情報工学科4年 鈴木晃輝さん。
KIT金沢工業大学には、英語を生かした課外活動や様々な留学プログラムなど語学を通して世界を大きく広げるための環境があります。情報工学科で学ぶ鈴木晃輝さんもコロナ禍が落ち着きを見せて来た2年次中頃から留学生との交流イベントなどに積極的に参加してきました。中でも東南アジアの学生たちと協力しながら、課題発見、解決にとりくんだ「さくらサイエンスプログラム」は、貴重な経験になったと話します。また今年の夏は、日本で学ぶ世界各国の留学生が石川県に集い文化交流を行う「JAPAN TENT」で、リーダーとして学生ボランティアを率いました。
国際交流を通じて自身の成長を実感している鈴木さんをご紹介します。
環境土木工学科3年 青柳奏未さん。
KIT金沢工業大学「防災・減災プロジェクトSoRA」。これは、学生が地域住民や行政と協力しながら防災力向上をめざす課外活動プロジェクトです。リーダーは、環境土木工学科3年 青柳奏未さん。地域と連携したSoRAの活動に興味をもって1年次から参加、昨年からはコロナ禍でもできる活動を仲間たちと工夫しながら積極的に動きだしています。
青柳さんたちのさまざまな活動をご覧いただきながら、環境土木への思いもご紹介します。
大学院環境土木工学専攻博士前期課程2年 菅原典大さん。
福岡県からKIT金沢工業大学に進学を決めた菅原典大さん。環境土木工学科を選んだのは、公共性の高い、大きな建造物に興味を惹かれたからといいます。4年次から所属する宮里研究室では、トンネルやダムなど鉄筋コンクリート構造物の塩害とアルカリシリカ反応の複合劣化について取り組んでいます。複合劣化の研究のみならず別のテーマでも積極的に活動、その成果は、令和3年度土木学会中部支部優秀講演者賞に輝きました。
老朽化した社会インフラの整備に貢献できる技術者になりたいと話す菅原さんをご紹介します。
応用化学科4年 瀧澤侑孝さん。
KIT金沢工業大学学友会は、石川県赤十字血液センターと協力して定期的に学内献血を行っています。令和元年度まで17年連続で年間1000人超えを達成しました。今年度の学生健康委員会委員長は、瀧澤侑孝さん。再び多くの人達に献血の大切さを知ってもらいたいと積極的な活動を進めています。学びにおいては念願の大澤・谷田研究室で、抗菌剤や抗生物質に代わる身体にやさしい天然由来の薬剤開発をめざしたテーマに取り組んでいます。
人助けができる人間になりたいと精力的な日々を送る瀧澤さんを、活動の原点となったエピソードとともにご紹介します。
航空システム工学科4年 青木聡吾さん。
子どもの頃から航空や宇宙に興味があり、航空工学を学びたいと岐阜県からKIT金沢工業大学に進学した青木聡吾さん。1年次から参加する夢考房人力飛行機プロジェクトでは、機体の軽量化と高強度をめざした設計に取り組む中で、旅客機等で使われている先端複合材料CFRP(炭素繊維強化プラスチック)のリサイクルに注目。その思いを全国学生英語プレゼンテーションコンテストで発表しました。課外、学外での積極的な活動が卒業研究テーマにつながったと話す青木さん。
カーボンニュートラル社会実現に向けた研究に取り組み始めている青木さんをご紹介します。
航空システム工学科3年 仁科宏紀さん。
KIT金沢工業大学のメタバース活用に一役買っている学生がいます。航空システム工学科3年の仁科宏紀さんです。仁科さんはKITの教員や学生が運営の中心となった3月の「日本機械学会 北信越支部合同講演会」で、インターネット上の仮想空間サービスを使用した基調講演などの会場をゼロから作成しました。また教員と学生が英語で交流する学内ラウンジもメタバースで実施。その管理や運営にも携わっています。
自身がやってみたいと思ったことは臆することなくチャレンジ、その経験を専門の学びに生かしていきたいと話す仁科さんをご紹介します。
情報工学科4年 後藤怜奈さん。
石川県警察のホームページにKIT金沢工業大学の学生が作成したサイバー犯罪対策動画が公開されています。制作したのは、石川県警からサイバー防犯ボランティアの委嘱をうけた情報セキュリティスキルアッププロジェクトの学生6名です。代表は、後藤怜奈さん。生活安全課の方々や仲間と話しあいながらフィッシング詐欺防止につながる作品などを作り上げていきました。4月、これらの活動が評価され、石川県警から感謝状が贈られました。
