大学院情報工学専攻博士前期課程2年 藤田敬悟さん。
高校生のときにVRに興味を持ち、富山県からKIT金沢工業大学情報工学科に進学した藤田敬悟さん。当時は情報技術を学びたいという強い気持ちだけで、まさにゼロからのスタートだったと振り返ります。学部1年次からIT関連のさまざまなプロジェクトに参加して知識や技術を高めていった藤田さん。念願の山本研究室では、メタバース上でのアバターの容姿が、メタバースで行うコミュニケーションの内容に与える影響を分析しています。
将来はAIやVRを使って人々に大きな感動を与えるようなコンテンツを制作したいと話す藤田さんを、本との貴重な出会いとともにご紹介します。
大学院電気電子工学専攻博士前期課程2年 藤田貴志さん。
ゲーム機などで世界的に知られる企業と共同で発光デバイスに使われている半導体材料の研究に取り組んでいる学生がいます。大学院2年、藤田貴志さんです。藤田さんが学部4年次から続けているのは、レーザプロジェクターなどに使用されている青色や緑色レーザの更なる効率化を探るというもの。一線の技術者を相手にプレッシャーは感じながらも実際の製品に活かされていくと思うと研究が楽しいと話します。
研究への思いをはじめ、課外では、KITがもつ年間献血者1000人達成連続記録を支える活動に積極的に参加してきた藤田さんをご紹介します。
大学院機械工学専攻博士前期課程1年 樋田嵩斗さん。
KITでは、社会性のあるテーマに研究室の枠をこえてチームで取り組むクラスター研究室があります。この春、大学院に進学した樋田嵩斗さん。彼がこのクラスター研究室で、学部の集大成として取り組んだのは、いつでも誰もが楽しめる日本初となるVR型チェアスキー・シミュレータの開発です。ロボティクス学科、機械工学科の仲間とそれぞれの得意分野を活かし製作を担当。樋田さんは、プログラミングを一から勉強し、VR空間を作りあげました。
今後もチェアスキーの普及を目標に、さらにシステムを進化させ、学会や体験イベント出展など研究成果を広く公開していくという樋田さんをご紹介します。
大学院電気電子工学専攻博士前期課程1年 五十村健汰さん。
世界で初めて大気圧空気中で均一なバリア放電の発生に成功したKIT電気電子工学科 大澤研究室。その発生のメカニズム解明に熱心に取り組んでいる学生がいます。大学院1年の五十村健汰さんです。五十村さんは、世界初という言葉にも魅かれ大澤研究室へ。実験と考察の繰り返しの日々ですが、学部4年次の9月に発表した論文で、電気学会優秀論文発表賞を受賞。思いもよらない朗報は、更なる研究への大きな励みになりました。今年の秋には、国際学会での発表も予定している五十村さん。
産業界から医療、農業分野への応用にも大きく期待できるテーマに取り組む様子をご紹介します。
大学院機械工学専攻博士前期課程2年 廣川健悟さん(2019年3月修了)。
春から念願の技術者として第一歩を踏み出している廣川健悟さん。携帯電話への強い興味から、KIT機械工学科に新潟県から進学しました。学部4年次からは最先端のパワーデバイスなどの研究にあたる諏訪部研究室で、記憶媒体の材料となるシリコンウェーハの高精度、高効率な研磨技術について取り組んできました。その成果を日本設計工学会など多くの学会で発表してきた廣川さん。
KITで学んだ知識、技術を活かしてこれからもシリコンウェーハの加工技術に携わっていきたいと話す廣川さんをご紹介します。
大学院機械工学専攻博士前期課程2年 唐澤勇気さん(2019年3月修了)。
春から地元愛知県にある世界トップクラスの総合工具メーカーでスタートを切っている唐澤勇気さん。6年前、ものづくりを学んでみたいとKIT機械工学科に進学しました。学部2年次からは、人にやさしい医療機械の創製に取り組む医工連携プロジェクトに参加して、画期的な内視鏡用鉗子の開発に関わりました。大学院に進み取り組んだテーマは、人工関節について。生体になじみやすく、従来よりも耐久性や耐摩耗性に優れた材料、ジルコニア系セラミックスに注目しその可能性を探りました。
妥協することなく、期待に応えられる技術者になりたいと話す唐澤さんをご紹介します。
大学院機械工学専攻博士前期課程2年 向井達也さん(2019年3月修了)。
憧れの場所でエンジニアとしての第一歩を踏み出している向井達也さん。愛知県からKIT機械工学科に進学。もともと車に興味をもっていましたが、
