大学院情報工学専攻博士前期課程2年 藤田敬悟さん。
高校生のときにVRに興味を持ち、富山県からKIT金沢工業大学情報工学科に進学した藤田敬悟さん。当時は情報技術を学びたいという強い気持ちだけで、まさにゼロからのスタートだったと振り返ります。学部1年次からIT関連のさまざまなプロジェクトに参加して知識や技術を高めていった藤田さん。念願の山本研究室では、メタバース上でのアバターの容姿が、メタバースで行うコミュニケーションの内容に与える影響を分析しています。
将来はAIやVRを使って人々に大きな感動を与えるようなコンテンツを制作したいと話す藤田さんを、本との貴重な出会いとともにご紹介します。
大学院機械工学専攻博士前期課程2年 成木忠明さん。
大学では機械について広く学んでみたいと、静岡県からKIT金沢工業大学機械工学科に進学した成木忠明さん。入学後、夢考房フォーミュラカープロジェクトに参加してフレーム班として活動しました。その中で切削加工への関心が強くなった成木さん。学部4年次からはヒトと環境に優しい加工技術の構築と新素材工具開発に取り組む加藤研究室に所属し、現在、次世代の材料として注目されている鉛フリー真鍮の加工について熱心に研究を続けています。
先月、米国での国際会議に参加して貴重な経験も積んだ成木さんを映像とインタビューでご紹介します。
大学院建築学専攻博士前期課程2年 新村苑華さん。
高校で学んだ理系の知識を身近な生活の中で活かせる学びがしたいと、KIT金沢工業大学建築学科に進学を決めた新村苑華さん。新村さんが6年間の学びの集大成として取り組んでいる研究テーマは、建物におけるZEB(Zero Energy Building)化の実現をめざした空調システムについてです。地下水を利用した金沢市内のZEBオフィスを研究対象に、竣工から2年以上にわたり取得したデータをもとに、屋内の温熱環境状況や執務者への温冷感アンケート調査を行ってシステムの有効性などを検証しています。研究の成果は積極的に学会で発表、大きな評価を得ています。
将来は、カーボンニュートラルの時代に人々の生活をより豊かにする建築に関わっていきたいと話す新村さんをご紹介します。
大学院電気電子工学専攻博士前期課程1年 吉田喜貴さん。
現在、KIT金沢工業大学大学院1年の吉田喜貴さん。学部4年次から電気電子工学科平間研究室で取り組んでいる研究の対象は、本わさびです。栽培期間が長く、難しいとされるわさびを、学内にある工場で試験栽培を行いながら効率的な栽培方法を探っています。昨年は、植物の健康状態を表すクロロフィルの計測装置の小型化、多機能化に成功し、日本生物環境工学会から高い評価を得ました。
わさびも人間と同じ、個々に特徴があってとても興味深いと話す吉田さんを、ご紹介します。
大学院建築学専攻博士前期課程2年 平井聡吾さん。
5月末、金沢駅もてなしドーム地下広場で開かれた「コーヒーフェスティバル」に、KIT金沢工業大学の学生たちが家具製作で一役買いました。建築学科宮下研究室の学生7名が製作したのは、会場の柱の周りに設置した木製のカウンターと紙製コップの回収箱です。金具を使わない組み立て式のため、イベント終了後は別の用途でも使用が可能です。リーダーを務めた大学院2年の平井聡吾さん。カウンターで楽しむ来場者の様子を目の当たりにして、建築への思いをさらに強くしたようです。
仲間とともにアイデアの提案から設計、製作したサスティナブルな家具を平井さんのインタビューとともにご紹介します。
大学院機械工学専攻博士前期課程1年 上田菜緒さん。
人工関節の材料として使われているコバルトクロム合金より耐摩耗性の向上が見込める高炭素含有型コバルトクロム合金について研究している学生がいます。KIT金沢工業大学大学院1年の上田菜緒さんです。上田さんは、優れた特長がありながらも難削材である高炭素含有型コバルトクロム合金の加工特性について検討し、高速・高能率での切削加工技術の確立をめざしています。ものづくりを通して人の役に立ちたいと機械工学科に進学した上田さん。変形性膝関節症に苦しむ患者の治療方法につながる現在の研究にはやりがいを感じているに違いありません。
機械工業見本市や課外活動でも一生懸命な上田さんをご紹介します。
応用化学科4年 阿部雅美さん。
新潟県出身の阿部雅美さん。高校生の時に、KIT金沢工業大学の学生たちが制作した金沢駅鼓門のプロジェクションマッピングを知り、学生たちが主体的に活動する様子にとても惹かれたと言います。KIT応用化学科に進学後は、学科プロジェクトであるChemTubeに参加。実験用教材動画の制作に取り組みました。現在は、岡田研究室でラジオフォトルミネッセンスと呼ばれる蛍光現象に関する研究に励んでいます。
