大学院電気電子工学専攻博士前期課程2年 神野翔綺さん。
KIT金沢工業大学大学院2年の神野翔綺さん。神野さんがLEDやレーザの材料となる「光る半導体」の研究を続けている山口研究室で、学びの集大成として取り組んでいるのは、青色LEDの光物性評価について。日本人の研究者たちによって生み出された青色LED。照明での大きな貢献はもちろん、様々な分野で広く応用されています。神野さんはレーザをつくりだしたいと、その材料である窒化物半導体の発光効率向上をめざした研究と向き合っています。憧れていた研究室に所属し、大学院進学後はその研究成果を国内外の学会で積極的に発表してきました。
春、念願の分析・計測機器の総合メーカーで第一歩を踏み出す神野さんをご紹介します。
大学院機械工学専攻博士前期課程2年 上村那智さん。
ロボットについて学びたいとKITロボティクス学科に進学した上村那智さん。中でも人間の生活になじみやすい2足歩行ロボットにこだわってきました。入学後から夢考房ロボカッププロジェクトのヒューマノイド班で活動をスタート。とはいってもパソコンの操作も一から勉強だったと振り返ります。4年次から所属する竹井研究室でも学内の施設を活用して仲間とロボットを作り上げ、より人間らしい動きを求め、一歩一歩研究を進めています。
KITで一貫して人間との共生をめざしたロボットづくりに取り組んでいる上村さんをご紹介します。
応用化学科4年 小林恒太さん(2018年3月卒業)。
この春から、社会人としてスタートをきっている小林恒太さん。化学系に興味をもち、長野県からKIT応用化学科に進学しました。学びの集大成に選んだテーマは、誰でも楽しむ事が出来るチェアスキーの開発に関するテーマです。機械やロボティクスなど学科横断型のクラスター研究室で取り組んでいたもので、小林さんは、椅子の部分にあたるシートのクッション材の材質や、物理特性、フィット感などさまざまな面から科学的に検証を行いました。データの積み重ねなど大変な作業も多かったようですが、やり遂げたことは大きな成長につながったようです。
クラスター研究室での貴重な経験をはじめ、課外活動では、米国の協定校からの留学生たちとの交流など積極的な4年間を過ごした小林さんをインタビューと映像で振り返ります。
メディア情報学科4年 山口貴大さん(2018年3月卒業)。
この春、KITメディア情報学科を卒業した山口貴大さん。音響や映像を学んでみたいと福井県からKITに進学し、課外活動や友人達と切磋琢磨しながら知識を積み重ねていきました。学びの集大成は、得意の画像処理技術を使って、講義での教員と学生のより円滑なコミュニケーションを促進する研究です。また所属する鎌田研究室が行ったプログラミング体験教室では、中心メンバーとして活動。地域の子供から大人までに工夫を凝らしたゲームコンテンツを作成して、プログラミングの楽しさを伝えました。
いろいろな可能性を感じたという印刷業界で社会人としてスタートを切った山口さんをご紹介します。
経営情報学科4年 池田梨花さん(2018年3月卒業)。
この春KITを卒業し、慶應義塾大学大学院に進学した池田梨花さん。KITに入学当初は不安がいっぱいだったそうですが、経営情報学科平本督太郎講師との出会いから国連全加盟国が目指す持続可能な開発目標、SDGsに貢献するさまざまな取組みに参加したほか、インドでのホームステイなど貴重な経験を重ねていきました。自分がやりたいこと、すべきことが明確になったと話します。卒業研究に選んだテーマは、フリースクールにおける効果的なICT教材導入の検討についてです。
KITの学びの中で、教育分野が抱える課題をビジネスとして解決の道を拓こうと一歩を踏み出した池田さんを、卒業式の晴れの姿とともにご紹介します。
大学院高信頼ものづくり専攻博士前期課程2年 古澤佳樹さん(2018年3月修了)。
この春KITでの学びを終え、技術者として第一歩を踏み出した古澤佳樹さん。頑張り次第で未来が変わりそうと山梨県からKIT機械工学科に進学。授業で炭素繊維強化プラスチック(CFRP)に興味を持ち、斉藤研究室に所属後は、外見では判断が難しい内部損傷の破壊メカニズムについて取り組んできました。その研究成果を国内外の学会で積極的に発表してきた古澤さん。
充実した学生生活には欠くことかできなかったもう一つの大切な出会い、クラスメートや研究室の仲間たちとのシーンとともにご紹介します。
機械工学科4年 金井直樹さん。
