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生命・応用バイオ学科3年 Amanda Rosario Josephine Gabriella Anribariさん。
この夏、国連の中核的な機関「国連開発計画」(UNDP)が主催する次世代リーダーを育成するプログラム「UNDP Student Ambassador」に、KIT金沢工業大学の学生3人が選ばれました。学生団体「SDGs Global Youth Innovators」に所属する学生たちです。その中の一人、生命・応用バイオ学科3年のアマンダ アンリバリさんは、1年次からSDGsに関するさまざまな活動に参加。この9月には開発段階から携わるSDGsカードゲーム「クロス」のネパール版を通じて現地の若者たちと交流しました。彼女の積極性は課外だけではありません。研究室体験プログラムを活用してがん細胞の増殖を抑える研究にも取り組んでいます。
好きなことに挑戦しながら将来は母国インドネシアの支えになれたらと話すアマンダさんをご紹介します。



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この春、本田技研工業に就職した内水さん。KIT入学時は、なにか新しいことにチャレンジしたいと思ってはいたものの、夢考房フォーミュラカープロジェクトへの参加は偶然に近いものだったといいます。しかも普通高校出身の彼にとってものづくりは、初めて。技術も知識もゼロからのスタートでしたが、知識の習得は楽しく、ものが出来上がっていくことがとても嬉しかったそうです。
大会で見た他チームをヒントに、シフトインジケータの製作など新しい挑戦にも積極的に取り組んだ内水さん。KITでの4年間で将来の方向を見つけ、念願の自動車業界で社会人としての一歩を踏み出した内水さんをご紹介します。
この春大学院に進学した石川さん。学部4年次の貴重な経験で、大学院でも一層充実した研究活動に取り組みたいと気持ちを新たにしています。
石川さんは、「KIT Cooperative Education」と呼ばれる産学連携教育プログラムを活用して、6ヶ月間、日本最大級の住宅・不動産情報ポータルサイトを運営する企業で業務に参画してきました。組織の一員としての充実した日々は、大学院で取り組む研究テーマを明確にできただけでなく、強い責任感も生まれたと振り返ります。企業の担当者からのメッセージや2月に開かれた公開発表審査会での様子などを交えてご紹介します。
KITの教育プログラムを活用し、学部4年次に半年間、企業で実務にあたるという貴重な経験をした学生がいます。この4月から大学院に進学した安澤さんです。
2008年度からスタートした「KIT Cooperative Education」と呼ばれるこのプログラムは、大学院進学予定者が3~6ヶ月間、連携企業で実際の業務にあたり、大学院での研究テーマを明確にしていくというものです。安澤さんの配属先は、東京大田区にある富士通文教ソリューション事業本部。ここで彼は、社員から指導を受けながら大学業務の効率化と質の向上をめざしたプランの考案に取り組んできました。
この経験は自身にとってのターニングポイントになり、将来の目標が明らかになったという安澤さん。オフィスでの真剣な表情などを交えてご紹介します。
メンバーたちが次なるステップとして取り組んでいるのは、これまで蓄積した技術を活かし、市販車に搭載可能な自律走行システムの開発です。
思いを後輩たちに託し、社会人としての一歩を踏み出す岩崎さん。夢考房自律走行車プロジェクトがめざすロボット開発について、岩崎さんのKITでの活動とインタビューでご紹介します。
2009年1月、「セキュリティ&プログラミングキャンプキャラバン-金沢-」が開催されました。これは、独立行政法人 情報処理推進機構などが主催する、若年層のセキュリティやプログラミング意識向上と人材の育成を目的としたプログラムです。
北陸地区で初めての開催となるきっかけをつくったのは、松橋さんを中心とした情報工学科の学生たちでした。情報セキュリティを積極的に学び、北陸のコミュニティ活性化に向けた活動が評価されての今回のキャラバンには、学生やIT系企業のエンジニアが大勢参加。実り多い1日となったようです。
夢考房ロボカッププロジェクトでは、4足歩行や2足歩行ロボットのプログラムを担当し技術を磨いた松橋さん。誰もが安心してコンピュータを使えるシステムづくりをめざす松橋さんをご紹介します。
