大学院機械工学専攻博士前期課程1年 豊岡恵梨果さん。
子供のころから宇宙に興味を抱き、大学でものづくりを通して宇宙に関わりたいとKITに進学した豊岡恵梨果さん。学部1年次から夢考房人工衛星開発プロジェクトに参加。3年次には衛星設計コンテストに出場し、土星の衛星を探査する人工衛星の設計に仲間と挑み、高い評価を得ました。現在、森吉研究室では、大気圏突入カプセルの空気の乱れを可視化する技術開発をテーマに取り組んでいます。
数か月間、企業の社員となって専門業務にあたるコーオプ教育プログラムでも人工衛星のシステム設計に携わるなど、夢に向かって研究でも課外活動でも貴重な経験を重ねている豊岡さんをご紹介します。
応用バイオ学科4年 宮下裕之さん。
この春、KIT応用バイオ学科からメカトロシステムやボトリングシステムで高い技術を誇る渋谷工業の微生物制御部に就職する宮下さん。
彼は、高校時代にバイオエタノールに興味を持ち、バイオ系を学んでみたいとKITに進学。
入学後は、生物の勉強に一から取り組み、ライブラリーセンターや数理工教育研究センターを活用しながら懸命に学んだといいます。
現在、念願だった尾関研究室で麹菌がもつ力を利用し発がん性物質の低減化をめざした研究に、コーヒーメーカーや酒造メーカーと共同で取り組んでいる宮下さん。
KITで好きなことをとことん学び、これからも成長しつづけたいと話す宮下さんをご紹介します。
電気電子工学科4年 竹田尚史さん。
「人に自慢したいくらいのかけがえのない経験」と、KIT夢考房ソーラーカープロジェクトでの4年間の活動を振り返る竹田さん。
兵庫県からKITに進学し、折しも新車両の開発計画をスタートさせていたソーラーカープロジェクトに参加しました。安全性と実用性を重視した車両1台の開発に一から関わり、そして活動最後の大会となった「ソーラーカーレース鈴鹿2011」では、新車両「Golden Eagle5」のドライバーとしてハンドルを握りました。内定を決めた富士重工業からも自身のプロジェクト活動を高く評価されたという竹田さん。
KITで学んだ知識や技術をこれからのハイブリッドカーや電気自動車に活かしていきたいと夢を話す竹田さんをご紹介します。
大学院環境土木工学専攻博士前期課程2年 竹内明香さん。
真実をあらわす地図に惹かれ、最新の空間情報技術を学んでみたいと長野県からKIT環境土木工学科に進学した竹内さん。
学部2年次の秋から鹿田研究室に通い、これまで、実に5度の国際学会に参加するなど積極的に学んできました。そして学びの集大成は、電子マネーなどに使われている技術を利用した、屋内外問わずいつでもどこでも位置情報を得ることができる社会の実現に向けた研究です。航空測量やGISなどで世界的に高い技術力や実績をもつ企業に内定を決めた竹内さん。
次代を担う技術者としてたのもしさをも感じさせる竹内さんを、数々の学会の様子とともにご紹介します。
大学院機械工学専攻 博士前期課程2年 藤田裕幹さん。
今春、念願の富士重工業で社会人としてスタートをきる藤田さん。宮城県から進学し、夢考房フォーミュラカープロジェクトで車輌の開発やドライバーとして活動してきました。そして大学院進学後は、金沢医科大学などとの連携による「心臓の肥大化を抑える矯正ネット」の開発にむけた研究に取り組んでいます。
重症の心不全患者の治療として用いられている矯正ネットは、手術中に患者にあった大きさに調整する必要がありました。この研究は患者への負担を減らすべく、事前に撮影した心臓の画像をもとに患者に最適なネット製造をめざすものです。
最先端のテーマで高度な解析技術に触れられることがこの研究の魅力と話す藤田さん。
夢考房プロジェクトや研究に励む藤田さんの横顔をご紹介します。
情報工学科4年 松田友里さん。
11月、組込みソフトウェアの技術を競う「ETロボコンチャンピオンシップ大会」が横浜で開催されました。北陸地区大会を勝ち抜き、初めての全国大会出場を果たした夢考房組込みソフトウェアプロジェクト。チームをまとめたのは、松田さんでした。
中学生の時に、ロボット展示会でみたKITのサッカーロボットに強く惹かれた松田さんは、本格的に情報系を学びたいとKITに進学。組込みソフトウェアプロジェクトの発足メンバーとして参加し、プログラムの技術や知識を磨いてきました。
企業や社会人チームが多い中、大健闘をみせた夢考房チーム。
大会の様子とともに、ETロボコンの魅力や夢を話す松田さんをご紹介します。
大学院機械工学専攻博士前期課程2年 杉本尚輝さん。
