電気電子工学科3年 金子誠志郎さん。
5月、究極の省エネカーレース「ワールド・エコノ・ムーヴ」が今年も秋田県大潟村で開催され、KIT金沢工業大学夢考房エコランプロジェクトが出場、嬉しい初の表彰台となりました。夢考房チームが出場した鉛電池部門は、大会側から支給される同一コンディションのバッテリーを用いて、2時間の走行距離を競います。今年は、車両を新しく製作。軽量化をコンセプトに、あえて木製のフレームを採用するなど学生たちの斬新なアイデアが随所に組み込まれています。自分たちが作り上げた車がコースを駆け抜ける姿に、大会のエネルギーマネジメントを担った金子誠志郎さんは大きな充実感をもったに違いありません。
新車両「Falke_Mark2」を、次はモーター製作でさらに記録をのばしたいと話す金子さんのインタビューとともにご紹介します。
建築デザイン学科4年 村西理子さん。
軽トラックの荷台に、木製の家をのせた「モバイルハウス」をKIT金沢工業大学で建築を学ぶ学生たちが設計、製作しました。これは、白山麓地域の住民と協力して取り組む観光事業の一環で、車中泊を活用した観光などへの利用に期待されるものです。リーダーを務めたのは、宮下研究室の村西理子さん。建築をどうしても学びたいとKITに進学。今回、実寸大の空間の設計、施工は初めての経験となり、難しさとともに建築のおもしろさを実感したと話します。アフターコロナ時代の新たな旅のスタイルを提案。
学生たちが製作したユニークな“動くホテル”を村西さんのインタビューとともにご紹介します。
機械工学科3年 長谷部允則さん。
9月、今年中止となった「NHK学生ロボコン」の代替イベントとして、参加チームが特設ウェブサイト上で手作りロボットを披露する「オンライン!学ロボFESTIVAL」が開かれ、KIT金沢工業大学夢考房ロボットプロジェクトチームは、3位に入賞しました。今年は、7人制ラグビーをモチーフにした「ロボラグビー」がテーマ。夢考房チームは、チームリーダー長谷部允則さんを中心に2台のロボットを製作。ロボット間でのパス、トライなどによって得点と速さを競いました。人間が出せる最速タイムがロボットの最速タイムになるという考えから製作に取り組んだ長谷部さんたち。
彼らが作り上げたロボットをインタビューとともにご紹介します。
大学院電気電子工学専攻博士前期課程2年 黒岩佑輔さん。
夢考房エコランプロジェクトが2016年に開発した車両「Welt」。学生たちの手でつくりあげた世界大会を見据えたエコランカーです。長野県出身の黒岩佑輔さんは、学部1年次から「Welt」の開発に関わってきました。初出場となった茂木大会での走る姿が、彼のものづくりに対する思いの原点だと振り返ります。プロジェクトでの経験が学ぶ意欲にもつながっていった黒岩さん。集大成として取り組んでいる研究は、ワイヤレス給電の高効率制御法についてです。
学部3年次、大会チームリーダーとして出場した茂木大会の様子など懐かしい映像とともに黒岩佑輔さんのKIT生活をご紹介します。
大学院電気電子工学専攻博士前期課程2年 清水渓佑さん。
愛知県からKIT金沢工業大学電気電子工学科に進学した清水渓佑さん。学びの中で、生き物と工学のつながりに興味を持ちました。柳橋研究室で4年次から取り組んでいるテーマは、機械学習によるキノコの生体信号へのアプローチについて。未解明な部分が多いキノコの気持ちを理解した上で成長や品質を制御しようという試みです。生き物との対話や植物工場の高効率化などをめざしたユニークで期待が広がる研究テーマに打ち込む清水さん。
KITで出会った世界でもあまり例をみない研究に熱心にあたる清水さんをインタビューと映像でご紹介します。
大学院環境土木工学専攻博士前期課程2年 片山太貴さん。
大学選びの中で、自然を相手に一つ一つの構造物が大きく、面白そうと土木への関心を強めていった片山太貴さん。兵庫県からKIT金沢工業大学環境土木工学科に進学を決めました。そして学びを通して、日々の生活に密着した土木を実感していったといいます。現在大学院で取り組んでいるテーマは、コンクリートの長寿命化に関する研究について。その成果を学会などで積極的に発表してきました。
KITでの学びや研究活動で、自身の成長を実感、将来はオールマイティな技術者を目指したいと話す片山さんをご紹介します。
大学院機械工学専攻博士前期課程2年 小濱裕典さん。