制作した動画とともに、この経験で一層社会に貢献していきたいという思いを強くしたという後藤さんをご紹介しました。
大学院バイオ・化学専攻博士前期課程2年 小原優斗さん。
金沢工業大学大学院2年の小原優斗さん。三重県からKITに進学しました。学部4年次から小原さんが応用化学科 岡田研究室で取り組んでいるのは、蛍光現象の一つであるラジオフォトルミネッセンス(RPL)に関する研究です。放射線量の測定など有用性がありながらも認知されている材料が少ないのが現状で、小原さんは新たな材料の開発やその応用研究に挑んでいます。昨年、執筆した論文が国際論文誌にオンライン掲載、また応用物理学会では「Poster Award」受賞と高い評価を得て、一層研究に熱が入る毎日です。
KITで学びたいことを見つけ熱心に取り組む姿をご紹介します。
メディア情報学科3年 上田晋平さん。
今年1月、京都市で開かれた「三十三間堂大的全国大会」。KIT金沢工業大学弓道部の上田晋平さんが、成人男子の部で見事優勝しました。新成人の男女が弓道の腕前を披露する恒例の大会、今年はおよそ1000人が参加し、60m先の的をめがけて矢を放ちました。予選、決勝と勝ち進んだ上田さん。決勝では直径79㎝の的を1本の矢で狙い、上田さんただ一人が的に矢をあて、500人の頂点に立ちました。
大会を振り返りながら、放課後、仲間たちと真剣なまなざしで弓を引く上田さんをご紹介します。
経営情報学科4年 笹川国之さん(2022年3月卒業)。
KIT金沢工業大学での学びを終え、社会人として第一歩を踏み出している笹川国之さん。KITでは4年間写真部に所属し、仲間たちと技術を磨いてきました。そして2021年冬に開催された日本学生写真部連盟主催の写真競技会「ePHOTOMATCHインターカレッジ」に後輩の原昂士さんと2人で参加して見事優勝を果たしました。オンライン上のトーナメント形式で、対戦チームと1枚ずつ作品を同時に開示、プロの写真家3人からその場で判定と講評を受けます。勝利はもちろん、一線で活躍する写真家からの評価は本当にうれしかったと振り返りました。
これからも自分が表現したいものをカメラに収めていきたいと話す笹川さんを、大学写真部の全国大会と位置付けられている競技会で優勝した2人の作品とともにご紹介します。
大学院システム設計工学専攻博士前期課程1年 吉田一博さん。
この春、大学院に進学した吉田一博さん。高校生の時に金沢工業大学のオープンキャンパスに参加し、コンピュータセキュリティが専門のメディア情報学科 千石教授のもとで研究がしたいとKIT入学を決めました。進学後は、授業のほかにも情報系のプロジェクトや天文部など積極的な学生生活を送ってきた吉田さん。4年次には、KITコーオプ教育プログラムに選抜され、4ヶ月間、企業でサイバー攻撃への対策・解析に関する実務に従事しました。
大学院ではさらに情報セキュリティを勉強していきたいと意欲をみせる吉田さんを、ご紹介します。
大学院システム設計工学専攻博士前期課程2年 平澤直哉さん(2022年3月修了)。
先ごろ、KIT金沢工業大学大学院を修了し、社会人として第一歩を踏み出した平澤直哉さん。6年前、長野県からKIT心理情報学科に進学を決めました。人の心の働きだけでなく、それを応用して世の中に貢献することをめざした学びに魅力を感じたといいます。そんな平澤さんが学部4年次から伊丸岡研究室で取り組んでいたのは、体を取り囲む空間のうち、手をいっぱいにのばした中に収まる範囲の身体近傍空間に関する研究テーマです。
前例の少ない研究テーマに懸命に取り組んだ様子を含め平澤さんのKIT生活を振り返ります。
情報工学科4年 小林諒多さん。
今春、社会人として第一歩を踏み出す小林諒多さん。新潟県からKIT情報工学科に進学しました。勉強にあたっては、仲間との協力や学内の施設を積極的に活用したと話します。そんな小林さんが学びの集大成として取り組んできたテーマは、人の好みにもとづいた石川県の日本酒推薦システムの開発です。日本酒産業は県を代表する産業の一つですが、限られた銘柄だけではなくもっと広く知ってもらい、さらなる産業発展に貢献できたらというものです。研究の成果は、先ごろ行われた情報処理学会全国大会で発表。慌ただしい日々が続きました。
小林さんのKITでの学びを放送で振り返ります。