大学院電気電子工学専攻博士前期課程2年 神野翔綺さん。
KIT金沢工業大学大学院2年の神野翔綺さん。神野さんがLEDやレーザの材料となる「光る半導体」の研究を続けている山口研究室で、学びの集大成として取り組んでいるのは、青色LEDの光物性評価について。日本人の研究者たちによって生み出された青色LED。照明での大きな貢献はもちろん、様々な分野で広く応用されています。神野さんはレーザをつくりだしたいと、その材料である窒化物半導体の発光効率向上をめざした研究と向き合っています。憧れていた研究室に所属し、大学院進学後はその研究成果を国内外の学会で積極的に発表してきました。
春、念願の分析・計測機器の総合メーカーで第一歩を踏み出す神野さんをご紹介します。
大学院システム設計工学専攻博士前期課程2年 林田脩平さん(2021年3月修了)。
この春から社会人として一歩を踏み出している林田脩平さん。心理学の視点をものづくりにいかす研究に興味をもち、兵庫県からKITに進学しました。学びの集大成は、高齢者の転倒の原因を心理学的要因からアプローチするというもの。加齢による歩行時の空間的注意特性の変化を明らかにしていきました。一方、KIT生活で切り離すことのできないのが、国の重要無形民俗文化財「東二口文弥人形浄瑠璃」との出会いです。林田さんは学部3年次から毎年の公演に関わり、国立文楽劇場の舞台でも上演しました。伝統文化はもちろん地域の人たちとの交流を通じて、自身の成長も実感していると話します。
研究や人形浄瑠璃に打ち込む林田さんの様子をご紹介します。
ロボティクス学科4年 小川健太さん(2021年3月卒業)。
この春から社会人としての一歩を踏み出している小川健太さん。スポーツに注いでいたエネルギーを大学では勉強にと、兵庫県からKIT金沢工業大学に進学しました。ラグビー部での活動も続けながら、ロボット工学を学んでいった小川さん。3年次、学園祭で開かれたロボコン参加がものづくりの楽しさを実感するきっかけとなりました。土居研究室で取り組んだ卒業研究は、獣害対策ロボットの機構と制御についてです。子どもたちにラグビー指導も行っていた小川さん。
充実したKITでの生活を振り返ります。
航空システム工学科4年 工藤留以奈さん(2021年3月卒業)。
北海道出身の工藤留以奈さん。子供の頃から航空機に興味があり、航空機の誘導を行うグランドハンドリングに憧れていたといいます。大学では航空工学を学びたいとKIT金沢工業大学航空システム工学科に進学しました。学業と並行して就職活動も1年次から意識、インターンシップに積極的に参加して自分の将来像を描いていきました。廣瀬研究室で取り組んだ学びの集大成は、今後需要増が見込まれる小型民間機へのCFRP適用についての検討。運航コスト低減をめざす研究です。
挑戦することを忘れない工藤さんの4年間を振り返ります。
大学院機械工学専攻博士前期課程2年 橋本和樹さん(2021年3月修了)。
念願だったファクトリーオートメーションを手掛ける企業で社会人としてスタートを切った橋本和樹さん。6年前、ロボコンを通してものづくりを学んでみたいとKIT金沢工業大学に進学しました。1年次から夢考房ロボットプロジェクトに参加、制御班としてロボット開発に取り組みながら知識や技術を身につけていきました。またプログラミングの技術向上をめざし自主的にマイクロマウスロボット開発にも挑戦しています。そして学びの集大成として研究していたのは、ばねのエネルギーを利用して跳躍動作が可能な多脚ロボットについて。災害現場での活用もめざしたテーマです。仲間に恵まれ大いに刺激を受けたと振り返る橋本さん。
一つ一つできることを積み上げて技術者として大きくなりたいと話す橋本さんをご紹介します。
航空システム工学科4年 中屋優香さん (2021年3月卒業)。
