情報理工学部 情報工学科
中沢実 研究室
4年生の大田 皐介さんが将棋AIにおける指し手の意図の解釈向上手法を提案
将棋AIの性能は近年著しく向上し、人間の棋力を大きく上回るものになっています。プロ棋士やアマチュアを問わず将棋の研究に将棋AIが利用されているほか、対局の中継画面にも将棋AIの盤面評価値が表示され、観戦者が局面の形勢を理解するための助けとなっています。
しかし、将棋AIは局面の評価値と読み筋を提示しますが、なぜその指し手が最善であるかは説明していません。
指し手の意図を分かりやすく提示することができれば将棋プレイヤーだけでなく、観戦者にとっても有用です。
先行研究では将棋AIが重要視した局面のマスをヒートマップ(2次元データの個々の値を色や濃淡として表現した可視化グラフの一種)を用いて可視化し、将棋AIがどのマスに注目しているのか明らかになりましたが、それが実際の指し手にどう影響し、なぜそのマスが重要であるのか、簡単には理解しにくいという課題がありました。
そこで情報工学科4年 大田皐介さん(中沢実研究室)は、将棋AIが重要視した駒の動きからどう動かそうとしているのか明らかにし、先行研究より分かりやすい可視化を目指しました。
詳細は下記URLをご覧ください。
https://www.kanazawa-it.ac.jp/kitnews/2025/0129_shogi-ai.html
公開日:2025.01.29
その他のニュース&トピックス
- 2025.01.294年生の吾妻慶伍さんが脳波を用いた視覚フィードバックで英語の訛りを効果的に学習できるシステムを提案
- 2025.01.284年生の花房青空さんがメロディから伴奏を自動生成するシステムを深層学習で実現
- 2025.01.18アピラクさんBest Session Presentation Awardを受賞
- 2024.08.23大学院のアピラク・サンゲンチャイさんが国際会議 IWMCA2024で最優秀論文賞受賞
- 2024.05.07「物語の始まりへ」に市村凌久さんが紹介されました
- 2024.04.16「物語の始まりへ」に渡辺魁さんが紹介されました
- 2024.04.09「物語の始まりへ」に中野勝章さんが紹介されました
- 2024.02.15【学部4年次に取り組んだ研究が情報処理学会論文誌に採録】
- 2024.02.14脳波を用いた痛み部位の客観的推定で90%前後の正解率を達成。金沢工業大学情報工学科の卒業研究で
- 2024.01.11情報工学専攻の中野 勝章さんがBest Session Presentation Award受賞
- 2023.11.08大学院情報工学専攻の中野勝章さんがDPSWS2023で「優秀プレゼンテーション賞」を受賞
- 2023.11.06Location-based AR基盤開発の最新成果を2023国際ロボット展でデモ
- 2023.10.31米国RIT主催の大学対抗疑似サイバー攻撃コンテストに情報工学の大学院生・学部生が初挑戦
- 2023.08.25大学院生の中野勝章さんと渡辺魁さん、中沢実教授の共著論文が情報処理学会論文誌で「特選論文」として表彰
- 2023.02.07「物語の始まりへ」に常田友貴さんが紹介されました
- 2022.11.07Joseph Anthony Zonghiさんが「KIT-RITデュアルディグリープログラム」を修了
- 2022.11.02大学院生の常田友貴さんが、DPSWS2022で「優秀プレゼンテーション賞」を受賞
- 2021.10.11交差点における方向別交通量のAI自動計測装置「携帯型トラモビAI」の実証実験を実施
- 2021.06.17中沢研究室を中心とする研究グループの論文が情報処理学会「論文賞」を受賞
- 2021.04.07「物語の始まりへ」に佐藤照大さんが紹介されました
- 2021.03.10「物語の始まりへ」に本田彰吾さんが紹介されました
- 2020.11.20「マルチメディア通信と分散処理ワークショップ (DPSWS2020)」で中沢実研究室から5件受賞
- 2020.11.09AIが交差点におけるヒヤリハット度を算出。
- 2020.04.13「物語の始まりへ」に間山美和さんが紹介されました
- 2019.02.12「物語の始まりへ」に山下正人さんが紹介されました
- 2018.11.09「DPSWS2018」で山下正人さんが最優秀論文賞、高田裕也さんが優秀デモンストレーション賞を受賞