電気電子工学科4年 宮腰昂希さん。
電気系最難関国家資格である第一種電気主任技術者試験(電験一種)に、学部3年次で合格した学生がいます。KIT金沢工業大学電気電子工学科の宮腰昂希さん。KITでは41年ぶりの学部生合格者です。工業高校時代から様々な資格を取得してきた宮腰さんですが、本格的な電験の勉強からおよそ2年での快挙に、最初は半信半疑だったと振り返ります。
資格は努力の可視化であり、これからもいろいろな勉強を続けていきたいと話す宮腰さんを、卒業研究の様子も交えてご紹介します。
大学院機械工学専攻博士前期課程2年 佐々木裕也さん。
変形性股関節症とは、何らかの原因によって関節軟骨が障害を受け、痛みや運動障害などをきたす病気ですが、どのような体型の人がなりやすいのか、医学的にまだ解明されていません。この課題を、工学の力で探ろうと取り組んでいる学生がいます。
金沢工業大学と金沢医科大学の医工連携によるこの研究。思い通りの結果が出ずに苦労することも多いようですが、高校時代から医療と機械に興味をもっていた佐々木さんにとっては、まさに天からの贈り物! 自分の研究が医学分野の一助になればと、日々取り組んでいます。
医学の問題解明に挑む佐々木さんを、先ごろ開催された機械工業見本市「MEX金沢」での様子をまじえてご紹介します。
電気電子工学科3年 岡島宏太さん。
5月、わずか約3円分の電気エネルギーで2時間の走行距離を競うレース「ワールド・エコノ・ムーヴ」が、秋田県で開催されました。
岡島 宏太さんをリーダーとする夢考房エコランプロジェクトチームも参加。目標85kmをめざし、車はスタートしました。異変に気がついたのは、レースが始まって1時間を過ぎた頃から。バッテリーの消耗が予想以上に大きかったのです・・・。
エネルギーマネジメントがレースの大きな鍵となる省エネカーレースに挑んだ夢考房チームを、岡島さんのインタビューとともにご紹介します。
ロボティクス学科4年 菅原啓さん。
彼の夢は、コミュニケーションロボットをつくること。夢の実現に一歩でも近づきたいと宮城県からKITロボティクス学科に進学しました。入学後は夢考房ロボカッププロジェクトに参加し、自律型2足歩行ロボットの製作に取り組んできた菅原さん、5月、自律移動型ロボットの競技会「ロボカップ ジャパンオープン」にリーダーとしてのぞみました。
しかし・・・予選敗退。年々技術の進歩をみせていただけに悔しさはぬぐえませんが、この経験は必ず次の飛躍につながるはずと話します。
夢考房ロボカッププロジェクトパート2。人間により近いロボットづくりをめざして取り組んでいる菅原さんたちをご紹介します。
ロボティクス学科4年 今津芳満さん。
ロボットが自分で考えて動く自律移動型ロボットの競技会「ロボカップ ジャパンオープン」が大阪で開催されました。
今津芳満さんをリーダーとする夢考房WinKITは、ロボット同士によるサッカー競技の中型リーグに出場。
予選リーグ序盤は思わぬ苦戦を強いられたものの、最終戦では本来の力を発揮、得意のループシュートで大量得点をあげ準決勝に進みました。
ロボット同士のパスなど、高度な"技"も披露したKITチーム。
学生たちだけで作り上げたロボットを今津さんのインタビューとともに詳しくご紹介します。
大学院電気電子工学専攻博士前期課程2年 石橋雄基さん。
電気分野の難関国家資格「第一種電気主任技術者試験(電験一種)」に大学院1年で合格した学生がいます。石橋雄基さんです。彼は学部3年次で電験二種に合格。次は最高レベルの第一種合格を目標に勉強を続けてきました。
所属する花岡研究室では、カーボン・ナノ・チューブの研究に取組み、国際学会にも参加。研究活動と並行しながらの勉強は本当に大変だったそうですが、難関を突破したその表情からは大きな達成感と自信が感じられます。
合格率5.7パーセント、最年少合格という快挙を成し遂げ、さらに今、目の前の目標にむかって努力を続ける石橋さんをご紹介します。
大学院建築学専攻博士前期課程2年 山越 あゆみさん(2011年3月修了) 。
子供の頃から住宅の見取図が大好きだったという山越 あゆみさん。建築家への道を目指したいと、KITに進学しました。
大学で学ぶ一方、休みを利用してオープンデスクにも積極的に参加。貴重な経験となりました。中でも、金沢21世紀美術館を手掛けた建築設計事務所での日々は、プロの建築に対する情熱や執念を肌で感じ、自分自身の甘さに気づかされたといいます。
