大学院バイオ・化学専攻博士前期課程1年 安間俊哉さん。
大学では化学について学んでみたいと静岡県からKIT金沢工業大学に進学を決めた安間俊哉さん。学部3年次からは念願のクラスター研究室で研究を続けています。クラスター研究室とは学科横断型のチーム編成で、企業や地域の人たちと社会性のある課題にとりくむもので、安間さんのテーマは病院やホテルのリネンなどを扱う業務用洗濯機の排水浄化技術の開発です。環境にやさしくより衛生的にと、大澤・谷田研究室では、サケなどの魚類の白子からつくられる天然の抗菌物質、プロタミンに注目。また安間さんは、プロタミンをリネンに付与する抗菌処理についても取り組むなど忙しい毎日を送っています。
企業や他学科のメンバーから大きな刺激をうけながら研究に打ち込む姿をご紹介します。
航空機に関する知識も技術もゼロからのスタートでしたが、1年次から参加した夢考房人力飛行機プロジェクトでは、自分たちで作ったものが目の前で飛ぶとい う素晴らしい体験ができたといいます。特に、コクピットの設計を任された2008年の鳥人間コンテストは、2年連続500メートルを越える記録。忘れられない思い出のひとつです。
そんな鈴木さんが4年次から挑戦したパラグライダー。今度は自身が空に舞いました。誰でも手軽に空が飛べるような技術を生み出したいと夢を話す鈴木さん。涙の大会映像とともに雄大な空を舞う鈴木貴紀さんの姿をご紹介します。
知能ロボットの研究開発をすすめる出村研究室に所属している山澤さん。11月、彼は研究室の仲間とともに「つくばチャレンジ」に出場しました。これは、実際に人が生活する街の中で、ロボット自身が考えて、安全かつ確実に動くことを目指して行われているものです。
茨城県のつくば中央公園周辺約1kmをコースとした走行会。年々複雑になるコースに対応するため、山澤さんたちは、GPSやレーザセンサーをはじめ多くの センサーを備えたロボットで臨みました。初日の140m走行は完走。翌日の本走行に期待が膨らみました・・・。
山澤さんにとって初めての挑戦となったつくばチャレンジの様子をインタビューとともにご紹介。そして彼らの愛らしいロボットにも大注目です。
今年の夏、基本構造すべてにアルミニウムを使った国内でも珍しい住宅が金沢に完成しました。KIT が産学連携で研究を進めるプロジェクトが手がけたアルミハウスです。 この住宅は、構造体に地中熱を循環させて冷暖房に利用するというユニークなシステムを採用、さらに太陽光発電やLEDを使用した照明、屋上緑化などを備 え、二酸化炭素の削減とランニングコストのゼロ化をめざしています。
宮下研究室の二村さんは、プロジェクトのリーダー的存在として研究室の仲間たちと実際の組み立てにも関わってきました。この貴重な経験をいかして、来春、 施工管理会社に就職。現場を知りいろいろなデザインに携わって、将来は新しい感動を与えられるような建築家をめざしたいと夢を話します。
最先端のエコ住宅、アルミハウスを二村さんのインタビューとともにご紹介します。
わが国では、年々、原子力発電の依存度が高まっている一方、原子力発電によって発生する膨大な放射性廃棄物の保管法と保管場所についての問題解決が急がれています。その研究に取り組んでいるのが北本さん。彼は、安全レベルに達するまでに長期保存が必要な核種と他の金属イオンを分離する新しい技術の確立をめざし、放射性廃棄物の減容化を可能にしようとしています。 有害重金属イオンの除去に関して国内最先端の研究が行われている生活環境研究所で、その技術を応用した研究に挑む北本さん。将来は、水環境の保全に貢献していきたいと抱負を語ります。
必要不可欠な研究に誇りをもって取り組んでいる北本さんをご紹介します。
人が生活する環境の中で、ロボット自身が考えて安全かつ確実に動くことを目的に開かれている「つくばチャレンジ」。 3回目の今年は、つくば市内の遊歩道や公園内の約1kmのコースで行われました。
3年連続の参加となった夢考房自律走行車プロジェクトチーム。 年々複雑になるコースに対応するため、産学連携で取り組んだレーザレンジセンサを活用するなど、新技術を搭載したロボットで会場に入りました。 しかし、初日のトライアル走行をクリアしたものの、本走行では予期せぬトラブルが彼らを待っていました・・・。
制御担当の永田さんの悔しさや次へのステップを誓うコメントとともに、秋空の下、自然環境をコースに開催されたつくばチャレンジの模様をご紹介します。
松井さんは金沢高専時代から夢考房活動に参加してきましたが、学部3年次、夢考房プロジェクト発表会での企業関係者との出会いが、自身の将来について真剣に考えるきっかけになったといいます。
