大学院情報工学専攻博士前期課程2年 彦坂 昇さん。
大学では情報系を学んでみたいと愛知県からKIT金沢工業大学情報工学科に進学した彦坂 昇さん。念願だった山本研究室に所属後は、KITに蓄積された学生の修学ビッグデータを活用した研究に取り組んでいます。また課外では、KIT初のデータサイエンス系プロジェクトとして発足した「Date Dreamers」に参加。昨年度はリーダーとして100人以上のメンバーをまとめ、技術はもちろん組織運営もとても貴重な経験になったと話します。
研究に課外活動にと積極的な学生生活を送る彦坂さんの姿をご紹介します。
大学院機械工学専攻博士前期課程2年 杉本尚輝さん。
高校生の時、KITの入学案内で紹介されていたOBに憧れ、茨城県から進学した杉本尚輝さん。彼にとって夢考房フォーミュラカープロジェクトでの活動は、ものづくりの楽しさや難しさを存分に味わうことのできたかけがえのない日々でした。
毎年、車両の走行性能と市場性をトータルで競う「全日本学生フォーミュラ大会」出場をめざして、できることはすべて自分たちで取り組んできた杉本さんたち。大会で、一線のエンジニアから直接評価を受けられることは、本当に貴重な経験だと振り返ります。
KITでの充実感を胸に来春からスズキで第一歩を踏み出す杉本さんをご紹介します。
航空システム工学科2年 高橋宏明さん。
10月、航空工学を学ぶ学生たちが、室内で遠隔操縦可能な航空機を設計、製作し、飛行を競うコンテストが開催されました。
KIT夢考房小型無人飛行機プロジェクトからは2チームがエントリー。機体「イーグル3」の設計とパイロットを担当したのが、高橋さんでした。
航空について学びたいと、島根県からKITに進学。授業や夢考房活動での学びをいかして提案したのは、安定した低空・低速飛行を実現する独創的なデザインでした。決勝競技では物資投下や宙返りなど全てのミッションをクリアし、ベストデザイン賞を受賞したKITチーム。
全日本学生室内飛行ロボコンでの様子を高橋さんのインタビューとともにご紹介します。
建築都市デザイン学科4年 渡辺良典さん。
10月、金沢の中心部にあるファッションストリートをアートで活性化させようという「タテマチアートプロジェクト」が、今年も開催されました。これは、金沢工業大学で建築を学ぶ学生たちが商店街などと連携し、空き店舗や街路樹を利用した作品展示で街に元気を呼ぼうというものです。
その代表をつとめたのは、渡辺さんです。新潟県からKITに進学後、さまざまな建築系プロジェクトに積極的に参加してきた渡辺さん。4年間でのさまざまな出会いや刺激は、自分自身を大きく成長させてくれたと振り返ります。
人と人とをアートでつないだ渡辺さんたちの取り組みを、インタビューとあわせてご紹介します。
大学院電気電子工学専攻 博士前期課程2年 青木裕史さん。
電気系を専門的に学びたいと静岡県から進学した青木さん。彼は、恩師の言葉で勉強に取り組む姿勢が大きく変わったといいます。また同級生の電気主任技術者試験合格に刺激を受け、自身もチャレンジ。4年次で電験三種、大学院1年には、難関の二種合格を手にしました。
来春からの新たなステージであるJR東海でも、向上心を忘れず取り組んでいきたいと話す青木さん。
KITでの出会いが学びの心をさらに強く掻き立て、意欲的な毎日を送っている青木さんをご紹介します。
機械工学科3年 朝香勝義さん。
茨城県で行われた「第31回Hondaエコマイレッジチャレンジ全国大会」で、燃費2083km/リットルを記録し、クラス優勝を果たした夢考房エコランプロジェクト。
過去、先輩たちが既製エンジン車両で達成した大会チーム記録を、5年ぶりにオリジナルエンジンで更新しての優勝。ハンドルを握っていたのは、この大会初挑戦の朝香さんでした。
自作エンジンという響きに強く惹かれて1年次からプロジェクトに参加した朝香さん。チームが一丸となって改良を重ねてきた車両でなんとか結果をだしたいと、大きなプレッシャーと戦ってきました。それだけに忘れられない大会となったはずです。
憧れの舞台に立った朝香さんの表情をインタビューとともにご紹介します。
電気電子工学科4年 若山和希さん。
子供の頃、ヘッドフォンから聞こえる音の世界に感動したことがきっかけで、音の仕組みや音響機器に興味をもったという若山さん。
青森県からKITに進学後は、勉強の傍ら軽音楽部に所属するなど積極的に活動してきました。またスピーカーを自分自身で設計・製作。そんな音響への強い熱意をアピールし、念願だったヤマハに内定を決めました。
