電気電子工学科3年 金子誠志郎さん。
5月、究極の省エネカーレース「ワールド・エコノ・ムーヴ」が今年も秋田県大潟村で開催され、KIT金沢工業大学夢考房エコランプロジェクトが出場、嬉しい初の表彰台となりました。夢考房チームが出場した鉛電池部門は、大会側から支給される同一コンディションのバッテリーを用いて、2時間の走行距離を競います。今年は、車両を新しく製作。軽量化をコンセプトに、あえて木製のフレームを採用するなど学生たちの斬新なアイデアが随所に組み込まれています。自分たちが作り上げた車がコースを駆け抜ける姿に、大会のエネルギーマネジメントを担った金子誠志郎さんは大きな充実感をもったに違いありません。
新車両「Falke_Mark2」を、次はモーター製作でさらに記録をのばしたいと話す金子さんのインタビューとともにご紹介します。
電気電子工学科4年 清水俊里さん。
春から地元新潟県で、念願の教員として第一歩を踏み出す清水俊里さん。KIT進学後は電気電子の勉強はもちろん、教職課程に取り組み、教員免許状の取得、そして採用試験合格に向け日々励んできました。教員志望の学生のサポート施設である教職支援室には、模擬授業や面接の練習などでとても熱心に通ったといいます。生徒一人一人に寄り添えるような先生にと思いを馳せる清水さん。
電気自動車用の新構造モータに関する卒業研究に取り組む姿や模擬授業の練習風景など、清水さんの4年間をインタビューとともにご紹介します。
情報工学科4年 小島弘道さん。
情報について深く学びたいと新潟県から進学した小島弘道さん。アルバイトも組込みソフト技術が学べ活かせるIT企業で行ってきました。4年次の卒業研究として長田研究室で企業と共同で取り組んでいるのは、深層学習に基づくコンクリートの締固め判定システムについて。熟練技術者の経験によって行われている判定方法の代わりとなりうる提案で、品質を確保しながらの省人・省力化に向け、小島さんはさらなる精度向上をめざして研究を続けてきました。満足度の高い学生生活を送ることができたと話す小島さん。
AI技術の活用で、より便利な世の中をつくることができたらという小島さんをご紹介します。
大学院情報工学専攻博士前期課程2年 山﨑晃平さん。
KIT金沢工業大学大学院で情報工学を専攻する山﨑晃平さん。6年間の学びの集大成は、高齢者の健康寿命をのばすことを目的としたスマートシューズ関連の研究です。日常の動作である歩行に着目し、インソール(中敷き)型の歩容センサーを開発、運動能力や下肢機能などの歩行パターンの評価を行うことをめざしています。自身の研究だけではなく後輩のサポートや学外での活動など積極的な毎日を送る山﨑さん。春からは、国内外でアミューズメント事業などを展開する企業で第一歩を踏み出します。
これからもさらに多くの人たちの喜びにつながるものづくりに関わっていく山﨑さんをご紹介します。
情報工学科4年 岡田海都さん。
情報についてより深く学んでみたいと静岡県からKIT金沢工業大学に進学した岡田海都さん。KITでは勉強はもちろん、水泳部での課外活動にも力を注いできました。金道敏樹教授のもとで取り組む卒業研究テーマは、「車間距離と心拍数を組み合わせたHMIの開発」(*HMIはヒューマンマシンインターフェースのこと)。企業の自動運転技術と組み合わせることで、手軽にストレスなくドライバーを安全運転へと導くことをめざしたものです。今春、念願の自動車メーカーで技術者として第一歩を踏み出す岡田さん。
安全で人にやさしい車の開発をめざしたいと話す岡田さんをご紹介します。
航空システム工学科3年 犬丸春希さん。
全日本学生室内飛行ロボットコンテストが、昨年12月に開かれました。これは、救援物資の投下や宙返りなど各ミッションを時間内に行って機体や操縦装置の性能を評価し総合得点を競う大会です。KIT金沢工業大学夢考房小型無人飛行機プロジェクトは、一般と自動操縦の2部門に出場してともに総合5位に入賞しました。自動操縦部門機「Eclipse」は、今回、機体を傾けるのに使う補助翼エルロンを初めて搭載、飛行制御が大きく向上しました。パイロットで機体開発を担当した、犬丸春希さん。トラブルにも見舞われ残念な思いも残りますが、夢考房活動を通して新たな研究への思いも生まれてきたと話します。
KITチームの飛行シーンを犬丸さんのインタビューとともにご紹介します。
情報工学科4年 稲葉勇人さん。
情報系を学んでみたいと静岡県からKIT金沢工業大学に進学した稲葉勇人さん。専門的な学びは一からのスタートでしたが、課外活動では1年次から夢考房組込みソフトウェアプロジェクトに参加して、知識や技術を身につけていきました。2年次には、ETロボコンチャンピオンシップ大会出場も果たしました。河並研究室所属後は、産学連携で教育用ドローンの開発に取り組み、金沢市が主催するプログラミングスクールなどでも教材として実際に使用されています。
