大学院情報工学専攻博士前期課程2年 藤田敬悟さん。
高校生のときにVRに興味を持ち、富山県からKIT金沢工業大学情報工学科に進学した藤田敬悟さん。当時は情報技術を学びたいという強い気持ちだけで、まさにゼロからのスタートだったと振り返ります。学部1年次からIT関連のさまざまなプロジェクトに参加して知識や技術を高めていった藤田さん。念願の山本研究室では、メタバース上でのアバターの容姿が、メタバースで行うコミュニケーションの内容に与える影響を分析しています。
将来はAIやVRを使って人々に大きな感動を与えるようなコンテンツを制作したいと話す藤田さんを、本との貴重な出会いとともにご紹介します。
大学院情報工学専攻博士前期課程2年 上野友裕さん(2020年3月修了)。
この春、大学院を修了し、大手IT企業に就職した上野友裕さん。上野さんが学びの集大成として取り組んでいたのは、手話をスマートフォンなどで動画として撮影することで、手軽にリアルタイムに翻訳できる手法の開発をめざした研究です。夢考房での学生の活躍を知り、学びと好きなことの両立ができる大学だと神奈川県からKIT金沢工業大学情報工学科に進学。学部時代から学年や学科をこえてAI技術を学ぶプロジェクトを立ち上げたり、学外での勉強会も主宰するなど積極的に活動してきました。将来は、データサイエンティストを目指したいと話します。
AIで社会貢献したいと円滑なコミュニケーションをめざした研究など、上野さんのKIT生活を振り返ります。
大学院機械工学専攻博士前期課程2年 西岡航太さん(2020年3月修了)。
自分で行動を起こせば凄まじい経験ができる。この春大学院を修了した西岡航太さんが、KIT金沢工業大学を振り返った言葉です。航空について学びたいと兵庫県から進学。夢考房人力飛行機プロジェクトに参加し、一つの目標に向かって大勢の仲間とのものづくりをはじめ、CFRP炭素繊維強化プラスチックを専門とする航空システム工学科の廣瀬研究室に通うなど、1年次から飛行機の世界にどっぷりと浸かった学生生活を過ごしました。
自身が魅了された飛行機 これからは、航空機開発に関わる技術者として、より多くの人の感動や好奇心につながるような人材になりたいと話す西岡さんをご紹介します。
電気電子工学科4年 井村優大さん(2020年3月卒業)。
KIT金沢工業大学 白山麓キャンパスでは、再生可能エネルギーを組み合わせ、エネルギーの“地産地消”をめざした研究プロジェクトが進められています。このプロジェクトに参加する電気電子工学科 泉井研究室に所属していた井村優大さんは、再生可能エネルギーの活用に適合性があり、電力を安定供給する制御も比較的容易な直流給電システムの構築に着目して研究に取り組んできました。この春からは、水力発電事業に積極的な電力会社で第一歩を踏み出しています。
災害による停電時、自分たちでつくった電気を地域で分け合うことを大きな目標として研究にあたってきた井村さんをご紹介します。
大学院機械工学専攻博士前期課程2年 瀧本桃子さん(2020年3月修了)。
KIT金沢工業大学大学院を修了し、この春、社会人としてのスタートをきった瀧本桃子さん。長野県から機械工学科に進学。入学後まもなく医工連携プロジェクトに参加し、転んでもケガをしない病室床の開発に取り組みました。学びの中で切削加工技術におもしろさを感じた瀧本さん。加藤研究室所属後は、医療目的で体内に埋め込まれるインプラント材料として今後期待されるニオブチタン合金に注目。大学院では加工に用いるダイヤモンド被膜工具の適用実現にむけた検討などをおこなってきました。
将来は海外での活躍をと夢を話す瀧本さんのKITでの学びを振り返ります。
大学院建築学専攻博士前期課程2年 岡本昇磨さん。
今春、地元京都の組織設計事務所で社会人として第一歩を踏み出す、岡本昇磨さん。建築について学びたいと、学外での活発な活動にも惹かれKIT金沢工業大学に進学を決めました。学部1年次から金沢の中心部を幻想的なあかりのオブジェで演出する金澤月見光路プロジェクトなどに積極的に参加。それらの活動から発展させた研究成果を学会やコンペで発表し、高い評価を得てきました。KITで学んできたことをいかして生まれ育った地域の建築を考えていきたいと抱負を話す岡本さん。
