メディア情報学科4年 小松崎 直さん。
KIT金沢工業大学の学生たちが「あかりオブジェ」と「メディアテクノロジーの融合」によって金沢の街なかを幻想的に彩る金澤月見光路が昨秋開催され、多くの人たちで賑わいました。メディア情報学科出原研究室の学生たちは、プロジェクションマッピングやVR空間体験などで最先端の技術を展開。小松崎 直さんは、UI/UXデザイン手法を考慮したWebページやポスターデザインを担当しました。課外活動プロジェクトでも企業のロゴやコンセプト動画制作の経験がある小松崎さんですが、秋の金沢の風物詩として定着している月見光路では、利用者の視点に立ち良い体験を生み出すデザインをと試行錯誤しながら作りあげていきました。
多くの人たちを魅了した金澤月見光路、小松崎さんの取り組みをご紹介します。
経営情報学科4年 谷井猛流さん(2017年3月卒業)。
自分自身の成長を実感でき、本当に充実した4年間だったと話す谷井猛流さん。KIT経営情報学科に進学した1年次から課外活動などにも積極的に取り組んできました。2年次には、北陸新幹線沿線のまちの魅力を国内外に発信するコンペを仲間たちと企画。その実行委員会代表として奔走しました。そして学びの集大成は、野々市市の産業活性化に向けた実用的な資料の作成や分析です。KITでの様々な経験は、自身がめざす将来の姿を映しだしたようです。
生まれ育った地域を放送を通して元気にできたらと、地元富山県のTV局でスタートを切った谷井さんをご紹介します。
応用バイオ学科4年 松本佳奈さん(2017年3月卒業)。
この春、金沢工業大学バイオ・化学部を卒業し、中学校の理科教諭として第一歩を踏み出した松本佳奈さん。大好きな生物を学びながら教員免許状の取得がめざせると、KIT応用バイオ学科に進学。1年次から教職課程の授業にも取り組んできました。研究と採用試験に向けた勉強で大変な時期もあったと言いますが、すばらしい出会いに恵まれた日々だったと振り返ります。
小学2年生の頃から憧れていた教師への道を見事掴んだ松本さんを卒業研究や晴れの日の表情とともにご紹介します。
大学院機械工学専攻博士前期課程2年 橋本昂太さん(2017年3月修了)。
大学院の2年間をKITで学び、世界トップクラスの航空機の内装メーカーに就職した橋本昂太さん。関東の大学でCFRP(炭素繊維強化プラスチック)の研究に取り組む中で、金沢工業大学航空システム工学科 廣瀬教授の研究を知り、大学院は金沢工業大学に進みました。研究が趣味のようだったと話すように、CFRPの持つ可能性を最大限に生かすための研究に意欲的な日々を送った橋本さん。
恩師や仲間たちとかけがえのない時間を過ごし、大きな目標を持って踏み出した橋本さんをご紹介します。
大学院 環境土木工学専攻博士前期課程2年 中島朋子さん(2017年3月修了)。
子供のころから土木工事現場や重機に興味をもち、土木について学びたいと兵庫県からKITに進学した中島朋子さん。コンクリートへの関心が高くなり、学部2年次から宮里研究室で企業との共同研究に参加。3年次には論文を発表するなど早くから貴重な経験を積み重ねていきました。大学院までの6年間で論文執筆は10本をこえたといいます。現場に憧れ、ダムをはじめいろいろな場所にも足を運んだ中島さん。
この春、ゼネコンの技術者として大きな一歩を踏み出した中島さんを、KITでの充実ぶりがうかがえるさまざまな表情とともにご紹介します。
大学院 建築学専攻博士前期課程2年 神田奈々江さん(2017年3月修了)。
念願のスーパーゼネコンで社会人生活をスタートさせた神田奈々江さん。KITでの学生生活がこれまでで一番勉強した時間と振り返りました。建築を学びたいと愛知県から進学。学んでいく中で、人々の日常生活に大きな影響を及ぼす「設備」により関心が高まって行きました。垂水研究室で取り組んでいたのは、地下水を利用した放射空調システムについてです。研究成果は積極的に学会で発表、また資格取得にも挑戦するなどまさに充実した6年間でした。
社会的にも注目されている省エネルギーの研究に打ち込んできた神田さん。彼女を温かく支える家族や恩師との写真とともにご紹介します。
大学院 機械工学専攻博士前期課程2年 髙瀨紀幸さん(2017年3月修了)。