新たな被ばく線量計の開発につながる成果をだしたいと意欲的な阿部さんをご紹介します。
大学院機械工学専攻博士前期課程1年 井口小太郎さん。
千葉県からKIT航空システム工学科に進学しました。学科の学びにいかせるような活動がしたいと、学部1年次から夢考房人力飛行機プロジェクトに参加。コロナ禍で活動の制限を余儀なくされましたが、3年次には、飛騨エアパークでの飛行が実現しました。森合研究室所属後は、ロケットと極超音速ジェットエンジンを組み合わせた航空宇宙用の未来型エンジンについての研究に熱心に取り組んでいます。
充実した日々を送る井口さんの姿をご紹介します。
大学院環境土木工学専攻博士前期課程1年 寺尾静夏さん。
KIT金沢工業大学大学院1年の寺尾静夏さん。大学では新しい分野に挑戦してみたいと環境土木工学科に進学。学びの中で、土木へのイメージが大きく変わっていったと話します。4年次には、鹿島建設との産学協同によるKITコーオプ教育プログラムに参加。4ヶ月間、社員の一人として技術研究所で業務に携わり、橋梁などインフラ構造物点検用の光ファイバの実験を中心に取り組みました。人が行けない場所でも効率の良い構造物評価を可能にする技術についてです。秋には国際学会での発表も予定しています。
積極的な学びで将来の可能性の広がりを実感している寺尾さんをご紹介します。
建築学科4年 鈴木翔登さん。
学生たちの就職活動をサポートしているKIT金沢工業大学進路開発センター。その中にある就職情報の発信や閲覧の場となっているキャリアプラザを、学生たちが1年かけてリノベーション。今年4月に完成しました。手がけたのは、建築を学ぶ学生たちを中心とした課外活動プロジェクト、Toiroの学生たちです。統括リーダーの4年鈴木翔登さん。利用者が積極的に進路について考えられるような明るい空間づくりをめざし、50人以上のメンバーをまとめていきました。
デザインから施工まで学生たちが創り上げたキャリアプラザを、鈴木さんのインタビューと合わせてご紹介します。
大学院機械工学専攻博士前期課程1年 田和あかりさん。
KIT(金沢工業大学)-RIT(米国 ロチェスター工科大学)デュアルディグリープログラム。2つの大学院で学び修了要件を満たすことで、最短2年間で両大学の修士号を取得することができるプログラムです。今夏からRITに留学予定の金沢工業大学大学院1年、田和あかりさん。機械工学専攻第1号の学生です。北海道からKIT機械工学科に進学。学部1年次から機械系3学科研究室体験プログラムやSDGsに関するプロジェクト活動などなど、興味を持ったことには臆することなくチャレンジ。3年次にはRITに語学留学も行い、海外での生活イメージもつかめたようです。
6月には国際学会発表も控えているという田和さんのアクティブなKIT生活をご紹介します。
ロボティクス学科4年 金澤祐典さん。
自律移動型ロボットによる競技会「RoboCup Japan Open」が3月に開催され、KIT金沢工業大学夢考房RoboCup@Homeプロジェクトが、キッチンやリビングを舞台とした@Home Educationリーグで嬉しい優勝を果たしました。@Homeプロジェクトは、人々を幸せにする生活支援ロボットの開発をめざして活動しており、金澤祐典さんをリーダーとした夢考房チームのロボットは、自己位置の地図作成や音声認識など最先端の機能を搭載していました。ロボティクス学科と夢考房に魅かれて青森県から進学した金澤さん。1年次から参加した夢考房での日々は、やりたいことが着実にできたと話します。
愛らしいロボット「Happy mini」をインタビューとともにご紹介します。
大学院臨床心理学専攻修士課程1年 林璃子さん。
中学生の頃にラジオから聞こえてきた、KIT金沢工業大学の学生たちの声。それはコミュニティFM局、えふえむ・エヌ・ワンで、番組の企画、制作、放送に参加しているWAVEプロジェクトのメンバーでした。この活動に強く憧れ、また、大学では心理について勉強したいと、KIT心理科学科に進学を決めた林 璃子さん。学びも課外活動も充実した4年間を送りました。卒業研究として取り組んだのは、健聴者と難聴者の共生をめざしたテーマです。
手話を使える心理の専門家をめざし、更に深い学びに取り組んでいく林さんを、えふえむ・エヌ・ワンでの様子とともにご紹介します。