春からはシステムエンジニアとして第一歩を踏み出す稲葉さんのKIT生活を振り返ります。
情報工学科3年 辻 智輝さん。
昨年11月、組込みソフトウェアの技術力を競うETロボコンチャンピオンシップ大会が行われ、KIT金沢工業大学夢考房組込みソフトウェアプロジェクトは、4年連続の出場を果たしました。3年、辻 智輝さんがリーダーをつとめたチーム「氷室」は、メーカーやITエンジニアも参加する「北陸・関西地区大会」プライマリークラスで準優勝、全国大会への切符をつかみました。大会は例年、同一のレゴロボットの走行体を使用しソフトウェアの技術力と設計図の完成度を競いますが、今回はオンライン開催、走行体はシミュレーションでの戦いとなりました。設計審査では高評価だったものの、走行では、地区大会と全国大会の異なるコース環境の対応に苦しんだ辻さんたち。
ETロボコン全国大会に挑んだ夢考房チームを辻さんのインタビューでご紹介します。
大学院高信頼ものづくり専攻博士前期課程2年 齋藤拓也さん。
山形県出身の齋藤拓也さん。高校生の時に複合材料の存在を知り、日本有数の研究開発機関であるKIT金沢工業大学革新複合材料研究開発センター(ICC)に憧れて進学を決めました。学部4年次からは機械工学科の斉藤研究室で、成形不良の少ない複合材料をつくることを目的としたテーマに取り組み、国内外の学会で研究成果を発表。高い評価を得ています。CFRPに関する学生ブリッジコンテストでも優勝するなど複合材料への学びを止めない齋藤さん。
世界に通用するエンジニアをめざしたいと話す齋藤さんをご紹介します。
電気電子工学科4年 坪田梨花さん。
福井県からKIT金沢工業大学電気電子工学科に進学した坪田梨花さん。この春、念願だった高校の教員として第一歩を踏み出します。KITでは中学校や高校の教師をめざす学生たちが履修する教職課程があり、教員採用試験で求められる知識の基礎を学んでいきます。学科をこえて志を同じくする仲間と切磋琢磨しながら過ごしてきた坪田さん。生徒に寄り添える教師になりたいという思いは、坪田さん自身がKITで多くの人たちに支えられたことから生まれたと話します。
教職課程の学びや卒業研究に取り組む姿をインタビューとともにご紹介します。
大学院機械工学専攻博士前期課程2年 杉若一輝さん。
ものづくりに興味があり、大学で専門的に学んでみたいとKIT金沢工業大学に進学した杉若一輝さん。杉若さんが、機械工学科、杉本研究室で4年次から続けているのは、流体工学を応用した尿路結石の破壊に関する研究です。医療界も注目するテーマに打ち込んできた杉若さん。研究成果は、複数の学会で発表。論文集の掲載も決定しました。わからないことに挑戦することが楽しいと話す杉若さん。来春、念願の医療機器メーカーで技術者としての第一歩を踏み出します。
将来はさらに勉強を重ね、機器開発の提案ができる人材になりたいと話す杉若さんをご紹介します。
ロボティクス学科3年 上原裕太さん。
2021年10月10日、NHK学生ロボコンが東京で開催され、全国から書類選考やビデオ審査を通過した16チームが、世界大会であるABUロボコン出場をかけて挑みました。KIT金沢工業大学夢考房ロボットプロジェクトチームも出場。今年のテーマは、「投壺~トゥフー~」、矢をポットに投げ込んで獲得できる得点を競いました。得点ロボットの制御全般を担当したのは、3年上原裕太さんです。高校時代もレスキューロボットの大会に出場するなどロボット制御に関わってきましたが、さらに学びたいと大阪府からKITに進学を決めました。今回、決勝トーナメントに進出しつつもベスト6で終わったKITチーム。悔しさは残りますが、素晴らしい仲間と一緒に戦うことができたと充実した表情で話します。新型コロナウィルスの影響で、無観客での2年ぶりの会場開催となったNHKロボコン。
KITチームの戦いを上原さんのインタビューを交えてご紹介します。
大学院ビジネスアーキテクト専攻修士課程2年 薮内 一葉さん。
他大学在学中に、SDGsイノベーション教育で国内第一人者である金沢工業大学 平本督太郎准教授や学生プロジェクト「SDGs Global Youth Innovators」の発足メンバーたちとの出会いがきっかけでSDGsの普及活動に取り組んだ薮内一葉さん。彼らから受けた刺激は大きく、新しい専門分野を学んでいきたいとKIT大学院に進学しました。現在は、プロジェクトで開発した教材を活用して、英語を含む多言語の人たちとの交流を拡げていきたいと意欲的に行動しています。来春、社会人としても活動を続けていく薮内さん。
SDGsの活動でさらに新しい出会いや世界を拡げていきたいと話す薮内さんをご紹介します。