電気電子工学科4年 宮腰昂希さん。
電気系最難関国家資格である第一種電気主任技術者試験(電験一種)に、学部3年次で合格した学生がいます。KIT金沢工業大学電気電子工学科の宮腰昂希さん。KITでは41年ぶりの学部生合格者です。工業高校時代から様々な資格を取得してきた宮腰さんですが、本格的な電験の勉強からおよそ2年での快挙に、最初は半信半疑だったと振り返ります。
資格は努力の可視化であり、これからもいろいろな勉強を続けていきたいと話す宮腰さんを、卒業研究の様子も交えてご紹介します。
大学院電気電子工学専攻 博士前期課程2年 青木裕史さん。
電気系を専門的に学びたいと静岡県から進学した青木さん。彼は、恩師の言葉で勉強に取り組む姿勢が大きく変わったといいます。また同級生の電気主任技術者試験合格に刺激を受け、自身もチャレンジ。4年次で電験三種、大学院1年には、難関の二種合格を手にしました。
来春からの新たなステージであるJR東海でも、向上心を忘れず取り組んでいきたいと話す青木さん。
KITでの出会いが学びの心をさらに強く掻き立て、意欲的な毎日を送っている青木さんをご紹介します。
機械工学科3年 朝香勝義さん。
茨城県で行われた「第31回Hondaエコマイレッジチャレンジ全国大会」で、燃費2083km/リットルを記録し、クラス優勝を果たした夢考房エコランプロジェクト。
過去、先輩たちが既製エンジン車両で達成した大会チーム記録を、5年ぶりにオリジナルエンジンで更新しての優勝。ハンドルを握っていたのは、この大会初挑戦の朝香さんでした。
自作エンジンという響きに強く惹かれて1年次からプロジェクトに参加した朝香さん。チームが一丸となって改良を重ねてきた車両でなんとか結果をだしたいと、大きなプレッシャーと戦ってきました。それだけに忘れられない大会となったはずです。
憧れの舞台に立った朝香さんの表情をインタビューとともにご紹介します。
電気電子工学科4年 若山和希さん。
子供の頃、ヘッドフォンから聞こえる音の世界に感動したことがきっかけで、音の仕組みや音響機器に興味をもったという若山さん。
青森県からKITに進学後は、勉強の傍ら軽音楽部に所属するなど積極的に活動してきました。またスピーカーを自分自身で設計・製作。そんな音響への強い熱意をアピールし、念願だったヤマハに内定を決めました。
たくさんの出会いが今の自分を作ってくれたと話す若山さん。
充実した学生生活がインタビューからもうかがえる若山さんをご紹介します。
大学院建築学専攻博士前期課程2年 小野瀬尚利さん。
96時間という制限時間内で建物を設計する仮想コンペ「Build Live Kobe 2011」が開催されました。これは、BIMと呼ばれる手法を使って、デザインから施工、維持管理に至るまでのさまざまな情報が含まれる3次元モデルをコンピュータ上に作成するもので、建築を作り上げる意匠、構造設計、環境・設備設計などを考慮した総合力が大きく求められるコンペです。
チームリーダーの小野瀬さん。2度目の今年は、チームワークを意識しながら、高度な構造解析にチャレンジしました。
研究室の壁をこえて集まったメンバーたちが挑んだ96時間。小野瀬さんのインタビューとともにご紹介します。
機械工学科3年 吉原光彦さん。
1リットルのガソリンでどれだけ走れるかを競う「Hondaエコマイレッジチャレンジ全国大会」。この究極の燃費レースで、KIT夢考房エコランプロジェクトは、大学・高専チームなどが出場するグループⅢで嬉しい優勝を果たしました。2006年に先輩たちが既製エンジンで打ち立てたチーム歴代記録を、オリジナルエンジン搭載車輌で塗り替えての優勝。そしてオリジナルエンジン車輌としては、この大会で初の2000km/lを越える記録となりました。
目標のひとつとしていた自作エンジンでクラス優勝を成し遂げたKITチーム。
更なる躍進を誓うKITチームを、チームリーダー吉原さんたちのインタビューとともにご紹介します。
情報工学科2年 伊東健太さん。
9月、「ETロボコン北陸地区大会」が金沢工業大学で開かれました。これは、規定のロボットにソフトウェアを組込み、その設計モデルの内容や自律走行のタイムを競うもので、上位2チームが全国大会に進出できます。まさにソフトウェアの技術だけで勝負するこのコンテスト。
昨年は3位と涙をのんだ夢考房組込みソフトウェアプロジェクトですが、今年はIT企業チームをおさえ、見事2位の成績で全国大会への切符を手にしました。
KITチームの活躍をチームリーダーの伊東さんのインタビューとあわせてご紹介します。
