大学院電気電子工学専攻博士前期課程2年 神野翔綺さん。
KIT金沢工業大学大学院2年の神野翔綺さん。神野さんがLEDやレーザの材料となる「光る半導体」の研究を続けている山口研究室で、学びの集大成として取り組んでいるのは、青色LEDの光物性評価について。日本人の研究者たちによって生み出された青色LED。照明での大きな貢献はもちろん、様々な分野で広く応用されています。神野さんはレーザをつくりだしたいと、その材料である窒化物半導体の発光効率向上をめざした研究と向き合っています。憧れていた研究室に所属し、大学院進学後はその研究成果を国内外の学会で積極的に発表してきました。
春、念願の分析・計測機器の総合メーカーで第一歩を踏み出す神野さんをご紹介します。
機械工学科3年 梅田隼太朗さん。
小型フォーミュラスタイルの車両を国内外の学生たちが、企画、設計、開発し、走行性能からデザイン、コストなどものづくりの総合力を競う「学生フォーミュラ日本大会」が静岡県で開かれました。KIT金沢工業大学夢考房フォーミュラカープロジェクトも1年をかけて製作した黒に赤のラインが印象的な車両“KIT-19model”で出場。梅田隼太朗さんをチームリーダーに全種目完遂完走をめざして、車検や静的・動的審査へとつぎつぎ挑んでいきました。最後の種目は、車の全体性能と信頼性を競うエンデュランス・・・。
悪天候に阻まれ目標達成は逃すも仲間とともに作り上げた車両で大会に挑んだKITチームを、梅田さんのインタビューとともにご紹介します。
航空システム工学科2年 本影拓真さん。
KIT金沢工業大学夢考房人工衛星開発プロジェクトは、超小型模擬人工衛星とも呼ばれるCanSatの製作を通して、人工衛星の開発に必要な知識や技術を身につけようと活動しています。その活動成果の場として、今年も秋田県で開催された競技会に参加しました。CanSatを高度50mから投下しパラシュートを使って軟着陸させ、自律走行でゴールをめざすというものです。草に絡まり走行不能となった昨年の反省を踏まえ、今年は本影拓真さんを機構班のリーダーとして、着地後に車輪が展開する拡張タイヤを開発しました。しかし競技当日、台風が秋田県に最接近。またしても悔しい出来事が・・・。
どんなコンディションにも左右されない機体の製作で、来年こそはと話す本影さんを、他チームからも大きな注目を集めた機体とともにご紹介します。
ロボティクス学科3年 髙部将司さん。
8月、自律移動型のロボット競技会「ロボカップジャパンオープン」が新潟県長岡市で開かれました。ロボカップとは、西暦2050年までに、サッカーの世界チャンピオンチームに勝てる自律移動のヒューマノイドロボットチームをつくろうというプロジェクトです。髙部将司さんがリーダーを務めるKIT金沢工業大学夢考房ロボカッププロジェクトは、ヒューマノイドリーグKidSizeに出場。2年連続の優勝を手にしました。ハイレベルなロボット開発で、年々参加チームが減っているヒューマノイドリーグですが、KITチームは、学部2,3年生を主体にロボット開発に打ち込んできました。
次は、ロボットを走らせたい!と目標を掲げる髙部さんをご紹介します。
機械工学科3年 小玉颯太郎さん。
KIT金沢工業大学夢考房ソーラーカープロジェクト。作れるものはすべて自分たちの手で!をモットーに活動をつづけています。オーストラリア大陸縦断3000㎞を走破する「Bridgestone World Solar Challenge(BWSC)」参戦を目指して開発を進めてきた新型車両がついに完成。8月、その性能評価の場として秋田県で開催された「World Green Challenge」に出場しました。大会期間中、モータのトラブルが発生するもそこは自作モータ、自分たちで課題を見つけ解決。クラス2位の成績は、BWSCへの大きな手ごたえとなったようです。
新車両で挑んだ秋田での様子をプロジェクトリーダー小玉颯太郎さんのインタビューを中心にご紹介します。
建築デザイン学科4年 山田真暉さん。
KIT金沢工業大学では、コペルニクスやアインシュタインなど世界を一変させた発見や科学技術に関する初版本およそ2000点を収集しています。その中から選りすぐられた130冊を展示する「世界を変えた書物展」が、今月13日からJR九州ホールで開催されます。展示プランを担当したのは、KITで建築を学ぶ宮下研究室の学生たち。先輩たちが作り上げたデザインに自分たちの思いを加えた空間で、来場者を叡智の旅へと誘います。九州地区では初めての開催となる「世界を変えた書物展」福岡展。
