大学院情報工学専攻博士前期課程2年 彦坂 昇さん。
大学では情報系を学んでみたいと愛知県からKIT金沢工業大学情報工学科に進学した彦坂 昇さん。念願だった山本研究室に所属後は、KITに蓄積された学生の修学ビッグデータを活用した研究に取り組んでいます。また課外では、KIT初のデータサイエンス系プロジェクトとして発足した「Date Dreamers」に参加。昨年度はリーダーとして100人以上のメンバーをまとめ、技術はもちろん組織運営もとても貴重な経験になったと話します。
研究に課外活動にと積極的な学生生活を送る彦坂さんの姿をご紹介します。
大学院バイオ・化学専攻博士前期課程2年 橋口真帆さん。
視覚関連で世界的に権威のある学会に参加し、口頭発表。この経験が、将来の方向性に大きな影響を与えたと実感している学生がいます。
橋口さんは、昨年の夏、スイスで開かれたヨーロッパ視覚会議(ECVP)に参加。多くの研究者を前に発表する喜びやさまざまな刺激は、彼女に研究者への道を決意させました。彼女が取り組んでいるのは、自己認知と時間意識の間の関係について。顔の表情などによる自己認知は、脳でどのように処理されているのか研究しています。
進むべき道を見つけ気持ちも行動も積極的な日々を送る橋口さんをご紹介します。
大学院環境土木工学専攻博士前期課程2年 辻本剛士さん。
辻本さんが土木を学びたいと思ったきっかけは、父親や祖父の影響が大きかったといいます。そして愛知県からKITに進学。木村教授との出会いは、彼に土木工学の素晴らしさを実感させました。山岳トンネルにおけるコンクリート剥落現象のメカニズム解明に、学部4年次から取り組んでいる辻本さん。昨年は、土木学会で優秀講演者賞を受賞しました。また土木学会の学会誌の編集委員として、全国の土木構造物を視察し記事を書いています。
たくさんの現場を知り、海外でも活躍したいと話す辻本さん。
市民のための工学に熱心に取り組む辻本さんをご紹介します。
大学院電気電子工学専攻博士前期課程2年 佐藤翔さん。
省エネ効果の高いLED照明は、蛍光灯にかわる照明器具として大きな注目を集めています。佐藤さんは、電源効率が良く消費電力量をより抑えた点灯回路を新たに考案し、LEDのさらなる普及に取り組んでいます。
子供の頃からものづくりが好きだった佐藤さん。LED研究などに取り組む坂本研究室と夢考房プロジェクトに興味をもちKITに進学しました。エコランプロジェクトでは、学生初の自作エンジンに挑戦。仲間とともに勝ち取った優勝は、忘れられない出来事の一つです。
改良LEDの研究にあたる佐藤さんを映像とインタビューでご紹介します。
大学院機械工学専攻博士前期課程2年 佐々木裕也さん。
変形性股関節症とは、何らかの原因によって関節軟骨が障害を受け、痛みや運動障害などをきたす病気ですが、どのような体型の人がなりやすいのか、医学的にまだ解明されていません。この課題を、工学の力で探ろうと取り組んでいる学生がいます。
金沢工業大学と金沢医科大学の医工連携によるこの研究。思い通りの結果が出ずに苦労することも多いようですが、高校時代から医療と機械に興味をもっていた佐々木さんにとっては、まさに天からの贈り物! 自分の研究が医学分野の一助になればと、日々取り組んでいます。
医学の問題解明に挑む佐々木さんを、先ごろ開催された機械工業見本市「MEX金沢」での様子をまじえてご紹介します。
電気電子工学科3年 岡島宏太さん。
5月、わずか約3円分の電気エネルギーで2時間の走行距離を競うレース「ワールド・エコノ・ムーヴ」が、秋田県で開催されました。
岡島 宏太さんをリーダーとする夢考房エコランプロジェクトチームも参加。目標85kmをめざし、車はスタートしました。異変に気がついたのは、レースが始まって1時間を過ぎた頃から。バッテリーの消耗が予想以上に大きかったのです・・・。
エネルギーマネジメントがレースの大きな鍵となる省エネカーレースに挑んだ夢考房チームを、岡島さんのインタビューとともにご紹介します。
ロボティクス学科4年 菅原啓さん。
彼の夢は、コミュニケーションロボットをつくること。夢の実現に一歩でも近づきたいと宮城県からKITロボティクス学科に進学しました。入学後は夢考房ロボカッププロジェクトに参加し、自律型2足歩行ロボットの製作に取り組んできた菅原さん、5月、自律移動型ロボットの競技会「ロボカップ ジャパンオープン」にリーダーとしてのぞみました。