学部3年次に訪れた機械工業見本市で、工作機械に魅了されたと振り返ります。所属した森本研究室で6年間の学びの集大成として取り組んでいたのは、工作機械の制御に関する研究。工業製品の高精度化や生産性の向上につながる画期的なテーマです。研究成果を国内外の学会で積極的に発表した向井さん。
いつかは自分の手で人を魅了する製品をつくりだしたいと話す向井さんをご紹介します。
メディア情報学科4年 福澤力也さん(2019年3月卒業)。
この春から情報技術やサービスを提供する企業で第一歩を踏み出した福澤力也さん。仲間とともに取り組んだKITメディア情報学科での学びの集大成は、色付き紙カードを用いた双方向授業システムの研究でした。これによって教員が、学生たちの授業の理解度を安価で簡単に把握できるというものです。さらに活用の用途拡大をめざして、仲間の近藤崇祥さんとグループ単位での回答集計システムを提案。この成果は、昨年夏のPCカンファレンスで高い評価を受けました。
人に役立つシステムづくりをめざし新しいスタートをきった福澤さんをご紹介します。
大学院機械工学専攻博士前期課程2年 溝田勇飛さん。
まもなく技術者として新しい一歩を踏み出す溝田勇飛さん。ものづくりで自分にしかできないことを学んでみたいと、KIT機械工学科に進学しました。学部4年次から所属する諏訪部研究室で取り組んでいたテーマは、シリコンカーバイドの高能率・高精度スライシング加工技術の開発について。更なる小型化か求められているパワーデバイスの基板として注目されている材料です。溝田さんは新たな切断法を見出し、その成果を昨年の砥粒加工学会学術講演会で発表、優秀講演論文賞を受賞しました。
これからも人が真似できない技術開発を追い求めたいと話す溝田さんをご紹介します。
大学院建築学専攻博士前期課程2年 西川公貴さん。
この春、東京にある組織設計事務所で新しいスタートをきる西川公貴さん。大学で建築を学ぶきっかけは、将来のイメージが一番しやすい学問だったからと話します。ゼロからのスタートでしたが、夢考房プロジェクトで先輩や友人から大きな刺激をうけたり、コンペにも積極的に参加するなど感性を磨いてゆきました。一番の思い出は、昨年、研究室の仲間とつくりあげた空間を多くの人たちに共有してもらえたことと振り返ります。
KITで過ごした6年間の学びを修士公聴会の様子とともにご紹介します。
大学院機械工学専攻博士前期課程2年 森太一さん。
大学で自身を鍛え直すべく興味のあったものづくりについて学ぼうと愛知県からKIT機械工学科に進学を決めた森太一さん。友人たちと助け合いながら課題や勉強に取り組んだと振り返ります。もっと深く知識を得たいと大学院に進学。森本研究室で取り組んだ集大成のテーマは、高速加工を可能にするCNC旋盤の高精度化、高能率化について。加工が難しい3次元カムの量産化やコストダウンにつながる画期的な研究です。たくさんの挑戦の場があり、中身の濃い時間を過ごせたと話す森さん。
春からはエンジニアとして大きな一歩を踏み出す森さんを、研究の様子とともにご紹介します。
大学院電気電子工学専攻博士前期課程2年 小西健太さん。
KITで学び、将来は父親と同じ舞台に立ちたいと兵庫県から電気電子工学科に進学を決めた小西健太さん。入学時から大学院進学を見据え、深見研究室所属後は、電気自動車用の次世代モータの研究に取り組んできました。昨秋、その成果を電気学会回転機研究会で発表。優秀論文発表賞を受賞しました。KITで自身の成長を大きく実感していると話す小西さん。
春からは、憧れの場所で技術者としてスタートをきる小西さんをご紹介します。
大学院機械工学専攻博士前期課程2年 瀬川歩さん。
大学選びは、誰かの役に立つ学びができたら。そんな瀬川歩さんが出合ったのが、KITの医工連携プロジェクトでした。医療分野と工学分野の連携により、画期的な医療機器や新しい技術開発に挑む活動です。瀬川さんはKIT機械工学科に進学し、2年次からプロジェクト活動に参加しました。4年次からは、所属する新谷研究室が金沢医科大学と共同で取り組んでいる骨の再生医療をテーマに研究。昨秋、骨再生に必要な遺伝子を発見するなど大きな成果をあげました。将来は医療業界に貢献できる技術者をめざしたいと話す瀬川さん。
研究活動の様子をインタビューとともにご紹介します。