KITでの6年間の学びを終え、地元群馬県で技術者としての第一歩を踏み出す髙瀬紀幸さん。彼が加藤研究室で打ち込んできたのは、日々進化する材料に対応して求められている高速、高能率な切削加工技術について。自動車用エンジン部品などに使われている焼き入れ鋼を超硬合金でロータリ加工する研究です。髙瀨さんは、従来よりも大幅なスピード化に成功、国内外の学会で成果を発表してきました。目にみえないが社会貢献に大きくつながる研究と、切削加工の魅力を話す髙瀨さん。
後輩たちの演奏が流れる大学院学位授与式の様子とともにご紹介します。
大学院 機械工学専攻博士前期課程2年 山田健太さん。
TVドラマで見たパイロットに憧れ、大学では航空について学びたいとKIT航空システム工学科に進学した山田健太さん。学びの中で構造分野に強い関心をもち、4年次からは「超音速旅客機の胴体構造」を研究テーマに取り組んできました。金属より軽量で部品点数の削減に効果がある複合材料の適用を検討し、東京―NY間を5時間で結ぶ超音速機の可能性を探ります。
KITでの6年間で航空機製造への思いを強くし、春からはエンジニアとして航空機メーカーで第一歩を踏み出す山田健太さんをご紹介します。
大学院 機械工学専攻博士前期課程2年 熊谷惠介さん。
KITでの6年間は、多くの人との出会いがあり自身の成長を実感できたと話す熊谷惠介さん。学部時代からキャンパス案内業務を担当する学生スタッフや医工連携プロジェクトなど積極的に活動してきました。プロジェクト活動がきっかけで、工作機械の制御技術の重要性を感じた熊谷さん。森本研究室では、プログラム、機構、電気系などを全て自作し、医療器具開発に役立つNCテーブルについて研究を続けてきました。
高精度な工作機械をめざす研究に取り組み、4月からは大手化学メーカーの技術者として新しい舞台にたつ熊谷さんをご紹介します。
大学院 情報工学専攻博士前期課程2年 吉田奎一郎さん。
KIT大学院で情報工学を専攻している吉田奎一郎さん。吉田さんは、「人とシステムのコミュニケーション」をテーマとする山本研究室で、より人間らしいシステムについて研究を続けてきました。彼が注目したのは、発話のタイミング。対話の内容によってより違和感の少ない、適切な受け答えの“間”があるのでは、というものです。学部時代に一旦は就職活動をしたものの、研究への情熱からもっと知識を深めたいと大学院に進学。大学院での2年間は吉田さんにとって実り多い時間となったにちがいありません。
ロボットとの自然な会話をめざした研究にうちこんできた吉田さんをご紹介します。
大学院 環境土木工学専攻博士前期課程2年 石井一騎さん。
将来、より多くの人たちに喜んでもらえるような仕事がしたいと、兵庫県からKIT環境土木工学科に進学を決めた石井一騎さん。コンクリート構造物のメンテナンスや長寿命化に取り組む宮里研究室で早くから研究活動に取り組み、国内外の学会で成果を発表してきました。6年間の集大成となるテーマは、海岸の砂中に埋設されたコンクリート構造物の塩害による劣化予測についてです。思いかなって、春からは、関西の高速道路の安全・安心を担う技術者として第一歩を踏み出します。
KITで学んだことをさらに積み重ねて活躍していきたいと話す石井さんをご紹介します。
大学院 情報工学専攻博士前期課程2年 目黒遼太さん。
長野県からKIT情報工学科に進学した目黒遼太さん。セキュリティについて研究してみたいと五十嵐研究室に所属し、情報セキュリティ分野の勉強会や競技会への参加など課外でも積極的に活動して知識や技術を身につけてきました。2月、学びの集大成として修士公聴会で発表したテーマは、悪意を持ってコンピュータネットワークやプログラムをハッキングするクラッカーからの攻撃を、機械学習を用いて検知し未然に防ごうというものです。
広い視点で物事を見つめる技術者をめざし、システムから世の中を支えたいと話す目黒さんを、公聴会での様子とともにご紹介します。
大学院 機械工学専攻博士前期課程2年 髙橋元貴さん。
中学生のときに初めて乗った飛行機の感動や不思議が、航空工学を学ぶきっかけという秋田県出身の髙橋元貴さん。学びの中で航空機の構造への関心が高まり、廣瀬研究室所属後は、次世代の構造様式として注目されている発泡コアサンドイッチパネルについて研究を続けてきました。また大学院1年の時には、ボーイング社が学生を対象におこなっている教育プログラムに参加して航空業界の知識を深めるとともに、英語での成果発表に仲間と取り組むなど積極的に活動してきました。
国産航空機に携わるエンジニアに、という目標に向かって大きな一歩を踏み出す髙橋さんをご紹介します。