来春、造船会社に就職する松井さん。 愛知県で開催されたソーラー&人力ボート選手権大会や活動の様子をインタビューとともにご紹介します。
建築を学びたいと北海道から進学。現在は、省エネルギー住宅を推進する県からの委託事業として、住宅の設備改修によって、どのくらい二酸化炭素の排出量や電力量などが低減されるのかを実測調査・解析しています。
そして一方で、彼女が勉強と同じくらい熱心に取り組んでいたのが、バスケット。 高校までは陸上部で活躍していた熊谷さんですが、大学ではチームスポーツにチャレンジしてみたいと、女子バスケット部に参加しました。まったくの初心者か らのスタートでしたが、喜びもつらさも仲間ともに分かち合うバスケットの魅力にぐんぐん引き込まれていきました。
熊谷さんの現役最後の試合や研究の様子など、学びとクラブ活動の集大成をご紹介します。
11月に全日本大学選手権の代表チームを決める、北陸学生アメリカンフットボール秋季リーグ戦の最終戦が行われました。 金沢工業大学イーグルス対金沢大学エバーグリーン。ともに全勝同士の対決です。大会15連覇の金沢大学。誰もが彼らの圧倒的勝利を予想していたこの試合、 前半は、影山さん率いるKITチームが敵陣の深い位置で攻め続け、第3クオーターにはリードを最大13点に広げました。しかし後半・・・。
メンバー不足と も戦いながら北陸での優勝をめざして練習に励んできた金沢工業大学イーグルスを、最終戦のすばらしい試合とともにご紹介します。
10月に栃木県で開催された省エネカーによる燃費競技大会「Hondaエコノパワー燃費競技全国大会」で、夢考房エコランプロジェクトは、2年連続で学生チームの頂点に立ちました。 牧野さんは、夢考房活動に興味をもって愛知県からKITに進学。中でも究極の省エネカーに魅力を感じ、エコランプロジェクトに参加しました。以来、電装班 として知識や技術をゼロから学び、現在はオリジナルエンジンのポテンシャルを最大限に引き出すための自動制御装置の開発に取り組んでいます。 自分たちの技術が、将来、公道でも応用されることを願って「ストゥラダーレ」(イタリア語で"道")と新車両に名づけたプロジェクトメンバーたち。
未来を 創造するエコランカーの開発に励むエコランプロジェクトを、牧野貴哉さんのインタビューでご紹介します。
1リットルのガソリンでどれだけ走れるかを競う「Hondaエコノパワー燃費競技全国大会」が、栃木県茂木町で開催されました。KIT夢考房エコランプ ロジェクトチームは、オリジナルエンジン搭載車両で燃費1840kmを記録。学生クラスであるグループⅢで2年連続の優勝を果たしました。先輩たちが既成 エンジンベース車両で残した記録に及ばず、悔しい思いは残るものの、エンジンの改良やさらなる軽量化をめざして車体を一新するなど、メンバーたちは常に前進を忘れず活動に取り組んでいます。
大会ドライバーの高坂大地さんは、来年はアジアを舞台にしたエコランレースに出場し、自分たちのものづくりを国際大会で試してみたいと目標を話します。全参加車両500台を超えたもてぎ大会篇第1弾として、高坂大地さんのインタビューでご紹介します。
KIT建築系の学生たちが、金沢の中心部をあかりのオブジェで活性化しようと2004年から活動を続けている「月見光路プロジェクト」が、2009年度のグッドデザイン賞を受賞しました。この賞は日本で唯一の総合的なデザイン評価制度で、毎年3000件の応募の中から優れたデザインに対して贈られます。
学生たちが地域の人たちと連携し、金沢らしさをあかりで演出する月見光路。 6年目の今年は、市内小学校の児童らと一緒に製作した「あかり結び」も展示され、可愛らしいオブジェは来場者の目を一層楽しませくれました。
今年の月見光路を吉田恭平さんのインタビューでご紹介するとともに、秋の金沢の風物詩として人々を魅了し続ける取り組みを映像で振り返ります。
遠隔操縦可能な飛行機を設計・製作し、飛行性能を競うコンテスト「第5回全日本学生室内飛行ロボットコンテスト」が9月、幕張メッセで開催されました。 昨年は、1年生チームながら3位入賞を果たすなど、高い技術力を誇る夢考房小型無人飛行機プロジェクトチーム。開催時期が早まった今年も1年生が中心となって製作し、先輩たちがアドバイス役となりながら、翼形状の異なる2機を完成させました。 今年こそ優勝したい!という強い思いで挑んだ大会。決勝の舞台で彼らが挑んだミッションとは?
わずか120gのテクノロジーの結晶が空を舞う。安定かつ低速飛行をめざして作り上げた2機を、吉田健一さんたちのコメントとともにご紹介します。