メディア情報学科4年 小松崎 直さん。
KIT金沢工業大学の学生たちが「あかりオブジェ」と「メディアテクノロジーの融合」によって金沢の街なかを幻想的に彩る金澤月見光路が昨秋開催され、多くの人たちで賑わいました。メディア情報学科出原研究室の学生たちは、プロジェクションマッピングやVR空間体験などで最先端の技術を展開。小松崎 直さんは、UI/UXデザイン手法を考慮したWebページやポスターデザインを担当しました。課外活動プロジェクトでも企業のロゴやコンセプト動画制作の経験がある小松崎さんですが、秋の金沢の風物詩として定着している月見光路では、利用者の視点に立ち良い体験を生み出すデザインをと試行錯誤しながら作りあげていきました。
多くの人たちを魅了した金澤月見光路、小松崎さんの取り組みをご紹介します。
航空システム工学科4年 中屋優香さん (2021年3月卒業)。
大学で身につけた知識や技術を社会で存分に発揮したいと話していた中屋優香さん。念願の輸送機器メーカーで第一歩を踏み出しました。中学生の時に抱いた航空業界への憧れですが、中屋さんは常に自分の気持ちと向き合いながら進路を選択、兵庫県からKIT金沢工業大学航空システム工学科に進学後は、興味を持ったことに積極的にチャレンジしていきました。卒業研究では、植物由来の軽くて強い複合材料として注目されているセルロースナノファイバーの人力飛行機桁構造への適用について取り組みました。
夢考房プロジェクトや東南アジアで問題発見解決に取り組むラーニングエクスプレスなど充実の4年間をご紹介します。
大学院機械工学専攻博士前期課程2年 深津翔太さん。
春から社会人としての一歩を踏み出す金沢工業大学大学院2年 深津翔太さん。いろいろなことに挑戦し、面白く刺激にあふれた毎日を過ごしていきたいと希望を膨らませています。深津さんは高校の先生からKITを紹介され、この大学ならやりたいことが見つかるのではないかと、兵庫県から航空システム工学科に進学を決めました。そして岡本正人教授との出会いは、彼の学びへの意欲を大きく掻き立てました。大学院では、オリジナルな実験方法で、火星探査機の活用を視野に昆虫の翅の羽ばたき翼の非定常空力特性に関する研究に取り組みました。
KITで自身の成長を実感していると話す深津さんをご紹介します。
大学院機械工学専攻博士前期課程2年 白川 昂さん。
大学では航空について学びたいと新潟県からKIT金沢工業大学航空システム工学科に進学した白川昂さん。中でも流体に強い関心があり、4年次からは岡本研究室に所属して研究に励んできました。6年間の学びの集大成は、火星探査無人航空機の翼の空力特性に関する研究です。夢考房人力飛行機プロジェクトでは電気操縦班として制御系の活動にも熱心に取り組んできた白川さん。
研究や課外活動にと積極的な学生生活を送っていた様子をご紹介します。
建築デザイン学科4年 渡会葵さん。
防災・減災プロジェクトSoRA。KIT金沢工業大学の学生たちが地域の人たちとともに防災意識を高めようと活動しているプロジェクトです。静岡県出身の渡会葵さんは、1年次からこのプロジェクトに参加し、地域や行政に積極的に働きかけ、防災訓練や防災教室などさまざま企画を通して交流を図ってきました。そんな渡会さんの学びの集大成は、木造住宅の柱と梁などの接合部に使われる接合金物の開発の実態調査についての研究です。
安全・安心な日常に向け、研究やプロジェクトに熱心に取り組んだ渡会さんをご紹介します。
大学院情報工学専攻博士前期課程2年 佐藤照大さん。
春から社会人としての第一歩を踏み出す大学院2年の佐藤照大さん。学びの集大成の研究テーマは、長い文章を短くする自動要約システム。学術論文を対象としていますが、佐藤さんは、正確で素早い内容把握を可能にするだけでなく、重要な図表の選択も組み込んだシステムを開発しました。この研究成果を昨年11月マルチメディア関連の学会で発表し、優秀論文賞と優秀プレゼンテーション賞を受賞。
機械学習、AIを活用して世界をより良いものにしたいと話す佐藤さんをご紹介します。
大学院機械工学専攻博士前期課程2年 万木恒太さん。
春から技術者としての第一歩を踏み出す大学院2年の万木恒太さん。大学の学びの中で将来の道を決められたらと滋賀県から進学しました。複合材料を核として機械系や化学系など幅広いテーマに取り組む田中研究室の活動に興味を強くしていった万木さん。4年次からの研究は、宇宙空間での作業の軽減化も想定した複合材料の自己修復を目指すというものです。学びも課外活動も自分のやりたいことができる大学と話す万木さん。
集大成の研究や自転車同好会の様子など万木さんのKIT生活をご紹介します。
大学院情報工学専攻博士前期課程1年 本田彰吾さん。
「KIT-RITデュアルディグリープログラム」。KIT大学院情報工学専攻と米国ニューヨーク州にあるRITロチェスター工科大学コンピュータ工学専攻という2つの大学院で学び、修了要件を満たせば、最短2年間で両大学の修士号取得が可能となるプログラムです。第一期生に選ばれた大学院1年本田彰吾さん。
学部時代から積極的な学生生活を送ってきましたが、RITの学生との出会いで学びの意識が大きく変わったといいます。この1月に渡米。
声帯振動と脳波を使って自然なコミュニケーションが難しい人の補助システムの研究活動を進め、両大学の修士号取得をめざす本田さんをご紹介します。
大学院高信頼ものづくり専攻博士前期課程2年 池田健到さん。
この春から技術者としての第一歩を踏み出す大学院2年 池田健到さん。学生主体でものづくりができる夢考房活動に惹かれ、愛知県からKIT金沢工業大学に進学しました。ソーラーカープロジェクトでは、大会リーダーとして鈴鹿サーキットでのレースに挑んだり、新車両開発に携わったりと忘れられない経験ができたと話します。現在学びの集大成として取り組んでいるのは、カーボンを用いた複合材料の破壊のメカニズムについて。製品設計に役立つ研究です。
多くの人に使ってもらえるような製品を世の中に生み出したいと話す池田さんをご紹介します。
大学院機械工学専攻博士前期課程2年 山田のどかさん
岐阜県からKIT機械工学科に進学した山田のどかさん。学部時代の3年間は、医工連携プロジェクトに参加して医療関係の器具開発などに取り組みました。4年次からは精密加工と精密計測を専門とする畝田研究室で、次世代ハードディスクの量産化をめざしたテーマで研究を続けています。生産拠点となっている海外の工場視察や、現地技術者に向けての報告会を行うなど大学院進学後も積極的な活動を行ってきた山田さん。
技術者として社会に影響力のあるものづくりをめざしていきたいと話す山田さんをご紹介します。
大学院機械工学専攻博士前期課程2年 宮川和也さん。
この春、技術者として第一歩を踏み出すKIT金沢工業大学大学院2年の宮川和也さん。学びの集大成の研究テーマは、跳躍ロボットについて。災害現場などでの探索活動を想定したロボットの開発です。高校までは野球に熱中していた宮川さんですが、大学では勉強を頑張りたいと京都からKITロボティクス学科に進学しました。ものづくりの知識も技術もまさにゼロからのスタートでしたが、夢考房ロボットプロジェクト活動に参加。ものづくりが大好きな仲間や先輩と過ごした時間は、宮川さんを大きく成長させ、さらに高みをめざすきっかけともなりました。
将来は、世の中の人がびっくりするようなものをつくってみたいと話す宮川さんをご紹介します。