大学院情報工学専攻博士前期課程2年 彦坂 昇さん。
大学では情報系を学んでみたいと愛知県からKIT金沢工業大学情報工学科に進学した彦坂 昇さん。念願だった山本研究室に所属後は、KITに蓄積された学生の修学ビッグデータを活用した研究に取り組んでいます。また課外では、KIT初のデータサイエンス系プロジェクトとして発足した「Date Dreamers」に参加。昨年度はリーダーとして100人以上のメンバーをまとめ、技術はもちろん組織運営もとても貴重な経験になったと話します。
研究に課外活動にと積極的な学生生活を送る彦坂さんの姿をご紹介します。
大学院機械工学専攻博士前期課程2年 酒井一樹さん。
人工関節など医療製品のカスタムメイド化が求められている現在、生体適合材料として大きく注目されているタンタル。しかし、その特性から切削加工が大変難しく、使用工具の寿命が非常に短いことが、人工関節などの医療用部品への適用を困難にしています。
この問題解決に取り組んだ酒井さんは、タンタルの切削加工特性をさまざまな工具を用いて明らかにしながら最適な工具を検討してきました。そして昨年末、大きな成果をだしたのです。
医療分野に新たな可能性を拓く研究成果を胸に、高性能レンズメーカーの技術者として新しい一歩を踏み出す酒井さんをご紹介します。
大学院機械工学専攻博士前期課程2年 金丸稔さん。
この春、三菱電機に就職する金丸さん。ロボットについて学びたいと愛知県から進学し、河合研究室で知識を深めてきました。
大学院進学後には、KITの派遣留学プログラムを利用して、海外提携校の米国イリノイ大学に留学。その滞在中にアリゾナで開かれた学会で発表するという貴重な経験を積みました。渡米前、寝る間を惜しんで語学力の向上やネットワーク型監視システムの新たな研究に没頭した日々は、自分に克つことができたかけがえのない時間だったと振り返ります。
KITで自身の大きな成長を実感し、社会人として旅立つ金丸さんをご紹介します。
航空システム工学科4年 竹村良英さん。
4年間のKIT生活を終え、IHIの航空宇宙事業本部で社会人としてスタートを切る竹村さん。
第2のホームタウンをつくりたいと秋田県から進学。あっという間だったが、研究や学外活動など充実した日々を送ることができたと話します。卒業研究として仲間と取り組んでいたのは、環境に優しくて高効率なジェットエンジンについて。車などに使われている技術を飛行機にも活用できないかと方法を探りました。
100%純国産旅客機のエンジンに関わることが夢という竹村さんを映像とインタビューでご紹介します。
大学院電気電子工学専攻博士前期課程2年 碓氷拓郎さん。
2月中旬、大学院での研究成果を発表する修士公聴会が開かれました。碓氷さんの研究は、高電圧電力機器の故障原因になりうる放電現象に注目し、環境を考慮したアプローチで機器の信頼性向上などをめざそうというものです。
長野県からKITに進学した碓氷さん。研究室の先輩や仲間との出会いや自身の好奇心が、学ぶ意欲を一層駆り立てました。春からの新しい舞台は、日立製作所です。
修士公聴会や国際学会での様子を交えながら、世界に貢献できる技術者になりたいと夢を話す碓氷さんをご紹介します。
航空システム工学科4年 中川祐貴さん。
この春、本田技研工業に就職する中川さん。とにかくものづくりが好きで、高校時代からエコランやソーラーカー製作に取り組んできました。
活動の中で炭素繊維強化プラスチック(CFRP)の魅力を知り、またKITの夢考房プロジェクトにも惹かれて三重県から進学。入学後参加したソーラーカープロジェクトでは、新車両の開発計画から携わり、昨年夏、メンバー一丸となって完成させた新車両が鈴鹿のコースを走りました。
一方、学びの集大成は、CFRPの特長を活かす次世代飛行機の胴体の基礎研究と、やりたいことを存分に学んだ4年間でした。
革新的な技術を生み出せる技術者になりたいと夢を話す中川さんをご紹介します。
大学院機械工学専攻博士前期課程2年 石田和輝さん。
エンジンについていろいろ学びたいと、KITに進学した石田さん。
入学後は、すぐに夢考房フォーミュラカープロジェクトに参加しエンジン班に所属、一からものづくりに取り組みました。志を同じくした仲間との日々は、石田さんにとって学生生活そのものとなり、失敗も喜びも彼自身を大きく成長させたに違いありません。
そして学びの集大成は、高効率で環境にやさしいジェットエンジンの燃焼方式について探っています。
