石川県警察のホームページにKIT金沢工業大学の学生が作成したサイバー犯罪対策動画が公開されています。制作したのは、石川県警からサイバー防犯ボランティアの委嘱をうけた情報セキュリティスキルアッププロジェクトの学生6名です。代表は、後藤怜奈さん。生活安全課の方々や仲間と話しあいながらフィッシング詐欺防止につながる作品などを作り上げていきました。4月、これらの活動が評価され、石川県警から感謝状が贈られました。
制作した動画とともに、この経験で一層社会に貢献していきたいという思いを強くしたという後藤さんをご紹介しました。
大学院バイオ・化学専攻博士前期課程2年 小原優斗さん。
金沢工業大学大学院2年の小原優斗さん。三重県からKITに進学しました。学部4年次から小原さんが応用化学科 岡田研究室で取り組んでいるのは、蛍光現象の一つであるラジオフォトルミネッセンス(RPL)に関する研究です。放射線量の測定など有用性がありながらも認知されている材料が少ないのが現状で、小原さんは新たな材料の開発やその応用研究に挑んでいます。昨年、執筆した論文が国際論文誌にオンライン掲載、また応用物理学会では「Poster Award」受賞と高い評価を得て、一層研究に熱が入る毎日です。
KITで学びたいことを見つけ熱心に取り組む姿をご紹介します。
メディア情報学科3年 上田晋平さん。
今年1月、京都市で開かれた「三十三間堂大的全国大会」。KIT金沢工業大学弓道部の上田晋平さんが、成人男子の部で見事優勝しました。新成人の男女が弓道の腕前を披露する恒例の大会、今年はおよそ1000人が参加し、60m先の的をめがけて矢を放ちました。予選、決勝と勝ち進んだ上田さん。決勝では直径79㎝の的を1本の矢で狙い、上田さんただ一人が的に矢をあて、500人の頂点に立ちました。
大会を振り返りながら、放課後、仲間たちと真剣なまなざしで弓を引く上田さんをご紹介します。
経営情報学科4年 笹川国之さん(2022年3月卒業)。
KIT金沢工業大学での学びを終え、社会人として第一歩を踏み出している笹川国之さん。KITでは4年間写真部に所属し、仲間たちと技術を磨いてきました。そして2021年冬に開催された日本学生写真部連盟主催の写真競技会「ePHOTOMATCHインターカレッジ」に後輩の原昂士さんと2人で参加して見事優勝を果たしました。オンライン上のトーナメント形式で、対戦チームと1枚ずつ作品を同時に開示、プロの写真家3人からその場で判定と講評を受けます。勝利はもちろん、一線で活躍する写真家からの評価は本当にうれしかったと振り返りました。
これからも自分が表現したいものをカメラに収めていきたいと話す笹川さんを、大学写真部の全国大会と位置付けられている競技会で優勝した2人の作品とともにご紹介します。
大学院システム設計工学専攻博士前期課程1年 吉田一博さん。
この春、大学院に進学した吉田一博さん。高校生の時に金沢工業大学のオープンキャンパスに参加し、コンピュータセキュリティが専門のメディア情報学科 千石教授のもとで研究がしたいとKIT入学を決めました。進学後は、授業のほかにも情報系のプロジェクトや天文部など積極的な学生生活を送ってきた吉田さん。4年次には、KITコーオプ教育プログラムに選抜され、4ヶ月間、企業でサイバー攻撃への対策・解析に関する実務に従事しました。
大学院ではさらに情報セキュリティを勉強していきたいと意欲をみせる吉田さんを、ご紹介します。
大学院システム設計工学専攻博士前期課程2年 平澤直哉さん(2022年3月修了)。
先ごろ、KIT金沢工業大学大学院を修了し、社会人として第一歩を踏み出した平澤直哉さん。6年前、長野県からKIT心理情報学科に進学を決めました。人の心の働きだけでなく、それを応用して世の中に貢献することをめざした学びに魅力を感じたといいます。そんな平澤さんが学部4年次から伊丸岡研究室で取り組んでいたのは、体を取り囲む空間のうち、手をいっぱいにのばした中に収まる範囲の身体近傍空間に関する研究テーマです。
前例の少ない研究テーマに懸命に取り組んだ様子を含め平澤さんのKIT生活を振り返ります。
情報工学科4年 小林諒多さん。