広島県出身の小濱裕典さん。実験的研究が盛んで、就職率の高さにも惹かれKIT金沢工業大学に進学を決めました。学部4年次から所属する機械工学科 藤本研究室で取り組んでいる研究テーマは、工場の機械などから排出される比較的、低温度で小温度差の廃熱の回収について。熱エネルギーの有効利用を考えています。
KITでの積極的な日々を実感している小濱さん。研究活動やラーニングエクスプレスの様子などをインタビューとともにご紹介します。
大学院電気電子工学専攻博士前期課程2年 宮本翔太さん。
KIT金沢工業大学大学院2年の宮本翔太さん。通信系に興味を持ち三重県から進学しました。電気電子工学科 野口研究室では、現在、スマートフォンなど移動通信機器に用いられるアンテナのより高性能化、小型化を目指した研究に取り組んでいます。さらに宮本さんの充実した学生生活に欠かせないのが、キャンパス内にあるトレーニング施設です。学部時代からここで学生スタッフとして働きながら、コミュニケーション能力の向上や心身を鍛えてきました。
学生の活躍できる場がKITにはたくさんあると話す宮本さんの研究活動やスポーツ考房での姿をご紹介します。
大学院機械工学専攻博士前期課程2年 矢﨑由実子さん。
子どもの頃から宇宙に興味があり、ロケットや航空機に関する学びがしたいとKIT金沢工業大学航空システム工学科に進学した矢﨑由実子さん。学部時代は、夢考房人工衛星開発プロジェクトに参加し、小型模擬人工衛星、CanSatの製作を通してものづくりの過程を習得していきました。土屋研究室所属後は、ジェットエンジンの騒音対策の一つである鋸歯状のシェブロンノズルについて、エンジン性能への影響に着目するという他ではあまり例のないテーマで取り組んでいます。
研究の成果は4年次から積極的に学会で発表。研究も課外活動もKITではやりたいことができたと話す矢﨑さんをご紹介します。
大学院電気電子工学専攻博士前期課程2年 大松啓太さん。
パソコンが好きで、中でも性能に関わる半導体に関心があったというKIT金沢工業大学大学院の大松啓太さん。彼が、電気電子工学科 井田研究室で取り組んでいるのは、消費電力のごく少ないトランジスタについて。身の回りのわずかなエネルギーで動くデバイスの開発です。これは、地球上に何兆個ものセンサを設置してモニタリングすることで防災や環境保全に役立てようという試み、トリリオンセンサネットワーク実現に向けた大きな課題の解決につながるもので、大松さんはこの研究成果を国内外の学会で発表してきました。
将来の目標について、KITで学んできた半導体の研究をいかしてより良い製品をつくっていきたいと話す大松さんをご紹介します。
ロボティクス学科4年 小谷和也さん。
子どものころからロボットが大好きだったという小谷和也さん。高校生のときオープンキャンパスで見た多脚ロボットやランサーロボットに興味を持ち、鳥取県からKIT金沢工業大学ロボティクス学科に進学。1年次から土居研究室に通ってロボットグランプリのランサー競技に出場してきました。4年間の学びの集大成は、災害時の人命救助に役立つロボットを目指した、「跳躍ロボットの制御 CGシミュレータの開発」です。KITで取り組んだ様々なものづくりで、自分でつくる楽しさを知ったという小谷さん。
多くの人を幸せにできるようなロボット製品を世に出したいと話す小谷さんをご紹介します。
大学院電気電子工学専攻博士前期課程1年 吉田英聖さん。
KIT金沢工業大学大学院1年の吉田英聖さん。IoT関連の日本とヨーロッパの連携プロジェクトである「Fed4IoT」のリサーチアシスタントとして活躍する学生です。学部4年次には、スペインでのプロジェクト会議に日本の大学生として唯一参加、また研究成果を2度の国際学会で発表しました。大学院進学後の現在もそのスピードを止めることなく活動しています。
研究に取り組む思いを大好きな音楽と重ね合わせて話す吉田さん。語学習得の強いきっかけとなった併設校である高専時代の留学の様子など様々な写真ともにご紹介します。
大学院システム設計工学専攻博士前期課程1年 市川航暉さん。
感動を指数化し、魅力的なイベントの提案にむすびつけようと研究している学生がいます。。KIT金沢工業大学大学院1年 市川航暉さんです。学部4年次から美術系大学と企業との産学連携でとりくんでおり、昨年冬には、日本人間工学会関西支部大会で、優秀発表賞を受賞しました。大学院ではさらにこの研究を進め、感動の見える化を様々なイベントやTV、ラジオ番組などでも応用できればと話します。
芸術祭での実験の様子をはじめ、キャンパス内にあるコミュニティFM局で、番組づくりや生放送のパーソナリティを務めるなど課外活動でも充実する市川さんをご紹介します。