大学院情報工学専攻博士前期課程2年 藤田敬悟さん。
高校生のときにVRに興味を持ち、富山県からKIT金沢工業大学情報工学科に進学した藤田敬悟さん。当時は情報技術を学びたいという強い気持ちだけで、まさにゼロからのスタートだったと振り返ります。学部1年次からIT関連のさまざまなプロジェクトに参加して知識や技術を高めていった藤田さん。念願の山本研究室では、メタバース上でのアバターの容姿が、メタバースで行うコミュニケーションの内容に与える影響を分析しています。
将来はAIやVRを使って人々に大きな感動を与えるようなコンテンツを制作したいと話す藤田さんを、本との貴重な出会いとともにご紹介します。
大学院電気電子工学専攻博士前期課程2年 中田悠登さん。
広島県からKIT電気電子工学科に進学した中田悠登さん。自由なものづくりができる夢考房活動に興味をもち、1年次からエコランプロジェクトに参加。下級生中心で倉庫に眠っていたエコランカーの再生に挑戦し、電装系も一から作り上げ2年次の夏には大会出場を果たしました。もっと知識と技術を身につけたいと大学院に進学した中田さん。小山研究室では、電気自動車など一層の用途拡大に期待がかかるワイヤレス給電の効率向上ついて取り組みました。
思いがかない、新しい一歩をマツダで踏み出す中田さん。中田さんのKITでの挑戦を座右の銘とともにご紹介します。
大学院機械工学専攻博士前期課程2年 太田祐輔さん。
親戚の影響で大好きになった自動車について学べたらとKIT機械工学科に進学した太田祐輔さん。4年次から所属する精密工学(畝田)研究室では、タイヤをテーマとした研究を自ら提案し、大学院までの3年間取り組んできました。彼が着目したのは、トレッドパターンと呼ばれるタイヤの接地面に刻まれた溝の形状についてです。機能性とデザイン性を備えたトレッドパターンを追求するため、自作した装置を使っての実験やシミュレーションを繰り返し、その成果を学会で積極的に発表してきた太田さん。新しい舞台は、念願の横浜ゴムです。
興味ある車について違った視点からのアプローチで研究できたことは貴重な経験だったと言う太田さんを、愛車とともにご紹介します。
大学院機械工学専攻博士前期課程2年 中田凌さん。
春からエンジニアとして第一歩を踏み出す大学院2年 中田凌さん。車やエンジンに興味をもちKIT機械工学科に入学しましたが、学部3年次のとき、授業をサポートする大学院生に刺激を受けて大学院進学を決意。エネルギー変換を専門にする長沼研究室で取り組んだのは、実走行におけるエネルギー効率向上や排出ガスの低減をめざす研究です。インターンシップに参加して一層思いを強くしたという日産自動車が中田さんの新たな舞台。
KITでの学びの集大成となった公聴会や実路での走行実験の様子などと共にご紹介します。
建築学科4年 小川拓海さん。
建築について学びたいと、栃木県からKIT建築学科に進学を決めた小川拓海さん。入学後からインテリアデザインサークルに参加、家具づくりや部屋の内装などについて知識を重ねていきました。学びの中で環境心理に関心を持ち、土田研究室に所属。集大成として取り組んだのは、カウンセラーと相談者との適切な距離と角度に注目したカウンセリングルームの環境要件に関する研究です。
相談者の立場に立った空間設計基準の確立をめざした研究の様子をはじめ、金沢の街なかに活気を取り戻そうとKITの学生たちが行っている月見光路、かなざわ風鈴など学内外の活動にも積極的に参加してきた小川さんをご紹介します。
ロボティクス学科4年 有元良輔さん。
金沢工業大学には、学生たちが学科や専門分野の枠をこえてチームを組み、社会性のあるテーマに取り組むクラスター研究室があります。その活動の一つで、誰でも楽しめる「チェアスキー」の開発をめざしているのが、ロボティクス学科4年の有元良輔さんです。兵庫県出身の有元さんは、1年次から夢考房フォーミュラカープロジェクトに参加し仲間と作りあげた車で大会に出場してきましたが、クラスター研究室での活動は、夢考房とはまた違った刺激を受け貴重な経験と話します。春からはスズキで第一歩を踏み出す有元さん。
KITの新たな取り組みで初心者用チェアスキー開発に挑む様子を、完成した試作機とともにご紹介します。
大学院 電気電子工学専攻博士前期課程2年 西川剛史さん。