高校生の時、KITの入学案内で紹介されていたOBに憧れ、茨城県から進学した杉本尚輝さん。彼にとって夢考房フォーミュラカープロジェクトでの活動は、ものづくりの楽しさや難しさを存分に味わうことのできたかけがえのない日々でした。
毎年、車両の走行性能と市場性をトータルで競う「全日本学生フォーミュラ大会」出場をめざして、できることはすべて自分たちで取り組んできた杉本さんたち。大会で、一線のエンジニアから直接評価を受けられることは、本当に貴重な経験だと振り返ります。
KITでの充実感を胸に来春からスズキで第一歩を踏み出す杉本さんをご紹介します。
航空システム工学科2年 高橋宏明さん。
10月、航空工学を学ぶ学生たちが、室内で遠隔操縦可能な航空機を設計、製作し、飛行を競うコンテストが開催されました。
KIT夢考房小型無人飛行機プロジェクトからは2チームがエントリー。機体「イーグル3」の設計とパイロットを担当したのが、高橋さんでした。
航空について学びたいと、島根県からKITに進学。授業や夢考房活動での学びをいかして提案したのは、安定した低空・低速飛行を実現する独創的なデザインでした。決勝競技では物資投下や宙返りなど全てのミッションをクリアし、ベストデザイン賞を受賞したKITチーム。
全日本学生室内飛行ロボコンでの様子を高橋さんのインタビューとともにご紹介します。
建築都市デザイン学科4年 渡辺良典さん。
10月、金沢の中心部にあるファッションストリートをアートで活性化させようという「タテマチアートプロジェクト」が、今年も開催されました。これは、金沢工業大学で建築を学ぶ学生たちが商店街などと連携し、空き店舗や街路樹を利用した作品展示で街に元気を呼ぼうというものです。
その代表をつとめたのは、渡辺さんです。新潟県からKITに進学後、さまざまな建築系プロジェクトに積極的に参加してきた渡辺さん。4年間でのさまざまな出会いや刺激は、自分自身を大きく成長させてくれたと振り返ります。
人と人とをアートでつないだ渡辺さんたちの取り組みを、インタビューとあわせてご紹介します。
大学院電気電子工学専攻 博士前期課程2年 青木裕史さん。
電気系を専門的に学びたいと静岡県から進学した青木さん。彼は、恩師の言葉で勉強に取り組む姿勢が大きく変わったといいます。また同級生の電気主任技術者試験合格に刺激を受け、自身もチャレンジ。4年次で電験三種、大学院1年には、難関の二種合格を手にしました。
来春からの新たなステージであるJR東海でも、向上心を忘れず取り組んでいきたいと話す青木さん。
KITでの出会いが学びの心をさらに強く掻き立て、意欲的な毎日を送っている青木さんをご紹介します。
機械工学科3年 朝香勝義さん。
茨城県で行われた「第31回Hondaエコマイレッジチャレンジ全国大会」で、燃費2083km/リットルを記録し、クラス優勝を果たした夢考房エコランプロジェクト。
過去、先輩たちが既製エンジン車両で達成した大会チーム記録を、5年ぶりにオリジナルエンジンで更新しての優勝。ハンドルを握っていたのは、この大会初挑戦の朝香さんでした。
自作エンジンという響きに強く惹かれて1年次からプロジェクトに参加した朝香さん。チームが一丸となって改良を重ねてきた車両でなんとか結果をだしたいと、大きなプレッシャーと戦ってきました。それだけに忘れられない大会となったはずです。
憧れの舞台に立った朝香さんの表情をインタビューとともにご紹介します。
電気電子工学科4年 若山和希さん。
子供の頃、ヘッドフォンから聞こえる音の世界に感動したことがきっかけで、音の仕組みや音響機器に興味をもったという若山さん。
青森県からKITに進学後は、勉強の傍ら軽音楽部に所属するなど積極的に活動してきました。またスピーカーを自分自身で設計・製作。そんな音響への強い熱意をアピールし、念願だったヤマハに内定を決めました。
たくさんの出会いが今の自分を作ってくれたと話す若山さん。
充実した学生生活がインタビューからもうかがえる若山さんをご紹介します。
大学院建築学専攻博士前期課程2年 小野瀬尚利さん。
96時間という制限時間内で建物を設計する仮想コンペ「Build Live Kobe 2011」が開催されました。これは、BIMと呼ばれる手法を使って、デザインから施工、維持管理に至るまでのさまざまな情報が含まれる3次元モデルをコンピュータ上に作成するもので、建築を作り上げる意匠、構造設計、環境・設備設計などを考慮した総合力が大きく求められるコンペです。
チームリーダーの小野瀬さん。2度目の今年は、チームワークを意識しながら、高度な構造解析にチャレンジしました。
研究室の壁をこえて集まったメンバーたちが挑んだ96時間。小野瀬さんのインタビューとともにご紹介します。