過去の様子を含め今回の書物展にかける思いを、「知の壁」のリーダー山田真暉さんのインタビューでご紹介します。
大学院環境土木工学専攻博士前期課程2年 中川雄斗さん。
大学で環境土木を学ぼうと思ったきっかけは、豪雨による土砂災害の経験でうまれた防災への意識と振り返ります。そして学部1年次の授業でトンネル工事現場を見学、土木に対して一層興味が強くなりました。早くから宮里研究室を訪ね、先輩たちからも大きな刺激を受けて大学院進学を決意。土木構造物の劣化の事前予測と対策を可能にする新たなシステムの確立をめざしたテーマに日々取り組んでいます。
将来は、高速道路の維持管理などに関わっていきたいと話す中川さんを、国内外の学会で積極的に発表している様子とともにご紹介します。
大学院機械工学専攻博士前期課程2年 藤井皐司さん。
シリコンにかわるパワーデバイス材料として大きく注目されているシリコンカーバイド。金沢工業大学大学院2年の藤井皐司さんは、その効率的な研磨加工法をテーマに研究を続けています。昨年、韓国で開かれた国際学会「ICPT2018」で発表を行い、Best Student Presentation Awardを受賞。今年も新たな研究成果を携えて9月に2つの学会に挑みます。世界で活躍できる技術者になりたいと話す藤井さん。
学びの心に灯をともすきっかけや研究の様子をインタビューとともにご紹介します。
情報工学科4年 山本真史さん。
金沢工業大学学友会の学生健康委員会は、石川県赤十字血液センターなどと協力して学内献血を実施。16年連続1000人超えを達成するなど活発な活動を続けています。その活動は学内にとどまらず、学生ボランティアとして他大学の学生たちと一緒に定期的に献血の呼びかけや大切さも伝えています。今年度の委員長は4年、山本真史さん。7月、日本赤十字社名誉副総裁を務める秋篠宮紀子さまを前に、学生の献血推進活動について説明に立ちました・・・。
喜びの声が活動の大きな励みにもなると話す山本さん達の活動を貴重な経験の感想とともにご紹介します。
大学院環境土木工学専攻博士前期課程1年 普照遥さん。
金沢工業大学の学びの中で、環境土木への思いを強くし、現在大学院で意欲的に学んでいる学生がいます。普照遥さん。彼女は学部3年次の夏に参加したゼネコンのインターンシップで、トンネルなどの現場を見学。土木の仕事の大きさを実感したといいます。また、所属する木村研究室での恩師や先輩との出会いも大きな刺激となり大学院へ進学。覆工コンクリートの劣化に注目した研究テーマに取り組み、9月の土木学会全国大会発表にむけて準備を進めています。
近づく学会への思いを含め、KITでめざす自分を見つけた普照さんをご紹介します。
大学院システム設計工学専攻博士前期課程1年 沖沙矢佳さん。
豊かな創造力を育むことを目的とし、自分で手を加えてお菓子を完成させる知育菓子。この知育菓子が脳に及ぼす効果について企業と共同で研究を続けている学生がいます。金沢工業大学大学院1年の沖沙矢佳さんです。学部時代から研究をスタートし、知育菓子を作成することで脳の前頭前野が活性化することや、作成後も効果が持続することを明らかにしました。現在は、作成手順が複雑な菓子について、脳波を使った長期的な効果分析にとりくんでいます。
KITで飛び込んだ心理学の世界。そのおもしろさを実感しているという沖さんをご紹介します。
大学院電気電子工学専攻博士前期課程2年 辻翔希さん。
彼は、KITに進学後、日々の課題や研究に懸命に取り組み、将来のめざす自分をみつけた学生です。リチウムイオン電池と高電界に関する研究発表で、この春、電気学会優秀論文発表賞を受賞。初めての国際学会も控え、一層研究に力がはいります。電力会社でのインターンシップ経験で大きな刺激を受けたと話す辻さん。
需要が高まるリチウムイオン電池の安心、安全な利用法につながる研究に取り組む様子とともに、よく利用するというお気に入りの場所での一枚もご紹介します。
ロボティクス学科3年 星野裕紀さん。
5月、「NHK学生ロボコン~ABUアジア・太平洋ロボコン代表選考会」が開催されました。2013年、世界の頂点に立ったKIT夢考房ロボットプロジェクトチーム。再びの栄光を大きな目標に、星野裕紀さんを大会リーダーとして今年もロボット製作に取り組んできました。毎年新しいルールで開催され、その難易度もあがっている学生ロボコン。時間はあっという間で、KITチームは思い通りの動きが見られないまま本番を迎えることになりました・・・。初めての4脚ロボットに四苦八苦しながらも予選を勝ち抜き決勝トーナメントに進んだKITチーム。
彼らのロボコンを星野さんのインタビューとともにご紹介します。