学びの集大成となった修士公聴会の模様を交えながら、建築に向き合った様子をご紹介します。
大学院機械工学専攻博士前期課程2年 中村佳菜子さん。
ロボットに関わる活動に参加したいと山口県からKITロボティクス学科に進学した中村佳菜子さん。学部時代は、夢考房Juniorや農業支援機器開発プロジェクト活動を通して技術や知識を深めてきました。竹井研究室所属後は、学習支援に関する研究テーマに取り組んだ中村さん。6年間の学びの集大成は、学習者の学習状態を推定し、その状態に応じて必要な支援を可能にするシステムの提案です。KITでの日々は、自分の進むべき方向を明確にしてくれたと話します。
ヒューマンエラーのない社会づくりをめざし、技術者としての第一歩を踏み出す中村さんをご紹介します。
大学院電気電子工学専攻博士前期課程2年 山口宗一郎さん。
まもなく第一志望の企業で社会人としてスタートを切る大学院2年 山口宗一郎さん。愛知県からKIT金沢工業大学電気電子工学科に進学しました。6年間の学びの集大成として取り組んでいたのは、電気の力を使って水をきれいにしようという画期的なテーマです。国内外の学会に積極的に参加し、評価も得てきた山口さんですが、研究発表を通じて社会貢献したいという気持ちが強かったと話します。
KITで大きな成長を実感し、将来は研究活動で培った力をいかして社会に役に立つ製品を生み出していきたいと話す山口さんをご紹介します。
大学院機械工学専攻博士前期課程2年 山口裕也さん。
日本の航空分野をさらに発展させる人材をめざしていきたいと話し、春から技術者としての一歩を踏み出す大学院2年 山口裕也さん。ものづくりと航空について学びたいと長野県から進学しました。学部時代は夢考房人力飛行機プロジェクトの活動に熱中。大学院進学後は、ボーイングの社員が金沢工業大学をはじめ東京大学などの学生たちを対象に講義を行うエクスターンシッププログラムや、三菱航空機の長期インターンシップに参加するなどさまざまなチャレンジを続けてきました。
学びの集大成として取り組んだ研究をはじめ、山口さんのKIT生活をインタビューとともにご紹介します。
情報工学科4年 間山美和さん。
KIT金沢工業大学情報工学科で学んだ間山美和さん。彼女が卒業研究のテーマに選んだのは、遠距離恋愛支援システム。離れている相手の心拍や人肌に近い温度を感じられる抱き枕を開発しました。栃木県出身の彼女自身があったらいいなという思いをかたちにしたとのことで、これによって時間を合わせることなく、相手の存在を感じることができるというものです。春、人生の新しいスタートをきる間山さん。
幸せいっぱいの間山さんが開発したシステムをご紹介するとともに、積極的な学生生活も振り返ります。
建築デザイン学科3年 津田倫大さん。
KIT金沢工業大学 夢考房建築デザインプロジェクト。建築を学ぶ1、2年生を主なメンバーに、専門科目を学ぶ前からチームで建築設計や模型製作に取り組んで技術を磨いています。津田倫大さんは、大学がある野々市市内に2017年11月にオープンした複合施設「学びの杜ののいち カレード」の模型製作にリーダーとして携わりました。市の担当者へのプレゼンテーションや設計者の思いを踏まえての大型模型の製作は、とても貴重な勉強の機会になったといいます。
本棚や曲線の屋根など精巧につくられた50分の1の大型模型を、津田さんのインタビューとともにご紹介します。
大学院機械工学専攻博士前期課程1年 海野晃弘さん。
山間部での薬の輸送も用途にいれた垂直離着陸が可能な固定翼型ドローンの開発に取り組んでいる学生がいます。大学院1年の海野晃弘さんです。静岡県からKIT金沢工業大学 航空システム工学科に進学した海野さん。学部3年次には、一人でドローンを製作。赤坂研究室所属後は、空飛ぶクルマやドローン用パラシュートの開発など複数のテーマに取り組み、学会発表も積極的に行っています。研究は人のためになってこそ!と話す海野さん。
多くの報道陣を前に行われたテストフライトの模様を交えながらご紹介します。