KIT4年、藪内さん。彼女が内定先の協力を得て取り組んだ卒業研究のテーマは、「社員の意識向上に関する研究」でした。意識の変化を客観的に評価できるようなクレーム報告書を自ら作成し、そこから現状や課題を把握。最終的には、会社の利益アップにつなげていきたいというものです。オフィスで担当社員と打ち合わせをする姿は、堂に入ったものでした。問題解決能力やプレゼンテーション力などをKITで学ぶことができたという藪内さん。
恩師への思いや卒業研究に取り組む様子から発表までのさまざまな彼女の表情を追いかけます。
かつて北前船の寄港地として繁栄し、当時の町並みを今も残す石川県輪島市黒島地区。この黒島地区の活性化にむけた取り組みが、地域の人たちや専門家によって進められています。内山さんをはじめとする谷研究室の学生たちもこのプロジェクトに参加し、調査や研究にあたってきました。目に見える部分だけではなく、そこで生活する人々の心を知ることが町づくりには大切だと、幾度となく対話を重ねてきた内山さんたち。その集大成が、この度、一冊の報告書としてまとめられました。
江戸時代の面影を活かした町づくりをめざして国の文化財指定にむけた内山さんたちの活動を、インタビューとともにご紹介します。
土木や建築の分野において根幹をなす測量。技術の進歩にともない、簡単で精密な計測ができる機器が利用されていますが、まだまだ多くの問題点も生じています。測量の原理・原則に立ち返り、自由な発想のもとで技術力を養ってもらおうというコンテストが、2008年6月、横浜で開催されました。
このコンテストに研究室の仲間と出場した4年、鈴木さん。専門家チームが最新の精密機器で挑む中、鈴木さんたちは手づくり感いっぱいの機器で出場し、周囲を驚かせました。 KITで最先端の測量技術を学ぶ一方、自作機器を通して測量の原点に戻り、より精度の高い技術や方法を研究しようと参加。精密機器に引けをとらない結果は、大きな自信につながったようです。
春からは、JR東日本で新しいスタートを切る鈴木さん。コンテストでの表情をまじえてご紹介します。
コンピュータに初めて触れたのは小学生の頃という池田さん。魔法の箱に見えたコンピュータをもっともっと知りたくて、高校、そしてKITも情報系に進みました。スキルを磨く一方で、3年次に参加した楽天プロジェクトでは、利用者を意識したものづくりの大切さを学んだといいます。卒業を前に集大成として取り組んでいる研究は、3次元空間での手の動きだけでコンピュータとのやりとりを可能にしようというもの。まさに映画の世界です!
春からはソニーのパソコンブランド VAIOの開発・製造を手がける企業が、彼の新しい舞台。客の顔が見えるエンジニアをめざしたいと夢を話す池田さんをご紹介します。
徳間さんは、新潟県中越地方を襲った2度の大地震を経験。特に、東京電力の柏崎刈羽原子力発電所もトラブルに見舞われた2007年の中越沖地震は、将来の道をはっきりと決める出来事になりました。
現在、自然災害の防止・軽減に挑む岸井研究室で取り組んでいるテーマは、「金沢市内を流れる浅野川の氾濫について」です。2008年7月末、記録的な雨が石川県内を襲い、浅野川沿いの家屋は、床上・床下浸水の大きな被害を受けました。徳間さんは住民や行政側にアンケート調査を行ってデータ化し、自然災害に対する意識の特性などを分析しています。念願の東京電力に就職する徳間さん。
いつでも電力を安定供給できるような技術の発展に貢献したいと話す徳間さんをご紹介します。
脇田は、この春JR東海に就職します。彼は、中学生の時に起きたロシア船籍のタンカー「ナホトカ号」の重油流出事故がきっかけで、環境に強い関心が生まれたといいます。
KIT進学後は、夢考房電気自動車プロジェクトに参加。3年次には、メンバーとともに製作した電気自動車で石川県初の公道走行を行い、計71.9Kmを無事完走しました。一方研究面では、省エネルギー対策に役立つ高性能なモータや、燃料電池の新しい電解質材料の開発に携わるなど、夢考房活動とあわせて電気系の主要な知職を習得しました。
次の世代の人たちにも胸を張れるような環境に優しい仕事をしていきたいという脇田さんを、思い出深い映像をまじえてご紹介します。
バイオ技術を利用できる能力を判定する「バイオ技術者認定試験」。舟津尚志さんは、学んだことを形にしたいと資格取得にチャレンジし、中級に続いて、3年次には、生物利用技術を中心にさまざまな技術と知職をもち、バイオテク ノロジーに応用する資質を認定する上級試験合格を手にしました。アドバイザーとして中級受験者を対象にした勉強会を仲間と運営しながら、自身も難関の上級試験の勉強に取り組んだ舟津さん。学業に加えての時間作りはかなり大変だったといいますが、この経験は大きなプラスとなり、自信をもって就職活動ができた といいます。
学生時代に得た知識や経験をいかして、食品の安全管理にかかわる仕事をしたいと抱負を話す舟津さんをご紹介します。