大学で身につけた知識や技術を社会で存分に発揮したいと話していた中屋優香さん。念願の輸送機器メーカーで第一歩を踏み出しました。中学生の時に抱いた航空業界への憧れですが、中屋さんは常に自分の気持ちと向き合いながら進路を選択、兵庫県からKIT金沢工業大学航空システム工学科に進学後は、興味を持ったことに積極的にチャレンジしていきました。卒業研究では、植物由来の軽くて強い複合材料として注目されているセルロースナノファイバーの人力飛行機桁構造への適用について取り組みました。
夢考房プロジェクトや東南アジアで問題発見解決に取り組むラーニングエクスプレスなど充実の4年間をご紹介します。
大学院機械工学専攻博士前期課程2年 深津翔太さん。
春から社会人としての一歩を踏み出す金沢工業大学大学院2年 深津翔太さん。いろいろなことに挑戦し、面白く刺激にあふれた毎日を過ごしていきたいと希望を膨らませています。深津さんは高校の先生からKITを紹介され、この大学ならやりたいことが見つかるのではないかと、兵庫県から航空システム工学科に進学を決めました。そして岡本正人教授との出会いは、彼の学びへの意欲を大きく掻き立てました。大学院では、オリジナルな実験方法で、火星探査機の活用を視野に昆虫の翅の羽ばたき翼の非定常空力特性に関する研究に取り組みました。
KITで自身の成長を実感していると話す深津さんをご紹介します。
大学院機械工学専攻博士前期課程2年 白川 昂さん。
大学では航空について学びたいと新潟県からKIT金沢工業大学航空システム工学科に進学した白川昂さん。中でも流体に強い関心があり、4年次からは岡本研究室に所属して研究に励んできました。6年間の学びの集大成は、火星探査無人航空機の翼の空力特性に関する研究です。夢考房人力飛行機プロジェクトでは電気操縦班として制御系の活動にも熱心に取り組んできた白川さん。
研究や課外活動にと積極的な学生生活を送っていた様子をご紹介します。
建築デザイン学科4年 渡会葵さん。
防災・減災プロジェクトSoRA。KIT金沢工業大学の学生たちが地域の人たちとともに防災意識を高めようと活動しているプロジェクトです。静岡県出身の渡会葵さんは、1年次からこのプロジェクトに参加し、地域や行政に積極的に働きかけ、防災訓練や防災教室などさまざま企画を通して交流を図ってきました。そんな渡会さんの学びの集大成は、木造住宅の柱と梁などの接合部に使われる接合金物の開発の実態調査についての研究です。
安全・安心な日常に向け、研究やプロジェクトに熱心に取り組んだ渡会さんをご紹介します。
大学院情報工学専攻博士前期課程2年 佐藤照大さん。
春から社会人としての第一歩を踏み出す大学院2年の佐藤照大さん。学びの集大成の研究テーマは、長い文章を短くする自動要約システム。学術論文を対象としていますが、佐藤さんは、正確で素早い内容把握を可能にするだけでなく、重要な図表の選択も組み込んだシステムを開発しました。この研究成果を昨年11月マルチメディア関連の学会で発表し、優秀論文賞と優秀プレゼンテーション賞を受賞。
機械学習、AIを活用して世界をより良いものにしたいと話す佐藤さんをご紹介します。
大学院機械工学専攻博士前期課程2年 万木恒太さん。
春から技術者としての第一歩を踏み出す大学院2年の万木恒太さん。大学の学びの中で将来の道を決められたらと滋賀県から進学しました。複合材料を核として機械系や化学系など幅広いテーマに取り組む田中研究室の活動に興味を強くしていった万木さん。4年次からの研究は、宇宙空間での作業の軽減化も想定した複合材料の自己修復を目指すというものです。学びも課外活動も自分のやりたいことができる大学と話す万木さん。
集大成の研究や自転車同好会の様子など万木さんのKIT生活をご紹介します。