この春、6年間の学びを終え、エンジニアとして第一歩をふみだす西川剛史さん。静岡県からKITに進学した当時は、将来の道について漠然としていたと話します。日々の勉強や課題は大変でしたが、学内のさまざまなサポートセンターを活用するなどスポーツで培ったあきらめない気持ちが、彼を成長させました。花岡研究室で取り組んだ環境対応型変圧器の研究をさらに進め、自身の可能性をもっと広げられたらと大学院進学を決意した西川さん。新たな舞台は三菱電機です。
これからも挑戦するエネルギーをもち続け、世界にはばたいていきたいと夢を語る西川さんをご紹介します。
ロボティクス学科4年 森田浩貴さん。
ABUロボコンで世界一を手にしたKIT夢考房ロボットプロジェクトに強い衝撃を受け、新潟県から進学を決めたと話す森田浩貴さん。そんな森田さんが夢考房で没頭したのは、フォーミュラカープロジェクトでした。夢考房活動で一から車をつくりあげる楽しさを知り、この経験は卒業研究にも活かされたと話します。学びの集大成で取り組んでいるのは、水中音波を用いた遠隔操作式の水中探査器についてです。車載用計器では世界的なシェアを誇る日本精機が次なる舞台。
充実した学生生活が伺える森田さんを映像とインタビューでご紹介します。
大学院機械工学専攻博士前期課程2年 酒井尚也さん。
春から社会人としての一歩を踏み出す大学院2年の酒井尚也さん。学部時代は、夢考房エコランプロジェクトに熱中。2年次には、先輩たちが作りあげた車両「アルティック」を自分達の手で大きく改良し、6年ぶりの大会出場を果たしました。またホンダ主催の全国競技会4連覇達成時は、プロジェクトリーダーとしてチームを支えました。山部研究室所属後も、環境配慮を意識したテーマに取り組み、現在は、水資源の有効活用をめざすマイクロ水力発電の汎用性向上について研究しています。
念願の川崎重工業でも地球環境への取り組みから人々のくらしを豊かにしたいと話す酒井さんをご紹介します。
大学院電気電子工学専攻博士前期課程2年 梶浦琢真さん。
電気分野を学んでみたいと徳島県からKITに進学した梶浦琢真さん。入学後から学生たちの自由なものづくりやプロジェクト活動をサポートする夢考房学生スタッフとして働いてきました。ここでの経験は、実験装置を自作するなど自身の研究でも大いに役立ったと話します。今、梶浦さんが学びの集大成として花岡研究室で取り組んでいるのは、電気流体力学について。新たな原理のポンプやモータにつながる研究です。
春からは北海道電力で、人々の生活に欠かせない電力を支える一員としてスタートをきる梶浦さんをご紹介します。
電子情報通信工学科4年 土屋航輔さん。
金沢工業大学には、学生や社会人参加型のコミュニティFM局「えふえむ・エヌ・ワン」があり、番組の企画から制作、放送までを全て学生たちが手掛ける「WAVEプロジェクト」が活動しています。放送業界に関心をもち、福島県からKITに進学を決めた土屋航輔さん。入学後からWAVEプロジェクトに参加して、積極的に番組づくりに関わってきました。その一方で、授業に加えて難関国家資格である「第一級陸上無線技術士」合格をめざし勉強に励んだ土屋さん。
強い意志で念願の資格を取得。春からは出身地のテレビ局で社会人として第一歩を踏み出す土屋航輔さんをご紹介します。
航空システム工学科3年 平美晴さん。
高校の修学旅行で、空港で目の当たりにした戦闘機に魅せられ、空への強い憧れをもって岡山県からKITに進学を決めた平美晴さん。入学後は、夢考房人力飛行機プロジェクトに参加、昨年9月には、能登半島穴水湾での滑空に成功、自分たちで作り上げた機体が秋の空に見事に飛び立ちました。同じ頃、全国の大学生を対象とした文部科学省事業の実機飛行実習のメンバーに選ばれ、生きた航空工学を学ぶ貴重な経験も積んだ平さん。
さまざまな機会を通じて、将来の夢実現のため航空工学を学ぶ思いを一層強くした平さんをご紹介します。
機械工学科4年 山﨑 翼さん。
来春から地元、静岡県の自動車部品メーカーで社会人としてスタートをきる山﨑翼さん。高校生のときにKIT夢考房エコランプロジェクトの車に魅せられ、自分も!とKITに進学しました。エコランプロジェクトでは、エンジン班として活動。初めはわからないことも多く大変だったといいますが、それでも1年次の秋の全国大会では、大会メンバーとして出場し、燃費2416kmという学生クラス最高記録樹立に貢献。翌年は大会4連覇を達成しました。そして学びの集大成は、次世代のエンジン開発をテーマとした研究です。
KITでの生活は、嬉しいことも悔しいことも含め自分を成長させてくれたと話す山﨑さんをご紹介します。