バイオ・化学部 環境・応用化学科
岡田豪 研究室
フォトニクス材料とセンシング技術の開発
独自の蛍光体材料を開発し、最新フォトニクス技術と融合させたセンシング技術の開発に取り組んでいます。現在対象される応用分野は、宇宙開発、放射線治療、医療機器および次世代高密度光メモリと幅広く、今後も応用の幅が広がっていきます。
研究室ホームページ http://gookadalab.com/
キーワード
- 蛍光体材料
- 希土類イオン
- センサ
- ラジオフォトルミネッセンス(RPL)
- シンチレーション
ニュース&トピックス
- 2024.12.10岡田准教授が論文引用数回数が多い世界のトップ科学者上位2%にランクイン
- 2024.12.07研究生のフェルナンデスさんが国際会議において、若手研究者や学生を対象としたポスター発表にて受賞
- 2024.10.22『文藝春秋』2024年11月号の「KITキャンパスレポート」に竹林文夫さんが紹介されました
- 2024.10.22「物語の始まりへ」に竹林文夫さんが紹介されました
- 2024.07.24【講演奨励賞受賞】岡田 豪 研究室のフェルナンデスさん
- 2024.01.11【査読付き国際学術誌に掲載】大学院バイオ・化学専攻の竹林文夫さんが新しい蛍光体機能を持つ材料を発見
- 2023.11.27大学院バイオ・化学専攻の竹林文夫さんが応用物理学会 Poster Awardを受賞
- 2023.07.25「物語の始まりへ」に阿部雅美さんが紹介されました
- 2023.06.16大学院の竹林文夫さんが「第39回希土類討論会」で「学生講演賞」を受賞
- 2023.03.24竹林文夫さんが「令和4年度生体医歯工学共同研究拠点成果報告会」で「優秀ポスター賞」を受賞
- 2023.02.21大学院生の小原優斗さんが執筆した論文が国際論文誌にオンライン掲載
- 2022.12.02宇戸優貴さんと竹林文夫さんが第25回日本セラミックス協会北陸支部秋季研究発表会で優秀ポスター賞を受賞
- 2022.11.25『文藝春秋』2022年12月号の「KITキャンパスレポート」に小原優斗さんが紹介されました
- 2022.10.11大学院生の小原優斗さんが「日本セラミックス協会第35回秋季シンポジウム」で優秀発表賞を受賞
- 2022.08.19小原優斗さんが「極限的励起状態の形成と量子エネルギー変換研究グループ」研究会で「講演奨励賞」を受賞
- 2022.07.08竹林文夫さんが第 22 回次世代先端光科学研究会で「学生奨励賞」を受賞
- 2022.06.21「物語の始まりへ」に小原優斗さんが紹介されました
- 2022.04.09岡田豪准教授が文部科学大臣表彰 若手科学者賞を受賞
- 2022.04.04岡田豪准教授が応用物理学会「極限的励起状態の形成と量子エネルギー変換研究グループ」で「論文賞」を受賞
- 2022.03.24岡田豪講師の研究が岩谷科学技術研究助成に採択
- 2021.10.22小原優斗さんが第82回応用物理学会秋季学術講演会で「Poster Award」を受賞
- 2021.07.30岡田豪講師が日本セラミックス協会の進歩賞を受賞。ラジオフォトルミネッセンス材料の開発および応用が評価
- 2021.07.27大学院の小原優斗さんが執筆した論文が国際論文誌「Materials Letters」にオンライン掲載
- 2021.07.27岡田豪講師の共著論文がAPEX誌の「Spotlights」論文に
- 2021.06.28岡田豪講師らの共同研究の論文が、国際論文誌「Sensors and Materials」の表紙に
- 2020.12.10岡田講師の共著論文がNature Research『Scientific Reports』に掲載
- 2020.06.103Dプリンタを使ったオーダーメイド3次元線量計の作製に初めて成功。より正確で安全な放射線治療が可能に
研究紹介
蛍光体材料の合成・評価・応用
研究内容
岡田研究室では『蛍光体』をキーワードに研究を行っています。
蛍光体とは紫外線などの光を当てると発光する材料の事を指しますが、その応用としては「LED照明」、「レントゲン撮影」、「レーザー」、「非接触温度センサ」、「バイオイメージング」等、多岐に渡ります。
研究では、これら応用を想定した新しい蛍光体材料の合成をし、その基礎的な特性の評価を行う事に寄り、得られた現象の理解や応用可能性について検討します。特に合成する材料は無機セラミックス、ガラスおよび単結晶があげられます。
また、応用の可能性がある材料については、民間企業と共同で特許申請や実用化に向けた研究も行っています。
教員紹介
岡田豪 准教授・Ph.D.
略歴
専門分野
専門:量子計測器、材料工学、蛍光体
学生へのメッセージ
蛍光体材料の開発や、蛍光体の応用について興味を持って研究しています。蛍光体は紫外線や放射線などのエネルギーを光に変換する機能を持つもので、医療画像診断装置(レントゲン、PETなど)、ディスプレイ、LED照明などに応用されています。私の研究室では、これら応用を見据えた蛍光体材料を発案・試作し、その応用の可能性を探っています。また、国立研究所、他大学、民間企業、海外の大学とも密に共同研究を行っています。研究を通して見つかった特性の良い材料は、企業などと連携して実用化を目指しています。
担当科目
プロジェクトデザインⅡ(英語クラス) エネルギー固体化学 応用化学専門実験・演習B1 プロジェクトデザインⅢ(岡田豪研究室) プロジェクトデザインⅠ(英語クラス) 物理学基礎実験 応用化学専門実験・演習A1 専門ゼミ(応用化学科) 無機機能化学研究(岡田豪) 応用化学統合特論 センシングマテリアルズ特論
研究業績
論文
- Photoluminescence and scintillation properties of rare earth doped Lu
2 O3 single crystal grown by floating zone method - Radio-photoluminescence Properties of Eu-doped CaBPO5
- 3D printed dosimeter incorporating leuco-crystal violet and PMMA
- High quantum yield luminescence and scintillation properties of high-Ce-doped MgF2-Al2O3-B2O3 glasses and their glass structure
- Dosimetric properties of Eu-doped Ca
2 BO3 Cl - Effect of Al-doping on dosimetric properties of CaF
2 - Photoluminescence, scintillation, and TSL properties of Dy-doped BaCaBO
3 F - Radiophotoluminescence properties of Bi-doped NaCaBO3
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