たくさんの出会いが今の自分を作ってくれたと話す若山さん。
充実した学生生活がインタビューからもうかがえる若山さんをご紹介します。
大学院建築学専攻博士前期課程2年 小野瀬尚利さん。
96時間という制限時間内で建物を設計する仮想コンペ「Build Live Kobe 2011」が開催されました。これは、BIMと呼ばれる手法を使って、デザインから施工、維持管理に至るまでのさまざまな情報が含まれる3次元モデルをコンピュータ上に作成するもので、建築を作り上げる意匠、構造設計、環境・設備設計などを考慮した総合力が大きく求められるコンペです。
チームリーダーの小野瀬さん。2度目の今年は、チームワークを意識しながら、高度な構造解析にチャレンジしました。
研究室の壁をこえて集まったメンバーたちが挑んだ96時間。小野瀬さんのインタビューとともにご紹介します。
機械工学科3年 吉原光彦さん。
1リットルのガソリンでどれだけ走れるかを競う「Hondaエコマイレッジチャレンジ全国大会」。この究極の燃費レースで、KIT夢考房エコランプロジェクトは、大学・高専チームなどが出場するグループⅢで嬉しい優勝を果たしました。2006年に先輩たちが既製エンジンで打ち立てたチーム歴代記録を、オリジナルエンジン搭載車輌で塗り替えての優勝。そしてオリジナルエンジン車輌としては、この大会で初の2000km/lを越える記録となりました。
目標のひとつとしていた自作エンジンでクラス優勝を成し遂げたKITチーム。
更なる躍進を誓うKITチームを、チームリーダー吉原さんたちのインタビューとともにご紹介します。
情報工学科2年 伊東健太さん。
9月、「ETロボコン北陸地区大会」が金沢工業大学で開かれました。これは、規定のロボットにソフトウェアを組込み、その設計モデルの内容や自律走行のタイムを競うもので、上位2チームが全国大会に進出できます。まさにソフトウェアの技術だけで勝負するこのコンテスト。
昨年は3位と涙をのんだ夢考房組込みソフトウェアプロジェクトですが、今年はIT企業チームをおさえ、見事2位の成績で全国大会への切符を手にしました。
KITチームの活躍をチームリーダーの伊東さんのインタビューとあわせてご紹介します。
メディア情報学科4年 滝野駿さん。
今年も多くの人たちを魅了した「金澤月見光路」。これは金沢の中心市街地を元気づけようと、毎年、金沢工業大学で建築を学ぶ学生たちが様々なあかりのオブジェを製作・展示しているものです。
今年はメディア情報学科の学生たちも参加。彼らは、加賀友禅をモチーフにしたデジタルイメージに、最新のセンサ技術Kinectを使って体験型コンテンツを作り上げ、大きな注目を集めていました。コンテンツ制作を担当した滝野さん。子供から大人までが楽しそうに体験する様子に、制作中の苦労も吹き飛んだようでした。
幻想的な世界に最先端技術を織り込んだ学生たちの取り組みを、滝野さんのインタビューでご紹介します。
建築都市デザイン学科4年 燒田省吾さん。
9月、金沢21世紀美術館やしいのき迎賓館など金沢市の中心部をあかりのオブジェで彩る「金澤月見光路2011」が開催されました。これは中心市街地を活性化しようと、金沢工業大学で建築を学ぶ学生たち150人が地域住民と協力して毎年行なっているものです。燒田さんは、学部2年次から月見光路プロジェクトに参加。今年は、数百本の竹とLEDを組み合わせた新作オブジェの担当リーダーです。今回のテーマである「つながる」からイメージを膨らませデザインを完成させました。
今年も多くの人々を魅了した「金澤月見光路」。
大小2000個のあかりが、夜の金沢を幻想的にライトアップした様子を、燒田さんのインタビューでご紹介します。
機械工学科4年 清水 和浩さん。
小型レーシングカーを学生自らが企画・設計・製作し、ものづくりの総合力を競う「全日本学生フォーミュラ大会」。2年ぶりに出場した夢考房フォーミュラカープロジェクトの目標は、車輌性能を競う動的競技にすべて出場すること。その絶対条件となる車検を順調にクリアし、幸先の良いスタートを切ったKITチーム。サスペンション班兼ドライバーの清水さんの表情にも翌日から始まる動的競技への大きな期待感が表れていました。しかし、動的種目のクライマックスともいえる「エンデュランス」でアクシデントは起きたのです・・・。
メンバーたちの熱き思いが込められた朱色の車輌を、清水さんのインタビューとともにご紹介します。