以降さまざまなコンペにも挑戦し、高い評価を得てきました。
常に感謝の心と努力を忘れず、クライアントが喜ぶ仕事をしていきたいという山越さんを、学びの集大成となった研究発表の様子などをインタビューとともにご紹介します。
建築学科4年 石月 亜希子さん (2011年3月卒業)。
この春から東京の建築設計事務所で、社会人として第一歩を踏み出している石月亜希子さん。石月さんが将来の方向性を決めたきっかけは、産学連携で取り組んだ1つのプロジェクトでした。それは、大学周辺のゴミステーションをリノベーションする! 毎日使う場所だからこそ、コミュニケーションやグリーンの場として活用しようというものです。
富山の企業とチームを組み、新しいゴミステーションの提案に取り組んだメンバーたち。そこには、学科を超えた知識の吸収もありました。
仲間とともにさまざまなプロジェクトに関わり、充実した学生生活を送った石月さんをご紹介します。
心理情報学科4年 川中麻耶さん。
3月、金沢工業大学心理情報学科の学生達が企画・運営したワークショップ「目に見えるのは確かなこと?」が、金沢21世紀美術館で開かれました。これは、目で見ていること、体で感じていることの不思議を、錯視のしくみなどを通じて体験してもらおうというものです。
川中麻耶さんたちメンバーは、参加者が楽しみながら体験し理解してもらえるようなプログラムづくりを念頭にワークショップを企画しました。大学を飛び出しての今回の経験は、メンバーたちにとっても大きな収穫になったに違いありません。
不思議な現象を楽しむ参加者たちの表情やメンバーたちを、川中さんのインタビューとともにご紹介します。
大学院機械工学専攻博士前期課程2年 神平繁男さん(2011年3月修了)。
中学生のとき飛行機が飛ぶ不思議に感動し、航空機について学びたいと山梨県からKITに進学した神平繁男さん。
念願の航空機メーカーで、広い視野をもつエンジニアをめざして第一歩を踏み出しています。
研究室では環境や経済性に配慮した次世代超音速旅客機の構造設計に取り組み、幅広い分野から機体設計を考えることの大切さを実感したといいます。
多くの出会いや刺激があり、その表情からもやりたいことができたという充実感を感じ取ることができる神平さんをご紹介します。
大学院電気電子工学専攻博士前期課程2年 北村美穂さん(2011年3月修了)。
大学院を修了し、この春から大日本印刷で社会人としてスタートを切った北村美穂さん。
学部時代、一旦は就職活動をしたものの、将来のイメージを描けず悩んでいたといいます。そんな時に出会ったのが、大学院進学予定者を対象としたKIT Cooperative Educationでした。
北村さんは、太陽電池などを世界展開する企業で4ヶ月間のインターンシップを行い、そこでの研究は特許取得という大きな成果にもつながりました。
インターンシップの経験が、研究者として進むべき世界を導いてくれたと話す北村さんを、学生生活の中のさまざまな表情とともにご紹介します。
まもなく日立造船で社会人としての第一歩を踏み出す井森 貴義さん。彼は栩谷研究室に所属した学部4年次からの3年間が、本当に充実していたと振り返ります。
学びの集大成は、工場などで排出されている、いわゆる捨てられている熱エネルギーを回収するという研究です。実験に必要な装置もできる限り自分たちで設 計、製作。失敗を重ねながらも実験に取り組んだ経験は大きな自信となり、そしてなによりも恩師との出会いが、自身の学ぶ姿勢や人生観を大きく変えたといいます。
晴れやかな表情の井森さんをご紹介します。
大学院機械工学専攻博士前期課程2年 細川和真さん。
人工知能について学びたいと静岡県からKITロボティクス学科に進学した細川和真さん。3年次後半からは、これまで授業で得た知識を実際のロボットづくりにいかしてみたいと、夢考房ロボカッププロジェクトに参加しました。自律型2足歩行ロボットに挑戦したもののわからないことだらけ。無我夢中の毎日だったようです。
出村研究室に所属後も「ロボカップジャパンオープン」や「つくばチャレンジ」、また学会発表など忙しい日々を送った細川さん。技術者としての第一歩は、家電製品を主軸に事業展開する日立アプライアンスです。
KITで一からロボットについて学び充実感いっぱいの細川さんをご紹介します。