大学院情報工学専攻博士前期課程2年 藤田敬悟さん。
高校生のときにVRに興味を持ち、富山県からKIT金沢工業大学情報工学科に進学した藤田敬悟さん。当時は情報技術を学びたいという強い気持ちだけで、まさにゼロからのスタートだったと振り返ります。学部1年次からIT関連のさまざまなプロジェクトに参加して知識や技術を高めていった藤田さん。念願の山本研究室では、メタバース上でのアバターの容姿が、メタバースで行うコミュニケーションの内容に与える影響を分析しています。
将来はAIやVRを使って人々に大きな感動を与えるようなコンテンツを制作したいと話す藤田さんを、本との貴重な出会いとともにご紹介します。
建築学科4年 樋熊俊太さん。
子供の頃から足が速く、中学、高校で陸上部に所属、新潟県から進学したKIT金沢工業大学でも全日本インカレ5000m出場をはじめ幅広い種目で活躍してきた樋熊俊太さん。昨年12月に出場した福岡国際マラソンでは2時間30分台を記録し、自己ベストを更新しました。春からは地元で公務員としての第一歩を踏み出します。
地域の人たちの生活を守る仕事に携わりながらこれからも陸上を続けていきたいと話す樋熊さんを、学びの集大成として取り組む研究とともにご紹介します。
情報工学科4年 平川直樹さん。
KIT金沢工業大学柔道部。柔道を通して地域の人たちとの交流も深めながら密度の高い練習をモットーに活動しています。昨年夏に行われた全日本理工科学生柔道優勝大会では、2年連続3度目の優勝を果たしました。キャプテンとしてチームをけん引した平川直樹さん。小学4年生から柔道を始め、大学でも学業との両立をめざし、山口県から同大会での優勝実績があるKITに進学を決めました。出来るかぎりのことを精一杯続けることで、さらに世界が広がったという平川さん。大手鉄鋼メーカーで社会人の一歩を踏み出しますが、これからも柔道との関わりは続きます。
大会連覇達成をはじめ、北信越代表として参加した海外研修の様子など様々な写真ともにご紹介します。
メディア情報学科4年 岩城司さん。
今春から念願の総合映像制作会社で社会人としての第一歩を踏み出す岩城司さん。映像を学んでみたいと福井県からKIT金沢工業大学メディア情報学科に進学しました。1年次から出原立子教授を訪ねて自作品のアドバイスを受けていたという岩城さん。昨年秋のオープンキャンパスでは、研究室の仲間と取り組んだ3Dプロジェクションマッピングを披露しました。題材としたのは、ルネサンス期の画家であり、当時のヨーロッパ第一線級の数学者のアルブレヒト・デューラーです。
いつか自分が制作した作品で人を感動させることができたらと話す岩城さんをご紹介します。
経営情報学科4年 河西美砂絵さん。
大学でも大好きなバスケットを続けていきたいとKIT金沢工業大学経営情報学科に進学した河西美砂絵さん。女子バスケットボール部では、リーグの昇格など仲間とともに掴んだ忘れられない思い出がたくさんできました。一方、3、4年次にはKITとベトナムの学生とのインターンシッププログラムに参加して、将来の道を見つけた河西さん。春からは念願の銀行で社会人としての一歩を踏み出します。
学生生活最後の試合の様子とともに、何事にも一生懸命な河西さんをご紹介します。
建築デザイン学科3年 菊池礼花さん。
KIT金沢工業大学 防災・減災プロジェクトSoRA。防災意識の向上や災害時に地域住民との良好な関係を築いていきたいとさまざまな活動をつづけています。宮城県出身の菊池礼花さんも一年次からこのプロジェクトに参加し、小学1,2年生を対象にした防災教室や大学周辺の夜回りなどで、市役所や地域の人たちとの連携を仲間とともに積極的にすすめています。11月には小学校の保護者会が企画した防災キャンプにも協力するなど活動の輪を広げているSoRA。
自分たちの活動をもっと多くの人に知ってもらい、頼りにされる存在にと話す菊池さんをご紹介します。
情報工学科2年 稲葉勇人さん。
組込みソフトウェアの技術力を競うETロボコンのチャンピオンシップ大会が横浜で開催され、デベロッパー部門プライマリークラスにはKIT金沢工業大学夢考房の2チームが、関西・北陸地区代表として出場しました。多くの企業チームをおさえて全国大会の切符をつかんだ夢考房組込みソフトウェアプロジェクト、チーム「臘月」のメンバー2年稲葉勇人さん。初めての大舞台は、地区大会以上に緊張したと振り返ります。会場の環境の違いに調整が追いつかず不完全燃焼で終わってしまった夢考房チーム。