しかし・・・予選敗退。年々技術の進歩をみせていただけに悔しさはぬぐえませんが、この経験は必ず次の飛躍につながるはずと話します。
夢考房ロボカッププロジェクトパート2。人間により近いロボットづくりをめざして取り組んでいる菅原さんたちをご紹介します。
ロボティクス学科4年 今津芳満さん。
ロボットが自分で考えて動く自律移動型ロボットの競技会「ロボカップ ジャパンオープン」が大阪で開催されました。
今津芳満さんをリーダーとする夢考房WinKITは、ロボット同士によるサッカー競技の中型リーグに出場。
予選リーグ序盤は思わぬ苦戦を強いられたものの、最終戦では本来の力を発揮、得意のループシュートで大量得点をあげ準決勝に進みました。
ロボット同士のパスなど、高度な"技"も披露したKITチーム。
学生たちだけで作り上げたロボットを今津さんのインタビューとともに詳しくご紹介します。
大学院電気電子工学専攻博士前期課程2年 石橋雄基さん。
電気分野の難関国家資格「第一種電気主任技術者試験(電験一種)」に大学院1年で合格した学生がいます。石橋雄基さんです。彼は学部3年次で電験二種に合格。次は最高レベルの第一種合格を目標に勉強を続けてきました。
所属する花岡研究室では、カーボン・ナノ・チューブの研究に取組み、国際学会にも参加。研究活動と並行しながらの勉強は本当に大変だったそうですが、難関を突破したその表情からは大きな達成感と自信が感じられます。
合格率5.7パーセント、最年少合格という快挙を成し遂げ、さらに今、目の前の目標にむかって努力を続ける石橋さんをご紹介します。
大学院建築学専攻博士前期課程2年 山越 あゆみさん(2011年3月修了) 。
子供の頃から住宅の見取図が大好きだったという山越 あゆみさん。建築家への道を目指したいと、KITに進学しました。
大学で学ぶ一方、休みを利用してオープンデスクにも積極的に参加。貴重な経験となりました。中でも、金沢21世紀美術館を手掛けた建築設計事務所での日々は、プロの建築に対する情熱や執念を肌で感じ、自分自身の甘さに気づかされたといいます。
以降さまざまなコンペにも挑戦し、高い評価を得てきました。
常に感謝の心と努力を忘れず、クライアントが喜ぶ仕事をしていきたいという山越さんを、学びの集大成となった研究発表の様子などをインタビューとともにご紹介します。
建築学科4年 石月 亜希子さん (2011年3月卒業)。
この春から東京の建築設計事務所で、社会人として第一歩を踏み出している石月亜希子さん。石月さんが将来の方向性を決めたきっかけは、産学連携で取り組んだ1つのプロジェクトでした。それは、大学周辺のゴミステーションをリノベーションする! 毎日使う場所だからこそ、コミュニケーションやグリーンの場として活用しようというものです。
富山の企業とチームを組み、新しいゴミステーションの提案に取り組んだメンバーたち。そこには、学科を超えた知識の吸収もありました。
仲間とともにさまざまなプロジェクトに関わり、充実した学生生活を送った石月さんをご紹介します。
心理情報学科4年 川中麻耶さん。
3月、金沢工業大学心理情報学科の学生達が企画・運営したワークショップ「目に見えるのは確かなこと?」が、金沢21世紀美術館で開かれました。これは、目で見ていること、体で感じていることの不思議を、錯視のしくみなどを通じて体験してもらおうというものです。
川中麻耶さんたちメンバーは、参加者が楽しみながら体験し理解してもらえるようなプログラムづくりを念頭にワークショップを企画しました。大学を飛び出しての今回の経験は、メンバーたちにとっても大きな収穫になったに違いありません。
不思議な現象を楽しむ参加者たちの表情やメンバーたちを、川中さんのインタビューとともにご紹介します。
大学院機械工学専攻博士前期課程2年 神平繁男さん(2011年3月修了)。
中学生のとき飛行機が飛ぶ不思議に感動し、航空機について学びたいと山梨県からKITに進学した神平繁男さん。
念願の航空機メーカーで、広い視野をもつエンジニアをめざして第一歩を踏み出しています。
研究室では環境や経済性に配慮した次世代超音速旅客機の構造設計に取り組み、幅広い分野から機体設計を考えることの大切さを実感したといいます。
多くの出会いや刺激があり、その表情からもやりたいことができたという充実感を感じ取ることができる神平さんをご紹介します。