今春、社会人として第一歩を踏み出す小林諒多さん。新潟県からKIT情報工学科に進学しました。勉強にあたっては、仲間との協力や学内の施設を積極的に活用したと話します。そんな小林さんが学びの集大成として取り組んできたテーマは、人の好みにもとづいた石川県の日本酒推薦システムの開発です。日本酒産業は県を代表する産業の一つですが、限られた銘柄だけではなくもっと広く知ってもらい、さらなる産業発展に貢献できたらというものです。研究の成果は、先ごろ行われた情報処理学会全国大会で発表。慌ただしい日々が続きました。
小林さんのKITでの学びを放送で振り返ります。
大学院機械工学専攻博士前期課程2年 林 尚央人さん。
まもなく技術者として第一歩を踏み出す林 尚央人さん。東京からKIT金沢工業大学航空システム工学科に進学を決めました。生物の翼の空力特性などについてとても楽しそうに話をする岡本正人教授にも魅かれ、学部4年次から念願の岡本研究室へ。6年間の学びの集大成として取り組んだテーマは、とんぼなど小さな生物の翼が、突風を受けるとどうなるかというもの。その現象を解明し飛行機の安全性向上に応用できないかを探りました。風洞実験装置なども自作で取り組んだ林さん。
エンジニアのエキスパートをめざしたいと話す林さんの学びを振り返ります。
航空システム工学科2年 小玉隆之介さん。
昨年12月の「全日本学生室内飛行ロボットコンテスト」で、KIT金沢工業大学夢考房小型無人飛行機プロジェクトは、一般部門で5位入賞、加えて「ベストクラフト賞」を受賞しました。これは、機体の骨格を構成するバルサ材のかわりに、植物由来の先端素材であるセルロースナノファイバーをKIT革新複合材料研究開発センター(ICC)のサポートを得ながら、初めて複合材として使用。墜落時でも破損しにくい機体製作が評価されました。設計・開発を担当したのは2年小玉隆之介さんです。この次世代材料に早くから注目し、1年かけて製作に取り組んできました。今回の受賞は、次のステップに向けた良いスタートダッシュになったと話します。
航空工学についてさらに学びを進めていく小玉さんの「物語の始まりへ」プロローグです。
大学院建築学専攻博士前期課程2年 松島佑宜さん。
2月、金沢工業大学の大学院生たちが6年間の学びの集大成を発表する修士公聴会が開かれました。長野県出身、建築学を専攻する松島佑宜さんが取り組んだ研究テーマは、「他者と共に空間を綴ること」。他者を介在させることにより従来とは全く異なった建築が生み出されるのではないかという仮説をもとにした斬新な設計手法の提案です。長野県から進学した松島さん。友人たちからも大いに刺激を受け、授業の課題をはじめコンペ出品など積極的に建築の学びに向き合ってきました。春からは組織設計事務所で第一歩を踏み出します。
修士公聴会での様子をはじめ、松島さんのKIT生活をインタビューとともに振り返ります。
電気電子工学科4年 清水俊里さん。
春から地元新潟県で、念願の教員として第一歩を踏み出す清水俊里さん。KIT進学後は電気電子の勉強はもちろん、教職課程に取り組み、教員免許状の取得、そして採用試験合格に向け日々励んできました。教員志望の学生のサポート施設である教職支援室には、模擬授業や面接の練習などでとても熱心に通ったといいます。生徒一人一人に寄り添えるような先生にと思いを馳せる清水さん。
電気自動車用の新構造モータに関する卒業研究に取り組む姿や模擬授業の練習風景など、清水さんの4年間をインタビューとともにご紹介します。
情報工学科4年 小島弘道さん。
情報について深く学びたいと新潟県から進学した小島弘道さん。アルバイトも組込みソフト技術が学べ活かせるIT企業で行ってきました。4年次の卒業研究として長田研究室で企業と共同で取り組んでいるのは、深層学習に基づくコンクリートの締固め判定システムについて。熟練技術者の経験によって行われている判定方法の代わりとなりうる提案で、品質を確保しながらの省人・省力化に向け、小島さんはさらなる精度向上をめざして研究を続けてきました。満足度の高い学生生活を送ることができたと話す小島さん。
AI技術の活用で、より便利な世の中をつくることができたらという小島さんをご紹介します。