新しい舞台となる熊谷組でも、挑戦を忘れることなく、多くの人たちと感動を分かちあえる仕事をしていきたいという石田さんをご紹介します。
ロボティクス学科3年 一条祐輔さん。
昨年茨城県つくば市で開催された「つくばチャレンジ」。これは、ロボット自身が考えて、遊歩道や建物内などの実環境を、安全・確実に走行することを目指した実験競技会です。企業や大学の研究室チームが多い中、3年生を中心としたメンバーで臨んだ夢考房自律走行車プロジェクト。
ソフト班リーダー、一条さんも前回を上回る結果を残したいと、プログラミングの改良などに取り組んできました。
GPSやセンサなど最先端技術を搭載し、完走めざして順調なスタートをきったKITチーム・・・。
つくばチャレンジの様子とともに、より人に近いロボットづくりに情熱を燃やす一条さんをご紹介します。
応用バイオ学科4年 宮下裕之さん。
この春、KIT応用バイオ学科からメカトロシステムやボトリングシステムで高い技術を誇る渋谷工業の微生物制御部に就職する宮下さん。
彼は、高校時代にバイオエタノールに興味を持ち、バイオ系を学んでみたいとKITに進学。
入学後は、生物の勉強に一から取り組み、ライブラリーセンターや数理工教育研究センターを活用しながら懸命に学んだといいます。
現在、念願だった尾関研究室で麹菌がもつ力を利用し発がん性物質の低減化をめざした研究に、コーヒーメーカーや酒造メーカーと共同で取り組んでいる宮下さん。
KITで好きなことをとことん学び、これからも成長しつづけたいと話す宮下さんをご紹介します。
電気電子工学科4年 竹田尚史さん。
「人に自慢したいくらいのかけがえのない経験」と、KIT夢考房ソーラーカープロジェクトでの4年間の活動を振り返る竹田さん。
兵庫県からKITに進学し、折しも新車両の開発計画をスタートさせていたソーラーカープロジェクトに参加しました。安全性と実用性を重視した車両1台の開発に一から関わり、そして活動最後の大会となった「ソーラーカーレース鈴鹿2011」では、新車両「Golden Eagle5」のドライバーとしてハンドルを握りました。内定を決めた富士重工業からも自身のプロジェクト活動を高く評価されたという竹田さん。
KITで学んだ知識や技術をこれからのハイブリッドカーや電気自動車に活かしていきたいと夢を話す竹田さんをご紹介します。
大学院環境土木工学専攻博士前期課程2年 竹内明香さん。
真実をあらわす地図に惹かれ、最新の空間情報技術を学んでみたいと長野県からKIT環境土木工学科に進学した竹内さん。
学部2年次の秋から鹿田研究室に通い、これまで、実に5度の国際学会に参加するなど積極的に学んできました。そして学びの集大成は、電子マネーなどに使われている技術を利用した、屋内外問わずいつでもどこでも位置情報を得ることができる社会の実現に向けた研究です。航空測量やGISなどで世界的に高い技術力や実績をもつ企業に内定を決めた竹内さん。
次代を担う技術者としてたのもしさをも感じさせる竹内さんを、数々の学会の様子とともにご紹介します。
大学院機械工学専攻 博士前期課程2年 藤田裕幹さん。
今春、念願の富士重工業で社会人としてスタートをきる藤田さん。宮城県から進学し、夢考房フォーミュラカープロジェクトで車輌の開発やドライバーとして活動してきました。そして大学院進学後は、金沢医科大学などとの連携による「心臓の肥大化を抑える矯正ネット」の開発にむけた研究に取り組んでいます。
重症の心不全患者の治療として用いられている矯正ネットは、手術中に患者にあった大きさに調整する必要がありました。この研究は患者への負担を減らすべく、事前に撮影した心臓の画像をもとに患者に最適なネット製造をめざすものです。
最先端のテーマで高度な解析技術に触れられることがこの研究の魅力と話す藤田さん。
夢考房プロジェクトや研究に励む藤田さんの横顔をご紹介します。
情報工学科4年 松田友里さん。
11月、組込みソフトウェアの技術を競う「ETロボコンチャンピオンシップ大会」が横浜で開催されました。北陸地区大会を勝ち抜き、初めての全国大会出場を果たした夢考房組込みソフトウェアプロジェクト。チームをまとめたのは、松田さんでした。
中学生の時に、ロボット展示会でみたKITのサッカーロボットに強く惹かれた松田さんは、本格的に情報系を学びたいとKITに進学。組込みソフトウェアプロジェクトの発足メンバーとして参加し、プログラムの技術や知識を磨いてきました。
企業や社会人チームが多い中、大健闘をみせた夢考房チーム。
大会の様子とともに、ETロボコンの魅力や夢を話す松田さんをご紹介します。