来年こそはコース完走を目指したいと話す稲葉さんをご紹介します。
建築デザイン学科4年 北風大雅さん。
車いすバスケットボール競技で、いつかパラリンピック出場をと話す学生がいます。KIT金沢工業大学4年の北風大雅さんです。入学した年の夏に事故に遭った北風さん。知人からの紹介で車いすバスケットを知り、2年次の春から石川県内のクラブチームで本格的に取り組み始めました。その年の冬には、U-23日本代表の強化合宿に参加するなどめきめきと力をつけています。来春からは社会人としての一歩を踏み出すとともに、憧れていたクラブでの活動もスタートさせる北風さん。多くの人の出会いや応援が彼を奮い立たせています。
福岡県で行われた国際大会での様子など車いすバスケットボールに情熱をかける北風さんをご紹介します。
電気電子工学科4年 稲田福嗣さん。
豊富な自然エネルギーを最大限に活用して地域の課題解決と活性化をめざしたプロジェクトが、KIT金沢工業大学白山麓キャンパスで行われています。電気電子工学科 泉井研究室に所属する稲田福嗣さんが取り組んでいる研究テーマは、電気自動車(EV)を動く蓄電池として活用する。つまりEVを仮想の配電網としてエリア間で電気を融通しあうというものです。原発事故のニュースなどをきっかけに再生可能エネルギーに関心をもったという稲田さん。産学連携ですすめるこの研究は、プレッシャーはあるがやりがいも大きいと話します。
白山麓キャンパスでエネルギーの地産地消をめざす実証実験に取り組む稲田さんたちをインタビューとともにご紹介します。
大学院電気電子工学専攻博士前期課程2年 寺家尚哉さん。
モータの魅力にはまった6年間。大学ではものづくりを学びたいと富山県からKIT金沢工業大学に進学した寺家尚哉さん。入学後、夢考房エコランプロジェクトに参加してEVエコランを担当。モータの自作に挑み、大会出場を果たしました。より深い知識や技術を得たいと深見研究室で現在取り組んでいるのは、磁力が自在に変えられる新構造のEV用モータについて。ここでも設計、製作、実験による検証などを行い、その成果を学会で積極的に発表してきました。来春からは技術者として第一歩を踏み出す寺家さん。
人にモータのおもしろさを伝え、感動を与えられる人になりたいと話す寺家さんをご紹介します。
大学院機械工学専攻博士前期課程2年 豊岡諭さん。
山形県の鶴岡高専時代に熱中したロボコンがきっかけで構造に興味をもち、最先端の構造技術を学びたいとKIT金沢工業大学航空システム工学科に進学を決めた豊岡諭さん。KITでの学びの集大成として取り組んでいるテーマは、再使用可能な宇宙往還機、スペースプレーンの構造軽量化についてです。構造設計が難しいテーマにあえてチャレンジし、学会発表も積極的に行ってきた豊岡さん。来春からは念願の企業で、社会人としての一歩を踏み出します。
KITでの学びをいかし、次なる舞台でも活躍をめざしたいと話す豊岡さんをご紹介します。
航空システム工学科3年 松田 晃さん。
日本航空宇宙学会が主催する「全日本学生室内飛行ロボコン」で2年ぶり3回目の優勝を手にしたKIT金沢工業大学夢考房小型無人飛行機プロジェクト。エントリーした自動操縦部門で、大会史上初「自動離着陸および自動投下」のミッションを成功させました。3年松田 晃さんは、制御班のリーダーとしてこの快挙に貢献した一人です。プログラミングの本格的な勉強は、プロジェクトに参加した1年次から。試行錯誤の毎日だったといいます。今大会も夏休み返上でテストフライトを繰り返し調整を重ねたメンバーたち。
小型無人飛行機プロジェクトPart2。より高度な制御実現に向けさらに頑張っていきたいと話す松田さんを大会映像とともにご紹介します。
機械工学科3年 池田怜央さん。
KIT金沢工業大学夢考房エコランプロジェクトが、「Hondaエコマイレッジチャレンジ全国大会」学生クラスで準優勝をつかみました。これは、一人乗りの自作自動車で1周およそ2.4Kmを平均時速25㎞以上で7周走行し、どれだけ少ない燃料で走れるかを競う究極の燃費レースです。ドライバーは、3年池田怜央さん。昨年の苦い経験を今年は払しょく。それでも目標の2000㎞の壁をこえねばと、気持ちを新たにしていました。
世界大会参加を見据え学生たちが開発、改良を重ねた車両で挑んだ茂木大会を、池田さんのインタビューを中心にご紹介します。