メディア情報学科4年 滝野駿さん。
今年も多くの人たちを魅了した「金澤月見光路」。これは金沢の中心市街地を元気づけようと、毎年、金沢工業大学で建築を学ぶ学生たちが様々なあかりのオブジェを製作・展示しているものです。
今年はメディア情報学科の学生たちも参加。彼らは、加賀友禅をモチーフにしたデジタルイメージに、最新のセンサ技術Kinectを使って体験型コンテンツを作り上げ、大きな注目を集めていました。コンテンツ制作を担当した滝野さん。子供から大人までが楽しそうに体験する様子に、制作中の苦労も吹き飛んだようでした。
幻想的な世界に最先端技術を織り込んだ学生たちの取り組みを、滝野さんのインタビューでご紹介します。
建築都市デザイン学科4年 燒田省吾さん。
9月、金沢21世紀美術館やしいのき迎賓館など金沢市の中心部をあかりのオブジェで彩る「金澤月見光路2011」が開催されました。これは中心市街地を活性化しようと、金沢工業大学で建築を学ぶ学生たち150人が地域住民と協力して毎年行なっているものです。燒田さんは、学部2年次から月見光路プロジェクトに参加。今年は、数百本の竹とLEDを組み合わせた新作オブジェの担当リーダーです。今回のテーマである「つながる」からイメージを膨らませデザインを完成させました。
今年も多くの人々を魅了した「金澤月見光路」。
大小2000個のあかりが、夜の金沢を幻想的にライトアップした様子を、燒田さんのインタビューでご紹介します。
機械工学科4年 清水 和浩さん。
小型レーシングカーを学生自らが企画・設計・製作し、ものづくりの総合力を競う「全日本学生フォーミュラ大会」。2年ぶりに出場した夢考房フォーミュラカープロジェクトの目標は、車輌性能を競う動的競技にすべて出場すること。その絶対条件となる車検を順調にクリアし、幸先の良いスタートを切ったKITチーム。サスペンション班兼ドライバーの清水さんの表情にも翌日から始まる動的競技への大きな期待感が表れていました。しかし、動的種目のクライマックスともいえる「エンデュランス」でアクシデントは起きたのです・・・。
メンバーたちの熱き思いが込められた朱色の車輌を、清水さんのインタビューとともにご紹介します。
建築学科4年 谷崎創太さん。
都市の中心部に大規模な緑地帯をもつ、石川県金沢市。全国的にもめずらしいこの地形をモデルに、ヒートアイランド現象による熱帯夜の緩和策について研究している学生がいます。
金沢市内では、夏季の夜間でも比較的冷たい空気の流れが発生することがわかっており、谷崎さんが所属する円井研究室では、冷気流の発生時間や影響を調べることで、新たな都市計画に反映させたいと考えています。
8月上旬、谷崎さんは、研究室の仲間たちと冷気の温度や流れの強さなどを計測する夜通しの調査を2日間にわたって行いました。
真夏の夜に行われた実測調査の様子を谷崎さんのインタビューとともにご紹介します。
機械工学科3年 吉原光彦さん。
1リッターのガソリンでどれだけ走行できるか? 8月、広島県で燃費の限界を競う省エネカーの競技会が開催されました。過去の大会で、2487km/リットルを記録している夢考房エコランプロジェクト。
今年こそオリジナルエンジン搭載車両で記録を塗り替えたいと、大会リーダーの吉原さんをはじめメンバーたちは活動を続けてきました。無線通信機能の初導入など電装系を中心に改良を加え、車体の色を白にするなど暑さ対策にも気を配り臨んだ広島大会。しかし今年は、大会初の雨の中でのスタートとなりました。
天候に翻弄されながらも果敢にレース挑んだ夢考房チームを、吉原さんのインタビューと合わせてご紹介します。
ロボティクス学科3年 橋本知明さん。
8月、兵庫県神戸市でレスキューロボットコンテストが開催されました。これは、大地震で倒壊した市街地を模擬した6分の1スケールのフィールドで、遠隔操作のロボットにより要救助者に見立てた人形を救助する競技です。実践的な救助活動システムやロボットが、毎年関係者から高い評価を得ているKIT夢考房メカニカルサポートプロジェクト。
橋本さん率いる今年のチームも、現場の情報が共有できるマップシステムや携帯型遠隔操作機器など、更なる進化と工夫が見られ、会場内から熱い視線が注がれました。
コンテストでは、レスキューシステムの研究開発に対する業績を表彰する竸基弘(きそいもとひろ)賞の奨励賞を受賞した夢考房チーム。
今年も、実際の現場を想定したロボットやシステムを作り上げコンテストに臨んだ夢考房チームを、橋本さんのインタビューとともにご紹介します。