KIT機械工学科で学び、この春、地元新潟県の工作機械メーカーで社会人としてスタートを切った金井直樹さん。金井さんは、研究室の枠をこえて社会性のあるテーマに取り組むクラスター研究室に興味をもち、子供や初心者でも楽しむことができるチェアスキーの開発メンバーの一人として取り組んできました。学科の異なる仲間から大いに刺激を受けながら、関係者へのヒアリングや実体験をもとに1年をかけて活動してきた金井さん。3月には、試作機を携えて新潟県内のスキー場で開かれた体験会に参加しました。
KITの新しい研究室スタイルで、 誰もが安全で手軽に楽しめるチェアスキーの開発に取り組んだ金井さんを成果発表会や体験会の様子とともにご紹介します。
大学院システム設計工学専攻博士前期課程2年 吉川桂太郎さん。
まもなく社会人として新たな一歩を踏み出す吉川桂太郎さん。実家のある富山県からKITに通い続けた6年間でした。IT分野に興味を持ってKITメディア情報学科に進学。学びの中で画像処理技術への関心が高まり研究を続けてきました。修士研究で取り組んだテーマは、教員と学生の円滑なコミュニケーションをめざして、学生自らが積極的に授業に臨める安価で簡便な双方向授業システムについてです。研究の成果を国内外の学会でも積極的に発表した吉川さん。
KITで自分のめざす世界が明確になったと話す吉川さんを、 集大成の研究とともにご紹介します。
大学院建築学専攻博士前期課程2年 中村知樹さん。
高校生のとき、新校舎や改築デザインに関わったことで建築への興味が強くなったと話す中村知樹さん。福井県からKITに進学し、さまざまな課外活動プロジェクトやインターンシップにも積極的に参加して、建築への知識や技術を高めていきました。6年間の学びの集大成では、自然光に注目。建築空間を演出するもっとも根源的な要素と光をとらえ、故郷の福井市を設定地に市民にとって新たな憩いの場を提案しました。
故郷への思いを抱き、念願のゼネコンで新しい一歩を踏み出す中村さんをご紹介します。
大学院電気電子工学専攻博士前期課程2年 中田悠登さん。
広島県からKIT電気電子工学科に進学した中田悠登さん。自由なものづくりができる夢考房活動に興味をもち、1年次からエコランプロジェクトに参加。下級生中心で倉庫に眠っていたエコランカーの再生に挑戦し、電装系も一から作り上げ2年次の夏には大会出場を果たしました。もっと知識と技術を身につけたいと大学院に進学した中田さん。小山研究室では、電気自動車など一層の用途拡大に期待がかかるワイヤレス給電の効率向上ついて取り組みました。
思いがかない、新しい一歩をマツダで踏み出す中田さん。中田さんのKITでの挑戦を座右の銘とともにご紹介します。
大学院機械工学専攻博士前期課程2年 太田祐輔さん。
親戚の影響で大好きになった自動車について学べたらとKIT機械工学科に進学した太田祐輔さん。4年次から所属する精密工学(畝田)研究室では、タイヤをテーマとした研究を自ら提案し、大学院までの3年間取り組んできました。彼が着目したのは、トレッドパターンと呼ばれるタイヤの接地面に刻まれた溝の形状についてです。機能性とデザイン性を備えたトレッドパターンを追求するため、自作した装置を使っての実験やシミュレーションを繰り返し、その成果を学会で積極的に発表してきた太田さん。新しい舞台は、念願の横浜ゴムです。
興味ある車について違った視点からのアプローチで研究できたことは貴重な経験だったと言う太田さんを、愛車とともにご紹介します。
大学院機械工学専攻博士前期課程2年 中田凌さん。
春からエンジニアとして第一歩を踏み出す大学院2年 中田凌さん。車やエンジンに興味をもちKIT機械工学科に入学しましたが、学部3年次のとき、授業をサポートする大学院生に刺激を受けて大学院進学を決意。エネルギー変換を専門にする長沼研究室で取り組んだのは、実走行におけるエネルギー効率向上や排出ガスの低減をめざす研究です。インターンシップに参加して一層思いを強くしたという日産自動車が中田さんの新たな舞台。
KITでの学びの集大成となった公聴会や実路での走行実験の様子などと共にご紹介します。
建築学科4年 小川拓海さん。
建築について学びたいと、栃木県からKIT建築学科に進学を決めた小川拓海さん。入学後からインテリアデザインサークルに参加、家具づくりや部屋の内装などについて知識を重ねていきました。学びの中で環境心理に関心を持ち、土田研究室に所属。集大成として取り組んだのは、カウンセラーと相談者との適切な距離と角度に注目したカウンセリングルームの環境要件に関する研究です。
相談者の立場に立った空間設計基準の確立をめざした研究の様子をはじめ、金沢の街なかに活気を取り戻そうとKITの学生たちが行っている月見光路、かなざわ風鈴など学内外の活動にも積極的に参加してきた小川さんをご紹介します。